劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ

ページ名:劇場版 STEINS_GATE 負荷領域のデジャヴ

登録日:2017/07/27 (木) 04:15:21
更新日:2024/02/08 Thu 13:45:34NEW!
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忘れないで…、私があなたを観測する。





『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』とは『Steins;Gate』の劇場作品。2013年4月20日に公開。
世界線変動率1.048596%のシュタインズ・ゲート世界線を舞台にした続編となる作品である。


主題歌「あなたの選んだこの時を」
エンディングテーマ「いつもこの場所で」



以下STEINS;GATEシリーズおよびCHAOS;HEADシリーズのネタバレ注意



概要

本編トゥルーエンド後の物語(正確にはテレビ未放送のオリジナルエピソード「横行跋扈のポリオマニア」後)を描いた完全新作の劇場作品。
テレビアニメ版の主要スタッフが再結集し、MAGES.が完全監修した「完全新作」のストーリーで話は進んでいく。


本作は牧瀬紅莉栖の視点で物語が描かれており、
岡部倫太郎が世界から拒絶されその存在が消えるという自らが思いもよらない事態に直面した彼女が、
ある決断を迫られることとなる。


あまり映画向きでなく小説向きなそのストーリー面*1では賛否両論はあるが、
トゥルーエンド後のラボメンたちやノミンゴス助手とオカリンと交流、などの見どころも評価されている。


なお、ゲーム版を未クリアないしTV本編未視聴だと全く意味が分からない、初見バイバイなストーリーである。
元が難解な理論を多用する作品で、尺の都合上初見向け解説を入れるのは困難であるため(後述するようにこの映画だけでも設定が多い)、
テレビシリーズ視聴済みの者を意識したストーリーになっているのはやむを得ないだろう(この辺は同じ続編という立場である『Steins;Gate 0』と同等)。
一応、ソフトの特典エピソードである「横行跋扈のポリオマニア」は見なくてもあまり問題ないのがせめてもの救いか*2


ノベライズ版や特典小説、ドラマCDも存在している。
ノベライズ版では劇場版の内容だけでなく、オリジナルエピソード及び前述の「横行跋扈のポリオマニア」の内容も含まれている。


ラボメン同士の交流やオカリンとクリスティーナのいちゃらぶなどを重視してみたい場合は映画を、
起こった事象を考察したい場合は、ノベライズ版を見たりドラマCD「現存在のアポステリオリ」を聞くと良いだろう。



あらすじ

あの人生で一番長く一番大切な三週間を終えてシュタインズ・ゲート世界線に到達してから1年後。
まゆりも紅莉栖も生存している世界で、岡部は平穏ながらも幸せな日々を満喫していた。
そんな中、アメリカの研究所にいた紅莉栖が、仕事を理由に1年ぶり秋葉原へ帰って来る。


久しぶりの再会に喜び合う中…岡部は激しい頭痛に襲われ、
次々に脳裏に浮かぶ経験すらしていない別の世界線での記憶によって頭をかき乱される。


彼が奇跡的にたどり着いたシュタインズ・ゲート世界線は「孤独の観測者」の存在を拒否しようとしていた


そして…幾多の過去改変とリーディングシュタイナー発動の代償として岡部の存在が消滅した世界線…
橋田やまゆりですら岡部の存在を忘れてしまった世界線で紅莉栖は「何かこの世界に足りないもの」を取り戻すため、タイムリープに挑む……



登場人物


想いは世界線を越えることはない…俺以外は、誰も……


岡部倫太郎
CV:宮野真守


相変わらずヘタレでツンデレ重度の厨二病を患う本編主人公。


シュタインズゲート世界線に到達してからはアメリカで助手と沙漠の遭難者になったり、
冷蔵庫の冷気を小型扇風機で部屋に送るという未来ガジェットを作ったりと穏やかな日々を送っていたが、
あれから1年後、過去の世界線での体験や全く体験したことのない別の世界線の記憶を唐突に追体験してしまう症状に見舞われ始める。


その症状はリーディングシュタイナーの過負荷によるものであり、
過去改変を行えば改善できる可能性はあったが、時間跳躍のもたらす苦悩を知り抜いていた岡部は、過去改変を厳しく禁じていた。
その辺の苦悩をβ世界線の執念オカリンは克服できていたが、SG世界線のオカリンは克服できていないのである。


ある意味では今回の事件の原因となったSG世界線のブレは岡部自身の理性と想いのブレの象徴ともいえる。
STEINS;GATE 変移空間のオクテット』の時のように自分以外が関わればまた鳳凰院凶真として立ち上がれたのかもしれないが……。


最終的に痴女紅莉栖にファーストキスを奪われる。



想いは世界線を越える…誰のものだって、きっと


牧瀬紅莉栖
CV:今井麻美


ツンデレ系ヒロインにして本作の主人公。
本作では彼女が1年ぶりにアメリカから日本に帰国したところから物語が始まる。


前半パートのオカリンに甘えまくるノミンゴス…もとい助手は必見。
同時に紅莉栖にオカリンと同じ事を追体験させるともいうべき後半パートも今井麻美氏の演技が光る。
『線形拘束のフェノグラム』に先駆けて彼女がタイムリープマシンを使用する。


未だその苦しみに囚われ続ける孤独な観測者を助け出すためにタイムマシンに乗り込む。


劇中に描写はないが、小説版では状況が詳しくかかれており、
1周目はそのまま岡部を忘れていたが、未来で岡部を思い出してタイムマシンを作り上げる執念オカリンならぬ、情念紅莉栖となる。
その後、鈴羽が過去に戻り接触、2周目の紅莉栖は違和感を感じてタイムリープで3周目へと行くこととなる。


1周目でのその心情はドラマCD:現存在のアポステリオリで明かされているが、
ダル家の近所に住んでタイムマシンの研究をしていたりと、サイエンスの表舞台からは完全に姿を消してしまっていることが伺える。
当然のように独身だと思われる。さすが助手、愛が重い。


ちなみに3周目で岡部の説得を受けて岡部を諦めてしまった未来では、岡部の幻影を追うために夢やデジャヴに逃げ、さらに厨二病まで抱えてしまっている模様。



ねえ、紅莉栖ちゃん…オカリンって…知らない?


椎名まゆり
CV:花澤香菜


岡部倫太郎の幼馴染。本作ではオカリンに被せるとノッポさんみたいになる帽子を被っている描写が少な目。
1年経っても紅莉栖との中は良好で文通したりしており、るかとともに空港に紅莉栖を迎えに行く。


鳳凰院凶真の人質である彼女ですら岡部を忘れる事態になるが……?



やだ、なにそれ怖い……!


橋田至
CV:関智一


岡部倫太郎の右腕であるスーパーハカー…もといスーパーハッカ―。
現在はコスプレイヤーの阿万音由季と「友人」の関係にあるというリア充街道まっしぐらな人。
彼女への自分のプロフ写真はフォトショで加工していたが……別の世界線的には全くいらない加工だっただろう。


改変後の世界ではラボの創設者ということになるが、
デジャヴにより、ただなんとなくという漠然とした使命感でSERNをハッキングする。



わかる気がする…もう一人……いる


桐生萌郁
CV:後藤沙緒里


ブラウン管工房のアルバイトにして閃光の指圧師。
バーベキューではブラウン氏が持ってきたビールを飲む。ノンアルコールビールはお気に召さなかったらしい。
酔っぱらったときにはブラウン氏と肩を並べて盛り上がっていた。


特典小説である「STEINS;GATE 承認共鳴のパードン」と「STEINS;GATE 承認共鳴のスーヴェニア」では彼女の視点で語られる。



この刀…誰かに、もらったような気がするんです


漆原るか
CV:小林ゆう


柳林神社の一人息子。
紅莉栖に苗字はうろ覚えにされてたが、彼の微笑みには「だが男だ」と心の中で呟かれた。
本格的にコスプレ活動もするようになり、一年たったが妖刀・五月雨の素振り修行はかかさない。



でも、なんか……もっとこう賑やかだった気がするにゃ


フェイリス・ニャンニャン
CV:桃井はるこ


メイド喫茶「メイクイーン+ニャン2」の人気ナンバー1メイド。
バーベキューでは相手の顔を見ながら鉄板の上の焼きそばを混ぜ混ぜし「世紀末焼きそば」を作成した。


記憶改変後の世界ではラボの代表者との雷ネットの対決を望むが、それが橋田ではなく別の誰かだったと思い出す。



つまり君は矛盾し続けるんだ


阿万音鈴羽
CV:田村ゆかり


2017年に生まれるはずの橋田至と阿万音由季の娘。今回来る年代は違うが他の世界線同様に18歳。
タイムマシンが無いはずのシュタインズ・ゲート世界線の2011年に未来の彼女が現れることは無いはずだが、
岡部存在が消失したことで、未来の牧瀬紅莉栖が作ったタイムマシンによって2011年にやってくる。


本人が告げたように彼女自身には岡部倫太郎を取り戻す動機は弱いが、彼女が過去に来た理由はドラマCDで詳しく明かされる。
今回は父親から受け取ったダルの帽子をかぶる。訓練は受けているが戦士や軍人ではないため、Gには若干苦しんでいた。


劇中では尺の都合上、特に描写されていないが、
最初に紅莉栖にメッセージを伝えたり接触してきた鈴羽は、『紅莉栖がタイムリープせず、岡部と会話しなかった未来の鈴羽』であり(紅莉栖も岡部を忘れていた未来)、
二度目に紅莉栖に別れの挨拶に来た鈴羽は、『上記の接触によって未来が改変され、紅莉栖がタイムリープ後に岡部と会話した未来の鈴羽』になっていると思われる。



◇天王寺裕吾
CV:てらそままさき
ご存知、ミスターブラウン。ピーマンが苦手。
ラボメンによるバーベキュー会ではバーベキューセットを提供するが、
ノンアルコールビールに耐えきれずビールを持ってきて紅莉栖をノミンゴスにする遠因になる。



天王寺綯
CV:山本彩乃
ご存知綯様。本作ではアニメでカットされた恐怖の復讐者萎えちゃん状態を披露。
紅莉栖にノンアルコールビールと間違えて*3父親の持ち込んだ本物を渡してしまい見事に紅莉栖をノミンゴスへと進化させた張本人。



◇阿万音由季
阿万音鈴羽の母親となる人物。現役コスプレイヤー。
本作では写真で登場し、ダルと友人関係になったことが明かされる。
今回の髪型はβ世界線の小説や『Steins;Gate 0』でのロン毛スタイル。


後述のドラマCD「現存在のアポステリオリ」では人妻になった彼女が登場している。




用語

R世界線については後述。


未来ガジェット10号機「クールビジター」
岡部が開発した未来ガジェット
冷凍庫に複数の小型扇風機を取り付ける事で、冷凍庫の冷気を部屋中に循環させて涼しくするという代物。
ただし橋田曰く「モーターの放熱のせいで扇風機を回すのと涼しさは大して変わらない」。
実際冷蔵庫の中身が冷えず、消費電力もエアコンと変わらないとほとんど失敗作だった。
岡部の存在が消失した世界では橋田が改良して性能がアップしていた。



タイムリープマシン
α世界線のものとほぼ同等の装置。
なおSG世界線はβ世界線がベースなのでこれに使われている電話レンジのベースの電子レンジは二代目。


α世界線のタイムリープマシンには脳の変化等の問題から48時間という制限があったが、
今回のタイムリープマシンには48時間の制限はないとしてタイムリープマシン完成から10日前まで時間を一度のタイムリープで遡った。
……もしかしたら本当は1週間くらいが限度なのかもしれないけど、そんな先輩をあざ笑うようなものこの短期間で作らなくても。



OR204
本作で鈴羽が乗ってきたタイムマシン。
β世界線のC204型と同等の性能を持ち、未来に戻ることも可能。
かつての「C」が「Christina」を指すことを考えると「OR」が意味するのは「Okabe Rintarou」か。




未来ガジェット9号機「宇宙標準時計」
ノベライズ版にてラボメン試験という名の岡部による思い出作りのためにSG紅莉栖が作成した未来ガジェット。
16進数で6桁表示された、いわば16777215粒の砂が入った砂時計。予算は5000円。
「時間が不可逆であること」の証明であり、「世界の支配構造から逸脱したタイマー」である。
電源は途中から内蔵式に変わっている。




現存在のアポステリオリ

本作を補完する完全オリジナルのドラマCD。約40分。
岡部が消えたあとのシュタインズ・ゲート世界線での牧瀬紅莉栖、阿万音鈴羽の物語。
鈴羽の乗ってきたタイムマシン『OR 204』型のタイムマシン誕生の裏に何があったのか、
未来の鈴羽はなぜ岡部を助けるためにタイムマシンでやってきたのかが明かされる。


ロリから18歳まで揃えた鈴羽ボイスと先輩後輩並みにだらしない生活を送っている30過ぎた紅莉栖が魅力。
6歳の子に食事を用意してもらうなんて、自分の生活能力のなさに愕然とするわ…




岡部に起きたことについて

元々小説向きの物語に加えて映画では尺の問題があったためかなり説明が端折られており、
ドラマCDでも原理については紅莉栖も完全に哲学的要素に突っ込んでいたため説明があまりなく、
劇場版のノベライズ以外だと何が起こったのかが かなりわかり難い。物語の軸としては映画できちんと完結してはいるのだが……。


ノベライズ版は初期設定や裏設定に加えて、著者のレトリックも入っているので厳密な意味で公式設定ではないものの
起こったことを考察するうえでは非常にわかりやすいので、映画で起こったことを考察したい方は読むと良い。
また状況を理解するのであれば『Steins;Gate』だけでなく、『CHAOS;HEAD』及び『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』に手を出しておくとわかりやすいかも。
その他、「あなたの選んだこの時を」「いつもこの場所で」「fake me」などの楽曲の歌詞から妄想してみるのもいいかもしれない。


Q.なんでリーディングシュタイナーが発動したのに世界線が変動していないの?


A.よく勘違いされているがリーディングシュタイナーが発動したから世界線が変動するのではなく、
世界線が変動したからそれを感知したリーディングシュタイナーは発動する。


そのためリーディングシュタイナーが誤作動を起こして発動したとしても、世界線が変動するとは限らない。
今回の場合は0.000001%相当の揺れが発生しているSG世界線のゆらぎを世界線が変動したと誤認識し、
リーディングシュタイナーが誤作動を起こしてしまっている。
世界線変動率は岡部の喪失による未来改変分の変動が起こっている(SG世界線からは外れていない)。



Q.R世界線ってなんなの?


A.シュタインズ・ゲートから0.000001%ずれた場所に存在すると仮定されたもの。
厳密には世界線ではなく、αとβの狭間にある揺らぎの世界線であるシュタインズ・ゲートが不安定なため存在する概念。
いわば別の世界線の記憶が集まったゴミ溜めであり、観測者は一人もいない。


この概念の中では時間はいくらでも変えられるが空間を変化させることはできない。
何時にでも行ける代わりに何処にも行けず、存在を定めることが出来ない。
数多の世界線を観測することはできるが、それを確定した事実にすることはできない。


『「0」が過去で「1」が未来、今はどこにもない』『ホントは「今」なんて存在せず「今」と呼んだ瞬間に過去になる』という歌詞があるが、
今回オカリンはその未来と過去の狭間の極大化された「今」の中に閉じ込められ他の皆からは観測できない状態になったと言える。


シュタインズ・ゲートのゆらぎを感知してしまうことにより、岡部の主観がこの世界線へと拡散されてしまっため、
世界がイレギュラー的に岡部に関する記憶を消すことになった。要は『CHAOS;HEAD』の将軍の最期に状況が近い*4
世界を完全に再構成したわけではないため、事象の矛盾はあくまで岡部以外の人物の記憶改変で対処している。



Q.未来の紅莉栖が考えた計画にはどんな意味があったの?


A.「SG世界線はラウンダーの襲撃とか第三次世界大戦とかなくて平和だなぁ…なんだか退屈…そうかこれは夢か!」
とか吐かして暴走し始めたリーディングシュタイナーに「SG世界線が唯一無二のアクティブな世界線なんだよぉ!!」
と伝えるために“SG世界線でしかありえない記憶を過去のまだ存在している岡部に植え付ける”のが今回の計画の目的。


SG世界線を現実として認識できていない岡部の脳にSG世界線は現実であるという認識を与えれば、
岡部の脳は紅莉栖たちのいるSG世界線を現実として観測できるようになる。
客観的な事実を変えずに、岡部の主観的記憶の感じ方を変える…というものである。


この計画を聞いて最終的にSG世界線の紅莉栖が出した結論が、
中学二年生をキスする痴女が現れるという記憶 まゆりを救う日という重大な場面で鳳凰院凶真という存在を教えてファーストキスを奪う」
というα世界線やβ世界線ではありえないSG世界線のみで起こりうる過去の記憶を岡部の脳に植え付けるというものだった。


結果的に岡部にSG世界線だけの記憶を植え付けることができ、R世界線にいた岡部にSG世界線の牧瀬紅莉栖を観測させている。


ちなみに『Steins;Gate 0』にてβ世界線では岡部を励まして“鳳凰院凶真”誕生のきっかけを生んだのは椎名かがりだったことが判明している。
それがSG世界線では牧瀬紅莉栖になっている形となっているのでアトラクタフィールド単位で世界線を変える要因にはなっていないと言える。



Q.ラストで岡部がキスのことを覚えているのはなぜか?


A.リーディングシュタイナーが発動しない状況でR世界線のすべての世界線の情報が集まる性質により、
キスしたSG世界線の岡部の記憶と同期したから(リーディングシュタイナーは0.000001%未満の世界線変動率では発動しない)。
本編のフェイリス、ルカ子、紅莉栖やβ外伝や『Steins;Gate 0』で登場したデジャヴタイプのリーディングシュタイナーみたいな現象。



O.結局この映画ってどういう物語?


A.『岡部ひとりが世界を支えてるなんて、思い上がりもいいとこ。忘れないで……どの世界線にいても、あんたはひとりじゃない
どこにいようと私が見つける。あんたを観測し続ける…あんたが私を観測し続けてくれたように』


岡部倫太郎が孤独の観測者を卒業する物語。
牧瀬紅莉栖が岡部倫太郎の観測者となる物語。




たとえどんなに 二人 離れてしまっても


この空の観測者 この空は明日の証明



「人間は根源的に時間的存在である」



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  • ある意味、おねショタ -- 名無しさん (2017-07-27 11:20:09)
  • 二回見直してようやく概要は掴めたけどやっぱ雰囲気が好きだね -- 名無しさん (2017-07-27 21:46:35)

#comment

*1 物語自体は淡々とした雰囲気で進み、綺麗に〆るという映画としてはアッサリな作品。映像作品であるのと劇場作品のため尺の都合があり説明が最低限の部分も多い
*2 この話関連の会話はあり、SG世界線の紅莉栖と岡部の感情面では密接な関係はあるが、今回の話の主軸を理解するうえでは観なくても特別問題はない
*3 ノベライズ版的には綯は紅莉栖を大人と分類していたため
*4 『らぶChu☆Chu!』にて将軍は肉体が消滅し、タク、梨深、七海以外の人々の記憶から存在が消滅していることが判明している。

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