有馬たくや

ページ名:有馬たくや

登録日:2017/05/05(金) 08:30:11
更新日:2024/02/06 Tue 11:04:37NEW!
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この世の果てで恋を唄う少女yu-no 主人公 変態 檜山修之 千葉進歩 林勇 ギャルゲー主人公 根暗 イケメン 有馬たくや



この世の果てで恋を唄う少女 YU-NOの主人公。
CVは以下の通り。


セガサターン版 - 檜山修之
アダルトアニメ版 - 千葉進歩
PS4/PSVita/Nintendo Switch/TVアニメ版 - 林勇



家族構成

父:有馬広大(死亡認定)
母:有馬恵子(死亡)
義母:有馬亜由美
妻:セーレス
長女:ユーノ


性格、人物像

境町学園3年生。18歳。
両親は既に死別しており、現在は父親の後妻である亜由美と2人で暮らしている。


父の遺品であるリフレクター・デバイスを入手した事がきっかけで、様々な平行世界を渡り歩くこととなる。
学校の生徒たちからは


「歩くリビドー」
「会話をしただけで妊娠する」


などと呼ばれている程の変態で女たらしで、
転校してきたばかりのクラスメイトの神奈の目の前で、歓迎会と称して全裸になって踊ろうとした程。
それでも根は周囲への気配りが出来る、正義感が強く心優しい人物である。


物心が付く前に母親の恵子を亡くしており、母親の愛情という物を知らない。
それ以降、父親の広大と2人で暮らしていたのだが、広大があまりにもだらしない人物だったが故に、
広大が亜由美と再婚するまでは、家の家事全般を全てたくやが行っていた。
その為、作中でたくや自身がその実力を披露する場面は無いものの、料理や裁縫の腕は相当な物であり、
異世界編でも世間知らずで家事が全く出来なかったセーレスに、家事全般の技術を叩き込んでいる。
また歴史学者として世界中を旅して来た広大から、様々な知識や技術を叩き込まれており、
怪我や病気に対しての簡単な応急処置の技術も持っている。


境町学園に来る前は、父子家庭だという理由で学校内で酷いいじめに遭っていた。
その際、自分をいじめた相手を殴って負傷させた事を理由に停学処分になっており、
境町学園の学園長を勤める龍蔵寺に親友の広大が、たくやの境町学園への編入を持ちかけたという過去を持っている。


元々は学校の成績は学年トップクラスだったのだが、父親の広大が死亡認定された事がきっかけとなり、
教師を殴る、授業をサボるなど相当荒れていた模様。
かつては剣道部の部長も務めており剣道の腕も相当な物だったようだが、その剣道部も辞めてしまっている。
それ故に学校の教師たちからは問題児として扱われているが、澪が言うには彼を慕う女子生徒たちは意外に多いとの事。


また学校の非常勤講師である美月と、ある事情から半ばセックスフレンドのような関係になっていたのだが、
濡れ場を澪に目撃されてしまって以降、美月が仕事で忙しくなったという事もあり疎遠になってしまっている。


とは言え前述の通り、本来のたくやは周囲への気配りに長けた心優しい人物であり、
闇雲に暴力を振るうような不良ではない。
恐らく境町学園の前に在学していた学校で、父子家庭である事を理由に虐めを受けていたのと同じように、
広大の死亡認定後もそれを理由に、教師や生徒たちから広大や亜由美に対しての何らかの嫌味を言われていたのだろう。



亜由美「たくやクンの事だから信頼はしているけど」
澪「皆が有馬君のような人たちばかりなら良かったのにね。」
神奈「貴方が傍にいると、何故か胸がドキドキします。こんな気持ちになった事は今まで一度も無かった。」
クンクン「このデラ=グラントの人たちが皆、たくやみたいな優しい人たちばかりだったら良かったのに……」



本当にたくやがどうしようもない不良なら、彼女たちからここまで言われる事は決して無いはずである。


以前、かつての剣道部の後輩だった結城が、数人の不良に虐められていた所を身体を張って助けた事があり、
それ以来結城から「オヤビン」と呼ばれ、心酔されてしまっている。
まあそれが理由で大怪我をする事になり、心配した亜由美に


「もう二度とこんな事をしないで!!」


と、本気で怒鳴られてしまっているのだが。   


ちなみにオリジナル版とセガサターン版では両目が髪に隠れた根暗な外観をしているだが、PS4&PSVita&Switch版、TVアニメ版では普通に目元が顕わになったデザインに変更されており、中々のイケメンとなっている。




















ここから先はゲーム本編のネタバレを強く含むので、未プレイの方は注意して閲覧して下さい。





























現世編での活躍

父親の広大が死んでからというもの、たくやは将来の目標を何も見いだせないまま、亜由美と2人で無気力な生活を過ごしていた。
そんな時にたくやは龍蔵寺から、広大から何か預かっていた物はないかと執拗に問い詰められるのだが、その日の夜に自分宛てに差出人不明の小包みが届く。
その小包みに入っていたのは死んだはずの広大からの手紙、そして謎の機械「リフレクター・デバイス」だった。


手紙には広大はまだ生きており、今はまだ会う事は出来ないという事、
そして宝玉を8個(移植版では10個)集め、今夜10時にリフレクター・デバイスを持って三角山の社に行けという事が書かれていた。
だがリフレクター・デバイスにはめ込まれている宝玉は2個(移植版では4個、TVアニメ版では5個)しかない。そして今夜10時というのは、一体「いつ」の今夜10時を差しているのか。
意味が分からないたくやだったのだが、やがて意を決して指示通りに三角山の社へと向かう。
だがそこでたくやを待っていたのは、何故か龍蔵寺と亜由美だった。
龍蔵寺はたくやに銃を向け、リフレクター・デバイスを自分に渡すように強要するのだが、
そこへ突然三角山が強烈な光に包まれ、たくやは意識を失ってしまう。


何とか意識を取り戻したたくやだったのだが、何故か龍蔵寺と亜由美の姿がどこにも見当たらなかった。
仕方が無く自宅に戻ったたくやは、自室で偶然リフレクター・デバイスの説明書を見つけてしまい、
さらにこの世界には無数の平行世界線が存在している事、
リフレクター・デバイスには無数の平行世界線を自由に行き来する機能がついている事を知らされ愕然とする。
さらには翌日に再会した龍蔵寺と亜由美が昨日の事を全く覚えていなかった事から、
自分が本来いた場所とは、違う世界線に飛ばされてしまったのだと思い知らされてしまう。


たくやは三角山と境町を巡る大人たちの利害と陰謀に巻き込まれてしまうが、それでもリフレクター・デバイスの力を駆使して、
亜由美と神奈を一度は死なせながらも無事に命を救い、三角山の洞窟に閉じ込められてしまった澪も助け出し、
何度にも渡る平行世界線の行き来の果てに、遂に全ての宝玉を手中に収めるのだった。


異世界編での活躍

広大の遺言通り、リフレクター・デバイスの宝玉を8個(移植版では10個)全て集めたたくやだったのだが、広大の書斎に置かれてあった広大の手記を偶然見つけてしまう。
そこに書かれていたのは母・恵子の本当の正体と死の真相、そして改めて宝玉を8個(移植版では10個)集めて三角山の社に行かなければならないという内容だった。


指示通り社を訪れたたくやだったのだが、突然リフレクター・デバイスが光り輝き、見た事の無い異世界へと飛ばされてしまい、リフレクター・デバイスも失ってしまう。
そこで偶然出会ったセーレスと共に、何とかこの世界の情報を得ようと、周辺で唯一の住民であるアイリアの自宅を訪れるものの、
ここが「デラ=グラント」と呼ばれる異世界である事をアイリアから知らされ、愕然としてしまう。
そこへ突然見た事も無い魔物が現れセーレスを襲い、アイリアがたくやとセーレスを庇って重傷を負ってしまう。


アイリアはセーレスがこの世界を救う為の、その身に神を降臨させる聖なる巫女である事をたくやに告げ、自分の代わりにセーレスを守って欲しいと懇願し、死亡。
たくやは自分を庇って死んだアイリアに報いる為に、自分が元の世界に帰る方法を見つけるまでの期間限定で、全力でセーレスを守る事をアイリアに誓う。
だが中々元の世界に戻る方法が見つからない事でたくやは苛立ってしまい、その怒りの矛先を思わずセーレスにぶつけてしまう。
それでも自分に健気に尽くそうとするセーレスにたくやは次々と罵声を浴びせ、遂には砂漠に置き去りにしてしまう。
広大の呼びかけによって冷静になったたくやは猛省し、砂漠で倒れていたセーレスを救助。そこで今までの暴言と横暴な態度をセーレスに心から謝罪し、セーレスと結ばれる。
この一件でたくやは、セーレスが今まで自分を健気に支えてくれていた事をようやく痛感し、また元の世界に戻る方法ならこれからゆっくり探していけばいいと思うようになり、セーレスとの和やかな生活を送るようになる。


それから4年。たくやはセーレスとの間に一人娘であるユーノを儲けるが、結局元の世界に戻る方法を見つける事は出来なかった。
たくやは結局元の世界に戻る事を諦め、セーレスやユーノ、そして行き倒れていた所を救助したクンクンと共に生涯をデラ=グラントで暮らす事を誓うが、その幸せは長くは続かなかった。
突然襲撃してきた帝都兵によってセーレスを拘束され、セーレスは家族を守る為に自害してしまったのである。
セーレスを殺されたたくやは、デラ=グラントを統べる存在だとされている神帝に対しての復讐を決意し、無理矢理同行してきたユーノと共に帝都へと向かうものの、その道中で帝都兵にユーノを連れ去られてしまい、自身も収容所へと連行されてしまう。


収容所で毎日過酷な肉体労働を強要され、脱出も不可能だと悟ったたくやだったが、
セーレスを死なせた元凶とも言える神帝への復讐心、そしてユーノを必ず取り戻すという信念を胸に、
いずれ必ず脱出の機会が訪れると信じ、諦めずにただひたすらにその時を待つ。
それから3か月後、神帝に反抗するレジスタンスの一員であるアマンダが収容所に連行されたのだが、
そこへ突然発生した巨大地震によって収容所は崩壊。
たくやとアマンダは駆け付けたクンクンによって何とか一命を取り留めたものの、残りの者たちは全員が崩落に飲み込まれて死亡してしまう。
満足な食料も得られないまま取り残されてしまったたくやを救う為、
自らの命が残り僅かだと悟ったクンクンは、たくやに自らの身体を食料として差し出し、命を落とす。
クンクンを食べる事を頑なに拒否するたくやだったが、それでもこのままでは野垂れ死にするしかなく、アマンダの説得もあり断腸の思いでたくやはクンクンを食べ、命を繋げるのだった。


そして遂に帝都へと辿り着き、連れ去られたユーノを救助したたくやだったのだが、
神帝の正体が自分と同じようにデラ=グラントに飛ばされた亜由美だと知って愕然とする。
亜由美はデラ=グラントの正体と崩壊する運命、巫女の儀式の裏に隠された真実をたくやに告げ、
セーレスの事は残念だった、丁重に扱うよう指示したにも関わらず派遣した帝都兵が暴走してしまったとたくやに謝罪するが、


「政治家みたいな下らない言い訳はしないでくれよ。あいつらのせいでセーレスは死んだんだぞ!?」


と、たくやは亜由美に対して激怒。しかし巫女の儀式の真実を知ってしまった以上は亜由美をこれ以上責める訳にもいかず、
やり場の無い怒りをどこかにぶつける事さえも出来ず苦悶するのだった。
たくやは亜由美に促され、帝都の城で一泊する事になる。
だがそこへ突然現れた龍蔵寺が、巫女の儀式を止める為に亜由美を拘束し、
さらには龍蔵寺に巫女だと勘違いされてしまったアマンダも50年前の境町に飛ばされてしまう。
龍蔵寺は駆け付けた絵里子に討たれ命を落とすものの、死の間際一矢報いた龍蔵寺によって亜由美を殺されてしまう。
デラ=グラントの崩壊が迫る中、たくやを救う為にユーノが巫女の儀式を敢行。
たくやが旅の途中で取り戻したリフレクター・デバイスが、ユーノを救う切り札になるかもしれないという絵里子のアドバイスにより、
たくやは事象の狭間に飛ばされようとしているユーノに宝玉を渡す。


ユーノと共に新世界へ


巫女の儀式によって無事に境町へと帰還したたくやだったのだが、それでもユーノを救う事を諦めてはいなかった。
リフレクター・デバイスを起動し、ユーノに渡していた宝玉に導かれ、遂にたくやはユーノを救助する。
ユーノは自分がもうすぐ事象の狭間に飲み込まれてしまう事、この世界に実体化していられる時間が残り僅かだとたくやに告げ、
すぐに自分から離れないと巻き込まれるとたくやに退避を促すが、それでもたくやは


「お前をそんな場所に1人にしていられるわけないだろ?」
「お前1人を、この世の果てには行かせない。」


とユーノを抱き締める。
たくやとユーノは共に事象の狭間へと飲み込まれ、新たに創造された新世界のアダムとイヴになったのだった。




追記、修正はリフレクター・デバイスで、無数の平行世界線を行き来しながらお願いします。


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