ミル・リゼット

ページ名:ミル_リゼット

登録日:2017/05/04 (木) 23:25:13
更新日:2024/02/06 Tue 11:04:05NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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くれいどるそんぐ エロゲヒロイン 金田まひる 貧乳 ちびっ子 メイド ロリ ミル・リゼット 月光浴 ナルト好き




*1

「むっかーーー! シバく! シバく! 今日という今日はゼッタイにシバいたるぅぅっ!」



ミル・リゼット(Mill Lisette)とは、ういんどみる制作のエロゲー、くれいどるそんぐに登場するヒロインの1人。


CV:金田まひる
身長:148cm
3サイズ:72(A)/54/76
職業:メイド
好き:ナルト・掃除・月光浴・自分をからかわないクロイス
嫌い:散らかった場所・自分をからかうクロイス



王国内でも名門と称されるネーヴル家に仕えているメイドにして、主人公クロイスの幼馴染の1人。
三度の飯より掃除大好きの掃除馬鹿で、やかましさに関しては幼馴染内でもずば抜けているとのこと。


クロイスとは会う度に憎まれ口を叩き合うような関係であり、初登場時もアンタなんか腐れ縁で十分と言い放っている。
が、本心では他の幼馴染たちと同様にクロイスのことを異性として好いているようであり、
彼に思わせぶりな発言をされると途端に顔を赤く染めてもじもじし始めるなど実にわかりやすいリアクションと取ってくれる。
知ってか知らずかクロイス自身はそっち方面の話しさえ、からかいのネタにしているが。


メイド属性にありがちなお淑やかな面はほぼ皆無であり、寧ろその真逆の直情的なやかまし娘。
特に自身の幼児体型にはコンプレックスを抱いており、その方面でからかわれるとマジギレして箒を振り回しながら襲い掛かってくる。
が、加えて体質的には病弱なので、すぐに貧血を起こして倒れこんでしまうこともしばしば。
本編3ヶ月前には酒場Oasisで大暴れして見せに大損害を出したこともあるとか。


両親とは幼い頃に死別しており、最後の肉親であった弟のリトもまた病気で亡くしている。
そんな行く宛ても無い自分をメイドとして雇い入れてくれたネーヴル卿のことは、その堅物で厳しい面を恐れながらも、
本心では父親のように慕っている程である。
そんなネーヴルと異性として好いているクロイスがいがみ合っている場面では、途端に困惑の表情を浮かべたりも。


直情的と上述したが、良い意味でも悪い意味でも何でも真に受けやすいタイプであり、その点をクロイスに咎められることもある。
あるワンシーンでは死別したリトのことをクロイスと語り合う中で、昨日のことのように覚えている、というよくある言葉を
「あんなのは綺麗事の嘘っぱち、人間の記憶なんて時間と共に薄れていくもの」などと語ったりしている。


あとどういうわけかナルトが大好物らしく、クロイスが持ってきただけで興奮して貧血を起こすほどに大はしゃぎ。
他にも、幼少期からあらゆる生物の成長を促進する効果があると聞いて、秘密の湖で月光浴をする趣味もあったりする。


以下、ネタバレ含む。






















弟であるリトの死因は6年前に突発的に大流行したヤナトス病と呼ばれる奇病。
徐々に体が動かなくなっていき、身動き一つ取れないまま死に至るという恐ろしい病気である。
このヤナトス病に苦しみながら死んでいったリトの姿はミルにとって相当なトラウマであり、
苦しむ弟を前に姉として何もしてあげられなかったとずっと引き摺っている。


ミルの個別ルートではミルもまた仔竜の存在とその飼い主であるレアのことを知ることになり、
仔竜のことをドラちゃんと呼んでレア共々すっかり仲良しになる。
時には他のメイドがいない時を見計らってネーヴル卿のお屋敷に連れて行き、一緒にかくれんぼをして遊んだりするほど。
クロイスもまた、そんなミルや仔竜と過ごすのどかな日々に安らぎを感じるようになる。


しかし、直後に正体不明の権力者が動かした王国騎士団によって仔竜が連れ去られる事件が発生。
すぐさま騎士団長のラウスの協力を取り付けて仔竜を救出するも、仔竜は拘束魔法によってすっかり弱りきってしまっていた。


仔竜をこんな目に遭わせてしまったと落ち込むクロイスに、何でも1人で抱え込むのは悪い癖だと諭しながらも、
ミルはネーヴル卿の屋敷地下に封印されている欠陥だらけの伝説の魔術書の力で仔竜を助けることを提案。
目論見通り伝説の魔術書、「ウンディゴス・イタンディーゴ・ン・ドラカラム・ミソパモウス・ルエンタリエル・トルナルク・ユトパル・カダック・イリャリストギョス・ナビルス・ナイラントマテップ・カ・マストマ・タック・チャルギストファーグン」
……ミルによる略称「ハッチャン」の解放に成功。


拘束魔法は別の人間に転移させてしまえば自然消滅するという情報を聞き出し、
ミルがその役目を買って出たことにより、件の拘束魔法がミルに転移したことによって仔竜は回復。
その際にミルは涙を流すほどに激昂しており、仔竜をリトと重ねていたことや、拘束魔法の転移を受けることであの時何もしてあげれなかった亡き弟への贖罪も込められていたと想われる。


更に直後、他のルートと同様に仔竜が望郷の念に駆られて元気を無くしてしまい、
その解決の為に再びハッチャンの力を用いることを決定。
欠陥を持つことを逆利用した召喚魔法の行使により、無事仔竜を1000年前の世界に送り返すことにも成功。


仔竜が帰ったその夜、月光の下でミルは仔竜をリトと重ねていたことも含めた己の本心を明かし、
クロイスもまた、今日までの日々の中でミルのことを好きになっていた本心に気づき、晴れて2人は恋人同士となる。





……が、ミルルートはこの後更なる急展開を迎え、突如としてミルの体調が急変し衰弱してしまう。
ハッチャンの助言により、ミルに転移したのは拘束魔法に酷似した全く別の魔法であったという推測が浮かび上がり、
幼馴染たちの強力も経てクロイスは仔竜を狙っていた一連の黒幕であるネーヴル卿の下へと辿り着き、そして全ての真実を知ることになる。


忠誠を誓った国と国王の発展のために仔竜の力を欲し、その身柄を確保しようとしたこと。
実験の途中で暴れた仔竜を抑えるために、ミルに転移した謎の魔法を行使したこと。
その魔法こそが嘗て自身が発見し、隣国の間者に奪われ兵器として利用され、リトを含めた大勢の死者を出した拘束魔法を発展させた凶悪無比な殺人魔法……ヤナトス病そのものであったこと。


元を辿れば全ての責任は自分にあるとし、だからこそ贖罪の為に自分を引き止めた国王に忠誠を誓い、ミルを自分の下に置いているのだと語るも、
恋人であるミルが苦しんでいる元凶たるネーヴルの独白を前にクロイスは一度は手が出そうになる。
しかし、自分もまた大して考えもせずにミルに魔法を転移させた点ではネーヴル卿と大差ないと思い直し、結局そのまま屋敷を後にしていた。


結局ヤナトス病の治療法は見つからず、残された最後の手段もハッチャンに不可能だと言われてしまう。
見る見るうちに弱り果てていくミルの最後の願い……思い出の湖を見たいという彼女の言葉を受けて、クロイスはその場所へとやってくる。
既に視力も消失し息も絶え絶えな中、ミルは湖の眼前でクロイスの腕に抱かれたまま、


「例え天国なんてものが無かったとしても、ただ塵になるだけだったとしても、クロイスのことだけは絶対に忘れない」


……そう静かに言い残して微笑を浮かべたまま息を引き取った。




後、クロイスはミルを失った喪失感に落ち込むままに1人の日々を過ごすことになるのだが、
整理を進めていたミルの部屋でふと、彼女の弟であるリトが書き残したメモを発見する。
それは、魔法研究の権威であるラスムーン姉妹の母親ルアのお墨付きである月光浴の効能について……
上弦、下弦、満月、全ての月の光を浴びたものの魂は浄化され、死者蘇生という輝石が可能になるということ。
月光浴を趣味としていたミルはそれを満たしており、そしてクロイスの下には蘇生の魔法すら行使可能な魔術書がある。


偶然にも全ての条件が合致していることを知ったクロイスはすぐさま行動を開始。
満月の空の下、ミルが好きだった湖でハッチャンによる蘇生魔術が行使される。


そして轟音と眩い光が晴れ、クロイスの視線の先に姿を現したのは……



「それは、どうしようもなくおてんばで生意気な女の子の名前だった」


「すぐにカッとなって箒を振り回すくせに、その数分後には確実に貧血を起こす、はた迷惑な女の子の名前だった」


「けれど……自分がただ一人、好きになった女の子の名前だった」





  • 余談

ういんどみる作品の中でも比較的シリアス度合いが高めなくれいどるそんぐであるが、
ミルルートの場合は特に顕著であり、最終的に復活するとはいえヒロインが死亡するという異例の事態が起きている。
(というかバッドエンドだと本当にそのまま死別して終了だし)


加えて幼馴染組の中でもミルは自分以外の個別ルートでの出番がほぼ皆無。
メティスやラスムーン姉妹は自分以外のルートでもそこそこ出番があるが、ミルだけは基本影も形も無い。
というか、自身のルートでも基本的にヒロインは彼女のみで話が進むことが多く、精々後半にメティスが少し顔を出すくらい。
1人だけ明らかに扱いやルートでの出番が浮いているという、くれそん内でも色々と難儀な立場にいるヒロインだったりする。






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*1 出典:くれいどるそんぐ~昨日に奏でる明日の唄~ ゲーム画面 ういんどみる 有限会社アレス 2004年2月27日 ©Windmil / ARES Inc.

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