プププランドの地面によく刺さっている「アレ」

ページ名:プププランドの地面によく刺さっている_アレ_

登録日:2017/04/02 Sun 00:33:52
更新日:2024/02/06 Tue 10:47:41NEW!
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星のカービィ オブジェクト 背景 アレ 名前が分からない 正体不明 影の主役 コメント欄ログ化項目 プププランドの地面によく刺さっている「アレ」 謎の物体 よく見かける ポップスター固有? 板のような何か チョコレートにはならない ゲーム外でも当然のように存在 アレをさがせ チョコリエール





プププランドの地面によく刺さっている「アレ」とは、星のカービィシリーズに登場する文字通りプププランドの地面によく刺さっている「アレ」のことである。




アレの概要

星のカービィシリーズではメジャーな背景物。
皆勤賞とまでは行かないが、その出番とバリエーションは割と多い。
ゲームをプレイしたことがある人なら一度ぐらいはアレを見かけたり、シリーズをやり込んだ人なら記憶の片隅にぼんやり残っていたりしているだろう。



そう。

出典:『星のカービィ』任天堂 ハル研究所 1992年4月27日発売

(c)1992 HAL Laboratory.inc/Nintendo. All Rights Reserved.


大体序盤ステージの道端に、ごく自然に存在しているアレのことである。



アレの形状としては、先端が半円の形をとり、内側にも外枠と平行に線が描かれている板状の物体。
ゲーム的には特に何か意味のあるものではない、あくまでも只の背景である。


ポップスターにおいてはその辺の草木の如く当たり前のように刺さっているのだが、
ファンシーな世界観を飾り付ける背景の要素とはいえ、冷静に考えてみるとなかなか浮いている。
何しろ、まず自然物なのか人工物なのかはっきりしていない。
人の手が入った建造物の中に見られないことは確定しているが、それとどう関連があるのかは不明。


その他にも

  • どんな材質で出来ているのか?
  • 何のために地面に刺さっているのか?
  • 人工物だとしたら誰が刺しているのか?
  • 本当に「生えている」ではなく「刺さっている」なのか?
  • そもそも食えるのか?

……と案外謎が多く、考え出すときりがない。
少なくとも、ポップスター以外では殆ど見られない固有の物体なのは確かであり、
カービィもその気になれば吸い込んで食える、ということは判明している。
ただし、よほど強い吸引力でなければ引き抜くことは不可能。



色はさほど厳密には決まっておらず、一部作品では異なっていることが多い。
基本は黄色寄りではあるが、灰色や紫色などの多様なバリエーションもあり、これが絶対というお決まりのカラーリングで縛ってはいないようだ。
単なるベタ塗りだけでなく、水玉やストライプなどの変わった模様も希少だがある。
形も若干尖っていたり、水晶のようだったり、雪が積もっていたりもする。
また、アレっぽい形状を模した類似品も時たま見受けられる。



初めてアレがシリーズに登場したのは、全ての原点である初代『星のカービィ』。
タイトル画面の時点から端っこにアレを拝むことが可能で、その後はステージ1「グリーングリーンズ」の中で度々見かけることができる。
以降は最終ステージ「マウントデデデ」のウィスピールートを除いて一切登場せず、この当時ではだいたい草原地帯のオブジェクトという扱いになっていた。




アレの歴史

シリーズを追うごとに、アレもカービィと共に進化を遂げていたのである。


星のカービィ(初代)

前述通り。色はモノクロである。
長さは精々カービィ3人分程度。



夢の泉の物語

一部のレベルマップにも登場。1-1入り口周辺の時点で背景の縮尺に合わせて細くなったアレが確認できる。
量産化されたのか爆発的な繁殖でも起きたのか、最初のステージから大量に刺さっている。アレのバーゲンセールかよ。
さらに技術の進歩か突然変異か、長さも大きく伸びており、画面一杯に伸びているものも。
特に2-4に刺さっている数は尋常ではなく、背景だけでは飽き足らず前景に刺さっているものも。
模様は基本的に無地だが、7-4や7-5等では初めて模様の入った青くて水玉模様のアレが拝める。
さらには180°曲がって両端が地面にぶっ刺さったアレも。
最終ステージ(7-6)に出てくるものは、内容自体が初代のセルフオマージュなのできちんとモノクロ。量も初代準拠なのか、そこまで多くはない。長さは初代準拠ではなく普通に長い。



カービィのピンボール

舞台がピンボール台なので流石に出番がない…と思いきや、タイトル前のOPで地上に生えている。
同じ白黒画面でも初代や夢の泉の7-6のものと違い、淵側が灰色に色付けられている。



カービィボウル

ステージ構成自体が人工的であるためかステージ上には存在しないが、草原が背景のステージ(1Pモードのコース3及び7、2Pモードのクラッコのコース)でよく見ると背景にしれっと描かれている。土色。
注意深く見ないと気付かないレベルで小さいが、背景の縮尺を考えると寧ろデカい。周辺に生えている木よりも長く、小山に匹敵するサイズである。



星のカービィ2

レベル1などに登場する。
初代と同様GB作品だが、数はだいぶ多くなっている。
レベル4は場所が氷の島なので、雪がアレの頭の上に積もっている他、
凍り付いているのか先端が半円ではなくカクついているタイプのアレも登場する。


カービィのブロックボール

バッドエンディングとグッドエンディングで、それぞれグラフィックが違うアレを確認できる。
前者はやや遠景に配置されているためか下部が掠れて見える。
後者は従来のものに近いが、やや先が尖っているか。



スーパーデラックス

初代のリメイク、「はるかぜとともに」から勿論登場。
なのに、スタートして最初のエリアにアレは一切設置されていない。どういうことなの……
肝心のアレそのものはワープスターで渡った次の森エリアに刺さっている。
色数が増えたことで立体的に描かれるようになり、初めて縁が膨らんでいることが判明した。
また、洞窟大作戦の舞台となるマジルテ内部の水晶の畑エリアには表面が水晶のように輝いているアレも存在する。



星のカービィ3

レベル1-1から登場する。水彩画風になり、色や模様も豊富。1-3などでは従来通りのアレも拝める。
5-1等には内側が梯子状になって隙間が空いているタイプの変わったアレも登場。アレの骨格?
場所が雪国なので、やっぱり頭には雪が積もっている。



星のカービィ64

3D化により、薄い板状をしていることがよくわかる。
レベル1-1の背景などにさらっと登場する。黄色。
1-3のデデデ城前のエリアには薄らと赤味、紫味を帯びているアレも一緒に出てくる。
ポップスターの他では、ブルブルスターにも半透明のアレが刺さっているのを確認できる。
ポップスターやプププランド以外でアレを見られるのは非常に貴重。



コロコロカービィ

アレそのものは登場しないが、アレとくりそつ形状をした棒状の障害物「バンパー」が登場(丸いタイプもある)。
オープニングを見る限り、各ステージにこれを設置したのはデデデ大王と手下達の仕業である様子。もしかしたらアレを引っこ抜いてバンパーにしたのかもしれない。


長さはおよそカービィ2~3体分で、場所によってはそれよりも更に長いバンパーも存在する。
青色は触れた時に弾き返す力が弱く、赤色は逆に跳ね上がるほど強く弾き返す。
黄色の弾力は青色に近いが、その多くは移動タイプが殆どでありカービィの進行の邪魔となる。
バンパー同士に何度か弾かれ続けることで一時的に無敵状態となれる。これを利用しないと取れないアイテムも。



夢の泉デラックス

グラフィックの幅が広がったことで、ステージの装飾をアレに捉われる必要が無くなったからか、オリジナル版と違い登場頻度と個数が激減した。
特にオリジナル版では大量にあった1-1最初のアレが、たったの4本になってしまっている。駆除されたのだろうか。
また、設置者が刺すのに飽きてきて仕事が適当になったのか、刺さり方も今までと大きく変わっている。
画面に対して斜めを向き、地面にも斜めに刺さっており、雑然とした印象を受ける。
形状も先端が若干尖り気味になり、中央が膨らんだものになった。
色は黄色が中心だった今までとは異なり、白やグレーがメイン。模様も無地のものばかり。
ちなみに7-1のアレはオリジナル版だとサボテン(?)の色違いであり、元々ここには刺さっていなかった。



鏡の大迷宮

一切登場しない。星のカービィシリーズとしては唯一である。
舞台が鏡の国だからだろうか。やはりプププランドの固有物……?


タッチ!カービィ

プレーンプラントとグロースグラス、つまり草原のステージに登場。
どちらかというと背景というより前景に刺さっている。
また、ゴールゲームやボス戦後、上画面でカービィダンスを踊るセピア色の映像の中でも背景に刺さっている。
プププランドで録画したのか?



参上!ドロッチェ団

最初のレベルには登場せず、なんとゲーム後半の6-1にしか存在しない。
形は夢デラ寄り。
場所が雪国なのでやっぱり雪が積もっている。



ウルトラスーパーデラックス

やはり夢デラ寄りの形状。
オリジナル版と配置が大きく変わり、はるかぜとともにステージ1のデモの時点で既に刺さっている。
逆にオリジナル版でアレが刺さっていた場所には、蔦でできたようなアレっぽい形をした謎の物体が存在する。
また、マジルテの水晶の畑エリアには従来通りの平面状のアレも残っている。
他に大王の逆襲のパープルプランツでは、アレからキノコが生えているのも確認できる。有機物なのだろうか。



毛糸のカービィ、毛糸のカービィ プラス

毛糸の国には一切登場せず。
最終レベルとして帰還したプププランドのマップでノッポッポタワーの両端に紫色のものを2本確認することができる。プププランドが毛糸の世界に変わってしまったのでもちろんアレも布製。
先端には円の装飾みたいなのが付けられており、コレもアレの一種であるのかはよくわからない。



星のカービィWii

1-1から登場。
再び平面状のアレに戻る。頭から草を生やしているものも。やはりこいつ有機物だろ。
1-3では頭に穴が空いたアレらしきものが刺さっている。他のアレと比べて少々小ぶり。
レベル4には雪の積もったアレや氷の様に光を反射するアレも。4-3では珍しい水中に刺さったアレも確認できる。
またステージの背景にとどまらず、レベル1とレベル4でのレベルマップ画面のフレームにも刺さっている。
なお、ハルカンドラには一切刺さっていない。



20周年スペシャルコレクション

もっとチャレンジモードのステージセレクトの背景、及びエンディングのステージ上に登場。
エンディングのアレは他のアレに比べ、少し厚みがある。そしてクッキーみたいでおいしそうである。



トリプルデラックス

3DSメニューでのタイトル画面から早速登場。
プププランドよりはるか上空の浮遊大陸フロラルドにもさも当たり前の様に刺さっている。
ゲーム内では主にエリア1やエリア3で登場する。
何とビッグバンカービィの吸引力なら吸い込めることが判明した。
吸い込まれる際に地面から引っこ抜けているが、これが全長なのか、あるいは根元で折れてしまっているのかは定かでない。
また、技術の進歩があったのか突然変異でも起きたのかはたまた元々フロラルドの固有種だったものが落ちてきたのか、この頃より模様付きが主流となる。



カービィファイターズZカービィファイターズ2

ステージ「夢の泉」の背景に存在する。おそらく後述の『スマブラDX』を意識したものだろう。
だが、ファイターズ2では背景が夢デラ仕様で固定となり、こちらではアレを見ることが出来なくなった。
代わりに、ステージ「グリーングリーティング」や「激突!グルメレース」で見ることができる。



ロボボプラネット

主にエリア1で登場。
本作の敵勢力であるハルトマンワークスカンパニーが実行したキカイ化侵略の影響をもろに受け、お馴染みのアレも草木と同じ機械になってしまった。
銅色と白のストライプが目立つ金属板と化している。%%メタルアレ%%ではない。
またエリア5には、ネオンサインのように光り輝くアレも存在する。
珍しく人工物の上に設置されているので、キカイ化後に新たに設置されたのだろうか?


カービィ バトルデラックス!

あつめてリンゴマッチなどに刺さっている他、チュートリアルステージではルート内に刺さっており初めてプレイヤーの手で直接アレを触れるようになった。


スターアライズ

「へいわなくに プププランド」で見られる他、星の◯◯◯◯において過去作の再現ステージではアレの位置もばっちり再現される。細かい。
「遥か、きらめきの勇者たち」の小惑星フューにもアレに似たような柵らしきオブジェクトが見られるが関連性は不明。
スタッフロールの「カービィのカーテンコール」中にも背景でそれっぽいものが刺さっており、ハーフトーンのコミック調で描かれているのが特徴的。
また、サウンドテストではアレに酷似したスピーカーが登場している。


ディスカバリー

ステージの背景には刺さっていない。
これは今作はポップスターではなく現実世界に近い意匠の「新世界」と呼ばれる惑星を舞台にしているためであると思われる。
3Dカービィに期待されていた、周りを25周すると食べられるウワサが確かめられなかったことを残念がるファンも多い。
ポップスターには相変わらず刺さっているようで、ポップスターを描写したムービーにおいてはその姿を確認できるが……

カービィは、ラスボスのフェクト・エフィリスを追い詰める。
吸収されていたエフィリンも救出され、大団円……かと思いきや、フェクト・エフィリスは異空間ロードからポップスターを召喚し、新世界と衝突させて2つの星を道連れにしようととする。
対するカービィはモンスタートレーラーを駆り、衝突しようとするポップスターの破片を砕きながらエフィリスを止めようとするのだが、この破片にもしっかりアレが刺さっている。
やはり、ポップスターの大地とアレは一蓮托生ということなのだろう。



大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

DX』の「グリーングリーンズ」、及び『for 3DS』の「プププランド」に登場。
前者はクリーム色をしたアレであり、後者はGB風の元祖アレである。
またDXの「夢の泉」には、先細りしていて角度の鋭いアレの亜種も存在する。
こちらはステージの照明によって青や紫に照らされており、また表面はクリスタルのように角ばっている。
X』ではグリーングリーンズが、『SP』では過去のカービィ系ステージ全てが再録されているためこちらでも見ることができる。
また、『SP』の灯火の星の小マップのグルメレースの背景でもアレを見ることができ、こちらは『スタアラ』に近いデザイン(チーズのような穴ボコ模様)。


64版には出番がない……のだが、「プププランド」モチーフのデバッグ用ステージにこっそり使用されていたり(チートにより確認可能)。
これも含むと、アレをゲーム中で一切見ることが出来ないのは『for Wii U』のみ(一応、「名作トライアル」でカービィ原作ゲームを遊べば見れるが)。



ゲーム外での出演

「カービィのプププ★トレイン」や「カービィカフェ」、「25周年記念オーケストラコンサート」のアートワーク等においてもしっかりと描かれている
特にカフェでは薫るアレをテーマとしたメニューが作られたりもしている。
ファンからは認識すらされていなかったはずの物がここまで当然のように存在する細かさには脱帽せざるを得ない。
他にも存在するかもしれないが、グッズを持っている人はアレを探してみるのも面白いかもしれない。



アレの亜種

そこそこ見かけるカラフルな同類たち。


・柱状のアレ
内側に縁の線が描かれていない、頭が丸い円柱ボディのタイプ。
この場合多くはストライプ模様になっている。


・ネジネジしてるアレ
某大物俳優のスカーフみたいにねじれてる柱タイプ。
他のアレと違って先端が丸くないのがポイント。
見た目はなんとなくお菓子っぽい。




なんで「アレ」なの?

……うん、言いたいことはよく分かる。


流石にここまでくるとアレじゃなくてもっと何か正式名称あるだろと思われるかも知れない。
だが、これ以外に呼び様がないのだ。
公式の星のカービィ25周年Twitterアカウントでも、アレについては普通に漠然と「アレ」呼ばわりされている始末なのだから。
というかこの項目名自体、元ツイートの原文ママである。



そもそも作中において、アレは別に行く手を遮る厄介な障害物というわけではない。
プププランドに関わる何か重要なバックボーンが設定されているわけでもない。熊崎ならやりかねないが。
大半のプレイヤーが言われれば何となく覚えてはいるが、普段は認識すらされない、背景同然のありふれた物体である。
かといって固有名詞を用意するのも今更感が強い。でも見た目から単純に「板」や「棒」と呼ぶには何か少し違う……


そこに公式で「アレ」と呼ばれてしまっては、他にしっくりとくる呼び方が無いというわけである。
モブレベルの背景物という微妙なポジション故、具体的に名付ける必要性の薄さを考えれば、今後わざわざ明かされる可能性は低いと思われる。
あの人が突然言及しない限りは、だが


ちなみに桜井氏の方はブルボンだとかチョコリエールだとか呼んでいるらしい。確かに似ている。
(カービィカフェのメニューにてアレを再現する際、実際にチョコリエールが使用された実績がある)


なお、カービィカフェやその他のグッズ展開でもアレは背景以上の注目を集めており、『プププランドの“アレ”が香るクアトロフロマッジュ』だったりリングノートの柄に『Jimen No “Are”』との名前付きで描かれていたりする。
……ここでも平然と「アレ」と呼ばれてることは気にしてはいけない。


アレの余談

  • 先の公式Twitterアカウントで「アレ」という呼称が用いられたのは2017年4月1日のこと。

その時は憎いちんちくりん二人組がカービィとワドルディ達に「アレの周りを25周するとチョコレートになって食べられるようになる」と教え込んでいた。


なんだ、食べられるのか……と思いたいところだが、何か忘れていないだろうか?


さっきも言ったが、この日は4月1日である。
真偽のほどは、言うまでもあるまい……


ただ、2018年1月7日の七草粥のイラストではアレが煮込まれている。もっともマキシムトマトやキャピィやスクイッシーなどもが煮込まれてる闇鍋を通り越したナニカだが…


  • 「アレ」は有機物なのか?無機物なのか?

『USDX』以降の描写からすると恐らく有機物、そして原木に近いものと思われる。
キノコが生えたり、草が生えたりしているので、アレは植物に近いなにかなのだろう。





追記・修正はアレの周りを25周してからお願いします。


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