登録日:2017/01/31 Tue 05:20:18
更新日:2024/02/02 Fri 11:14:26NEW!
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悪い奴っていうのは、平和な社会に甘えていて、秩序を作ろうとする人々の良心につけこんでいる。
悪い奴らだけの社会なんて作れっこないのに。
ウルトラマンデュアルとは、円谷プロダクション×早川書房のコラボ企画『TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE』の作品の一つである『ウルトラマンデュアル』に登場するウルトラマンである。
【概要】
同作における主役ウルトラマン。
本編においては片蔵正平が変身する個体と、ビッキーが変身する個体の2人が存在し、前者が「デュアルⅠ」、後者が「デュアルⅡ」と呼称される。
本編では既にデュアルⅠが故人になっているため、デュアルと言えばデュアルⅡの事を指す。
この項目でも単にデュアルと書く場合はデュアルⅡを指すこととする。
【タイプ】
デュアル
人間体が片蔵正平ということ以外はほとんど分かっていない。
『セカンド・ステップ』に進んでいた。
デュアルⅡ
身長:等身大~巨大な姿(恐らく50m前後)
体重:不明
年齢:27歳
出身:地球
飛行速度:不明
走力:不明
変身アイテム:なし
巨大化装置:デュアル・チェンジ・チャージャー
人間体:二柳日々輝
運送会社に勤めていたごく普通のサラリーマンだった本作の主人公・二柳日々輝、通称「ビッキー」が変身するウルトラマン。
『ファースト・ステップ』の段階で止まっている。
デュアルⅡはシルバーを基準に赤と黒の模様が入っており、頭部の鶏冠の部分がリーゼントというかヘラクレスオオカブトの角のようになっている。
ビッキーが学生時代やんちゃ坊主だった事も含め、どことなく不良っぽい。
デュアルは歴代のウルトラマンと異なる点としては、郷秀樹のような憑依型ではなく、高山我夢のようなウルトラマンへの変身能力を得た人間でもなく、人間が純粋にウルトラマンに進化した存在であるという点であろう。
本編でいえば光の国の第一世代ウルトラマンと、漫画でいえば『ウルトラマンSTORY 0』のキャラと同じ存在である。
これは作品項目に詳しく書いてあるので参照してほしいが、ウルトラセイントティアが有する『ウルトラ・オペレーション』による結果である。
ウルトラ・オペレーションには副作用もあり、記憶を部分的に失ってしまうため、人格が大なり小なり変わってしまう。
ビッキーの場合、学生時代の思い出を幾つか失ったが、人格自体に大きな変化はなかった。
この純粋な進化でのウルトラマン化のため、ウルトラマンになる事自体は変身アイテムを必要としない。
しかしこのままでは等身大の変身しか出来ず、巨大化には専用のアイテムを用いる必要がある。
このアイテム「デュアル・チェンジ・チャージャー」のエネルギー源は人々の応援する意思。
そのため、人間がデュアルを応援しないとエネルギーが溜まらずに巨大化出来ない。
したがって怪獣を苦戦して倒すと、次の戦闘では人はデュアルを応援する気が減少するのでエネルギー不足になり、 当然苦戦して倒すのでさらに次は……と負の連鎖が続く。
作中では終盤まで上手く敵を倒すと回復が早く、苦戦すると遅くなると言う大体の傾向しか認識されていなかった。
実は拒絶の意志もエネルギーに変換されているのだが、 普段の巨大化には使用できないどころか、一定以上に溜まると大変な事になってしまう。
また、チャージされた状態のエネルギーも「人々の意思」である事には変わりがないため、 外部の出来事や刺激を認識する事で「考えを改め」、別種のエネルギーに変化するという現象も起こり得る。
肝心の戦闘能力だが、デュアルははっきり言ってそんなに強くはない。
そもそもデュアルは純粋に進化したウルトラマンであるが故に、ウルトラマン側から戦い方を教わるといった事が出来ない。
さらに地球にいる純粋なウルトラマンはウルトラセイントティアだけで、ティアは戦士ではないため、デュアルに戦い方を教える事は出来ないのだ。
そのためデュアルⅠは独力で、デュアルⅡはⅠが残した手記と周りのデータから戦い方を学んでいった。
そんな訳で戦闘能力が高い訳ではないのに、デュアルには戦闘の際に様々な制限が課せられている。
一つは光線の使用。別に使ってはダメではないのだが、下手にフルパワーで撃って飛び地の外に飛び出して日本の領土を傷つけると、飛び地と日本の外交の際に使用禁止になりかねないという事態になってしまう。
デュアルⅠは人質とこの光線禁止の2つのせいで死んでしまった。
もう一つは飛び地の外側に近づいてはいけないという事。国境を越えそうになると世界中立軍から攻撃を受けてしまう。
これらはヴェンダリスタ星人の策略の成果でもあり、それ故に飛び地はデュアルを有利にするためにも外交をし続けなくてはならない。
作中ではだいぶウルトラマンとして成長を遂げたデュアルだが、『SFマガジン 2016年4号』での著者インタビューによると「ようやく一般的な宇宙警備隊の隊員の足を引っ張らずに済む程度の戦闘能力」とのこと。
つまり、ウルトラ兄弟には完全に劣っているらしい。
なお、光の国の飛び地の外、一般的な日本人の間ではデュアルの名前は公表されていないため、外では「シラヌイ」と呼ばれている。
これは相撲の土俵入りの「不知火」型から名付けられたもの。
ちなみに「デュアル」の由来は「地球と光の国、両方の国籍を持つ者」という意味。
自分達は地球や愛する家族を守るために地球も光の国も捨てて飛び地に来たが、完全に捨てていないという意思表示をしている。
【技】
体内に宿る「ショルトエネルギー」を様々な形に変える事で発動する。
本編では手に宿して手刀・光線・光弾・粒子にする事ができ、浄化も出来た。
名前の由来は相撲でお馴染みの塩を意味する英単語「ソルト」から。
- ショルト・ストライク
左胸の前に構えた左手の手刀からショルトエネルギーを光線として放つ。
- ショルト・ショット
左手の指先からショルトエネルギーの光弾を飛ばす。
- ショルト・パウダー
粉状にしたショルトエネルギーを暗闇にバラまく事で、周囲を明るく照らす事が出来る。
追記・修正は何かを守るために国籍を捨てて光の国の飛び地に行ける人がお願いします。
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▷ コメント欄
- アナザーネオスかな -- 名無しさん (2017-01-31 09:52:05)
- 法律や政治に振り回されるウルトラ戦士…ウルトラマングラフィティにバトル要素を追加するとこういう感じになるのかな -- 名無しさん (2017-01-31 15:09:42)
- 結構苦戦したとは言え多くの怪獣を返り討ちにしてきてまだ一般隊員の足を引っ張らずに済む戦闘力って…これってヴェンダリスタとその尖兵の怪獣が弱いのか、それともこの世界の宇宙警備隊がとんでもなく強いだけなのか… -- 名無しさん (2017-09-18 22:02:00)
- 今見るとトサカがゼット系にも思える。 -- 名無しさん (2022-12-31 02:56:32)
- ↑×2 ヴェンダリスタが元々戦闘力の低い種族であること考えたら前者だろうね。普通に同数で戦ってたら最初に来たモブトラマン達に殲滅されてたろうし数の差で圧倒したんだろう。(それなら7体という絶妙な生き残り方に説明が付く) -- 名無しさん (2023-12-18 15:41:34)
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