登録日:2017/01/26 Thu 20:04:57
更新日:2024/02/02 Fri 11:13:15NEW!
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ヒーローズルール2
カウンター罠
墓地のカードを対象とする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの
発動を無効にし破壊する。
ヒーローズルール2とは『デュエリストパック-十代編3-』にて登場した遊戯王OCGの1枚。
墓地のカードを対象とするカード効果を封殺する効果を持つ。
OCGでは墓地を対象にするカードには蘇生やサルベージをメインに行う墓地利用カードや、
逆にそれらのカードに対するメタカードなど対象はかなり多く、それらをノーコストで無効にできるこのカードの効果はかなり強い。
しかし、墓地干渉と言えば《D.D.クロウ》という強敵がいる。
そこで、ここではこのカードとの比較をした上で、「ヒーローズルール2」の特徴についてを見ていこうと思う。
1つ目に上がる点としては「対象が複数でも相手の墓地でなくてもひとまとめに無効にできる」点である。
死者蘇生の様な相手側から見た相手の墓地、つまり自分の墓地を対象に取れる相手の効果や、
墓地の複数のカードを利用するカードを使ってきた場合、相手の墓地にしか干渉できず、
1枚しか除外できない《D.D.クロウ》ではその効果を完全には防げない。
そういった自分の墓地を狙ってくるカードに対してはこちらは関係なく無効にできるので、この点は《D.D.クロウ》よりも有効なポイントである。
また、このカードは「墓地を対象にするカード」に使うものであり、
それ以外の場所を対象に含んでいても問題ない為、選択された対象が墓地+それ以外という場合でも使用できる。
次にこのカードはカウンター罠である為スペルスピード3であるため、相手の発動したカードをあまり気にする必要なく発動できる。
また、それ故にこのカードはスペルスピード2の《D.D.クロウ》の効果にチェーンして発動できるが、このカードの発動に《D.D.クロウ》はチェーンして、
ヒーローズルール2の効果を空撃ちにさせることが出来ない。そう意味では《D.D.クロウ》はライバルであると同時に格好の餌食でもあるのだ。
ここまではこのカードが《D.D.クロウ》より優っている点について触れたが、その優っている点を裏返すとこんなデメリットにもなる。
まずこのカードが、これ以外のカードを発動することを前提とした「カウンター罠」であること。
《D.D.クロウ》の手札誘発効果はタイミングを選ばず、しかも妨害されにくいという点はやはり墓地利用を潰す上で融通が利く。
対してこのカード自身は罠カードであるが故に一度伏せないと発動できず、
相手の墓地メタとしてみる場合は発動タイミングは相手任せなので、積極的に使用するのは難しい。
更に言えば、《リビングデッドの呼び声》や《増草剤》などの発動済みのカードによる永続効果はこのカードでは無効にできない。
その為、能動的な発動がしづらいという点でこのカードは《D.D.クロウ》に劣っているといえるだろう。
そしてこのカード自身が無効にできるのはあくまで「(発動時に)墓地のカードを対象とするモンスターの効果・魔法・罠カードの発動」である為、
逆に言えば「対象を取らない効果」のカードは無効にできない。
具体例を挙げてみると、まず効果解決時に墓地のカードを選ぶような効果は対象を取っていないので、このカードだと無効にできない。
該当例としてはゴヨウ・ガーディアンの御用や闇王プロメティスの墓地除外効果がある。
他にも墓地のカードを使用して行う融合もこのカードでは無効にできない。
何故なら基本的な融合召喚は「発動宣言→融合モンスター+素材選択→融合の処理」という流れを踏むため、発動時には対象を選択していないからである。
《D.D.クロウ》に関しては融合素材を問題なく除外できるので、しっかりした妨害になる(尤も、その場合は召喚モンスターと素材の再選択をすることになるが)。
また、「コストとして墓地のカードを使う」場合も、コストのカードは効果対象とはみなさないので、このカードの効果の範囲外である。
例えばカオスシリーズの様な特殊召喚時に除外する墓地の光・闇属性のモンスターはコストとして除外されるので、このカードでは無効にできない。
その他にもカオス・ネクロマンサーの様な「墓地を参照する」永続効果やスターダスト・ドラゴンの自己再生の様な墓地発動はこのカードで無効にできない。
墓地への干渉力が強いとはいえ、このカードで御用や融合を抑えることは出来ないのだ。
《D.D.クロウ》が自身の墓地には効果を及ぼせないのに対して、
こちらは対象を取らない効果に使えないという、効果での使い道に違いが生じる事が分かる。
使い方をざっくりと分けるなら、《D.D.クロウ》は能動的に使える点を活かして相手の墓地利用の阻害、
《ヒーローズルール2》は逆にそういったカードへのメタにできる点から自分の墓地を守る目的にそれぞれ使えると言える。
それぞれの長所と短所を考えてうまくデッキに組み込んでいくようにしていくのが良いだろう。
追記、修正はカラスに死体をつつかれるのを阻止しながらお願いします。
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……さて、この項目を見た人たちの中にはこう思った人がいるのではないだろうか?
「ヒーローズルール『2』があるなら、ヒーローズルール『1』もあるんじゃないの?」
結論から言えば、ある。それはこういったカードである。
ヒーローズルール1 ファイブ・フリーダムス
通常罠
自分と相手の墓地から、合計が5枚になるようにカードをゲームから除外する。
なぜか『2』と違って、副題がついている。(まぁ『2』は副題がつかなくなったと取ることも出来るが。)
こちらは互いの墓地からカードを合計5枚除外する効果で、上で『2』の比較対象として書いた《D.D.クロウ》により近い効果を持っている。
魂の解放を罠カードにして、除外する枚数を5枚ピッタリにしたもので、
即効性や奇襲性には欠けるものの、自身の墓地も対象にできるようになったことで融通が利く様になり、
より相手に大きな被害を与えられるという点ではより《D.D.クロウ》にとってのライバルになれる存在であると言える。
ヒーローズルール2「なんだ…この扱いの差は。」
…まぁ同時にこいつも《ヒーローズルール2》の餌にされる可能性はあるが。
しかし、このカードを現実では使うことが出来ない。
何故ならこのカード、アニメでしか登場しておらず『2』の初収録から約10年が経った今でもOCG化されておらず、ゲーム等にも収録されていないのだ。
つまりどういうわけか、ナンバリング的には後のはずの《ヒーローズルール2》が先にOCG化された上に、
現状《ヒーローズルール2》はあるのに、《ヒーローズルール1》はないというある意味奇妙なカード事情になっているのだ。
類似例としては《トリッキーズ・マジック4》があり、『1』~『3』はないのに『4』はOCG化されている。
最もこちらと違って『1』~『3』は登場すらしていないが。
(というか、元々「4体に分裂する」という意味だったのだろう)
ともあれ、『1』についても強力なカードであることは間違いないので、OCG化が望まれる。
恐らく出たら出たで「なぜ『2』より先に出なかったしwww」と弄られるだろうが。
余談だが、《ヒーローズルール2》も『1』同様、アニメでも登場しているのだが、
この時は『1』に合わせる形だったのか通常罠で、効果も「カードの効果が墓地を対象とした時にそのカードの効果を無効にする」と、微妙に違ったものになっている。
追記・修正は『1』がないことを訝しみつつ、OCG化を待ちながらお願いします。
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▷ コメント欄
- そういやカラスの項目ってあったっけ? -- 名無しさん (2017-01-26 20:41:25)
- ↑今のところはないね。 -- 名無しさん (2017-01-26 20:47:04)
- 何気に某干支デッキの虎に刺さるんだな…だからどうしたって話だが -- 名無しさん (2017-01-26 20:53:06)
- フリチェでこの効果ってさり気なく相当強いなヒーローズルール1。こりゃ第5期当時はOCG化できないわけだ。 -- 名無しさん (2017-01-27 10:20:39)
- 昨今の大昔のアニメに出たカードのOCG化の波に乗って出てくるかもしれない -- 名無しさん (2017-01-27 11:27:00)
- 2ってファンカスに発動したら賄賂で無効化されてたな。 -- 名無しさん (2017-01-27 12:07:55)
- 原作だと二号しかいないバーバリアン -- 名無しさん (2017-01-27 12:33:51)
- ↑初期のGBのテキストで「なんて2号なのか謎」ってあったから狙ったネタだったんだろう -- 名無しさん (2021-03-05 12:13:33)
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