登録日:2016/12/30 Fri 09:05:41
更新日:2024/02/01 Thu 13:56:15NEW!
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ういんどみる 初恋サンカイメ エロゲー エロゲヒロイン かわしまりの 幼児体型 貧乳 a-ken部 幽霊? 博識 久代姫夏 面白さ優先
「そうだ、もっと敬うといい」
久代姫夏(Himeka Kushiro)とは、ういんどみる制作のエロゲー、初恋サンカイメに登場するヒロインの1人。
CV:かわしまりの
身長:142cm
3サイズ:73(A)/53/80
所属:白隈学園3年
特技:机上の空論・瞬間移動・ピアノ
好き;浪漫・冒険・ピザ
苦手:犬・猫
白隈学園に通う3年生の先輩でA-ken部の部長、同部所属のゆりのとは親友の間柄で彼女の女房役。
部の方針である「楽しいことを最優先」というのも姫夏の発案によるもの。
外見とプロフィールからわかるようにメイン登場人物の中ではリンを除いて最も小柄。
姫夏自身は外見から年下扱いされるのはあまり好きではないらしい。
主人公の太一がはじめて出会った霧ヶ峰の人間なのだが、
登場早々から瞬間移動の如く出たり消えたりするというなかなかインパクトのある登場をしている。
そのことについて問い質しても上手い具合にはぐらかされてしまったのだが。
理論派で熱が入りやすいタイプの人種で、興味を持ったことについては遊びだろうと本気で取り組む。
そういった性質故に博識で様々な知識に精通しており、学園主席の地位も持つ秀才だったりする。
大抵のことはそつなくこなせる器用な面もあるので、頼れる部長としてA-ken部の皆を率いている。
が、それ以上に楽しいこと最優先な部分もあるので、何かと突拍子も無いことを始めたりすることも多い。
加えて他人をからかうのが好きでもあるので、要所要所で周囲を引っ掻き回しては楽しげに不適に笑みを零すお茶目さん。
とはいえ、飽くまでもイタズラ程度の範疇に収まっているので、彼女の言動に本気で憤る人間はいないと言っていい。
唐突に現れて消滅したリンについても独自の推論を立てて落ち込むみんなに説明したりもしているが、
それ以外にもリンの存在そのものに何か思い当たる節があるかのような素振りも見せており、
初対面時のやり取りなども含めて、色々と謎めいているミステリアスな先輩である。
以下、ネタバレ含む。
幼少期はそこそこ名の知れたピアニストとして世界各地を回っていたとのことだが、
7年前、リン=海咲も同乗していた大型旅客機の事故に巻き込まれている。
海咲ルートでは語られなかった事故の詳細についても明かされており、
エンジントラブルによって不時着した機内は大人含めて乗客全員が大パニックとなっていたのだが、
比較的傷の浅かった姫夏と海咲が率先して乗客の避難誘導を行ったおかげで被害を最小限に食い止めることができたとのこと。
しかし最後の最後で運が尽きてしまい、突如として傾いた船体から吹き飛ばされて重傷を負ってしまう。
姫夏は墜落事故から多くの人の命を救った英雄として知れ渡ることになり、
彼女の治療のために多くのスポンサーがバックにつくことになる。
その中には後に親友となるゆりのの家族である氷上財閥も混じっていたとのこと。
そして姫夏は治療も兼ねて霧ヶ峰の医療施設に運び込まれてある実験に参加することになる。
それは、霧ヶ峰の超技術の根幹であるゼロ電子の働きかけによって肉体から精神を分離させる……
わかりやすく言うと、人為的な生霊に変化させるというものであった。
その果てに姫夏は同実験唯一の成功例となり、霧ヶ峰の中限定とはいえ自由に動き回れる体を手にして現在に至るのである。
前置きが長くなってしまったが、要するに作中に登場する姫夏は生身の肉体ではなく人為的に生み出された生霊という精神体で活動しているという途轍もない秘密を持っているのである。
初登場時や個別ルート序盤で瞬間移動の如く現れたり消えたりといった現象を見せていたのもこれが理由。
更には飛行機事故での出来事からリン=海咲のことを知っていたということにもなる。
実際、リンの存在を見た時は幼少期に会った海咲そのままの姿であることに内心かなり驚いていたらしい。
姫夏ルートでは太一が姫夏と行動を共にしていく時間が多くなっていく中でこれらの違和感を察知した結果、
生霊の姫夏に案内された先、霧ヶ峰の医療施設の最高機密エリアにて対面した生身の姫夏からこれらの真実を知ることになる。
生身の肉体の方は医療ポッド内で最新の注意を払って眠りについているが、
事故によるダメージは海咲よりも相当深刻らしく、下半身不随という後遺症が未だに残っている。
(姫夏曰くこれでもマシになった方とのことで、事故直後は生きた死体も同然の状態だったらしい)
生霊化によって自由に動き回れる肉体を得たことにより、あらゆることを楽しむ自分が形成されたのだが、
同時にそれは治るかもわからない自分の体のことを心配するくらいなら、いつ終わるかわからない今を楽しめればそれでいいという諦観的思考の裏返しでもあった。
太一含めてこのことを明かさなかったのは、生霊化実験が霧ヶ峰においてトップシークレットなこともあるが、
それ以上に周りの仲間に余計な心配をかけたくないからという不器用な優しさによるものである。
そんな姫夏の全てを知った太一は彼女のことを放って置けるはずも無く、
いつか自分が霧ヶ峰で研究者となって必ず姫夏の治療方法を見つけ、外の世界をその目に見せると決心。
姫夏も最初は呆気にとられるも、そんな男気溢れる太一に心が揺れ動いていくことになる。
諦めから中断していた生身の肉体でのリハビリも再会し、それに専念するために学生生活を休業することに。
……そして姫夏ルートはここからが異質であり、何とそのまま数年の時が経過してしまう。
仲間たちが皆卒業していく中、リハビリの効果も思うように現れずに気落ちしていた矢先、
霧ヶ峰の見習い研究員としての職に就いた太一と再会することになる。
かつての誓いを本当に実行するために戻ってきた太一の姿に姫夏は更に惹かれ、
自分の存在が重荷になってしまうとして避けていた自分の本心……太一が好きであるということを告白。
太一もまた、本気で好きになったからこそ今、姫夏の側にいるということを伝え、数年越しの末に2人は本当の恋人同士となった。
「……ごめん。言うべきじゃなかったのは、わかってる……」
「でも、自分でもどうしようもなかったんだ……」
「太一のことが好きで……本当に、心の底から、好きだから……」
太一が姫夏の担当になったことで、このまま恋人としての和やかな時間が過ぎていく……かと思われた矢先、
2人の献身的な思いも虚しく、姫夏の容態が悪化し、遂には事故当時と同じ昏睡状態に陥るという辛い現実が待ち受けていた。
しかし昏睡直前に太一は「覚悟はしているが、それでも自分は絶対に姫夏のことを諦めない」と改めて己の決意を語っており、
研究者になってから実に10年という長い時間の末に、遂に姫夏の身体の治療を成功させるに至る。
……だが、長い間医療ポッドで眠り続けていた所為なのか、身体が回復しても姫夏の精神は覚醒には至らず、
ベッドの上で只管に眠り続ける状態になってしまう。
時間が経ちすぎた所為で姫夏の治療のためのスポンサーも減り、資金難という新たな問題にも直面して万事休すであったが、
ふとした弾みで太一は姫夏の意識を呼び覚ますために、霊体化による意識のリンクで直接姫夏の精神に呼びかけるという方法を思いつく。
かつて姫夏と同じ被験者であった海咲や、自力で真実に辿り着き研究資金を新たに工面してくれたゆりのの協力などもあり、
長い時の果てに遂に姫夏は意識を取り戻した。
その後、今までの苦難が嘘のように姫夏は順調に回復していき、生身の肉体で日常生活を送れるようになる。
多くの人々の祝福を受けながら、太一に手を取られ自分の足で地を踏みしめ霧ヶ峰の外へと向かう姫夏は
これからやりたいと思っているたくさんの楽しいことに思いを馳せながら幸せいっぱいの笑顔を浮かべるのであった。
「ああ、やりたいことは、いくらでもある」
「もちろん、太一も一緒だぞ!? ついてきてくれるよな?」
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