登録日:2016/08/07 (日) 18:24:20
更新日:2024/01/25 Thu 13:59:33NEW!
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dcコミックス アメコミ バットマン new earth ポストクライシス プレフラッシュポイント ロビン ジョーカー ジム・スターリン ジム・アパロ ジェイソン・トッド
『Batman: A Death in the Family』は1988年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
『Batman Vol.1』#426~#429
発売 1988年12月から
脚本 ジム・スターリン
作画 ジム・アパロ
日本では2012年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。
2代目ロビン/ジェイソン・トッドの死を描いた作品。
『DCユニバース』の世界観を大きく変えたイベント『クライシス』以降、
ジェイソンは初代ロビン/ディック・グレイソンに似た素直な少年から不良少年に変わっていた。
この性格変更の評判が読者からもクリエイターからも良くなかったことと編集部が思いついた電話投票によりストーリーが変わるアイティアが結び付き、
ジェイソンの運命は読者に委ねられることとなった。当初編集部は生存か死亡どちらかが大差で勝利すると思っていたが、結果は死亡が僅差で上回った。
この宣伝方法が功を奏し本作は大ヒットを記録した。
また本作は後のストーリーにも多大な影響を与えバットマンは長年にわたり苦しみ続けることとなった。
【物語】
最近暴走しがちなジェイソンに対し、ブルースとアルフレッドはその原因が両親の死から立ち直れていないからと考え
彼にロビンとしての活動を禁じようとする。その話を聞いていたジェイソンはウェイン邸を出て犯罪通り/クライム・アレイを訪れる。
そこで手に入れた家族の荷物から自分に本当の母親がいることを知ったジェイソンは母親候補がいる中東に向かう。
一方のバットマンはジョーカーが脱走し中東に向かったことを知りその後を追う。そこで悲劇が待っていることも知らずに。
【登場人物】
- バットマン(ブルース・ウェイン)
ゴッサムを守る闇の騎士。暴走しがちなジェイソンを気遣いロビンの活動を禁止し、自身は脱走したジョーカーを追う。
その先の中東でジェイソンと合流しジョーカーを追いながら母親探しを手伝う。
母親探しには成功するがジョーカーの毒ガスを食い止めている間にジェイソンを殺されてしまう。
アメリカに戻ってからは覚悟を決めてジョーカーとの関係にケリをつけようとする。
- ロビン(ジェイソン・トッド)
バットマンの相棒の2代目ロビン。苛立ちから暴走しがちになりロビンとしての活動を禁じられてしまう。
その後、自分に本当の母親がいることを知り母親探しに中東に向かう。
そこでブルースと合流し母親候補である3人と出会い、ついに本当の母親シーラ・ヘイウッドに出会うことに成功する。
そしてシーラがジョーカーに脅されていたため彼女を助けようとするが、そのシーラに裏切られてしまう。
ジョーカーに何度もバールに殴られ打ちのめされた後、シーラと共に爆破され死亡した。
母親に裏切られたにもかかわらず最後まで母親を救おうとしていた。
≪ヴィラン≫
犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。『アーカム・アサイラム』を脱走するも資金を凍結されていたため、
密かに手に入れていた核ミサイルを中東に売ろうとたくらむ。
売却には成功するがバットマンに追い付かれさらにミサイルの発射台が暴発し金がなくなってしまう。
そこでかつて友人だったシーラ・ヘイウッドを頼り医薬品売却に手を染める。
それもバットマンとロビンにばれてしまうが、バットマンが医薬品とすり替えておいた毒ガスに食いついている間にロビンを爆殺する。
その後、イランの国連大使としてアメリカに現れる。
- レディ・シヴァ(サンドラ・ウーサン)
世界トップクラスの格闘家。ジェイソンの母親候補の1人。レバノンでテロリストの訓練を行っていた。
そこに現れたバットマンと激闘を繰り広げるがロビンの不意を突かれ敗北し動きを封じられる。
≪その他≫
- アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。普段の生活からジェイソンのことをブルース以上に理解し、ブルースにその様子を伝える。
- ウィリス・トッド、キャサリン・トッド
ジェイソンの両親。ウィリスはトゥーフェイスの部下で彼に殺された。キャサリンは実際は義理の母で病気で亡くなった。
- ラルフ・ハンディ
CIA局員。バットマンと交流を持っている。
- シャーミン・ローゼン
イスラエルの秘密諜報部員。ジェイソンの母親候補の1人。ジョーカーの核ミサイルを購入した組織を探っていたようでバットマンに命を救われる。
- シーラ・ヘイウッド
エチオピアで救援活動を行う医師。ジェイソンの本当の母親。ゴッサムにいたころ非合法手術を行っておりジョーカーとも関係があった。
その後ジェイソンを生むが、医療事故を起こしイギリスに移住。その時点でウィリスがキャサリンと結婚していたため身を引いた。
はるばるやって来たジェイソンを受け入れるもジョーカーに脅され医薬品の横流しに協力してしまう。
その後ジェイソンによって自分の不正が暴かれるのを恐れ彼をジョーカーに売る。
ジョーカーに息子がなぶられるのを黙って見届けるが、ジョーカーに裏切られ爆破される。
ジェイソンにかばわれたため即死には至らず、やって来たバットマンにジェイソンへの感謝を語り死亡する。
- アヤトラ・ホメニイ
実在の人物でイランの指導者。ジョーカーを国連大使に任命する。
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)
メトロポリスを守る鋼鉄の男。バットマンが国連大使となったジョーカーに手を出さないよう警告する。
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