茅杏子

ページ名:茅杏子

登録日:2016/05/29 (日) 17:24:28
更新日:2024/01/23 Tue 13:40:31NEW!
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金田一少年の事件簿 金田一少年 金田一少年登場人物項目 茅杏子 竹田愛里 警察 警視庁 刑事部 警部 キャリア組 謎多き女 お色気 妖艶 セクシー エロ ガサガサ… 誘惑 秘密 潜入 茶髪 インテリ 女刑事 婦警 クォーター 箱の中身はなんだろな ドラマ未登場





金田一少年の事件簿』の登場人物。


CV:竹田愛里



警視庁刑事部に所属している女刑事で階級は警部。潜入捜査を得意としている。
年齢は推定30代前半だと思われるが、プロフィール(年齢、身長、体重、家族構成など)は“機密保持”という事で一切謎に包まれている。
一応彼女の祖父が英国人であるという事だけは判明している。つまり彼女は英国人のクォーターという事になる。


大人の色香を漂よわせる茶髪美女。
その美貌を生かした色仕掛けが得意であるようで、作中でも金田一一に露天風呂で裸で迫り、ウブな彼をのぼせ上がらせていた。
お茶の水女子大出身のキャリア組で、英語とドイツ語も堪能である。
また日本舞踊や茶道も嗜んでいる模様。



彼女を語る上で欠かせないのが、常に持ち歩いている謎の“箱”
風呂に入っている時も、事件の捜査中でもそれを手放す事はないが、その中身は未だに謎に包まれている。
箱の中身は何かの生物であるらしく、時々中で「ガサガサ…」と音を立てて蠢いている。
中身を「この子」と呼んで溺愛しており、他人に箱を触られる事を何よりも嫌っている。
一度他人がそれに触ろうとした際には、「汚い手でこの子に触らないで!」と強い口調で言い放ち、普段とは違う冷酷な視線を向けていた。
しかし自分が認めた相手になら、そっと開ける事を条件に箱を触らせる事もある(それでも頑なに中身を見せようとはしないが)。
作者のさとう氏は「中身はサハラ砂漠にいるオオトカゲなのでは?」と推測しているが、金成氏が「企業秘密です」と断言しているため、結局謎のままとなっている*1
そのため、ファンの間では高遠遙一の実父にまつわる謎に勝るとも劣らない大きな謎として認知されていたりする。……多分ね。



初登場は『秘宝島殺人事件』。
世田谷で保険金殺人をやらかした凶悪犯を逮捕するべく、犯人が逃げ込んだ悲報島に宝探しツアーの一員として潜入していた。
潜入時は“とある財閥の令嬢”として皆の前で振る舞うが、島で事件が起きた際には死斑の医学知識を思わず披露したため、一から「何でそんな専門的な事を知ってるんだ?」と不審がられていた。
事件を捜査していた一の事をえらく気に入り、露天風呂で迫った時には島に伝わる和歌の意味を教え、一がとある人物に疑いの目を向けていた時には彼に遺伝の法則を教えるなど、要所で現れては推理のヒントとなるような事を告げていた。
解決編では、追っていた指名手配犯が財宝を前にして関係者を皆殺しにしようとした時に、彼を捕らえるために拳銃を発砲(後にその犯人は瓦礫に埋もれ死亡するが)。
その拳銃は今まで持っていた箱の中に隠されていたのだが、これは“この時のために用意したもの”であるようで、本物はちゃんと別のところにあった。
結局最後まで箱の中身は分からず終いとなっており、帰路につく彼女の様子を見た一は「謎が1つ残っちまったな…」とボソッと呟いていた。



次に登場したのは『1/2の殺人者』。
なぜか管轄外である横浜で起きた殺人事件の担当となっており、一の知恵を借りようと彼に捜査協力を依頼する。
しかし一は週末に追試を控えていたため一度は断られてしまうが、“箱のフタを開ける事”を条件に再び彼に協力を求める。
箱の中身が以前から気になっていた一や美雪、さらには初対面の佐木ですらその誘惑に負けてしまい、事件の真相解明に奮起する。
そして事件解決後には約束どおり一に箱のフタを開けさせるが、中には一回り小さい箱が入っていただけであった。
本人曰く「箱のフタは開けてもいいと言ったけど、中の子を見せるとまでは言っていない」とのことで、肩透かしを食らった一は「そんな小学生のヘリクツみてーなコトを~」と箱の中身がよけい気になり悶絶していたのだった。
ちなみにこの事件でも一を誘惑しており、展望レストランで食事をしていた時に「どう?今度は2人きりで食事でも…」と一の耳元で吐息混じりにそっと囁いていた。
『秘宝島』の時と言い、もしかしたら一を狙っているのかも……?



金田一少年の決死行』のグランドフィナーレでは、他県の警部たちに混じって登場。
相変わらず謎の箱を携えており、「この子も金田一君に会えてこんなに喜んで…」と彼(彼女?)の声を代弁し、一の自転車旅行のカンパにも協力していた。



ドラマ版では未登場。
アニメ版では『秘宝島殺人事件』で登場していたが、『1/2の殺人者』のほうは『剣持警部の秘密』と改題され剣持勇が代役として登場しているためこの話は未登場となっている。
今でこそ彼女の正体は刑事という事になっているが、実は彼女が初登場した時は「書いているほうも正体をちゃんと決めてなかった」らしい。
このままではいけないとスタッフ間で正体を何にすればいいかを話し合ったところ、刑事にすればバッチリだというノリもあり、彼女の正体は刑事であると設定されたようである。なんて適当な……



追記・修正は、小さな木箱を携えながらお願いします。ガサガサ…



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  • 金田一で初めて度胆を抜かれたのはこの人の正体が発覚したシーンだったな・・・ -- 名無しさん (2016-05-30 00:43:26)
  • 秘宝島の犯人がこの人を参加者に選んだのは意図なのか・・・ -- 名無しさん (2016-05-30 00:45:56)
  • ↑おそらく、怪しまれない様に一般人枠で選んだつもりだったのだろう。 -- 名無しさん (2016-05-30 00:50:13)
  • ↑2一般人枠として選んだつもりがたまたま刑事でしたってことはないだろうから参加者として選ばれた本物の「茅杏子」さんに警察が協力をお願いして入れ替わったんだと思ってたんだけど本人だったんだよなあ、火村・クリスは検死役・SGだったからこの人も本当に何らかの意図で選ばれたのかもしれないけど -- 名無しさん (2016-05-30 19:55:39)
  • 確かに最初から刑事という設定だったというなら、いくらなんでもバラバラ殺人からの連続殺人が起きてなおほとんど対処していなかったことになるからな。というか、島を脱出した後、警察に戻ってから責任おわされなかったのか? -- 名無しさん (2016-07-18 03:08:32)
  • KOF14のヴァネッサがなんとなく茅刑事っぽい風貌で気に入った。 -- 名無しさん (2018-02-25 00:07:18)
  • 見た目年齢的に、37歳の事件簿の頃も刑事として活躍してそうだよね -- 名無しさん (2019-01-13 10:44:00)
  • 箱の中身が銃だったのは「あの時だけ」じゃなく、餌も手に入らないような普段無人の島ではペットは家に置いてきたんじゃないかと思ってる。いつ岩田と撃ち合いになるか判らんのだし。(ラストシーンはあらかじめ持っていた別の箱と適当な中身) -- 名無しさん (2019-09-10 06:20:27)
  • お茶の水女子大出身のキャリア組…の割には現場に出向しすぎな気が(まあ、明智もだけど)。当然ながら剣持や明智も彼女のことは少なくても話しぐらいは聴いているはずなのだが、金田一も話題にしたがらないし共演したこともない。ある意味エキセントリックすぎる彼女を見て二人は何て言うだろうか? -- 名無しさん (2021-12-10 08:48:25)
  • 箱の中身が公式で明かされる日は来るのだろうか(恐らく来ない気がする) -- 名無しさん (2022-11-29 17:31:48)

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*1 推理クイズブック『謎解きファイル』掲載のコラムより

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