登録日:2016/01/08 (金) 17:39:46
更新日:2024/04/28 Sun 10:06:10NEW!
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ええ問題はないわ…
予定通り10時に落ち合いましょう…
ジン…
『ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間』とは、『名探偵コナン』において、江戸川コナンとFBIが関与した事件の名称である。
単行本第48巻と第49巻に収録されている。
テレビアニメでは第425話として、2006年1月9日に2時間半スペシャルとして放送された*1。
オープニング曲はB'zの衝動だが、オープニング映像が特別なものになっており、フランス語で「Impact Noir! Quand le bras de l'Organisation vous atteint」と表示されている。
また、2016年には『名探偵コナン 純黒の悪夢』の公開に先立ち3月19日~4月9日に『ブラックインパクト(Ⅰ~Ⅳ)』のタイトルで4週に分割して再放送された*2。
リマスターに伴い一部シーンのカットやBGMの変更などの編集がなされている。
この回では新たな黒の組織のメンバーが多数登場しており、終盤ではコナンで御馴染みのあるキャラに組織の魔の手が迫る緊迫した内容となっている。
またテレビアニメでは放送10年目を突破した記念すべき回でもあり、この回から全10回に渡り10周年記念クイズが出題されていた。
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
沖野ヨーコの4分クッキングに出演した小五郎は、その関係でアナウンサーの水無怜奈と知り合う。
そこで小五郎は怜奈からピンポンダッシュのイタズラを解決してほしいとの相談を受け、コナンと蘭を連れて彼女のマンションを訪問した。
翌日、事件はあっさりと解決し、そのまま怜奈の自宅を後にするコナンたち。
その途中でコナンは、調査のために怜奈の自宅へ仕掛けておいた盗聴器を回収し忘れていた事を思い出し、急いで彼女の自宅へと引き返す。
だがふとした偶然が重なり、その盗聴器の音声で怜奈が組織の一員だという事が判明し、組織が「DJ」なる人物の暗殺を企てている事も知る。
組織に気づかれる前に盗聴器を回収しなければ小五郎や周辺の人間にも組織の魔の手が伸びる。
そうならないように、コナンはFBIの協力を受けて暗殺現場である「エディP」へと向かうのだが……?
【事件関係者】
※一部キャストはネタバレ防止のため後述。
- 水無怜奈(みずなし れな)
CV:三石琴乃
日売テレビアナウンサー。27歳。
以前は「朝生7」という朝のニュース番組を担当しており、現在は日曜夜のニュース番組のキャスターをしている。
奇妙なピンポンダッシュのイタズラに頭を悩ませていたが、犯人が子供だと分かると優しい言葉でその事を注意していた。
その際に弟の事を思い出し微かに涙も見せていたが、彼女が組織の一員「キール」である事が判明した時は、これまでとは違って冷酷な表情となる。
インタビュアーとして「DJ」と接触し、その人物を亡き者にしようとしているようだが……?
- キャンティ
CV:井上喜久子
- コルン
CV:木下浩之
黒の組織の一員で2人とも凄腕のスナイパー。
キャンティはエロい言葉を連呼していたがその反面コルンは寡黙で無口。
同じスナイパーだったカルバドスを見殺しにしたベルモットを2人とも嫌っており、キャンティは「あの方のお気に入りじゃなきゃ当の昔に殺っている」などの憎しみのこもった暴言を吐いていた。
- 常盤栄策(ときわ えいさく)
帝都大学薬学部教授で衆院選立候補者。
今までに数々の新薬を研究開発し、多大な功績をあげている人物。
- 千頭順司(せんどう じゅんじ)
資産家の御曹司で人気俳優。衆院選立候補者。
父親も議員だったようで、今回当選すれば二世議員となるらしい。
- 土門康輝(どもん やすてる)
自衛隊の元幹部で衆院選立候補者。
人一倍正義感が強く、国民から絶大な支持を得ている。
父親も防衛省の元官僚である。
- 毒島桐子(ぶすじま きりこ)
CV:まるたまり
暴力団「泥参会」の女幹部。
過去に「DJ」に対し殺し屋を差し向けた疑いのある人物だが、その殺しは失敗に終わっている。
組織は彼女をこの暗殺劇の主犯に仕立てようと企んでいた。
- 男の子
CV:西村ちなみ
小学生くらいの小柄な男の子。
ピンポンダッシュ事件の犯人だったが、これは朝生7に出なくなった怜奈を心配して行っていた事であり(曰く「寝坊してたと思った」)、悪意を持ってやっていた訳では無かった。
去年交通事故で他界した母親に怜奈が似てたからという理由でこのような事をやっていたようで、怜奈に優しく注意されると笑顔でここにもう来ない事を約束し、家へと帰っていった。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
思いがけないところで黒の組織のメンバーを見つけるが、それと同時に最悪な状況に直面、組織が盗聴器の存在に気づく前にそれを回収しなければならなくなる。
怜奈が組織の一員だと分かった後も、彼女に対し妙な違和感を覚えていたが……?
ご存知蘭姉ちゃん。
今回出番は控えめ。気づかないうちに阿笠邸で匿われる。
コナンの様子を見に事務所に戻ろうとしたが、その時に灰原に強い口調で引き止められたためその場に留まった。
ご存知迷探偵。
今回は知らないうちに危うい立場に立たされる事となり、蘭と一緒に阿笠邸に匿われていた。
そこで推理ゲームをやっていた時に、ポツリと名言を呟く。
まあ殺人なんてゲームやドラマの中だけに留めてほしいもんだ…
本当に人を亡くした哀しみは、
ゲームやドラマどころじゃねぇからな…
ご存知哀ちゃん。
今まで組織が絡む事件に遭遇すると「やめなさい」「逃げたほうがいいわ」など悲観的な発言をする事が多かったが、今回は積極的にコナンやジョディのサポートを行っていた。
本人は「盗聴器が見つかれば私にも危害が及ぶから」だと言っていたが、内心では通り魔事件で歩美が口にした言葉が引っ掛かっていた。
ご存知天才発明家。
コナンの電話で車を用意し、今回も彼をサポートする。
後半は蘭たちに組織の手が伸びないように、自宅で彼らを匿った。
FBI捜査官。
以前から怜奈に目をつけており、彼女に気づかれないように監視を行っていた。
コナンと再会した後は彼と行動を共にし、組織の暗殺計画を阻止するべく奔走する。
FBI捜査官。
ジョディのために運転手役を買って出る。
『シカゴから来た男』ではポールとアニーのアニマルショーのファンとして登場していたが、FBI捜査官としてコナンと接するのは今回が初。
コナンからは「このオッサンもFBIだったのか…」と心の中で突っ込まれていた。
FBI捜査官。
事件のあらましはジョディから聞いていたようだが、「そうか…」と言ったっきり音信不通になってしまう。
この状況を打開する策を持っているのか?それとも……?
黒の組織の一員。
今回の暗殺計画の指揮を執る。
黒の組織の一員。
アニメ版では迂闊にも「DJ」の本名を声に出す場面もあったが、ジンからのお咎めは特になかった。
黒の組織の一員。
今回はあの方の命令で、補助要員としてメンバーに加わっていた。
暗殺計画を進めていくうちにコナンの姿を目撃し、この計画の影でコナンが動いている事を察する。
人気アイドル。
小五郎ならきっと力になってくれると信じ、悩みを抱える怜奈に彼の事を紹介する。
怜奈とは朝生7のレギュラーだった頃に知り合いになったらしい。
警視庁のメンバーでアニメ版のみ登場。
高木は3日前まで怜奈の自宅の横の部屋で張り込みをしていたらしく、その時にふと窓ガラスにイタズラ書きをしていた。
そのイタズラ書き「…木美和…」という文字をコナンが発見した事で高木は慌てふためいてしまう。
どうしてかって?「…」の部分にそれぞれ「高」と「子」を置くと……後は察しろ。
【以下、事件の核心】
- DJの正体と暗殺劇第一幕
暗殺の標的である「DJ」の正体は、衆院選立候補者の土門康輝だった(CVは福田信昭)。
「DJ」とは「ダイヤのジャック」の略であり、ダイヤは「地*3」、ジャックは「兵士」を示していて、それらになぞらえて土門をそう呼んでいたようである。
土門は犯罪に対する過激な発言で高い支持を得ている一方でそのスジからも恨みを買われており、目の前に現れた殺し屋すらも返り討ちにしてしまうほどの屈強な人物だった。
既に未来の首相候補とまで言われているらしく、そうなってしまえば組織の障害になり得る可能性もあったため、議員になる前に排除しておきたいのではないかとFBIは考えていた。
その後、コナンは「エディP」は「杯戸公園*4」の事を指していると推理し、ジョディを連れて急いでそこに向かった。
コナンたちが到着した頃には既に怜奈による土門へのインタビューが始まっており、組織のメンバーも各自スタンバイして土門をライフルで狙っていた。
ほどなくしてコナンたちは土門を見つけるが、土門の周りには彼を支持する一般人が大勢いたため無闇に近づくとその野次馬にも危害が及ぶ恐れがあった。
そこでコナンは機転を利かせ、ジョディに公園のスプリンクラーを撃つよう指示を出し、そこから噴射した水を雨だと思い込ませて土門や野次馬に傘を差させた。
こうする事でキャンティたちは土門を狙う事が出来なくなり、公園での暗殺を諦めざるを得なくなってしまった。
その頃、ジンからの指示で撤退しようとしていた怜奈は、ふとしたはずみで靴が脱げてしまう。
それを見ていたコナンはチャンスとばかりにその靴を拾いに行き、裏についていた盗聴器を回収しようとしたのだが……?
- 水無怜奈
コナンが靴を拾い上げた途端それを掴み、コナンの存在に気づく。
「気づかれた!」と動揺するコナンに、彼の肩に手を置きながら……
まさか私を…つけて来たの?
……と問いかける。
その質問にコナンは咄嗟に「たまたま偶然…」と答えるも、さっきまでいた蘭や小五郎が側にいなかったため、不自然な答えを返してしまったとコナンはつい焦った。
だがそのウソを信用したのかそれ以上の追及をする事は無く……
助かったわ…本当に…
……と、靴を拾ってくれた事にお礼を言ってその場を去った。
この一連の出来事にコナンは何か妙な違和感を感じ、思わず靴裏の盗聴器を回収し忘れてしまうが、そのお陰で組織の追跡を続行する事が出来た。
どうやら組織は杯戸公園での狙撃が失敗した時のために第二の暗殺計画を用意していたようで、16時頃に「ベインB」という場所で土門を狙撃するつもりらしい。
コナンたちは「ベインB」という場所を割り出し、組織の先手を取ろうとするが、その第二の暗殺劇の途中であるトラブルが発生し、遂に……
【以下、終盤にかけてのネタバレ】
どこまでつかんでいるかは知らないけど…
私達を止められるかしら?
私の愛しい…シルバーブレット君?
- 暗殺劇第二幕、そして…
「ベインB」という言葉から、コナンは次の暗殺の舞台は「鳥矢大橋*5」だと推理し、FBIとそこに向かう。
嬉しい事に暗殺予定時刻まで2時間も猶予があったため、ジェイムズはその間にある作戦を実行しようと提案する。
その作戦とは、組織が橋に向かう前に捜査員を橋の近辺に配備し、組織の一員を1人ずつ確実に拘束していこうというものだった。
暗殺予定時刻の少し前にその作戦を決行、バイクで走行していた組織の一員を見つけ車で取り囲む。
だがその人物は車の上にバイクごと乗り上がり、それを突破しようと抵抗する。
その時、近くで遊んでいた少年が道路に飛び出してきたため車は一斉に急ブレーキを掛ける(その少年は後のエピソード『黒の組織の影』で再登場し、名前も判明する)。
その反動でその人物は乗っていたバイクごと前方に勢いよく吹っ飛ばされてしまった。
バイクに乗っていたのは、ジンと行動を共にしていると思われていた怜奈であり、彼女は事故で頭を強く打って意識不明となっていた。
コナンは、バイクに乗っていたのは毒島に変装したベルモットだと推理していたが、その直後怜奈の靴につけていたはずの発信器の反応が途絶えてしまう。
同じ頃、無線会話に発生するノイズに違和感を感じていたジンは突如怜奈の持ち物を物色し始め、彼女の靴についていた発信器を見つけ出す。
その事から全てを察したジンはあの方から標的変更の了承をとり、メンバーに米花町のとある場所へ向かうように指示を飛ばす。
その場所とは米花町5丁目の毛利探偵事務所だった。
聞こえるか?毛利小五郎…
- 新たな暗殺劇と事件の結末
土門の車を後ろから追跡していたコナンとFBIは捜査員から「組織が杯戸町方向へ逆戻りしている」との連絡を受ける。
コナンは発信器の事が組織にばれたと考え、小五郎を守るため「すぐに毛利探偵事務所へ向かって!」とジェイムズに頼む。
その頃、当の小五郎は阿笠たちの目を盗んで事務所へ戻っており、競馬12戦的中を目前にして胸を高鳴らせていた(笑)。
競馬中継を見ていた際、キャンティとコルンにテレビアンテナを吹っ飛ばされ、自然な形で誘導されて窓際の席に腰を下ろしラジオを付ける小五郎。競馬に集中するあまり、固定電話の電話線まで抜いて遮断してしまう。
その背後でキャンティたちはライフルを構え、ジンは小五郎が盗聴器を仕掛けたものと思い込み、それを介して小五郎に語りかける。
どうやらジンは小五郎とシェリー(灰原)には繋がりがあるはずだと睨んでいるらしく、シェリーとの関係について聞き出そうとしていたようだが、小五郎は競馬中継をラジオで聞いていただけなので当然ながら返事など返ってくるはずがなかった。
ジンが猶予として小五郎に10秒与えていたその時、ようやくコナンが到着し、ジンのカウントダウンが終わる寸前でボールを事務所の窓にぶつけ、ライフルの狙いを逸らした。
その後のコナンと小五郎のやりとりから小五郎はシロだと断言するベルモットだったが、ジンは構わずコナンもろとも小五郎を殺せと命令する。
ジンはまだ小五郎の事を疑っているらしく、彼を殺した後で盗聴器についていた指紋を解析し、彼の周辺からそれを仕掛けた人物を割り出そうと考えていた。
そして問題の盗聴器を眺めていたその時、突如後方から銃弾が飛んで来てその盗聴器を粉々に砕く。
後方には700ヤード*6ほど離れた場所に高層ビルが建っており、その屋上にはライフルを構えた赤井の姿があった。
やっと会えたな…
愛しい愛しい…宿敵さん?
赤井はそう嬉しそうにほくそ笑むと、ジンに数発の弾丸を撃ち込み、左頬などを負傷させる。
このままでは分が悪いと判断したジンは仲間に撤収命令を下し、足早にその場から立ち去った。
撤収後、ウォッカは「小五郎とFBIが協力関係にあるのではないか」と焦っていたが、ベルモットは「盗聴器はFBIが仕掛けたものであって小五郎はFBIとは無関係」だと主張。
そのベルモットの言葉を受けてジンはこれ以上の深追いは止めたが、まだ小五郎が完全なシロだとは思っていないようであった。
そして一向に連絡のない怜奈はFBIの手に落ちたと見て、あらゆる手段を駆使して必ず彼女を見つけ出すと断言し、組織へと戻っていった。
- 水無怜奈
事故で負傷し、その後は杯戸中央病院へ運ばれるが、結局最後まで意識が戻る事は無かった。
担当医師によると命に別状はないようだが、いつ意識が戻るかまでは分からないらしい。
表の顔は人気女子アナウンサーだったため、彼女が行方不明になると大騒ぎになる可能性があったが、そこはコナンが彼女の声を使って局に休暇を取ったおかげで何とかなった。
なお、第二の暗殺劇の計画の説明を受けていた時にベルモットに「貴方まさか…コレじゃないでしょうね?」と言われバイクをコンコンとノックされていたが、その時は「そんなわけないでしょ?」と軽く返していた。
ベルモットは怜奈に対しある疑惑を抱いているようであるが、果たしてその疑惑とは……?
ちなみにその疑惑の件は後に『赤と黒のクラッシュ 昏睡~殉職』の中で語られており、そのエピソードの中で怜奈に関する驚きの事実も解明されている。
- 土門康輝
実は彼の父親は20年前に不倫をしており、それが公表されるのを恐れ、そのネタを伏せる条件で怜奈のインタビューに応じていた。
このネタは日売テレビが掴んでいたものだったが、ネタを伏せる条件は怜奈が独断で提示したものであったため、何も知らないテレビ局側によって事件後に公表されてしまう。
勿論、この事に関して土門自身に全く責任など無かった訳だが、土門はこれを苦境と捉えて衆院選出馬を断念した。
土門がこの程度の事で出馬を断念するような実直な人物だと分かっていれば、組織もこのような大それた計画を立てはしなかっただろう。
組織の人間に言うのもあれだが、今度からもう少し詳しく標的をリサーチしてから最適な計画を立てるようにしたほうがいいのではないだろうか?
- 赤井秀一
- ジョディ・スターリング
赤井は以前にも何度かコナンと対面していたが、コナンの推理能力を目の当たりにしたのは今回が初めて。事件終息後、怜奈の声で人事部長に電話しているコナンを見て、赤井は思わず「何者なんだ?」とつぶやく。
赤井の隣にいたジョディは、穏やかな表情で「探偵よ…私のお気に入りのね…」と返すのだった。
- 毛利小五郎
危うくその身に競馬の神ではなく死神が舞い降りそうになるが、コナンの活躍によって何とかその危機は去った。ちなみに最後のレースは外してしまった模様(笑)。
その後、FBIは彼に護衛をつけたらどうかとコナンに提案していたが「つけないほうが今回の件に小五郎は無関係だと思わせられるためより安全である」と考えてコナンはそれを断った。
それに加えてコナンは普段の小五郎の体たらくぶりを見れば、流石に組織も標的から外すだろうと考えていて、現に事件後も何事もなく平穏な日常を過ごす事が出来た。
その数日後、怜奈によく似た男子高校生が小五郎の事務所を訪れるのだが、それはまた別の話。
【余談】
ちなみにこの回、作中では元自衛官の土門康輝が組織による暗殺の対象となっているが、
本当は「資産家の息子(恐らく千頭順司だと思われる)」がターゲットになる予定だった。
というのも、作者の青山氏が「ジャック」の意味を王子だと思い込んでいた為、「ジャックは"王子"だから資産家の息子がターゲットだ」という事件になる予定であり、
実際にそのまま1話を完成させ、2話目を執筆している最中で勘違いに気がついたとのこと。
※ちなみにこの話以前の『集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド』でトランプの絵札のネタが出た際には「ジャックは兵士」と明言され、これが作中の暗号に関わっていた。
その後、土門に元自衛官との設定をしていた事を利用して軌道修正を行ったことを、
青山氏自身が週刊少年サンデーの巻末漫画『サンデー非科学研究所』の「研究その52」に掲載されたインタビュー漫画にて明かしている。
なお現在このエピソードはサンデーの公式漫画サイト・アプリ「サンデーうぇぶり」にて無料公開されているため、容易に読むことが可能。
このことを踏まえて1話目から読み返すのもまた一興だろう。
この年は新年の挨拶で、コナンのテーマ曲である「ぼくがいる」をコナンが歌っている。
この曲の作詞は阿久悠、作曲は大野克夫の黄金コンビが担当している。
10秒くれてやる…
追記・修正する気になったらそのキーボードから左手を離して上に上げろ…
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▷ コメント欄
- ごめんジン兄貴、シリアスシーンなのにどうしても例の場面は笑っちゃうんだ… -- 名無しさん (2016-01-08 19:44:58)
- まだ小五郎をシロと定めた訳じゃないとジンが言ってたけど、ごめん。ネタキャラとなった今では負け惜しみにしか聞こえません。 -- 名無しさん (2016-01-08 22:42:11)
- アニメで描かれた水無怜奈の寛いでる姿が妙に普通で生活感ある描写だったなあ・・・。トリッカーでスーパーアクションやってのけるCIA捜査官とは思えないぐらい普通の女性っぽくてwww -- 名無しさん (2016-01-08 23:02:57)
- 「1月9日に2時間半スペシャルとして〜」西暦何年か書いてくれよ -- 名無しさん (2016-01-08 23:08:18)
- ジン兄貴がネタキャラになってしまった回。小五郎に対して天然ボケを炸裂させるアンタはお笑い者だったぜ。 -- 名無しさん (2016-01-09 18:24:34)
- ぶっちゃけ土門(ターゲット)に関してはわざわざ殺さなくても不倫ネタを週刊誌とかにばら撒いちゃえばすんだんだよな -- 名無しさん (2016-01-09 18:59:13)
- 命狙われるわ、(自分自身ではなく親父の)不倫ネタリークされるわ、土門さん不憫すぎるだろ…。土門さん本人はいい人っぽいのに -- 名無しさん (2016-01-09 19:20:13)
- ヤイバ(コナン役)「よっさやか、久々♪」 -- 名無しさん (2016-01-10 12:40:37)
- 今から十年前のこの時期か -- 名無しさん (2016-01-11 12:38:29)
- 松平片栗虎「・・・毛利小五郎 立てコノヤロー 10秒以内に立たねーと 頭 ブチ抜く ハイ1・・・」 ドォン(銃声) -- 名無しさん (2016-01-13 13:04:22)
- 怜奈は結局暗殺をどうするつもりだったんだろうか? 不倫ネタで出馬を断念させられるのなら黒の組織も手を出さないだろう(ボスが慎重居士ならなおさら)となると、怜奈本人は情報を操作して組織が暗殺を企てるように誘導したように思える。暗殺は元々CIAの仕事だったのか、あるいはFBIやコナンが出てこなければCIAが出てきたのか…… -- 名無しさん (2016-01-18 20:39:50)
- どうやらこの話が4週分割式で再放送されるらしい -- 名無しさん (2016-02-24 18:34:23)
- Q:どうして白昼堂々いかにも怪しい連中がビルの屋上でライフル構えてるのに誰も気にしないのか -- 名無しさん (2016-03-21 13:31:37)
- 原作単行本では灰原がキャンティとコルンの事を言及する時に台詞が「腕利きのスパイナー」と誤植されてたな -- 名無しさん (2016-03-26 18:16:56)
- それはウルトラ警備隊が作った特殊火薬や -- 名無しさん (2016-03-27 09:14:21)
- ガキ諸とも・・・この判断事態は正しいと思う -- 名無しさん (2016-04-03 05:21:13)
- カウンターボードマジでFBIvs組織編御用達BGMだなwww -- 名無しさん (2016-04-09 18:29:08)
- もし小五郎の競馬が当たっていたとして、両手を挙げて喜んだとしたら、ジンは次にどう出ただろうか -- 名無しさん (2016-04-10 22:13:29)
- ベルモットに完全に論破された後の「まだ毛利小五郎がシロと決まったわけじゃねえけどな」が情けなさ過ぎて酷い -- 名無しさん (2016-04-11 21:23:19)
- この話で一番ポンコツっプリをさらしたのって作者だよな。赤井の狙撃とか -- 名無しさん (2016-05-01 11:15:00)
- ↑2 直後に「」 -- 名無しさん (2016-05-22 00:29:33)
- ミス 「ガキ(コナン)もろともやれ」もなかなか。どう見ても八つ当たりだ -- 名無しさん (2016-05-22 00:30:03)
- >>全てを察したジン 全然察してない件 -- 名無しさん (2016-07-08 09:21:55)
- ↑2 ただそっちはある意味正解なんだよなw -- 名無しさん (2016-07-15 22:42:57)
- 黒の組織は、なんでわざわざ暗殺地点や標的をコードネームで呼んでたんやろ? 誰かに聞かれるわけでもないだろうに -- 名無しさん (2016-08-05 13:05:32)
- ↑習慣なんじゃない? あとテレビアンテナをふっとばしたってことは競馬を見ていたって気付いていたことになるんだけど、今更誤解だと面子が潰れるから強行したんじゃないかと勘ぐってしまう -- 名無しさん (2016-12-18 21:24:54)
- 今週号のサンデーに、このエピソードの裏話が載ってた。 -- 名無しさん (2017-04-19 17:17:14)
- ジンよりも2回も盗聴器を回収し忘れた上に以前使った盗聴器を使うコナンが間抜けすぎる -- 名無しさん (2017-05-14 00:57:23)
- 完全に予想を外しているのに未だにおっちゃんが怪しいのを捨ててないジンニキマジしつこい。 -- 名無しさん (2018-01-02 02:00:46)
- ↑2 そもそもその盗聴器は、組織とは全く関係ない事件(ピンポンダッシュの話)のために使ったんですが…それに盗聴器を回収し忘れたおかげで水無怜奈が組織のメンバーだと知ることができたんやぞ -- 名無しさん (2019-05-23 09:13:52)
- 「ダイヤは占星術で土」という部分だけが妙に浮いてたと思ったら作者ミスの影響だったのか。 -- 名無しさん (2019-08-12 09:08:57)
- これをわざわざ4週も再放送しなけりゃサクラ組の話を早く見れたはずなのに何で -- 名無しさん (2021-03-10 00:02:21)
- いやまあ「今回は」盗聴してないと分かっただけで、結局件の「探偵のような狐」の正体が分かってないから完全におっちゃんからマークを外さないのは別におかしいことではない(そもそも読者目線だからこそおっちゃんはポンコツだけど、殆どのキャラから見れば日本一の名探偵だし)。おかしいことではないんだけどなあ… -- 名無しさん (2021-03-10 00:07:44)
- ↑3 軌道修正じゃなければギャンブルの話題はカットで、土門のDと元自衛官だからJレベルにシンプルできただろうし、そもそも土門さん対象にする理由もないからねぇ -- 名無しさん (2021-05-14 20:29:53)
#comment
*2 1つのエピソードを複数の週に分けて再放送するのはコナンでは初。
*3 占星術における性質
*4 「エディ」はジキルとハイドに登場するハイドのファーストネーム、「P」はパーク(公園)を意味する
*5 「ベイン」は矢羽、「B」はブリッジ(橋)を意味する
*6 およそ640メートル
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