登録日:2015/12/16 Wed 22:01:05
更新日:2024/01/16 Tue 13:19:42NEW!
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mgs mgs2 おまけ要素 ファンサービス パラレルワールド メタルギア メタルギアソリッド 公式が病気 自虐ネタ なぜこうなった なぜこうならなかった 隠しシナリオ スネークテイルズ
「…幾多の宇宙で悪名を轟かせ、蛇蝎のごとく忌み嫌われている史上最凶のユニットだ。」
「その存在のみで世界を破滅させると恐れられ、全宇宙の憎悪を一身に集めてきた暗黒と邪悪の申し子達。」
「地獄のプリンセスと混沌の貴公子……。」
「紹介しよう。」
「ローズとジャックだ!!」
スネークテイルズとは、メタルギアソリッド2サンズオブリバティの完全版である『メタルギアソリッド2サブスタンス』で収録されたおまけモードである。
サブスタンスをベースにしたHDエディションにももちろん収録されている。
このモードが収録された背景には、MGS2の主人公が雷電に代わり*1、スネークが操作できる部分が少なくなってしまったという理由と、『サンズオブリバティ』のPVであたかもスネークがプラント編で使えるような描写を行ってしまい、結果的にPV詐欺になってしまったことから苦情が寄せられたことがきっかけだという。
MGS2で序盤のタンカー編でしか操作できなかったスネークを主人公に据えた5つの(主にプラントで進行するが、タンカーやVR訓練を用いたものもある)物語を楽しむことが出来る。
ABCDEを頭文字に冠する五つの物語は、本編とは異なるパラレルワールドで、本編ではあまり活躍しなかったキャラクターにも出番が与えられている…が、キャラクター崩壊を起こしているキャラクターもいる*2。
※だいたい、『E』シナリオのせいなのだが…。
ストーリーは短編集といったところで、『メタルギア』が出てくるシナリオは少ない。無線やデモがなく、テキスト(MGS1のミッションログのようなもの)でストーリーが進行していく。その代わり、ボスの殺傷、非殺傷。時間制限や、救助対象のダメージで、ストーリーが分岐する。
全体的に高難易度。バッドエンドを回避するのにはテクニックが必要となる。ソリトンレーダーも使用不可能。本編とVRに慣れたプレイヤーにおススメしたい。
◆各シナリオ紹介
:A WRONGDOING
日本語で言うと『犯罪』。
ビッグシェルが武装組織に占拠され、大統領が人質に取られてしまう。
スネークはキャンベル大佐から大統領の救出と、テロリストの武装解除を依頼され、ビッグシェルに潜入する。
もしもスネークがビッグシェル占拠事件を解決に向かったらというif。なぜこうならなかった
本編で影の薄いエイムズとモブのジェニファーが重要な役割を果たしている。
なお、スタート地点の昇降機から降りた後、再度昇降機に乗ると…
○登場人物
- ソリッド・スネーク
フィランソロピーを設立しなかった世界線のスネーク。
2年前にテロリストに占拠されたタンカーを奪還する任務に就いていた。
- ロイ・キャンベル
ご存じ大佐。特にこの話では重要な役回りはない。
- ファットマン
本編とは違い、名実ともに『爆弾魔』となった男。3年前に教会を爆破した。
- リチャード・エイムズ
シークレットサービス。この任務の最初の目的。やたらとファットマンに詳しい。
- ジェニファー
本編ではただの人質だった女性。スネークに協力するシークレットサービス。
リチャード・エイムズの同僚。
本編ではプレイヤーにあんなことやこんなことをされてしまう受難のモブだった
:BIG SHELL EVIL
日本語で言うと『ビッグシェルの怪物』。
不審死が相次ぐビッグシェル。オタコンによると彼の妹がここで働いているという。
スネークはオタコンに必死に頼まれて、エマ・エメリッヒの様子を見にいくことに。
しかし、到着したビッグシェルは武装組織に制圧されてしまう…。
もしも、何かが違えばこういう世界もあり得たかもしれない。なぜこうならなか(ry)
本編ではあれだったエマにとっては、救いが示されているシナリオ。
Eシナリオを除いた4シナリオの中では、最難関のシナリオかもしれない。エマと逃げる強制アラートではM4を持っていないと非常にキツイ。
ちょっとしたホラー仕立て?
○登場人物
- ソリッド・スネーク
オタコンの頼みで嫌だと言いつつもちゃっかりビッグシェルに潜入する漢。
- オタコン
相変わらず妹が気がかりなハル義兄さん。
やっぱりこの世界線でも、妹とは疎遠らしい。
- エマ・エメリッヒ
この世界線では真面目に仕事をしているらしい義妹。
- ビッグシェルの怪物
ビッグシェルの連続不審死事件に関与しているとされる謎の人物。
幽霊では?と噂があるが定かではない。
:CONFIDENTIAL LEGACY
日本語で言うと『秘密の遺産』。
キャンベル大佐の宿敵、ゴルルゴビッチの私兵部隊が海兵隊のタンカーを狙っており、しかも、ゴルルゴビッチの部隊にメリルが参加している。
キャンベルの依頼を受け、スネークはタンカーに潜入することになった。
スネークとキャンベルの関係が続いている世界のif。なぜこうなら(ry)
MGS2本編よりも、MGS1の続編らしいシナリオ。
MGS4より先にメリルと大佐の因縁が描かれている。
○登場人物
- ソリッド・スネーク
メリルと暮らしたこともあった伝説の英雄。
相変わらず、女から逃げるか、逃げられるかするらしい。
- ロイ・キャンベル
お馴染み大佐。今回はキャンベル家の複雑な関係がストーリーの主軸となる。
メリルの実の父親
- メリル・シルバーバーグ
スネークの元を半年前に離れたかつての戦友。
父のマットがゼルゲイと協力していたと信じている。
- セルゲイ・ゴルルゴビッチ
米軍のタンカーを奪い、載せられていたメタルギアを元の所有国に返そうと目論んでいる。
- マット・キャンベル
ロイの弟で、かつて米軍を裏切り異国の地で果てた男。この物語の鍵を握る。
:DEAD MAN WHISPERS
日本語で言うと『死者は囁く』。
デッドセルとSEALsで極秘合同演習が行われる、スコット・ドルフはプリスキンにこの演習で何かが起こるとして潜入させた。
スコットの勘は当たりヴァンプの反乱が起こる…。スコットの指揮下でプリスキンは状況確認を始める…
もしも、スネークが犯罪者に認定されなければこういった世界もあったかもしれない。なぜこう(ry)
デッドセル関連に重きを置いたシナリオ。
まともなで、忠を尽くすヴァンプを見られる貴重なシナリオ。
スネークテイルズの中では比較的難易度は低め。
○登場人物
- イロコィ・プリスキン(ソリッド・スネーク)
スコット・ドルフに中尉として合同演習に参加するように依頼される。
- スコット・ドルフ
海兵隊司令官。本編と同じくヴァンプとは愛人関係である
何かが起こる予感を感じてスネークに演習参加を依頼する。
- ヴァンプ
デッドセルリーダー格の一人。今回の演習にただ1人だけ参加を許された。
演習が終わろうとしていた時に暴走を始めてしまう。
- ジャクソン
デッドセルかつてのリーダー。汚職で逮捕され、精神的に病んでしまう。
- オブライエン
本編にも一応登場した海軍大佐。ヴァンプに狙われてしまう。
:EXTERNAL GAZER
日本語で言うと『外部からの監視者』。
オタコンが開発した、コペルソーン・エンジンを利用したVRシステムを試していたスネークの前に、
ビッグシェルに怪獣が出現するという噂を聞きつけたメイリンがやってくる。
怪獣の噂に興奮する二人に後押しされてスネークは嫌がりながらも数時間後にビッグシェルにカメラ片手に立っていた…
何がどうなったら本編につながるかわからないシナリオ。なぜこうならな…なぜこうなった!?
ゴーストバベルで登場した偉人『コペルソーン』*3の名前も登場した。
公式が病気と言っても過言ではないシナリオ。
並行宇宙をはじめとするSF要素にメタ要素も絡みシュールかつカオスに仕上がっている。
なお、このシナリオにはエンディング分岐が存在しない。
ただし、『雷電テイルズ』と呼ばれるループが存在する。無限ループって怖くね?
○登場人物
- ソリッド・スネーク
フィランソロピー唯一のツッコミ担当・まともな常識人。
オタコンのフィギュアを壊していたことを黙っていた。
- オタコン
スネークの良い相棒。最近、コペルソーンエンジンに興味津々。
スネークに100ドル貸していたりする。
- メイリン
怪獣の新聞を片手にやってくるこの事件の発端。
別宇宙の彼女はソリダスのフィアンセ。
- オルガ・ゴルルゴビッチ
スネークと違う宇宙に住んでいたオルガ。元の宇宙に帰れなくなっている。
- ソリダス・スネーク
平行世界の自分を助けるためにメイリンと共に暗躍している。
そして最後には…
- 運のいいことが取り柄の明るい黒人
ゴルルゴン探検隊に応募してきた女性。
本編では悲しい運命に置かれていたが、この世界では幸せそうで何よりです。
- スライディングとバック転が特技のオッサン
ゴルルゴン探検隊に応募してきた男性。
本編では大統領だったが、この世界では一般人らしい。
- 混沌の貴公子
その名の通りMGS2を混沌に陥れファンたちの憎悪を一身に受けた本編の主人公。雷電?知らない名前だなぁ
- 地獄のプリンセス
その名の通りMGS2を地獄の展開に押しやりファンの間で悪名を轟かせた本編のヒロイン。ローズ?そんな人いたっけ?
- 異次元怪獣"ゴルルゴン"
最初の記事に載っている『ビッグ・シェルの怪獣』。
意外な弱点が存在する。
- 遺伝子怪獣"ゲノラ"
最後の記事に載っている『ビッグ・シェルの怪獣』。
初出はメタルギアソリッドインテグラル。
サブスタンスのVRミッションには、対ゲノラ用兵器"メカゲノラ"が登場する。
・余談
メタルギア本編のifを描いたものとして、下記の物などがある。
- MGS1『ラジオドラマCD』
こちらは、公共の電波で流されたものでCDが発売されている。
スネークと共に潜入任務に挑むメイリンや、拷問にかけられるキャンベル、迷走するメリルなど珍しいものが聞ける。
- MGSV:GZ『SIDE OPS&EXTRA OPS』
こちらは、本編をクリアすると追加されるミッション群。
SIDE OPSは、パラレルワールドかつ本編の補足説明となる。
EXTRA OPSは、完全にネタに走っている。
追記・修正はABCDE全てのシナリオをクリアした方がお願いします。
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- 偽項目風にする意味合いがあんまり感じられないし(そもそも脚注で元ネタ紹介入れるなよ!!)、句読点がぐちゃぐちゃだ。それと脚注が多すぎるのは何とかできないだろうか…? -- 名無しさん (2015-12-17 11:22:04)
- ところどころ日本語おかしいな -- 名無しさん (2015-12-17 19:58:17)
- エマ連れて強制アラート(だっけ)なるとこがかなり難しかった覚えが。冒頭の偽項目部分は全部必要ないよね -- 名無しさん (2015-12-18 17:38:01)
- なんかMGS2が嫌い、もしくは雷電が嫌いな人間が建てた項目に見える。意図的にそう見えるようにしたネタ? -- 名無しさん (2019-01-19 14:30:34)
- Dが特に好きで、何周もしてる。またこういう短編のMGSやりたい -- 名無しさん (2022-02-18 22:06:35)
- ↑2 多分ネタ。2015年ごろどうだったかは分からないけど、昔は公式も雷電 -- 名無しさん (2022-04-16 10:47:10)
- (続き)をいじり倒してたぐらいだった。スネークテイルズでも完全にネタ枠 -- 名無しさん (2022-04-16 10:48:24)
- ↑×4 MGS2発売後の雷電はマジで大炎上したし公式もそれに応えてそういう扱いを定着させて、それが好評を博したレベル。冒頭の青字なんかは筆者のオリジナルじゃなく原作にある台詞そのまんまだし、スネークテイルの作風を尊重した意図的なネタで間違いない -- 名無しさん (2022-09-24 18:35:21)
- ↑酷い話だなぁそれ。そんなことが好評を博したって、公式が自分たちの見せ方に問題があったのを雷電に批難押し付けてファンもそれを良しとしたみたいな話だ… -- 名無しさん (2023-09-16 18:47:09)
- 大佐とメリルとか、オタコンとエマとか、本編より関係性にちゃんと決着つけられそうな話はいいよね。 -- 名無しさん (2023-10-14 06:06:10)
- MGS2で雷電から美味しいところ持って行ったスネークが引退作のMGS4で旧愛国者たちに美味しいところ持ってかれたのは皮肉すぎる。 -- 名無しさん (2024-01-02 16:45:48)
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*2 メイリンの年上好きなど、本編に逆輸入されたものもある。
*3 メイリンの無線で登場した『コペルソーン』。MGA2には『トマス・コペルソーン』として本格的に登場した。
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