はばたけ、そふぃ!(プリパラ)

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登録日:2014/10/04 Sat 02:10:00
更新日:2024/03/05 Tue 20:58:10NEW!
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プリパラ 神回 涙腺崩壊 伝説の始まり ちゃんこgj プリパラエピソード項目 桃園の誓い はばたけ、そふぃ!



好奇心になら、負けていいよ


でもね、後悔に負けちゃ、ダメだ、ダメだ!



はばたけ、そふぃ! とは、プリパラの第12話であり、文字通りの神回である。



【あらすじ】
幼いころから踊ることが好きだった北条そふぃ。
しかし彼女は少ない体力をドーピングできる唯一の食品、レッドフラッシュ(梅干し)の中毒状態にされ、
マネージャーのウサギが決めたアイドルたちと勝手に3人チームを組まされようとしていた。
そもそも梅干し中毒って何だよって話だがこういうのにツッコむとキリがないのがプリパラ。


そふぃがうさぎの操り人形状態になっていることを知った真中らぁら
「そふぃさんを鳥籠から出す!」と意気込むのだが……



「小さな親切は、大きなお世話!」



らぁらのパートナー、南みれぃはそんならぁらの意気込みを速攻で却下。
計算高いみれぃにとってチームが既に決まっているそふぃは遠い存在となっており、
3人チームになることが必須のグランプリに勧誘するのはもう無理だと思っていた。
らぁらは必死に食らいつくも、全く意に介さず「こっちの3人目候補ももういるから」と冷静に告げて去っていくのだった。


「鬼! 南委員長のバカ! 電卓頭! ふんどし!」



新チームの結成に向けて着々と準備を進めるそふぃ。そんな彼女に
「本当にそれでいいちゃんこ?」とそふぃ親衛隊のちゃん子が尋ねるも、
前回のライブで新メイキングドラマ「解放乙女ヴァルキュリア」が失敗したこともあって
そふぃは(今の私にできることなんて……)と完全に諦めモード。
姉のコスモにもさりげなく翻意を促されるが、もはや彼女の心は流されるままになっていた。


そしてそふぃのチーム結成式&グランプリ開催の日がやってきた。結成式はマスコミも大量に来ている一大イベント。
らぁらは結成式会場に忍び込もうとするが、ウサギに見つかり速攻で追い出されてしまう。だが……
「おまえはそふぃ様の味方ちゃんこ?」
ちゃん子の手引きにより、らぁらは親衛隊の一人に変装して無事会場への潜入に成功。


一方みれぃは先に決めていた三人目候補のドロシーと会うが、彼女にはレオナという双子の片割れが付き添っていた。
「二人まとめてよろしく!」というドロシーに「そんなの聞いていなかったぷり!」「どっちか一人じゃないと入れないぷり!」と怒るみれぃ。


「二人で一人なんだってば!」「そっちのうち一人が消えればいいじゃん!」と一切譲らないドロシー相手に結局交渉は決裂し、らぁら達のチームは再び三人目が未定に。
そのままグランプリ会場に向かうも、「システム上の問題で」と失格のハンコを押されてしまう。


「うそぷり……うそぷり……」


ずっと準備していたグランプリ参加への希望を絶たれ、力なく崩れ落ちるみれぃ。


一方結成式会場では、そふぃと東京ミュウミュウnew&mewの二人によるチーム結成の儀式が行われようとしていた。
new&mewの二人が扱いの悪さに不満を漏らす一幕もあったが、儀式は滞りなく進み、遂にチーム締結かと思ったその時。



「かしこま!」



プリリズシリーズ主人公特有のKYさ全開でらぁらがその場に乱入。
速攻で警備員のパンダたちに追い出されるも、「そふぃさん、11Fで待ってるから!」と呼びかける。


そのままみれぃに連絡をとるらぁら。
「もう終わったって言ってるでしょ」とみれぃは完全に意気消沈していたが、らぁらは「何が?終わったりしない!あたしは最後まで諦めないから!」と全く諦めた様子がない。


「友達を笑顔にするのも、アイドルの役目だって言ったよね?」


以前なおとの関係に悩んだらぁらへの言葉をそのまま返されたみれぃも、何かを決意したようだ。


「お願い、11Fで待ってる。」
「あたし、みれぃとそふぃさんの二人とも、信じてるから!」


そしてらぁらはグランプリ会場の11Fに向かうのだった。


再びチーム結成の儀式が再開するも、やるせない表情のそふぃ。そして。


「ごめんなさい!」


らぁらの言葉に動かされたか、自分を偽れなくなったか……そふぃは遂に反旗を翻した。
彼女の脱走を止めようとするパンダたちを、文字通りの壁となって防ぐそふぃ親衛隊の面々。
「ダメそふぃ(梅干し切れ状態)のことが嫌いなんでしょ?恥ずかしいんでしょ?」
と問いかけるそふぃに対し
「割と好きです!」「私たちの本当のアイドルになってください!」と返す親衛隊。
彼女たちは本当に、本心からそふぃのことを敬愛していたのだ。


らぁらが残していったプリチケを頼りに、梅干し切れになって息も絶え絶えになりつつも11Fに向かうそふぃ。


なんとか辿り着いた11Fではらぁら、みれぃ、クマと、チーム結成の立会人なのかめが姉ぇが待っていた。



「プロミス、友情を信じて!」


「リズム、刻んで!」


「パラダイス、求めて!」


「ライブすることを、ここに誓います!」


結成式会場の時とは違い、晴れやかな表情でらぁらたちとチーム結成の儀式を行うそふぃ。桃園の誓いである
そんな彼女たちを澄み切った青空と眩しい太陽が祝福していた。
そのままグランプリに参加し、新曲「Pretty Prism Paradise」を披露する三人。



「解放乙女、ヴァルキュリア!」



全てのしがらみから解き放たれた三人は抜群のコンビネーションを見せ、メイキングドラマも無事成功。
親衛隊は涙を流して喜び、コスモは妹の成長に「テラコズミック応援するわ」と満足そうに微笑む。
そしてらぁら達のチームはぶっちぎりでグランプリ優勝を決めるのだった。


楽しい……これがライブ……


そう、私の大好きなプリパラの世界……!



【概要】
序盤からハイテンションで突っ走ってきた本作の中でも、この回は一つの区切りとして重要な回となった。
プリチケ、トモチケ、メイキングドラマといったゲームの要素をごく自然に物語展開の中に落とし込んでおり、
満を持して登場した新曲(それまでほぼ2、3曲でローテしていた)と共にストーリーを盛り上げた。
AパートとBパートを繋ぐアイキャッチも、らぁら・みれぃ・そふぃの三人が連続した特別版となっている。
そしてプリティーリズムシリーズ特有の溜める展開(長い話数をかけたそふぃのチーム参加までの紆余曲折)
森脇真琴監督の随所にカオス展開を盛り込みつつも主役からゲストキャラまで過剰すぎるキャラ立てを怠らず、
その中で本筋の物語をしっかりと紡いでいく熟練の構成力。
(監督の談によれば、プリパラではミルキィホームズのようなマジキチ展開はかなり自制したらしい)
その二つがハイブリッドした結果、プリリズらしさは残しつつもプリパラ独自の魅力が生まれ、それが結実した
この回は近年のアイドルアニメ界における一つのマスターピースになったといえるだろう。


そしてこの回のMVPが、そふぃ親衛隊のちゃん子である事に異論はないだろう。



ちなみにそふぃとのチーム結成を反故にされたnew&mewはというと、圧倒的な衣装の存在感を誇るアイドル、禎子に惹かれてチーム結成を申し込みに行った。
そして再登場後は禎子の衣装に同化してた。本人達も完全にそれを受け入れているので結果的にはここでそふぃとチームを組まなかったことはnew&mewにとっても良かったのかもしれない。



追記・修正は張り手やラケットでパンダをなぎ倒しながらお願いします。

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