バターズ・ストッチ

ページ名:バターズ_ストッチ

登録日: 2014/09/25(金) 23:40:24
更新日:2023/12/21 Thu 10:58:28NEW!
所要時間:約 9 分で読めます



タグ一覧
サウスパーク ショタ 天使 死神 天然 純粋 お人好し 鋼メンタル ky 不幸 愛すべきバカ パシリ 不運 疫病神 ネタキャラ 腰巾着 川井田夏海 いじめられっ子 第5の男 バターズ・ストッチ バカーズ タップダンス プロフェッサーカオス お調子




あーらしの日もふくれっ面も♪あっという間に笑顔さ♪

そんな魔法の使える子は♪みんなが知ってるバターズ♪

お、俺だよ!

出典:http://wiki.southpark.cc.com/wiki/Butters_Stotch

表示する画像が指定されていません。

◆概要
バターズ・ストッチとは『サウスパーク』の登場人物の一人。



誕生日:9月11日
出身地:ハワイ
年齢:10歳
宗教:キリスト教・カトリック
家族構成:父・スティーブン(初期はクリス)
     母・リンダ
演:マット・ストーン(原語版)/スズキ紀子(WOWOW版)/武田華(FOX版)/川井田夏海(Netflix版)



ナスビかプチトマトのヘタのような髪型が特徴。
本名はレオポルド・ストッチとなかなか立派だが、両親や担任を含めた知り合い全員からバターズと渾名で呼ばれている。
渾名はお菓子のバターズスコッチ(ベルタースオリジナル的なもの)とかけたものであり、「おべっか使い」という意味もあるらしい。
一人称はWOWOW版だと「俺」、FOX版だと「僕」。
なにかと小学生離れしているサウスパーク小学校4年生の中でも最も子供らしい子供。
純粋無垢かつ天真爛漫な姿は非常に可愛らしく、大人たちの思い描く理想の子供像そのもの。
一人でいるときは自作の歌を口ずさんだりゴッコ遊びを楽しそうにしていたりと子供らしい仕草は非常に愛らしい。


…のだが、それは大人目線での話。何かと背伸びしたい年頃のクラスメイトからはダサくて、とろくて、ガキっぽい奴として
馬鹿にされている節があり、実際天然ボケと言っていいほど、度のすぎるお人好しで疑う事を知らない。
特に主役4人組からは騙されていいように使われたり、騒動に引っ張り込まれて酷い目にあう事が多い。


またこれも子供らしいと言えば子供らしいのだが周りの空気や相手の隠された真意を全く察する事ができないので、
冗談を真に受けて大騒ぎしたり、それまでの話題と逆行するような発言をして場をしらけさせたり、
デリカシーの無い発言を平気で口にしたりと絶妙なKYぶりとウザさを発揮する事が多々あり、
これがクラスにおける彼の立場をますます悪くしているものと思われる。基本的には素直で優しい子なんだけどね。


すぐ近くに性欲の権化がいるので忘れがちだが、とある事件のせいで既に性には目覚めており、
自分が人類最後の生き残りだと勘違いした際には女性(実はただのホームレス)を見つけるなり「大変だ! 子孫を残さなくちゃ!」とパンツを脱いだり、
「未修整のエロ本読んじゃった」とうっかり漏らしたりと、年相応程度には色を知っているらしい。



前述の通り性格的には相当ヌけたところがあるが頭自体は悪くなく、むしろ成績はクラスでもいい方らしい。
作中でもスタンに勉強を教えたり、複雑な計算を暗算で即答したりしている。手先も器用で工作が得意。
タップダンスも7歳にして州チャンピオンに輝いたほどの腕前だが…。




みんなが知ってるバターズ♪

俺だよ!




◆劇中での活躍


実は第1話から登場している由緒正しいキャラクターなのだが、長らく背景キャラ扱いであり、
本格的に物語に関わってくるのはシーズン3の第8話から。
当初はごく普通の悪ガキといった感じだったが、シーズン4の後半から5にかけて今のような天然ボケキャラへと変わっていた。
そしてシーズン5の最終回で初の主役エピソード「バターズ☆ベリーマッチ」を獲得、
その1話前で本当に死亡してしまったケニーの後釜として晴れてスタンたち3人組の友達としてレギュラーの座を獲得!


したのだが、友達とは名ばかりで、実際は「ケニーなら文句も言わずやってくれた」「こんな時ケニーがいてくれたら」
「ケニーはもっとイケてた」の台詞とともに面倒事を押し付けられるパシリと化し、散々こきつかわれたあげく、
やっぱりお前じゃケニーの代わりは務まらないと友達をクビにされてしまった(友達をクビってどういう事なの…)。


が、ケニーが復活した後もいじられキャラとしてのポストを獲得し今や主役4人組と肩を並べる存在感を放っている。



絡みの多さで言えば


カートマン>>>>スタン>>>ケニー>カイル


といった感じ。
やはり圧倒的にカートマンとの絡みが多く、カートマンが何かろくでもないアイディアを思いつくたびに
一番丸め込みやすいバターズを引っ張り込んだ挙句、そのしわ寄せを食らわされるというのがパターン。
バターズ自身もカートマンの事を意地悪で嫌な奴と認識してはいるがどうもイジメられている自覚は無いようである。
むしろ自分から率先してカートマンについてく事も多く、学校でカートマンを「エリック」とファーストネームで呼んでいるのは
バターズの他は人当たりのいいジミーとガールフレンドのハイディだけだったり、カートマンが(自業自得で)ピンチに陥った時に親身に接したりとなぜか妙に仲よさげ。
中期以降は、カートマンが悪乗りした際に自分も調子こくスネ夫と化すこともしばしば。
時には逆にカートマンをペースに巻き込んでてんてこ舞いさせたり、密かに弱みを握って仕返しの機会を狙っていたりとやられてばかりでもない。


スタンとは相手がクールな性格のためか、二人で行動するとボケとツッコミのような感じになる。
初期は「勉強ばっかりやってるイケてないやつ」等と馬鹿にされ関わり合いになるのを拒否されていたものの、
今は一緒に遊ぶ描写があったりと普通程度に仲はいい様子。


また他三人と違って直接馬鹿にしたり自分の都合で振り回す事が無いせいかケニーの事が一番好きとも語っており、
ケニーが猫の尿でヤク中になった時は厳しく注意する他の面子と違って一人だけ優しく接したり、
「唯一の親友」として一緒にハワイに行ったりした手裏剣?忘れろ



ボケっぷりが突き抜けて思わぬ偉業を成し遂げるも多々あり、特に人間の想像力が生み出した者たちが住む
イマジネーションワールドに危機が訪れた際は、その想像力をフルに駆使して大活躍し世界の救世主になった。
作者二人も動かしやすい彼を気に入っているらしく、主役エピソードだけを集めたDVD-BOXまで発売されている。このDVDボックスには日本未放送のエピソードも多数収録されているうえ、特典までついているのでおすすめである。
なお、彼のモデルは製作スタッフの一人らしく、実際顔と喋り方がよく似ている。



みんなが知ってるバターズ♪

俺だよ!



◆劇中での不幸っぷり


ケニーが死にキャラならばバターズは不幸不幸とにかく不幸不運な星の下に生まれた少年である
まず家族環境からしてかなり不幸で、一見まともそうな彼の両親はなぜか理不尽なほど厳しくほんの些細な理由(学校の写真に変な顔で写った等)で
外出禁止や体罰を与え、実際虐待されている。
父のスティーブンは妻子に内緒でハッテン場通いをしているうえ、なぜかやたらと息子を異常者扱い(ごっこ遊びをしていれば多重人格扱いする等)して
精神病院やカウンセラーの下に連れて行き、母のリンダは前述の夫のハッテン場通いが発覚した際はバターズと無理心中を図ったりした。
おまけに二人ともパリス・ヒルトンのペットとして息子を売り払った(後述)事まであり、騒動が収束した時は息子が帰ってきた事よりも
2億5千万ドルの契約金がふいになった事に腹を立てるなど、変態とバカの集まりであるサウスパークの住民の中でも
カートマン以上に最低な人格の持ち主ともっぱらの評判である。
さらに叔父からは性的虐待を受けており(バターズ本人は無自覚)、祖母からもイジメ(虐待ではなくイジメ)を受けるなど
他の親類にも恵まれない。


他にも


  • 賞品目当てスタン、カイル、カートマンの命令で「アゴから睾丸が生えた少年」として無理矢理障碍者を見世物にする番組に出演させられる。(シーズン6 第3話「freak strike」
  • 同じくスポンサー料目当てのスタンたちの命令で無理矢理太らされた(ムリに喰わされ続け、自分のゲロまで喰わされた)上で強制ダイエットをさせられ最後はセルフ脂肪吸引手術を受けさせられ死にかける
  • 電話番を任されたカートマンに親の悪口をありったけ吹きこまれ、帰ってきた両親にボコボコにされる。(カートマンはその光景を見ながらお菓子を食っていた)(シーズン6 第1話「jared Hans aides」)
  • うたた寝をしていた所にカートマンに立小便される。さらにウンコを鼻の下に塗られる。(シーズン11 第2話 「cartman sucks」)
  • ケニーの投げた手裏剣が左眼に突き刺さり、さらに証拠隠滅を図る4人に治療を受けさせてもらえず死にかける
  • 遊園地に誘われなかったカートマンに騙され、地下シェルターに監禁される。それだけではなく嘘八百を吹きこまれ、壊れた冷蔵庫に閉じ込められた挙句、ゴミ置き場に投げ込まれ、自分を全人類最後の希望だと勘違いしたままホームレス生活を送る羽目に (シーズン7 第11話 「casa bonita」)
  • 自殺を偽装された上女子の転校生として女装させられる(かわいい)。
  • おまけに余りに挙動不審な上、はっきり言ってブスだったため女子に散々悪態を吐かれる(あまりのショックに便所に閉じこもって大泣きし女子たちを困惑させた)。
  • 上記の騒動後、家に戻るが両親に黒魔術で復活したゾンビ扱いされ地下室に監禁されたあげく人肉を食わされそうになる。(シーズン9 第9話 「marjorine」)
  • 精神病の治療として巨大アナルドリルをぶちこまれる
  • パリス・ヒルトンに誘拐されて熊として飼われる。オマケに金(2億ドル!!)に目がくらんだ両親に見捨てられて売り飛ばされ、拒否したら炭鉱掘り*1をさせられる。(シーズン8 第12話「Stupid Spoiled Whore Video Playset」)
  • 寝ている間にカートマンのチンポを口に咥えさせられたあげく、父親にバイキュリアス(ゲイ予備軍)の更生施設送りにされる。(シーズン11 第2話 「cartman sucks」)
  • カナダのストライキを止めるための金を稼ぐため、カイルたちにホモっぽいPVを撮影させられネットに流される。(シーズン12 第4話 「canada on strike」)
  • 4人組が書いた超下品な本「鼻糞玉男物語」の作者という事にされる。しかし予想に反し本はベストセラーとなるのだが…。(シーズン14 第2話 「the Tales of scroite mcboogerballs」)
  • 父親に多重人格者扱いされてカウンセリングを受けさせられるが、実はカウンセラーの方が多重人格者で殺されかかる。(シーズン15 第6話 「city sushi」)
  • 実の祖母からカツアゲ・暴力・便所ボールを食わされかける・グミベアー(入れ歯を外した口で噛み付き)等、陰で様々なイジメを受ける。
  • そしてスタンの演出するイジメ撲滅PVに本人の意思を無視して出演させられ全米の晒し者にされる。(シーズン16 第5話 「butter balls」)
  • アーモンドアレルギーなのにカートマンにアーモンドを食わされ死にかける。(シーズン16第14話 「obama wins!」)

などあげていけばきりがないほどの不幸に見舞われている。
不幸の原因は主にカートマンを筆頭とする4人組か両親のせいで、たまに自業自得と不可抗力。


なおこの不幸は本人だけでなく他人をもまきこむらようであり、
タップダンスで脱げた靴が照明を落下させて過去に8人、最近も6人死亡させ(さらに胎児1名と家族を失ったショックで自殺者2名も出している)、
威嚇目的で銃を撃てばことごとく股間に直撃、挙句、ゴルフボールを打っただけで豪華客船を撃沈し数千人規模の死者を出す*2など、
本人が意図せずカートマンすら遥かに凌駕するキルスコアを叩きだすという恐るべきの才能の持ち主でもある。


だがこれだけの惨憺たる境遇にありながらも、めげて絶望する事も、性格が捻じ曲がることもなく、
あんな両親に対しても普通に家族として理不尽な所業の数々を気にせず慕い、「人生を愛している」と言ってのけるあたり、
実は鋼の精神の持ち主なのかもしれない。



確かに悲しいよ…でも悲しみを味わえる心に喜びも感じてる。それって生きているって証だろ?人間の証明だ!

こういう悲しみを味わえるって事はその前に喜びを知ってるからだもん…悲しみを味わえるって事も人生の喜びだと思うよ!バカな言い方だけど…



バターズ♪

お、俺だよ!



◆プロフェッサー・カオスとの関係


散々パシリに使われたのにケニーの後釜を解雇された彼はその怒りと悲しみから破壊と邪悪の化身、プロフェッサー・カオスとしての
顔を持つようになる。
自作したアルミホイル製の特別衣装(なんとなくどっかの磁界王っぽい)でその正体を隠し、
同じように世間から虐げられる下級生・ダギーの変身したジェネラル・デザスターを相棒に
この世に破滅と災厄をもたらすため日夜暗躍するのだ!


というもののその悪事とは学校の黒板消しを隠したり、ファミレスの注文を入れ替えたりとどれも他愛のないイタズラレベルである
しかも「ザ・シンプソンズ」と悪事の内容が被ってたりして逆に精神的に追い詰められたり、ミステリオンにボコボコにされたり、
地下牢に監禁されたりとやはり碌な目に遭わない。
悪を名乗ってはいるがカートマン扮するヒーロー・クーンが「病院に爆弾を仕掛けてミステリオンをおびき寄せようぜ」と協力を持ちかけたときは
流石にドン引いていた。やはり本物の外道には敵わないということか。



やあ、バターズ。どうかしたのか?

あ、パパ見て見て!俺の項目が出来たんだよ♪

それはよかったな。だが、この項目はとんでもないクソ項目みたいだな…追記修正されるまで外出禁止だ!

そ、そんなぁ~…ヒドいよ!



みんなが知ってるバターズ♪

あっ、それ俺だよ!


上記二つの出典:https://southpark.fandom.com/



[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,33)

[#include(name=テンプレ3)]


  • ここまで酷い目にあってもくじけない根性は凄い。 -- 名無しさん (2014-09-26 11:54:11)
  • バターズのクズ親がダブスタなのが余計タチが悪いし -- 名無しさん (2014-10-05 00:10:06)
  • 最近出たピンボールゲームでも専用台貰っててやっぱり愛されてるなあと思う。 -- 名無しさん (2014-10-25 08:09:07)
  • がんばって不条理な世界を生き抜いて欲しい。 -- 名無しさん (2014-10-25 09:11:56)
  • 最新エピソードの実写バターズ可愛すぎ問題 -- 名無しさん (2014-11-15 00:56:27)
  • いじめられてる自覚はないって書いてあるけどS8のオシモの回でオシモにいじめられてるって相談してたと思う -- 名無しさん (2015-11-07 15:57:03)
  • ケニーの存在が救いになってるんだよな。一緒にハワイに行く回は感動した。 -- 名無しさん (2017-02-05 12:05:24)
  • こいつが絡む話は面白い -- 名無しさん (2017-11-03 00:54:29)
  • 正直ケニーを食っちゃった感ある -- 名無しさん (2018-11-26 23:38:50)
  • 女性軽視キャラみたいになってるけどこれまでの不幸を思うとむしろ人間不信になる方が自然な気がする -- 名無しさん (2019-05-26 14:52:00)

#comment

*1 スティーブンの父親(バターズの祖父)は炭鉱夫だったが、一生かけても2億ドルは稼げなかったため、スティーブンはバターズに「いまここで売られたくなければ炭鉱を掘って2億ドル以上稼いで来い」という小学生のような無茶振りを行った。
*2 シーズン16第11話 「going native」より。ちなみにこの回はバターズがハワイ出身だということが判明した回でもある。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧