登録日:2014/09/23 (火曜日) 08:33:35
更新日:2023/12/21 Thu 10:57:10NEW!
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※この項目はゲーム「THE IDOLM@STER Dearly Stars」水谷絵理シナリオのネタバレを含みます。
陽光(ひかり)を浴びてトロけるみたい
予知夢へとその向こう側へ抜けて
「プリコグ」とは、ニンテンドーDSのゲームソフト『THE IDOLM@STER Dearly Stars』に登場する楽曲の一つ。
主人公の一人・水谷絵理の持ち歌である。
作詞:遠藤フビト
作曲:内田哲也
【囚われた過去の真実】
シナリオの中盤、
絵理は自分の関わる仕事で、前任者の突然な降板や交通事故など不可解なことばかりが起きていることに気付く。
以前仕事で関わった幽霊屋敷の自殺したアイドルの呪いではないかと考えた絵理は、鈴木さんことサイネリアと調査を開始。
幽霊の噂の出所に場所を構えていた765プロの秋月律子の協力で、
嘗てここと同じ場所に、遊び人で多くの問題を起こしていた社長が経営していたアイドル事務所が存在していたこと、
そこが倒産寸前の最後まで残っていた「riola」と呼ばれるアイドルが存在したことが判明する。
これを相談された絵理のプロデューサー・尾崎玲子は、絵理を安心させるため、
嘗てriolaとして活動していたという近藤聡美に引き合わせ、自殺したアイドルという誤解を解く。
これで万事解決と思いきや、riolaと面識を持っていた双海亜美の証言で、riolaがアイドルデュオであったことが発覚。
その後の調査で尾崎本人がriolaであったことが判明する。
尾崎が重大な事実を隠していたことに絵理は激しく動揺。
サイネリアはriolaの境遇から、「自分の代わりに絵理に自己投影してアイドルをやらせている」と考えて憤慨。
一連の呪いも尾崎の仕業ではないかと指摘する。
事実を確かめるため、二人は現場を押さえようと考える。
そして迎えたアイドル・クラシック・トーナメント一次予選にて、
絵理とサイネリアは舞台袖で、外回りで会場入りしていない筈の尾崎がステージに何か細工をしているのを発見。
サイネリアは今までの事実から、尾崎を激しく糾弾。
尾崎は逆に細工されているか確かめていたと弁明するが、自分の無実を証明するものは何も無く、絵理に「信じてくれ」としか言えない。
(ここで重要な選択肢が発生し、尾崎を信じられないと言った場合、絵理は尾崎と別れて元のネットアイドルへと戻ってしまう。
アリバイが無く状況証拠が揃っているため、尾崎を信じられずネットアイドルに逆戻りしてしまったプレイヤーも少なくないと思われる)
絵理編および、作中唯一存在する、勝敗以外で決める運命の分岐点でもあり、愛・涼編には無い。
コミカライズの『Innocent Blue』でも、絵理は尾崎を信じられずに一度は別れてしまうが、
尾崎は愛や石川社長の言葉で「絵理を必ず成功させる」と言ったことを思い出し、絵理を説得に向かっている。
【過去からの新生】
その後、尾崎を信じると言った絵理に尾崎はriolaの事をすぐに話せなかった理由を打ち明ける。
元々、尾崎のいた会社の社長は有名な御曹司で前述の通りの人物だったが、
色々痛い目にあって、尾崎と出会った頃にはすっかり改心していたという。
一から始めようと事務所を立ち上げたものの、今までの負の積み重ねから周りには認められず、
尾崎や近藤ら事務所のアイドルたちはネットで根拠のない風評に晒され、それが大きな要因となって
誰一人ブレイク出来ずに一人一人辞めていき、最後にriolaが残ったものの、事務所が倒産してしまったのだった。
ただ夢を叶えようとしただけだったのに、根拠のない風評でその夢を絶たれてしまった事が尾崎はトラウマとなってしまい、
絵理にすぐに告げる事が出来なかったのだった。(ネットに嫌悪感を抱いていたのもこのため)
話を聞いた絵理は、一連の妨害工作は当時の事務所の関係者が尾崎への罪滅ぼしとして行っているのではないかと推測する。
その関係者の筆頭である社長にコンタクトを取ろうとするが、当人は行方不明であり電話番号やメールアドレスも残していなかった。
尾崎は、その社長が唯一自分に残してくれたものとして、今もお守り代わりとして大切に鞄にしまってあった一曲の歌詞を見せる。
それは尾崎がアイドルとして最後の勝負に出るつもりだった歌で、社長が特別に用意してくれたものだったが、
名前どころか曲さえも付いていない(事務所の悪評から引き受けてくれる作曲家がいなかった)未完成のものだった。
尾崎曰く「最後の夢の破片」。
ネットアイドル時代に動画に使う曲を自作していた経験から、絵理が即興でメロディを付けて歌う。
それに閃きを感じた尾崎は、絵理に曲を作って歌って欲しいとこの歌を託す。
「未完成の夢、これから形にしよう。二人の気持ち、たくさん注ぎ込んで!」
長い時間と幾つもの悲しみを超えて、絵理との絆の力でやっと尾崎の夢が形となったこの歌は、絵理によって歌詞の一部の「予知夢」(precognition)から取って「プリコグ」と名付けられた。
正に二人の絆の結晶とも言うべき歌である。
「この歌は…あなたに歌ってもらうって、あらかじめ運命で決まってたのかしら」
「ううん、違う。そんなんことない。この歌は運命でわたしの元に来たんじゃなくて…
尾崎さんが自分のチカラで運んできてくれたプレゼント。わたし、そう思ってるから」
「うまくいっても、いかなくても、運命のせいだなんて思わない。
尾崎さんが自分のチカラでわたしを探し当ててくれたように…
わたしも自分のチカラで、この歌、広めて見せる」
絵理は、残りのアイドル・クラシック・トーナメントをこの歌で戦っていくことを決めるのだった。
曲は軽やかなテクノポップ調で、
歌詞はまるで誂えた様に、尾崎やサイネリアを始めとする周りの人間に支えられながら成長してきた絵理が、
尾崎の夢を受け継いだ歌でトップアイドルを目指していくという心境が歌われている。
【他媒体にて】
愛編コミカライズの『Splash Red』3巻限定版付属のドラマCDにて、
愛の母にして伝説的アイドルである日高舞がこの歌を高く評価しており、同時に絵理の才能について絶賛している。
(愛曰く「ママがこんなに褒めるなんて珍しい」とのこと)
ヴァイスシュヴァルツにもカードとして登場。アニメ『アイドルマスター』のブースターパックに封入。
青のクライマックスカードで、レアリティはRE。絵師はアイマスでお馴染の杏仁豆腐。
自分のキャラ全てに、ソウルを+2するカードである。
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▷ コメント欄
- このシナリオは他と比べてもエグいよなぁ、尾崎さんに味方は居ないし絵理自身もバッシング受けてたし -- 名無し (2014-09-23 12:23:15)
- 歌詞に対するエリーの選択肢が(ベストなもの以外)割と辛辣。 -- 名無しさん (2014-09-24 18:11:03)
- 他のアイマスPに比べると尾崎が無能過ぎるからなぁ。やりながら何度「尾崎どけ俺に代われ」と思ったことか。 -- 名無しさん (2014-09-24 20:19:16)
- ↑ムリムリ。 -- 名無しさん (2014-09-24 20:23:49)
- DSやってて思ったけど、亜美と真美がアイドルを目指した切っ掛けにはriolaの存在もあったのかもね -- 名無しさん (2014-09-27 15:18:24)
- 絵理と涼は、周りのせいでしなくてもいい苦労をしてしまった感があるね。 -- 名無しさん (2014-10-15 22:16:55)
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