決別の夜(FE)

登録日：2014/06/21 Sat 20:38:54
更新日：2023/12/18 Mon 13:43:56
所要時間：約 4 分で読めます

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fe feエピソード項目 【黒い牙】 主役交代 ファイアーエムブレム烈火の剣 決別の夜

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「ファイアーエムブレム 烈火の剣」の第26章外伝(ヘクトル編では28章外伝)のタイトル。
父親の失踪事件や暗殺組織との攻防の果て、ついに当時のFE史上、最長となった25章の大台を超えた。
外伝ならでのギミックと、名台詞とシーンの数々は記憶に残っている人も多いと思われる。
なお、外伝の出現条件は『ニノとジャファルの生存』かつニノでジャファルに話し掛ける。
死亡者ゼロが基本のエムブレマーにとっては大したことのない条件であろう。が、ヘクハーでは、ジャファルですら事故りやすいレベルであるため運が悪ければリセット推奨。

• あらすじ

エリウッド編・ヘクトル編と主人公が分かれるので、主人公名義で表記します。

【黒い牙】の暗殺者だったジャファルとニノは、組織を裏切り、主人公たちの仲間となる。
最高幹部の一人であるウルスラを倒し、ゼフィール王子暗殺を阻止し、身分を隠してベルン王妃に親子とは何かを叩き付けた主人公一行。
そんな夜――

ジャファルとニノは、黒い牙の変貌がどうしても受け入られなかった。
誰にも告げずに夜二人でもう一つの本部である水の神殿へ本当のことを確かめるために向かう。
そこで、二人には残酷な真実が告げられるのであった。
そして、物音から気づいた主人公たちも水の神殿へと向かった。

神殿ではリムステラとソーニャが話していたところを黒い牙首領のブレンダンに見つかってしまう。
ソーニャは、リーダス兄弟が邪魔で手を出せなかったことや、さらに配下をモルフへと気が付かないよう少しずつ取り替えていったことを明かす。
ブレンダンはネルガルの野望に利用されていたことに気付くも時すでに遅く、多少の傷を負わせつつもソーニャによって命を落とし、エーギルはリムステラによって回収された。

さらにやってきたニノとジャファルに対してソーニャは、ニノが実の子ではないことと、過去に自らの手で家族全てを葬ったことを平然と語る。

幼かった弟を人質にとってから情報を全て吐かせてから始末する外道っぷりを嬉々と語るソーニャに対し、とうとうジャファルはブチ切れた。

・・・だから
始末しようとしたのか。
どこまでも汚い女め・・・

・・・おまえの口からそんな言葉を聞くとは意外だわ、ジャファル！

ネルガル様の望まれるまま標的を、顔色一つかえず始末し
【死神】とまで、あだ名された男は誰だったかしら？

・・・ニノが俺を変えた
俺は・・・もう
ネルガルの殺人道具じゃない。

ニノのために・・・
ソーニャ！
おまえをこの手で滅ぼす！

・・・ジャファル！！

下がっていろ。
・・・この女は、俺がやる。

タイミングよくエリウッド達が駆け付けたところで、一行は神殿の中に閉じ込められてしまう。
そして、水の神殿を舞台に黒い牙の命運をかける戦いが始まった。

周囲を水に囲まれ、数ターン毎に浮き沈みする通路と狭い部屋を移動しつつ戦わなけばばならない、本作でも屈指のギミックマップ。
敵には飛行系や、遠距離攻撃を用意しているので孤立したり水中にほおり出されると非常に危険。
GBA三部作における魔法系ボス＝サンダーストームを印象付けた意味でも大きい。

水路を渡り、顔色一つ変えないソーニャと直接戦うジャファルとニノ。

ソーニャの情け容赦のない冷酷非情に、すべてを知って両親の無念も込めて怒りを爆発させるニノ。
ニノをこれでもかと言う程に絶望させ、戦闘マシーンでしかなかった暗殺者が、「…ゆくぞ」の一言にすべてを込めるジャファル。
激しい戦いの末にソーニャは倒れ、彼女もまた、駒に過ぎなかったことに気づきながら倒れていった…

組織を狂わせた元凶との戦いは終わった。
ニノは古参のおじさんから、本当の両親から預かっていた『あるもの』を授け、組織と決別する。
そして、主人公一行は封印の神殿へと進む。

全体の流れは大体こんなところ。
なお、このマップはあくまでも外伝である。
あくまで、本編とは絡まないことになっているはずの外伝である。
大事なことなので二回言いました。

これが本編でよくね？と言える展開が目白押しなのもポイントで、特にソーニャ関連のイベントに対しては主人公たちが入り込む余地がない。

今まで苦しめてきた組織の終焉と、首領の死。
裏で実権を握る容赦のない外道っぷりを見せたソーニャの言動と行動の数々。
敵として登場し、感情のない暗殺者だったジャファルにもあった守る、怒るといった感情といった熱い展開等。
その他にも、ここでしか手に入らないアイテムもある。

この章にはとにかく重要な要素がつぎ込まれているのだ。

――どうみてもニノとジャファルが完全に主人公とヒロインの立場となっています。
また、本章でのできごとは、烈火の剣全体を語る上でも決して外せないエピソードとなっている。

ロード三人「あれ、今回ひょっとして出番なくね？」

追記・修正は黒い牙とお別れしながらお願いします。

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▷ コメント欄

• タイトルに(FE)をつけたほうがいいかと -- 名無しさん (2014-06-22 13:56:24)
• こんな深くシリアスな「外伝」があってたまるか -- 名無しさん (2014-08-14 14:39:01)
• 家族とは何か、って烈火の剣でかなりでかく扱われてるテーマだよな。この直前のゼフィール絡みのアレコレとかもそうだし、ロード三人も家族絡みで色々抱えてる感じ -- 名無しさん (2014-08-14 16:13:21)
• 烈火初プレイで今日この章やった ニノがこの章だけで賢者LV12になってソーニャを2ターンキル出来て中々楽しかった -- 名無しさん (2018-11-05 07:04:44)
• で、その後の運命の歯車でニノ完全単騎クリアが出来てしまってこれまた楽しかった -- 名無しさん (2018-11-05 07:07:22)

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