登録日:2014/06/13(金) 11:56:33
更新日:2023/12/18 Mon 13:35:23NEW!
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音楽家 ヤンデレ ぼっち 孤独 パイプオルガン ディズニー ヴィランズ 悪役 フォルテ 美女と野獣 ディズニー・ヴィランズ ディズニーキャラクター項目 ティム・カリー 壤晴彦
「私はご主人様の親友、心の友なのだよ」
ディズニー映画『美女と野獣』の外伝、
『美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント』に登場するキャラクター。
CV:ティム・カリー(英語版)/壤晴彦(日本語版)
魔女の呪いでパイプオルガンにされた宮廷音楽家。
顔面だけで野獣の全長を上回る程巨大だが、壁に固定されていて移動することが出来ず、窓から外を見ることもできない強制引きこもり状態だった。
奏でる音楽に合わせ、五線譜や天使を出現させる力を持ち、この能力を手足の代わりのように用いる。
パイプオルガンの質感の表現のためか、彼の身、3DCGで描写されている。
音楽家としては優れた才能を持っておりベルにも素敵だと評されるほどであったが、
陰気な性格ゆえに作る曲も暗い曲調になりがちだったため
人間時代は王子に嫌われており、必要とされていなかった。
例外なく陰気な曲になってしまったため苦言を呈されるのも仕方ないとはいえ、
王子の誕生日の為に長年かけて完成させた大傑作も雑音呼ばわりされる始末であった。
王子が野獣となってからは、彼の孤独な心に曲が沁み入るようになり重用されるようになる。
その為、他の従者たちと異なり、呪われた今の状況を好意的に受け止め、呪いが解けないことを望んでいる。
ただ、移動することができないことについては不満はある様であった。
ベルが現れ野獣が彼女に惹かれていったことで、
野獣が孤独でなくなれば、自分は再び必要とされなくなると思い込み暗躍を始める。
部下のファイフをソロの楽譜で誘惑し、野獣とベルの仲を邪魔するように差し向け、
自身も野獣に、ベルと別れた方がいいとアドバイスを送り始める。
ベルがクリスマスツリー用のモミの木を探していることを知り、森に良質の木があることを教え城から遠ざけ、ファイフを刺客に送り、
一方で野獣には、ベルが城から逃げ出したと嘘を伝え、
それでもベルを信じようとする野獣に洗脳ソング『Don't Fall In Love』を聞かせる。
歌詞を要約すると、
「恋をしても疲れ破滅するだけ。誰かを慕うことは無意味。孤独は何より素晴らしい」
野獣を怒り狂わせ二人の仲を引き裂き、薔薇を破壊する寸前まで誘導したが、
ベルが野獣の為に用意したクリスマスプレゼントを見つけたことで、野獣の頭が冷え、ベルに謝罪し仲直りしたことで失敗する。
二人の仲を裂くことは出来ないと判断し「死んでしまえば二人は恋に落ちない」と暴走し、
城を破壊する為に作った楽譜を大音響で奏で、共振により城を崩壊させようとする。
フォルテを止める為に駆け付けた野獣に、衝撃波をぶつけたり音で作り出した五線譜で打ちつけながら、
自分の愚かさを自嘲しつつ、狂ったように笑いながら演奏を続けた。
その様子をベルは悲しそうに見つめている。
野獣に鍵盤を破壊され力を失い、更に脚部を破壊されたことで顔面から倒れ込み死亡した。
彼の死後、フォルテを暴走させてしまったことへの後悔だろうか、野獣はどこか寂しげな様子で彼の名をつぶやき、その死を悼んでいた。
上記のように孤独を恐れていたが野獣に固執する余り、他が見えておらず、
(楽譜に釣られていたとはいえ)彼を慕っていたファイフをあっさりと切り捨て、
自身の音楽を気に入り高く評価していたベルを邪魔者と排除しようとしている。
人間だった頃の冷遇とパイプオルガンになったことで体を動かすことができなくなったこと、
そんな自分を必要としてくれる様になった野獣など彼の境遇を考えるとなんとも哀しい孤独な男であった。
主な台詞
「どうかご安心ください。いつもお傍におります。これまでと同じように、これから先もずっと永遠に」
「あの女は悪い奴だ。私からご主人様を奪い、ご主人様につまらぬ考えを吹き込んだ。」
「こうして美女と野獣は結ばれ、みんなは幸せに暮らしました。
城にかかった呪いは解け、フォルテはまたつまらない存在になったのです。
誰も彼を必要とせず、彼のことを見ようともしません。嫌だ! そうはさせるか!!」
「このメロディーで幸せな気分になれたか!? わかっている。私はどうせ馬鹿な男さ」
「私達は今のまま楽しく暮らすのだ。いつまでもいつまでも! あっはっはっはっはっは!」
追記修正は孤独の素晴らしさを知ってからお願いします。
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▷ コメント欄
- よくよく考えたら文章を読む限りではディズニー作品では珍しい落下せずに死や味ネ気がする -- 名無しさん (2014-06-13 20:45:22)
- 変わろうとしなければこうなりますよ、という教訓がテーマなのかな -- 名無しさん (2014-06-14 08:37:55)
- ベルのおかげで変わった王子なら、きっと彼にも優しくしたろうにな。最後の名前を呼ぶ所で、こうなったのは自分のせいと感じてたかもしれない -- 名無しさん (2016-02-14 01:20:03)
- なんか実写版のオリキャラ、マエストロ・ガデンツァは彼をモデルにしたっぽい。 -- 名無しさん (2022-09-26 16:33:03)
- ↑2 そもそも自分の振る舞いのせいで召使たちまで呪いに巻き込んじまったという業があるしな。子供心にどこか憎めない、哀しい悪役だなと思った。根底にあるのは必要とされたいという渇望感だし。ガストンと違って根は悪い人間じゃなかったのがまた悲しい。 -- 名無しさん (2022-12-03 08:47:41)
- 今にして思うと野獣ってなんだかんだ家臣には慕われてるなと思った(少なくとも嫌ってる節のあるやつはいなかった) あんな性格だったのに -- 名無しさん (2022-12-03 08:55:02)
- ↑どちらかと言えば召し使いたちが王子を愛するがゆえに甘やかしたから野獣になっちゃったからな…。 -- 名無しさん (2022-12-03 09:15:20)
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