ゼロマル(デジモンアドベンチャー Vテイマー01)

ページ名:ゼロマル_デジモンアドベンチャー Vテイマー01_

登録日:2010/12/04 Sat 17:24:56
更新日:2023/08/09 Wed 11:10:17NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



タグ一覧
デジモン デジタルモンスター 超究極体 ダンス ロイヤルナイツ ゼロ デジモンアドベンチャー_vテイマー01 主役デジモン ブイドラモン エアロブイドラモン 犬ドラモン アルフォースブイドラモン オーバーライト コンビネーション 古代種 ゼロマル



『ゼロマル』とは漫画『デジモンアドベンチャー Vテイマー01』の主役デジモン。



【概要】

主人公・八神太一(ゼロからは「タイチ」と呼ばれる)が育てたデジモン。一人称は『ボク』。
ブイドラモン→エアロブイドラモン→アルフォースブイドラモンと進化ルートをたどった。
フルネームは「ゼロマル」だが基本「ゼロ」としか呼ばれない。
これはおそらく元々戦闘機のイメージから“ゼロ”を名前に入れる考えがあったが、ゼロの商標が取れなかったので、パートナーの名前を“ゼロマル”にすることになった、という経緯もあると思われる。


基本的に能天気で優しい性格だが、怒った時などは凄まじいパワーを発揮する。


テイマーであるタイチとは非常に仲が良しで関係は最良。
タイチに対する信頼は非常に強く、一見無謀・無茶な作戦にも迷わず従うほど。
戦闘時のタイチとのコンビネーションも抜群であり、相手を欺くための嘘の命令をアイコンタクトで察知することすらできる。
このコンビネーションで、ゼロとタイチは自身の進化レベルを上回る敵を倒してきた。
タイチのサポートがあるからこそ心置きなく全力で戦うことができ、ひいてはそれが強さの秘訣となっている。


◆オーバーライト

デジモンは感情を表現するとき、身体のデータを書き換えている。
この書き換えを『オーバーライト』といい、これは身体能力にも影響を与える。


ゼロの進化したブイドラモン系は全て“古代種”であり、古代種のオーバーライトは通常のデジモンを大きく上回る。
そのため身体能力に対する影響も大きく、感情の変化によるパワーアップは異常なレベルに達する。
ゼロが怒った時に凄まじいパワーを発揮するのはこのためである。


ただし、デジタルといえど書き換えを繰り返せば劣化していくため、書き換えが激しい古代種の寿命は極端に短く、また進化もしづらいと言われる。


しかし、怒りや憎しみによるオーバーライトが身体を蝕むのとは逆に、
喜びや楽しみ、“大切なものを守りたい”という強い心のオーバーライトは“聖なるオーバーライト《アルフォース》”と呼ばれ、治癒の力を持ち、強靭な身体を求めて進化を促す。


ゼロの一時的なパワーアップは通常のオーバーライトが多いが、進化等は全てアルフォースで行われている。
また、ゼロの異様な回復力もアルフォースによるものである。


このアルフォース(再生)の設定はアルカディモンのドットマトリックス(分解)と対をなすものだと言える。


※オーバーライトは漫画だけの設定です(一応それを匂わす設定はあるが)。



進化の軌跡

カードゲームでは通常のブイドラモン系と区別して種族名の後ろに「ゼロ」が付いている。
成長期は設定にないため明言されていないが、恐らくアグモン(もしくはピヨモンか)。


ブイドラモン ゼロ

世代成熟期
タイプ幻竜型
属性ワクチン種
必殺技・Vブレスアロー
・VブレスアローMAX
得意技・マグナムパンチ

ゼロの登場当初の姿。犬みたいな外見から「犬ドラモン」と言われる。
タイチのデジモンは初代シリーズであり、ブイドラモンは本来プログラムされていないため、大会出場時にハジかれた。
デジモン世界でも謎のモンスターとされている(だが、ネオはブイドラモンを知っていた)。


当初は成熟期では強いという程度だったが、エテモンキーとの遭遇で完全体との力の差を感じ始める。
その後、タグを守る完全体との戦いとその間のトレーニングによって、相手によっては完全体すら一撃で倒すほどの力を得た。
(ついでに水泳もマスターした)


初の完全体戦であるトリケラモン戦では、必殺技を受けて重傷を負ったが、
ブイドラモンとしての最終戦であるメガドラモン戦では、フェイントであえて必殺技を受けるようなマネも出来るようになるほどの成長を見せた。


だが、メガドラモンとジュレイモンのジョグレスによって誕生した究極体デスモンに全く歯が立たず、
崖から落ちたタイチを助けるため自ら飛び降り、エアロブイドラモンに進化した。


《戦歴》

〇 vsグレイモン
〇 vsトータモン
〇 vsクワガーモン
〇 vsダークティラノモン&デルタモン
〇 vsトリケラモン
〇 vsオクタモン&ゲソモン
〇 vsマリンデビモン
〇 vsキャンドモン
〇 vsヴァンデモン
〇 vsゲコモン(歌対決)
〇 vsティラノモン(腕相撲/不戦勝)
〇 vsスターモン(鬼ごっこ)
〇 vsメカノリモン
〇 vsメタルグレイモン(黄)
〇 vsデビモンオーガモンスカルサタモン
〇 vsサイクロモン&タスクモン
〇 vsレアモン
〇 vsスカモン(ウンコの大きさで勝利)
〇 vsクワガーモン+コカトリモン⇒メガドラモン
✕ vsデスモン(メガドラモン+ジュレイモンでの連戦)



エアロブイドラモン ゼロ

世代完全体
タイプ聖竜型
属性ワクチン種
必殺技・Vウィングブレード
・Vブレスアロー
・ドラゴンインパルス
得意技・マグナムクラッシュ

「タイチを救いたい」という想いで進化した姿。でもやっぱり、見た目は犬ドラモン。
謎のモンスターだったブイドラモンとは違い、伝説として知られている。
進化シーンは「Butter-Fly」と絡めてゼロが蝶のシルエットになる。


ちなみに、それまで進化しなかったのは「進化することでタイチとの関係が崩れることを心配して、心が歯止めをかけていた」ためである。
……恋人未満友達以上の「告白して今の関係が崩れるのが怖い」みたいな理由である。
ホント仲良いなお前ら。


ブイドラモン時は飛行型の敵が不得手だったが、飛行能力を得たため戦術の幅が大きく広がった(ついでに予定通り、太一のゴーグル着用による空中戦も実現)。
特にそのスピードは凄まじい。
また、翼で風を巻き起こし遠距離攻撃を吹き飛ばす《ウィンドガーディアン》という防御技も使える。
しかし、あくまで完全体であるため、タイチとのコンビネーション無しで究極体に勝つことは難しい。


オメガモン戦にて、「(ゼロを救おうとして攻撃に巻き込まれそうな)ガー坊やイガモンを守りたい」、「タイチの優しい気持ちを守りたい」という想いにより新必殺技『ドラゴンインパルス』を会得。
さらに、進化せずに基礎能力が大幅アップした。


その能力はパワー重視の人工究極体カリスモンに力比べで勝つなど、並の究極体をはるかに凌駕している。
特にスピードはオメガモンさえ遥かに超えており、ゼロの最大の武器になっている。


アルカディモン究極体戦では見えない必殺技『ドットマトリクス』を受け、身体を01分解されて敗北する。
だが、旅で仲間になったデジモン達からエネルギーを貰い、アルフォースの治癒力で復活。
見えない技の秘密も分かり、スピードとコンビネーションを駆使してアルカディモンを圧倒した。


しかし、デジメンタルで超究極体になったアルカディモンには歯が立たず、最後は寿命を削るドラゴンインパルスを連発して砕け散った……。


ちなみに、作中ではこの姿が一番長い(3巻~最終9巻)。


《戦歴》

〇 vsデスモン
〇 vsイビルモン
〇 vsフライモン
〇 vsオオクワモン
〇 vsピエモン
〇 vsロゼモン
〇 vsパラレルモン(大輔&ブイモンと共闘)
〇 vsヴェノムヴァンデモン
〇 vsオメガモン(オーグ&メルーガ)
〇 vsネオデビモン
〇 vsカリスモン
〇 vsメタモルモン(拓也と共闘)
✕ vsアルカディモン究極体(初敗北)
✕ vsアルカディモン超究極体



◆[[アルフォースブイドラモン>アルフォースブイドラモン]] ゼロ

世代究極体
タイプ聖騎士型
属性ワクチン種
必殺技・シャイニングVフォース
得意技・アルフォースセイバー
・テンセグレートシールド

アルカディモン超究極体戦で、「みんなを守りたい」とドラゴンインパルスを連続使用して砕け散ったゼロのデータが再構築されて進化した姿。
遂に犬ドラモンじゃなくなった。


アルカディモン超究極体を圧倒するほどの能力を持ち、元々最速クラスだったスピードも磨きがかかっている。
また、アルフォースによる治癒能力を持つ。


アルカディモン超究極体を圧倒するが、アルカディモンを乗っ取ったデーモン超究極体にはアルフォースを封じられ、ピンチに陥る。


ちなみに、最終的にこの姿で人間界に戻ったので、初代シリーズに究極体が入っているという異常事態になっている。
(そして、やっぱり大会ではハジかれた)


《戦歴》

〇 vsアルカディモン超究極体
✕ vsデーモン超究極体



アルフォースブイドラモン ゼロ 超究極体フューチャーモード

世代超究極体
タイプ聖騎士型
属性ワクチン種
必殺技・アルフォースVセイバー
・シャイニングVフォース
得意技・テンセグレートシールド

デーモン超究極体を倒すため、アルカディモンから排出されたデジメンタルをゼロに使った姿。
漫画オリジナル形態であり、他メディアには登場しない。


デーモン超究極体の攻撃が全く効かないという圧倒的な強さを誇る、間違いなく作中最強デジモン。
デーモンを倒した後、通常のアルフォースブイドラモンに戻った。
出鱈目な強さを誇るチートデジモンの一角ではあるが、やはりそこはタイチとのコンビネーションあっての賜物である所も大きい。


『デジモンアドベンチャー:』とのコラボ回で太一の共鳴した勇気の紋章により、再登場を果たしている。


《戦歴》

〇 vsデーモン超究極体



【余談】

漫画版クロスウォーズの世界ではロイヤルナイツの一員としてアルフォースブイドラモンが登場するが

  • かつて人間と共にデジタルワールドを旅して世界を何度となく救った
    (その功績からロイヤルナイツの一員として迎え入れられたらしい)
  • アルカディモンとも因縁がある(「少々厄介な攻撃をしてくるんだ」と交戦経験を匂わせる)
  • 必殺技は『ドラゴンインパルスX』(『ドラゴンインパルス』はゼロマルオリジナル技)
  • 素の一人称は「ボク」(基本的には「私」を使うが、威厳を保つことに慣れてないからか時折、素が出る*1

…等々、ゼロマルをリスペクトした個体である。


ただ、初登場時はタクティモンとの戦闘により両目を潰された状態で登場し、その傷を自然治癒で直せなかったことや、
ドットマトリックスを攻略するのに他のロイヤルナイツからのワクチンサポートを要したりなど、
アルフォース能力は持っていない様子だった。



追記・修正よろしく


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,9)

[#include(name=テンプレ3)]


  • リオン -- 名無しさん (2014-01-22 12:50:28)
  • カラーページの筐体の色(Ver.1のグレーカラー)と太一の発言や回想等からアグモンで確定だと思う。 -- 名無しさん (2014-03-01 23:48:48)
  • 初代シリーズに究極体、それも並の究極体より強い奴がいるということにwwwww -- 名無しさん (2014-06-07 10:32:17)
  • まあ、なんたって長期連載どすから。 -- 名無しさん (2014-06-07 10:35:42)
  • ウインドガーディアンズ基準ならそもそも究極体はホウオウモンになっちゃうしなぁ -- 名無しさん (2014-09-26 22:55:35)
  • ↑それかWS系由来のゴッドドラモンか、あれカッコイイけど主人公っぽくないからアルフォースが登場した当時の自分「よかったジジイじゃなかった」って安心したな。 -- 名無しさん (2014-09-26 23:15:51)
  • サイバースルゥースのアルフォースブイドラモン強すぎ(白目) -- 名無しさん (2015-03-24 21:17:31)
  • 劇場版に出てきたコロモンはゼロマルだったんじゃないかなと思ってる -- 名無しさん (2016-08-15 14:16:12)
  • 究極体が二体融合したオメガモンがロゼモンとタッグ組んでまで倒せなかったアルカディモン究極体より上のアルカディモン究極体を単騎で圧倒してるゼロって、アルフォースの中でも一際頭抜けてるよな -- 名無しさん (2017-08-29 20:33:35)
  • 互角じゃなく圧倒というのが恐ろしいんだよな…アニメでいうとカイゼルグレイモンだけでサタンモード倒してる様なもんだし… -- 名無しさん (2017-08-29 20:45:23)
  • もちろん、相性もあるんだろうけどすごいよね。エアロ時代の経験値とかもあるだろうけど -- 名無しさん (2017-08-29 20:48:54)
  • 同性同名の別人とはいえ、ウォーグレイモンのテイマーを兼任してる?男主人公だから、名前が別の男主人公のアルフォースという枠は空いてるかもしれない。…もっとも01コンビの魅力に並ぶ為のハードルは非常に高いが… -- 名無しさん (2018-03-30 14:00:55)
  • 勇気こそが大空を飛ぶ翼になる… -- 名無しさん (2018-05-15 23:42:38)
  • クロウォ漫画のアルフォースがゼロ本人なのかは読者の想像に任せるって感じなのかね? -- 名無しさん (2020-09-07 19:56:05)

#comment

*1 そのため見習いトリオ(コロナモン、ルナモン、スパーダモン)に良くフォローされることが多い

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧