登録日:2014/03/02(日) 22:56:00
更新日:2023/12/14 Thu 11:03:56NEW!
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bamboo_blade 高校生 闇堕ち アイドルオタク 思い込み 黒髪ロング 妄想 劇的ビフォーアフター 剣道小町 天才 女王 女剣士 土塚理弘 バンブーブレード 剣道 電波 ストーカー おっかけ 榊心 光輝かんほどのバカ←剣道バカという意味だろう。多分 山田のライバル
榊心(さかき うら)とは、BAMBOO BLADEの登場人物である。
劇中ではもっぱら「榊」「ウラ」と呼ばれる。初登場は7巻。同巻の表紙を担当。
【劇中の活躍】
IH予選に敗れた後、室江高校の剣道部員(ユージ除く)とショッピングに出かけていたタマちゃんの前に唐突に現れ
お土産の木刀で、ダンの上に落ちてきた看板、出前が落としたラーメン、ひったくり犯を同時に捌くという
タマ初登場のような芸当をやってのけ立ち去った、謎の修学旅行生として登場。
この衝撃的な登場、モノローグ、今までの積み重ねから、タマちゃんの運命のライバルだと思われていた。
この時は……
その後、去年の高校剣道の試合のビデオを見ていたキリノによって正体が室江高校の部員たちに知らされ
一同もタマとの対決に期待を寄せた……が、当の本人は剣道から離れており、嘆く父や顧問の声にも耳を貸さなかった。
そんな彼女が高校の夏という中途半端な時期に、圧倒的な実力を持ちながら剣道を辞めた理由、それは本人曰く「男」とのことだが
この時は読者もよもやああもぶっ飛んだ展開が待ち受けているとは夢にも思わないのであった……
で、アニオリのタマちゃんライバルキャラだった鈴木凛を一蹴したことや鎌崎高校の岩堀のヤル気無くさせたことで
「現時点でのタマを圧倒的に上回る強キャラ」というイメージを彼女の知らぬ間に読者に植え付けている間に
これまた知らぬところで榊の父・健治と顧問の寺田が「榊が剣道を本当に辞めた理由はライバル不在の現状が原因では?」
と考え、(去年の不自然な敗北を除けば小学校から無敗であり、中学時代は『山田梅子』以外は一本も取れずまともに戦えなかった)
劇中の人気番組であるおかめTVの『熱血バニッシュ学園』の剣道企画に無断で応募。
かつて同テレビ局の企画で集められた『剣道小町』をはじめとする全国の強豪と戦えば
榊のライバルとなる逸材も現れ、ヤル気を取り戻すのではと考えたのである。
が、やっぱりウラはヤル気ゼロ。
だがウラに夢を託したいと心から願う父と顧問の姿に申し訳なく思ったウラは、剣道を辞めた理由を改めて告げるべく2人を部屋に招く。
そこで2人と読者が見たもの、それは部屋一面を覆い尽くす芸能人・滝川純也ことタキジュンのポスターとグッズと雑誌。
あまりにもの異常事態に理解が追いつかない2人と読者、しかしお構いなしに語りかけるウラ。
彼女が語る剣道を辞めた理由、それは「争い事が嫌いなタキジュンに剣道やってる娘が好かれる筈が無い」
「彼が特撮で演じた『ブラックデュラン』が争いを嫌い剣を捨てたから」という意味不明なモノだった。
遡って中3のある日、公園でロケをしていたタキジュンを見かけたウラは(一方的に)タキジュンと自分は運命で結ばれていると確信。
以後、コンサートに行けばタキジュンは自分に秘密のサインを送ってくれ(ていると思い)、番組で口を開けば全ての言葉は自分に向けられている(と思いこむ)
そしてブラックデュランとして出演した彼が最後に剣を捨てた、これこそ「剣道を辞めろ」というメッセージだと思ったウラは剣を捨てたのである。
あまりにもの怪電波発言、完全に逝っている表情、何を言っても自分の世界から出てこないウラの姿に絶望した2人は
SAN値ゼロとなり、ウラに想いをかけた日々を回想しつつ慟哭の叫びをあげながら燃え尽きたのだった……
ついでに一部の読者もそろそろついていけなくなったとか……
その後なんとか立ち直った父の声も無視し、とうとう自分と周囲の未練を断ち切るために父に防具一式を焼き捨てるよう依頼。
だが、滝川と松本春香(バニ学に出演している女子アナ)の2ショット写真の報道を見かけ激怒し、燃え盛る炎の中に捨てられた防具一式をまとって飛び出し再起。
タキジュンにまとわりつく松本アナに制裁を加えようとしてバニ学を撮影中の室江高校に殴りこみをかけた……アレ?
健治に頼まれ立ちはだかった同じ剣道小町である石塚と中村は一蹴するが、精神的に歪みきった今の榊の剣道は実のところ全盛期の力とは遠い代物でしかなく、
かつての№3末野は剣道家としての魂を失った榊に失望して戦う事もなく見限るのだった……
邪魔者も排除し、いよいよ松本アナを始末すべく道場に乗り込むウラ。
しかし道場の中では芸能人『沢村エリナ』として撮影に参加していたかつてのライバル山田梅子がタマと戦っており、その姿にウラは歩みを止め、静かに正座し戦いの結果を待ったのだった。
そして戦いの後、対面した山田に勝負を挑まれ(山田はヤル気が無かった榊が唐突に来た理由が松本アナと察していた)ロケ地を移し、彼女と対決をすることに。
だが移動した後の彼女の様子は、道場に乗り込む前とは少し異なっていた。
松本アナを早々に始末するべく山田を倒そうとするウラだが、そのような邪念が入った剣は山田には通用せず
ウラは次第に追いつめられてしまい、一本も取られいよいよあとがなくなってしまう。
しかし戦いの最中に剣道家としての自分を取り戻し、彼女を無敵たらしめていた予測不能の型の無い剣も取り戻した。
人が変わったようにライバル山田との戦いを心から楽しみ、追いつめていった榊だが、だが挫折の果てに精神的な成長をした山田の気合いに徐々に盛り返されていく。
山田の成長を喜びながらも、自分に勝ってしまったら芸能人として活動している山田が今度こそ剣道から離れるのではと考え彼女を引き留めるために全力で勝とうとする。
だが紙一重の差で山田が勝利。一時は呆然とする榊だが、山田が自分と同じ境地に至ったことに笑顔を見せ、仲良く気絶した。
その後、山田たちとバニ学主催の大会「妃龍旗」にバニ学チームとして出場。
けっきょく競技者として一線を退くことになった山田に対して思いっきりスネるが、山田の目論見通りタマちゃんとの戦いの最中に何かを感じ取った模様。
【人物】
運命で結ばれたタマちゃんのライバルかと思ってたけどそんなことはなかったぜ!
山田曰く「光輝かんほどのバカ」であり、剣道をとったら何も残らないとまで言われるほど。
剣道を辞めた直接の理由は上述のとおりだが、そもそもあそこまで異常に入れ込んでいったのは
生まれて初めて巡り合った宿敵、山田梅子が剣道界から去ってしまった喪失感が原因。
他人に対する依存心というか執着心は健治曰く「母親の遺伝子」とのことだが、まあ健治も大概なので両親の遺伝だろう。
健治がそこそこの資産家なのか、お嬢然とした外見と服装をしており、性格も暴走気味なのを除けば真面目な部類。
復活以前は生気が無かったり異常な表情を見せていたが、復活後は別人レベルに活き活きとした表情になっており、あぐりの描き分けは見事。
【BAMBOO BLADE A以外】
アニメはIH予選後、オリジナルの展開になったため基本的に出番はない。
そのため、アニメオリジナルのライバルとして『鈴木凛』というコンパチキャラが用意された。
最終話で行われた大会『鳳凰旗』の会場で鈴木と会話している。
BAMBOO BLADE Bは中学生の話であるため、キャラとの関わりもあんま無いし劇中時間的にもほぼ出番はなくバニ学の件が触れられた程度。
BAMBOO BLADE Cでは負けい……じゃなくて朝比奈たち挫折組の話の中に登場。1学年下だった彼女たちの憧れだったことが語られた。
その後、IH予選に姿を見せる。「剣道は己との戦い」として自らの『心』こそ倒すべきものであり、山田がいなくとも道を違えることが無いよう全ての戦いに全力で挑み、山田との敗戦以降は負けなしとのこと。当たり前だがIH出場。
高校デビューして来た中学最強・斎村カグヤの未だ完成されぬ実力と才を感じとり、久々に出会った強敵に闘争心を燃やす。
そして決勝の舞台。朝比奈をフルボッコにして勝ち上がってきたカグヤとの新旧女王決定戦に挑む。
しかし彼女は戦いの最中にある事実に気がついてしまう。それは今までの、天と地の実力差がある対戦相手や指導者達には気付けなかった事実。
常に極限まで集中し、限界以上に酷使されたカグヤの肉体はもはやボロボロになってしまっていること。
彼女の身を案じ、早めに決着をつけようと考える榊。しかしその僅かな優しさ、女王の驕りか、はたまた雑念がよぎった瞬間か
一瞬の間にカグヤに一本をとられてしまい、榊は敗れ去ることとなった。
しかし団体戦では優勝を果たし、個人2位・団体1位という成績でIHを終えた。
なお、BAMBOO BLADE Dにてイケメン芸能人狂いは完治しておらずタキジュンから違う男に乗り換えていたことが判明。
剣道に悪い影響は出ていないが相変わらずのサイコぶりを垣間見せ、例の1件がトラウマになっている親父たちは唖然としていた。
清杉にも名前だけ登場。『コスモサーティーン』の後番組の内容を会議しているTV局にブラックデュランの続編を希望するハガキを送っていた。
その結果、後番組「オメガセイバー」にブラックデュランのゲスト出演が決まった。
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