登録日:2012/07/25(水) 15:44:00
更新日:2023/12/07 Thu 14:01:26NEW!
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バトルスピリッツ バトスピ アニメ メーテレ テレビ朝日 サンライズ 馬神弾 伝説の始まり カードゲームではよくあること バトスピアニメシリーズ 冨岡淳広 09年秋アニメ 鬱展開 ※日曜朝7時です。 ダンくん ダメかもしれない ダメじゃないかもしれない←ダメでした
行くぜ!アタックステップ!
トレーディングカードゲーム・バトルスピリッツのアニメ第2弾。
主人公を馬神弾に交代、世界観を一新した新ストーリーで放送された。
OPはJAM Projectの「Battle No Limit!」。
EDはミッチーこと及川光博の「君がまってる」と、ギャラクシー渡辺(諏訪部順一)の「バトル!ギャラクシー☆ステップ」。
●目次
【ストーリー】
巷で激突王と呼ばれる、カードバトルが大好きな少年・馬神弾。
彼はある日、謎の少女百瀬華実と、その兄百瀬勇貴に導かれ、コアの光主(ひかりぬし)として、異世界「グラン・ロロ」へ召喚される。
そこはバトルスピリッツが全てを支配する世界。そして、異界王率いる地球人が異世界人達を奴隷として支配していた。
虐げられるグリ族の少年ズングリーを助けたダンは、異界王に囚われた彼の家族を救うべく、異界魔女マギサと共に旅立つ。
ダン達コアの光主と、グラン・ロロと地球を我が物とせんとする異界王との戦いが始まった。
【概要】
基本は現実世界でストーリーが繰り広げられていた前作バシンと打って変わって、異世界での冒険がメインとなった本作。
キャラクターデザインは一見ポップで華があるように見えるのだが、
- 異界を征服しているのが人類側
- 人類に奴隷として支配される異世界人
- 政治的な力で地球政府を篭絡するラスボス
- 世間から孤立する主人公達、
- 味方ヒロインが汚名を着せられた上で死亡する
などの陰惨な展開が多く、まさにカードゲームではよくあることを体現しているといえる。
重い展開に激突魂で立ち向かっていくダンくんの姿に視聴者は心打たれるのだった。
……まさか続編が、更に凄惨な展開に向かうとは露程も思わず。
シリーズ構成を務めた冨岡淳広は、約10年後となる2020年に特設サイト『異界見聞録シリーズ』にて本作の裏話を明かしている。
【登場人物】
◆ダンと仲間達
赤のコアの光主。フェイバリットカードは「雷皇龍ジークヴルム」
地球では【激突】に拘る激突王として一部で有名なのだが、カードバトラーとしては未だ無冠。
剣蔵曰く「いつも惜しいところまでは行く」「スタイルに拘って自滅する」
バトスピが大好きな、無邪気で明るい性格の中学生。好物はズングリーや母親の作ってくれるカレーライス。
ズングリーの兄弟家族を助けるために旅立つ。
最終決戦後は無敵のカードバトラーとして君臨するのだが……。
異界のグリ族の小柄な少年。声がどこかの双子シグナーの兄に似ている。
召喚されたダンに助けられ、彼の友達となった。
連れ去られた家族を助けるためにダンとともに旅立ち、救出後も恩返しのためにダンに同行する。
料理が上手く、一行の料理番。特にダンから話を聞いて苦労の末に完成させたカレーは大好評。
ダンが持ち上げられないほどの荷物を軽々背負い、さらにその上にダンとクラッキーが乗っても平然と走れる程の怪力の持ち主。
バトスピはデッキも完成できていない初心者だが、リアルカードは拾った使いで、彼の拾ったカードにダンはちょくちょく窮地を救われている。
- マギサ
異界魔女。4029歳。
かつて魔力の源のデッキを異界王に奪われ、現在では出涸らし魔法しか使えない
…というが、それでも比較的高い魔力を保持しているリアルファイターその1。
自堕落な性格のおねーさんで、酒好き。暇さえあれば飲んでいる。
番組内での主な役割はバトルの解説とコアの光主センサー。
愛車はママチャリ『スーパーケッター』
終盤取り戻した彼女本来のデッキは、そのほとんどがマジックカードで構成され、スピリットはたった1枚というとんでもない代物だった。
- クラッキー・レイ
黄のコアの光主。通称『光の貴公子』のハイランカー。
キザな性格で女の子が大好き。異世界でもミミ族の村を始めとする美女達に求愛し続けていた。
ダンを最初は暑苦しいと評していたが、いつしか彼の最高の相棒となっていった。
フェイバリットカードは黄属性の「天使長ソフィア」で、その愛は続編でも変わっていない。
ボクシングを嗜んでいるようで、並の兵士程度なら軽く薙ぎ倒せるリアルファイターその2。
紫のコアの光主。ブログ『ぱーぷるとーく』が人気のネットアイドル。
異界人の執事セルジュとともに、地上艦ヴァイオレット号で異界を旅していた。
普段は帰った時のためにブログを書き溜めしている。
一見普通の女の子だが、やたら殴り合いに強いリアルファイターその3。
真っ直ぐなダンに素直になれないながらも少しずつ惹かれていくヒロインその2。
なお、今作の段階では最後まで本名不明。
青のコアの光主。カードコレクターで、レアカードを手に入れるためなら文字通りなんでもする少年。
レアカード欲しさに行動した結果大変な目に合うことも多いトラブルメーカー。
カードを扱う際には手袋をはめ、バトルもゆっくりそっと行う。
元いじめられっ子だが芯は強い。マギサ曰く、内に秘めるタイプ。
続編では打って変わって硯が一晩でやってくれましたな便利キャラに。
- 兵堂剣蔵
緑のコアの光主。バトスピチャンピオンを目指す慇懃無礼な小学生。男の娘に足を半分突っ込んだショタっ子。
自分の目的以外に興味を示さないタイプだったが、なんだかんだで一行と共に戦うことに。
マギサに名前を間違えられては「剣蔵です!」と返すのがお約束。
- 百瀬勇貴
白のコアの光主。妹の華実からは白い薔薇に例えられる美男子。
華実が安心して暮らせる世界を作るために、大幹部異界三巨頭の1人として異界王の元でグラン・ロロに侵攻していたが、
異界王の目的が華実を犠牲にすることだと知り離反、ダン達の頼れる仲間となる。
当初マギサ達は勇貴こそが異界王であると勘違いしていた。
高い魔力を持つリアルファイターその4。
最終決戦後は汚名を着せられた華実の無実を晴らすために戦っていたが、
異界王と結託していた者の手にかかり、恐らく殺害された。
……ついにカードゲーム関係なく死者が出てしまったバトスピの明日はどっちだ。
かつての白の世界の王の生まれ変わりであるらしい。
その魂は遠い未来で、一人のカードバトラーに転生する。
- 百瀬華実
緑のコアの光主――と思われていたが、本当はグラン・ロロの力の源たるマザーコアの光主。
『虫愛ずる姫君』(語源は堤中納言物語)と呼ばれ、蝶を愛する少女。この物語のヒロイン。
自らを『白い薔薇を守る蝶の毒』と称する。兄のためなら意外と冷徹。
バトルの腕前はかつてダンを完膚なきまでに叩きのめしたこともあるほど。
幼い頃魔力の暴走により、自らを疎んでいた両親を含む周りの大人を全滅させてしまった過去を持つ。
かつての緑の世界の姫の生まれ変わりであるらしく、白の世界の王とは愛し合っていたが、結ばれることがなかった。
その魂は遠い未来で、一人の魔族の少女に転生する。
◆異界王勢力
- [[異界王>異界王]]
グラン・ロロを支配する地球人。本名不明のラスボス。マギサから力の源であるデッキを奪い、魔力を得た。
古代のグラン・ロロに彼が来たことで、グラン・ロロは人類が支配する世界へと変わってしまった。
詳細は項目参照。
- 灼熱のパンテーラ
異界王の腹心の部下であり、異界三巨頭の一人。赤デッキを使う。
正体は異界王がコアの技術で作り出した人形(ロボット)であるが、
先代赤の光主ジュリアンを始めとするカードバトラー達との戦いを通じて人間らしい心を得ている。
詳細は項目参照。
- 幻惑のレオン
パンテーラに並ぶ異界王の側近。異界三巨頭の一人。紫をベースにした混色デッキを操る。
元はアメリカ西部開拓時代からやってきた地球人で、異界王に取って代わることを狙う野心家。
詳細は項目参照。
- 青嵐帝ブルストム
青の世界を統べる異界人。異界王及び勇貴の配下としてダン達の前に立ち塞がる。
大金持ちのため多くのカードを所持しており、当初はレアカードを報酬に硯を部下にしていた。
立場こそ敵だが、根は両親を愛する善人。
- 呪撃のカザン
勇貴配下のカードバトラー。異界にやってきたダンが最初に戦った相手。二つ名の通り紫の【呪撃】デッキを使う。
任務にこそ忠実だが、デッキを奪われたダンに自分のデッキを貸そうとしてくれるなど、良い人。
実は未来の世界からやってきた人物で、その世界を描く続編でも登場する。
- 早撃ちのリボルバー
ガンマン風のカードバトラー。グリーンカレーの人。
第5話で登場したゲストキャラであるが、第45話で再登場しており、レオンの友人であった事が明かされた。
詳細は項目参照。
◆地球
- フィクサー
軍産複合体のトップである闇の権力者達。
一般には公にされていないが、地球における支配者であり、世界各国に対して強い発言力を持つ。
異界王が地球に侵攻した際には「コアの新技術提供」をチラつかされる形で彼の協力者となった。
組織の性質上、構成員はカードバトルとは無縁の普通の人間。
当然、カードバトルをする気は一切なく、邪魔者は絡め手・世論操作・暗殺などで対処する。
おのが権益のために「国家」を破壊し、「戦争」を作り出している。
その行方は…。
行くぜ!雷皇龍ジークヴルム!追記・修正だぁっ!!
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▷ コメント欄
- 異界王の目的がどう聞いてもただの逆恨みなのにブレイヴじゃ地球とグラン・ロロ双方の未来を思っての行動になってたのが?だった -- 名無しさん (2013-12-07 18:48:17)
- 確かにアレ?ってなるけどコアシステム渡したりしたしいいんじゃない? -- 名無しさん (2013-12-07 20:35:50)
- 雰囲気暗いので好きじゃない -- 名無しさん (2013-12-07 21:24:29)
- ヒロイン死なしてる時点で最悪!せめて生き返らせリーヨ!!(自作で一応生まれ変わりが出てるけど・・・) -- 名無しさん (2013-12-07 22:45:40)
- ここからよくわからなくなった -- 名無しさん (2014-01-03 21:41:56)
- ↑理想を失って暴走した姿が、激覇の異界王だったってことで自分は納得してる。 -- 名無しさん (2014-06-17 02:32:34)
- 私のデッキにはちゃんとネクサスも入ってるわよ!賢者の木の実とか。 -- マギサ (2014-07-15 23:43:33)
- 今更本編見たんだけど、異界王の設定ってメガレンジャーの鮫島にボウケンジャーのリュウオーンを足したような感じだね。特にメガのあの最終回に続きが欲しかった俺にとってはある意味同じニチアサでのリベンジになったかな?と思う。 -- 名無しさん (2015-02-04 16:50:24)
- 鬱展開アニメ -- 名無しさん (2015-02-04 19:27:37)
- ↑もしシリーズ構成が武上純希orUROBUCHI先生だったら…ある意味もっと話題に上ることも多かっただろうに。 -- 名無しさん (2015-02-04 19:31:36)
- 直接関係ないけどメガレンジャーがコメントに入っているので付け加えておく。メガレンにも「ブレイヴ」のように当時「ギガレンジャー」なる続編企画があったようだ。当然ギンガマンに取られたけどもしやってたら相当殺伐としたんじゃないかな? -- 名無しさん (2015-04-13 17:59:17)
- ニチアサで放送していいレベルじゃない -- 名無しさん (2015-04-13 19:42:00)
- ↑同感。ここまで鬱展開を狙ってやってたのはメガレンジャーかディケイド以来じゃない? -- 名無しさん (2015-04-16 17:59:42)
- なんか作風が黒富野の作品に近いよね、続編はそれ以上だったけど -- 名無しさん (2015-04-23 22:26:04)
- ヤキソバンも異界王のごとく世界に対する憎しみで侵略者になってたし -- 名無しさん (2018-05-30 16:43:55)
- 異界王の思考をざっくり言うなら「こんな他者理解の能力が欠如した連中に任せてたら地球もグラン・ロロも滅ぶ!一回ぶっ壊して再構成したろ!」って感じだから、そういう意味では世界の未来を憂いての行動なのよね 今の世界に生きる人類をまったく顧みてないだけで -- 名無しさん (2018-05-30 18:34:12)
- 弾の好物である『母親の作ってくれるカレーライス』なんだが、それを作った母親が続編で弾を拒絶したっぽいのが泣けてくる -- 名無しさん (2018-05-31 14:40:49)
- レオンは金獅子号が墜落した時点で死んだ方がまだ幸せだったかもな -- 名無しさん (2018-06-05 09:20:39)
- いやな言い方ですまんけど、異世界転生型主人公がみんなレオンみたいな終わり方してみたらどうなるか面白そう。 -- 名無しさん (2018-06-05 13:11:50)
- 藤異秀明先生が、本作のコミカライズしたら漫画版クウガ並みのギャップが激しくなるかも。 -- 名無しさん (2023-03-21 21:31:03)
- ↑そうなったら、ダンがアニメ以上に熱血どころではないイカれた主人公に。 -- 名無しさん (2023-03-22 16:32:18)
- ↑1 2 バシンに続いて手掛けた場合、ライフで受けるダメージ描写が強烈になる。あと、弾は魔ゐを差し置いて華実とフラグを立つ。 -- 名無しさん (2023-03-25 18:09:14)
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