ラケル・クラウディウス

ページ名:ラケル_クラウディウス

登録日2013/11/21 Tue 20:41:45
更新日2023/12/05 Tue 11:11:37 NEW!
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雨は振りやまず…
 もう一つの歯車が回り始める
 貴方の犠牲は
 きっと、未来永劫
 語り継がれていくことでしょう



『ラケル・クラウディウス』とは、
[[『GOD EATER 2』>GOD EATER 2]]及びその続編『GOD EATER 2 RAGE BURST』の登場人物である。


※※※使用しているプラグインの都合上、携帯版ではネタバレ全開です。携帯版からの閲覧の際は注意してください。




プロフィール



(画像跡)


ラケル・クラウディウス (Rachel Claudius)



役職:フェンリル極致化技術開発局 副開発室長
性別:女性
年齢:不明(20代後半?、外伝「ちみごっどいーたー」から「組織秘密」らしい)
出生:不明
身長:不明
CV:[[悠木碧>悠木碧]]




概要



フェンリル極致化技術開発局、通称“フライア”の副開発室長。
開発室長[[レア・クラウディウス>レア・クラウディウス]]を姉に持つ。


ベールハットで顔を覆っており、喪服のようにも見える服装をしている。
落ち着いた物腰の女性で、口調は常に一定していて抑揚がない。
幼少の頃に事故で下半身不随になって以降、車椅子を使用している。


フェンリルにおいて最高レベルの頭脳を持つとされる科学者であり、P66偏食因子、通称“ブラッド因子”の発見者。
また、特殊部隊「ブラッド」の創設者でもあり、児童養護施設「マグノリア=コンパス」の院長でもある。


ブラッド因子に適合した神機使いが持つ特殊能力「血の力」の研究、人型起動兵器[[「神機兵」>神機兵(GOD EATER 2)]]の研究開発、死の病「黒蛛病」及びその原因である「赤い雨」の研究など、幅広い分野で活躍している。



GE2、及びGE2RBの黒幕。
精神にアラガミを宿し、その「声」に従い[[終末捕喰>終末捕喰]]を遂行せんとする「荒ぶる神の代行者」とも言える存在。





人物



──誰に対しても礼儀正しく、穏やかに接する。ラケルに出会った人の殆どが、彼女に好印象を持っている。…が、たまに強烈なブラックジョークを飛ばすことも。


──部下である[[クジョウ博士>クジョウ博士(GOD EATER 2)]]曰く「ホタルのように儚い」


──上司であり姉であるレアとの関係は良好のようで、ラケルの研究室では姉妹水入らずで語り合う姿が見られるとか。しかし、神機兵の運用方針においては対立する立場にあり、有人運用を推進するレアに対し、ラケルは無人運用を支持している。ちなみに、ラケル自身も優秀な神機兵技術者である。


──ブラッドのメンバーに対しては母親のように振る舞っており、全員に対し愛情を持って接している。また、ゴッドイーター、ひいては世界を導く存在として期待を寄せている。隊長の[[ジュリウス>ジュリウス・ヴィスコンティ]]に対しては特に手塩にかけて育てていた様子。ブラッドの方からも慕われているが、[[ギル>ギルバート・マクレイン]]は子供扱いされるのを不満に思っているようだ。


──クジョウ博士から好意を寄せられているが、ラケルはそれに気付きつつもスルーしていると思われる場面がある。それどころか、その好意を利用していると思われる場面も。


──フェンリル創立メンバーの一人、元極東支部支部長[[ヨハネス・フォン・シックザール>ヨハネス・フォン・シックザール(GOD EATER)]]に恩義があるらしい。




過去



(画像跡)
幼少時のラケル博士


レアによると幼い頃のラケルはかなり寡黙だったようで、「何を考えているのか分からない」レアには不快に思われていた。
レアの人形を勝手に持っていったりすることもあったらしい。



ラケルが下半身不随になった事故の真相は、レアが意図せず自宅の階段から突き落してしまったことによるものだった。しかし、この事故でラケルは意識不明に陥り、植物状態になってしまう。
通常の医療ではもはや助からない状態であったが、父親のジェフサ・クラウディウスは何とか娘の命を救おうと知人の医師に働きかけ、ヨハネス・フォン・シックザールが開発した、極めてアラガミに近い偏食因子「P73偏食因子」ラケルに投与する禁断の蘇生施術を行った。


その結果、完治には至らなかったものの、ラケルの意識を回復させることに成功する。
しかし、それと同時に彼女の精神に「荒ぶる神」、乃ちアラガミの意志が宿ってしまう。以後、彼女は自分の中の「荒ぶる神の声」(アラガミの本能?)に従って行動するようになり、次第に冷酷な面を見せるようになっていく。


蘇生施術後のラケルは、以前と違って口数が増え、性格に変化が起こったように思える。一方、アラガミが宿る前、つまりヒトだった頃のラケルがどのような人物だったのかは殆ど分かっていない。


また、この一件でレアラケルに対し強い自責の念を抱くようになり、後ろめたさから彼女に服従するようになっていく。





ヒトならざるモノ として




──終末捕喰の遂行には強固な意志で臨んでおり、そのためならば自分を含むあらゆるモノを生け贄に捧げることを厭わない。また、終末捕喰完遂を見据えた幾つもの計画を立てており、あらゆる事態に対応できるようにしている。


──精神にアラガミを宿した彼女は、ヒトの営みの中に価値を見出だせなくなってしまった。しかし、ブラッドのメンバーに対しては愛情を見せたりと、ヒトらしさが完全に失われた訳ではない様子。


──レアが後ろめたさから自分に服従していることは把握しており、その上で都合の良い駒として扱っている。


──普段の穏やかな物腰に関しては素のようである。


──ジュリウスに対し特に愛着を見せるのは、彼が終末捕喰の鍵となる特異点候補であるため。


──主人公のことは、自分の計画を妨げる最大の不確定要素としてかなり警戒しているようだ。





活躍



本編以前




終末捕喰の鍵となる特異点に適した逸材を探していた。
フェンリルの科学者になってからは、あらゆる偏食因子に適合する能力を持つ特異点候補を見つけるべく、「マグノリア=コンパス」を創設し、各地から子供を集め、裏で子供達に偏食因子を無理矢理投与する人体実験を行っていた。
この実験で生き残り、特異点候補となったのがリヴィ・コレットジュリウス・ヴィスコンティ。しかし、リヴィの方は適合の際に激しい拒否反応と肉体への多大な負荷がかかる不完全なものであったことから、より優れた資質を持つジュリウスの発見と共に候補から外されている。


この頃、父ジェフサに人体実験を知られ、フェンリルの査問会に告発されそうになったため、[[零號神機兵>零號神機兵]]を使って父を暗殺した。
レアはその全てを知っていたが、ラケルに服従していたため誰にも話さなかった。





本編



──◇GE2



主人公ブラッド因子の適合試験を行い、適合に成功した彼(女)と、同じく適合に成功した[[香月ナナ>香月ナナ]]ブラッドに迎える。
その後も、[[ギルバート・マクレイン>ギルバート・マクレイン]][[シエル・アランソン>シエル・アランソン]]を迎え、主人公加入前から既に配属されていた[[ジュリウス・ヴィスコンティ>ジュリウス・ヴィスコンティ]][[ロミオ・レオーニ>ロミオ・レオーニ]]を含め、最終的にブラッドのメンバーを6人まで増やした。



神機兵の無人制御の研究が難航する中、ラケルクジョウ博士に生体制御装置(「エメス装置」?)のデータを提供し、彼に神機兵の無人制御を実用化させた。
RBでは、生体制御装置の開発権も譲っていたことが明かされており、後に起こる全ての責任を彼に押し付けるつもりでいたようだ。


その後、サテライト拠点に未曾有の赤い雨による被害が予測され、対策として神機使い無人型神機兵による合同作戦が始まる。神機兵は住民の避難を担当していたが、作戦の最中、ラケル神機兵の制御システムにクラッキングし、活動中の全ての神機兵が停止する大事故を引き起こす。
これにより住民の護送が滞り、ロミオジュリウスは赤い雨の中、強力なアラガミの群れとの交戦を余儀なくされる。その結果、ロミオは命を落とし、ジュリウス黒蛛病に感染した。そして、想定通り、クジョウ博士はこの事故の全責任を負わされる形で処分された。


ロミオの葬式がしめやかに執り行われる中、ラケルジュリウス神機兵の完成に協力するよう説得し、彼をフライアでの神機兵教導に協力させる。
しかし、これはジュリウスの特異点化を進めるための方便であり、彼は実質的にラケルに監禁される形となった。


この後、ラケル特異点偏食因子ジュリウスに集中すべく、「黒蛛病患者の専用病棟化」を騙り、各地から黒蛛病患者をフライアに集める。そして、彼らから大量の偏食因子を抽出し、それらをジュリウスに注ぎ込むことで、彼を特異点として完成させた。
ちなみに、抽出し終わった患者は「破棄」する予定だったらしい。


ブラッドジュリウスの救出に来た際は、肉体を捨て、零號神機兵に精神を移した状態で登場。
彼らをジュリウスの最初の「贄」とすべく襲いかかるも退けられ、最期は終末捕喰の予兆に飲み込まれ、自身が最初の「贄」となる形で死亡した。
終末捕食の完遂を確信していたが、ブラッド極東支部及び[[芦原ユノ>葦原ユノ]]らによる「終末捕食相殺計画」、そして、自我を取り戻したジュリウスにより終末捕食がコントロールされたことで阻止された。





──◇GE2RB



「デフラグメンテーションを開始します」



フライアに遺されていた博士のアーカイブが解析される。結果、ラケルの目的は一貫して「ジュリウスの特異点化」だったことや、そのために膨大かつ緻密なリスク処理・破綻時の軌道修正機構をもって計画に備えていたことなどが発覚する。


失敗の事態に備えた事前工作が芽吹き、唆されたクジョウ博士に持ち込まれた「エメス装置」の作用で、「螺旋の樹」オラクル細胞を元に彼女の身体が再構築。かくして「ラケル・クラウディウスの意志」は完全復活を遂げる。瞳の色が赤に変わっており、もはや半身不随でもない。


やがて彼女は終末捕喰を完遂するために行動を開始。特異点のコアに干渉して「螺旋の樹」を支配下に置き、新たに生み出した[[神融種>神融種]]を極東支部へ侵攻させた。


ジュリウスを救うことを選択し、樹の内部へ踏み込んできたブラッドには「黒い蝶」をけしかけ、間接的に接触しつつ執着を示す。ひとりひとりに降伏を呼び掛け、拒絶されればそれぞれの個性を映したかのような神融種を差し向けた。


彼女の計画中最大の不確定要素である主人公に対しては、救出に伴うリスクを説いて脅迫する。
曰く、終末捕喰から特異点を取り上げれば、「再生なき永遠の破壊」――制御機構のないノヴァが地球上のあらゆるものを捕喰し続ける正真正銘の破滅――がもたらされるだろう、と。


遂に特異点の許へブラッドが辿り着くと自ら[[アラガミ化>アラガミ化(GOD EATER)]]、[[「世界を閉ざす者」>世界を閉ざす者/終焉の残滓]]となって立ち塞がるも、あえなく敗北。
力尽きる寸前でなおジュリウスを手放すことを拒み、執念の末特異点のコアを自ら破壊。彼を自身へ取り込もうとするが、主人公の奮戦で失敗に終わり、息絶える。


特異点が喪失したことで、あわや彼女が言った通りの破滅が訪れかける。寸前、ブラッド達全員の[[「誓約」>ブラッドレイジ(GE2RB)]]で増幅された[[「対話」>ロミオ・レオーニ]]の力が波及し、終末捕喰は鎮静化。
消失して行く神威のただ中からは、「荒ぶる神々」から解放されて安らかな心境を取り戻したらしきラケルの穏やかで優しげな声が響いてくる。
彼女からブラッドへ贈られた最期の言葉は、愛する子どもたちの行末を案じるものだった。





余談



──名前の由来は、旧約聖書の『創世記』に登場するヤコブの妻の一人ラケルか。


──PVでの雰囲気が怪しすぎて、姉共々、発売前から黒幕説が流れていた。




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  • 反対なかったのでリセットしました。 -- 名無しさん (2015-04-26 22:06:24)
  • 個人的には中ボスとしてなら合格だな。脳味噌パッパラになってるとはいえ倫理を無視出来るから研究者としての実力に文句は無い -- 名無しさん (2015-05-12 19:28:41)
  • 偏食因子の投与でおかしくなったっていうけどs霊前からおかしくなる要素満点に思える。 -- 名無しさん (2015-10-16 23:33:34)
  • ラケル自身の意思で行動している臭いんだよね。見た感じだと偏食因子投与前は頭に障害でもあったのか家中の人間に嫌われていて脳死および偏食因子投与後、偏食因子のおかげで頭が良くなった途端に掌返してきた家族に内心、怒りすら覚えてたと思う。そして頭の中のアラガミだけが当時のラケルにとって心許せる相手だったんでしょう。 -- 名無しさん (2015-10-20 22:40:05)
  • なんか怖いんだよなこの人 人間と価値観がまるで違う宇宙人を見ているような気味の悪さがある -- 名無しさん (2015-12-09 17:38:20)
  • ↑2、3偏食因子投与前からいかれてたのかは分からないけど周りが気味悪がるような不思議ちゃんな節はあったよね、確かにそれならラケルとアラガミの意志が混在しつつ同調してるのも説明がつく。…ちなみに私は元々人の命に執着がなかったからアラガミと同調したと妄想してるなう。所詮は終末捕食だ、刺激的にやろうぜ。 -- 名無しさん (2015-12-11 21:04:46)
  • ↑2あのゴキブリを見るたびに嫌悪感が沸くのはそれが理由か -- 名無しさん (2016-03-09 00:09:04)
  • ラケル愛してる。どうか九条とでもジュリウスとでも荒ぶる神とでも幸せになって欲しい……。それだけが、私の願いです。 -- 名無しさん (2016-03-25 06:19:05)
  • 実際、クジョウ博士に不思議と執着してるの件が本心かどうかで大分印象が変わるんだよな。あそこまでイッたら今更騙す理由も必要も無いだろうし、単なるリップサービスとも考えられるけど…… -- 名無しさん (2016-04-13 06:29:44)
  • ぶっ殺したいと思って本当にぶっ殺せたキャラこいつくらいだな、クジョウとのあれこれは多分優秀であるがゆえにダメ男好き(世話焼き、母性)なんだと思う -- 名無しさん (2016-07-05 09:06:23)
  • この人何歳だったんだろ…… -- 名無しさん (2016-08-09 15:23:15)
  • ↑ソーマより5〜10歳年上、姉妹揃って見た目より別方向に若い -- 名無しさん (2016-08-29 01:53:29)
  • なんで年齢不詳なんだろうな。拾い子とかいう可能性もある?レアと確実に血縁関係があるなら、ジュリウスとは5歳くらいしか違わないってなっちゃうし回想シーンだと10代中盤のラケルがショタウスにあなたのママになるのと言ってることになるのか…。不思議だ -- 名無しさん (2016-12-14 15:15:03)
  • 精神年齢が実年齢相応かというと微妙なとこだからなあ… -- 名無しさん (2017-01-02 16:26:02)
  • 歴代キャラでもっとも主人公を精神的に痛めつけたキャラ。 オオグルマとか支部長はプレイヤーをイラつかせるキャラしてるが明確に主人公に害を加えるキャラではなかった。 -- 名無しさん (2018-04-12 13:35:14)
  • 出典不明の画像を撤去しました。 -- 名無しさん (2019-02-27 18:55:25)
  • 人の心を持つアラガミであるシオとアラガミの心を持つ人であるラケルの対比すき -- 名無しさん (2020-01-07 00:02:20)
  • ロミオの復活やら聖域の存在を見るに、終末捕食の発生後に大切な人たちを再生させて平和な世界で暮らすのが目的だったんかな -- 名無しさん (2020-01-07 00:49:23)
  • 久々にGE2RBを新キャラ作って一通り遊んだけど、やっぱりこの人アラガミ化でタガが外れただけの破滅主義者だったんじゃないかと思えるわ -- 名無しさん (2020-05-07 21:10:03)
  • 語彙力が高いけど、今にしてみれば「自分の欲」が無いって感じする。アラガミや人を利用するけど自分からは何もしない≒したくても出来ないっていう「意志の弱さ」も宿してるっぽさが -- 名無しさん (2020-06-22 19:51:24)
  • このゲームをクリアして数年たって気が付いたけど、私はこの人に性癖をぶっ壊されたわ。人の倫理観が通じないところとか周りの人間を利用し尽くすところとか最後はブラッドという子供たちの行く末を案じていたりと、グレートマザー的な魅力が凄まじかった。誰だ蛍のように儚いとか言ったやつ、中身全然違うじゃねぇかだがそれが良い。 -- 名無しさん (2020-09-10 01:22:37)

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