幻夢戦記レダ

ページ名:幻夢戦記レダ

登録日:2012/06/08 Fri 15:35:28
更新日:2023/11/20 Mon 13:37:27NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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幻夢戦記レダ アニメ ova カナメプロダクション ビキニアーマー いのまたむつみ スパロボ参戦希望



−伝説は言う、レダの力悪しき行いに利用しようとする時、異世界ノアより戦士が現れそれを阻まん−




『幻夢戦記レダ』とは1985年3月にカナメプロダクションによって制作されたOVAアニメである。同年12月には劇場公開も行われている。
3万本以上を売り上げたOVA初期作品の金字塔の一つとされている。



◆あらすじ

どこにでもいる17歳の普通の女子高校生である朝霧陽子はずっと片思いであった憧れのA君に告白する為に、自分の想いを込めた音楽をカセットテープに録音し、それを片手に並木道で彼に告白しようとするが、結局勇気を出しきれずにすれ違ってしまう。
しかしその直後、落ち込む陽子は突然異世界アシャンティへと引き込まれてしまう。そしてアシャンティの住人リンガムとの出会いや、レダの戦士としての覚醒を経て、現実世界ノアと、陽子の持っていたレダのハートを狙うゼルとの戦いに巻き込まれていく。



◆主要登場人物


○朝霧陽子

「レダのハートを取り戻す。そして、必ず自分の世界に帰るわ」

CV:鶴ひろみ
本作の主人公。ゼルの策略によって異世界アシャンティへと迷い込みレダの戦士として戦う。
作中での回想シーンや本人の言葉の様に、れっきとしたどこにでもいるような普通の女子高校生そのものである。
…はずなのだが、レダの戦士として目覚めた直後に「凄く強くなったみたい」と、臆することなく剣を振り回して敵を撃退したり
異世界の乗り物を軽々乗り回したり、自分がレダの戦士として選ばれたことを聞いて不満げな様子も殆ど見せず、寧ろ現実世界に帰るために率先してゼルと戦おうとするなど
お世辞にも普通の女子高生とは言い難いなかなかに胆が据わった性格をしている。
いのまた絵&ビキニアーマーという、その手の嗜好の人間には破壊力抜群の見た目である。もちろん冒頭の私服姿も十分に可愛い。


○リンガム

「落とし物じゃよ、お嬢さん」

CV:富山敬
異世界アシャンティへと迷い込んだ陽子が最初にあった住人。見た目は普通の犬だが人間の言葉で話す。地味に飛行能力も持ち合わせていたりする。
「全てを観、全てを聴き、全てを知るために旅をするしがない流離い犬」とのこと。また、親切がモットーであり異世界に迷い込んで右も左もわからない状態の陽子にアシャンティのことや、レダのことを説明していた。
以降、陽子が元の世界に帰る最後まで彼女と行動を共にする。
因みにリンガム(Lingham)という言葉はヒンドゥー教における男性器を指しているらしい。なんつー名前の由来だ。


○ヨニ

「感激だわ!言い伝えが、こうやって目の前でホントになるなんて…!」

CV:坂本千夏
ゼルの手下を追う最中で陽子とリンガムが出会った少女。外見は幼いが実年齢は不明らしい。
失われたレダの力をもう一度取り戻すために活動するレダの巫女と呼ばれる者の生き残りであり、地下に潜みながらずっと一人でゼルの一味と戦い続けていた。
巫女という立場上、伝説であったレダの戦士の出現をずっと待ち望んでいたので、そのレダの戦士である陽子にも積極的な姿勢で協力する。
なお、彼女も覚醒後の陽子に負けず劣らずのなかなかにきわどい格好をしている。どっかのと学会元会長のキモヲタが発狂して夜中にマスかきそうなくらい。
なおヨニ(Yoni)という言葉はヒンドゥー教における女性器を指す物。いい加減にしろ。


○ゼル

「それがわからぬというのなら、アシャンティの大地と共に朽ち果てるがよい!」

CV:池田秀一
青白い肌をした中性的な外見の男。作品内でのラスボス。パッと見女にも見えなくもないが男性。
元はヨニと同じレダの力を信仰する者の1人であったが、レダ亡き後荒廃したアシャンティの世界に見切りをつけ多くの同属を殺害。レダパワーを集める為の古代遺跡を浮遊城ガルバへと改造しそこを拠点とする。
そして、現実世界=ノアへの進出を目論み、その為に必要なレダのハートを探し求めて陽子をアシャンティへと迷い込ませた。
(しかし彼曰く、陽子がアシャンティに来たのは彼女がそれを望んだからであり、自分はそれを手助けしたにすぎないとのこと)
また話術や催眠術の類にも長けており、陽子を動揺させた上で額の赤い宝石から光を発して陽子の精神を支配した。
…が、中身がかの有名な赤くて3倍の大佐と同じというのも相まって、作中での陽子と対面した際の言動が一々エロく見えてしまう。



◆用語解説

  • レダ

かつてアシャンティに存在していたとされる女神。争いの絶えないアシャンティに絶望しノアの世界を封印したとのこと。膨大なエネルギーであるレダ・パワーを自在に操ることも出来る。


  • ノア

陽子のいる現実世界の事。移動するには時空の壁を超える為にレダのハートが必要となる。


  • アシャンティ

作品の部隊となる異世界。レダ亡き後は荒廃してしまったらしい。


  • レダのハート

レダ・パワーを自在に制御することが出来るとされている物。これを操れるのはレダの戦士のみとされている。その正体は陽子の持っていたカセットテープ。


  • レダの戦士

女神レダによって守護者として選ばれた者。項目冒頭の文にあるようにレダ・パワーを悪用する者が現れた時、それを阻む為にノアから召喚されるらしい。
普通の女子高生でしかない陽子が勇猛果敢な戦いを行える程であるのを見るに、レダの力が相当なものであることが伺える。



◆余談諸々

この年代のOVAの特徴かもしれないが、ストーリーの展開がなかなかに早い。が、よくある異世界ファンタジー物の話としてはそれなりに良く纏まっている。
また、陽子の片思いの描写が非常に丁寧であり、この年代の女子高生の心境を良く表していることから女性受けも良かったとのこと。


キャラクターデザインは『ブレンパワード』などでもお馴染みのいのまたむつみであり、その独特の繊細な造形は人を選ぶかもしれないが、逆にハマれば陽子やヨニといった可愛らしい女性キャラの魅力に引き込まれること請け合いである。


しかし何よりの特徴として挙げられるのはやはり主人公陽子のビキニアーマーというスタイルであろう。
今でこそ珍しい物ではないが、当時はその斬新なスタイルが非常に注目され後の作品に大きな影響を与えたとされている。
知名度的にビキニアーマーでメジャーな作品と言えば『ドラクエIII』の女戦士辺りが浮かぶだろうが、本作品はそれよりも更に前である。


続編として『幻夢戦記レダⅡ』の制作が予定されていたらしいが制作会社であるカナメプロが倒産した為に幻の作品となってしまっている。


グリフォンエンタープライズより陽子のフィギュアが製作された。
また、日東科学より陽子のフィギュアおよびステードのインジェクションキットが発売されていた。
ステードに跨る陽子のポーズがかなりエロいが、現在の入手手段はオークション頼みである。


OVA展開当時に講談社よりノベライズも発売されたが、作者はまだ無名だった頃の菊地秀行氏。
今となっては結構貴重かも。



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  • スパロボ出たらCERO-Cかな…また異世界推しのスパロボやってほしいね -- 名無しさん (2021-05-18 00:42:32)
  • アマプラで見たけど、お話としても丁寧にまとまってて面白かった。異世界ものと思春期の少女って要素をうまく融合させた傑作 -- 名無しさん (2021-10-11 12:43:39)
  • ↑アマプラにあんのか、・・・でも有料なんだよね? -- 名無しさん (2022-04-01 15:04:56)
  • アマプラが無料でなくなるので視聴してきた。面白かったがありがちに中盤のバトルが一番盛り上がって終盤はあまりアクションはなかったな。切迫した事態、レダの翼発見から陽子達が何も動かなかったのはちょっと謎。あそこから攻め込むものかと思ったのに -- 名無しさん (2022-04-07 17:59:14)
  • ただの女子高生、赤毛、露出多くて青い戦闘衣装…あっ -- 名無しさん (2023-06-04 01:26:43)

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