登録日:2012/02/03(金) 05:02:24
更新日:2023/11/20 Mon 11:57:58NEW!
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アプリ ten†cross ノベル web小説 ガラケー ビジュアルノベル サウンドノベル 携帯アプリ リーマンから金持ちへ 変わり者揃い
召しませmoney!はTERUによるWeb小説。
元はTERU氏が運営するウェブサイト「Script1」で連載されていたが、2007年にデジタルノベルとして有料ダウンロード配信という形態となり、サイト上からは削除された。
かつてはアプリ制作会社テンクロスにより、ガラケーおよびスマホ用アドベンチャーゲームとしても配信されていたが、2021年現在は配信停止。
アプリ版のイラストは曳山トワが担当。
現在は電子書籍として、Kindleストアで販売されている。
ストーリー
落合圭介はどこにでもいる平凡なサラリーマン。
その日もいつもと変わらぬ生活を送っていたが、たまたま通りかかった場所で泥棒一家の娘、桐島麻里と出会ってしまった。
桐島家当主の桐島真智子は一族の秘密を守るために圭介を殺そうとするが、自分の失敗で他人が死ぬのを許せない麻里は圭介と共にある計画を実行する。
それは圭介を婚約者にし、泥棒のパートナーにすることだった。
こうして圭介と麻里は、ターゲットであるゴッホの絵画を手に入れるため、命を賭けた危険なゲームに身を投じることになった。
それが、平凡なサラリーマンでしかなかった圭介の人生を大きく変える事態へと発展していく……
用語
◎桐島家
古くから存在する格式高い名家でロックフェラー家、ロスチャイルド家と並ぶ資産家。
表向きは貿易商で、本業は泥棒。
ただ、表の仕事だけでも一族が遊んで暮らせるぐらいは稼いでいるらしい。
現当主は桐島真智子。
◎タイガーチーム
圭介の裏の仕事のために集められた法律、財務、情報、警備のスペシャリスト。
圭介の事を信頼しており、不可能とも思える無謀な計画を実行していく。
◎IBC
世界最大のコンピュータ会社で、日本にも日本法人のIBCジャパンをもつ。
圭介は桐島家の持つIBCジャパンの株式50%を譲り受け、筆頭株主、取締役に就任する。
◎MEC
日本最大のコンピュータ会社でIBCジャパンのライバル。
日本国内で強力な流通ルートを持つ。
◎アルピン精工
従業員が百人に満たない小さな会社で圭介が働いていた。
MECは超お得意様。
◎チャネル
フランスの老舗アパレルメーカー。
昔ながらの強気な営業で現在は経営が傾いている。
登場人物
◇落合圭介(26)
本作の主人公。
平凡なサラリーマンだったが、麻里と出会い運命が大きく変わってしまう。
運命から逃げるのではなく、自分の人生と、麻里の人生を守るために運命に立ち向かい、切り開く道をえらぶ。
最初は麻里との関係に戸惑っていたが、次第に彼女に引かれていく。
起業家としての能力はずば抜けて高い。
高い知力を持ち判断力、決断力にすぐれる。特筆すべきは話術、交渉術の高さで、まさに天才であり作中でもその能力を惜しみなく発揮している。
「僕はね、たのしむことにしたんだよ。自分の運命をね。」
◇桐島麻里(20)
本作のヒロイン。
桐島家の跡取り娘でスーパーモデル顔負けの美しい顔立ちと、抜群のプロポーションを持つ。
また世界のスーパーモデルの友人を多数持ち、社交界での知名度も高い。
美しい顔立ちとは裏腹に破天荒な性格だが、本当は優しい心の持ち主で、圭介を巻き込んでしまった事に責任を感じている。
圭介との事も最初は責任感からだったが、このまま形だけの関係を続けていくのは辛過ぎると考え、心から圭介のことを好きになれたらと思い彼に引かれていく。最終的にはラブラブである。
収集能力も高く、圭介の専属秘書を務める。
ちなみに、圭介に出会うまでは処女だった。
「あたしドキドキしてきちゃった。すっかり圭介に洗脳されちゃったみたい」
◇田島藤吉郎(62)
桐島家に仕える完全無欠の執事。
真智子から圭介を監視し、秘密を漏らすようであれば処分するよう命を受けている。
だが、本人は圭介に期待を寄せている様子。
時には厳しく、時には優しく、圭介と麻里を導いていく。
「もう、おわかりでしょう。麻里お嬢さまは、圭介さまを愛していらっしゃるのですよ」
◆タイガーチーム
◇宮本浩一(25)
コンピュータの専門家で情報収集チームのチーフ。
ハッカーとしての能力はかなり高く、盗聴器などを駆使して圭介をサポートする。
他にも英語、フランス語、スペイン語も話せる。
◇矢野絵里子(?)
法律のスペシャリストで圭介の顧問弁護士。法務チームのチーフ。
年齢不詳だが作中の表現により恐らく二十代後半。
麻里にも劣らぬ美貌の持ち主で、ハーバード大学を首席で卒業。知性と美貌を兼ね備えた才女。
圭介に対して恋心を抱いているので度々、麻里と衝突する。
アプリでは彼女専用の「矢野END」があり、やや優遇されている。(内容はかなりぶっとんでいるが)
◇横田和久(36)
圭介と麻里を警護する警備担当チームのチーフ。
警備の技術はアメリカ大統領のシークレットサービス並で、過去にフランスの傭兵部隊に在籍していた過去がある。
ぶっちゃけ今作では出番、活躍共に少ないかわいそうな人。
大滝宗一(45)
タイガーチームの財務担当。
財務担当チームのチーフで倹約家。オックスフォード大学を卒業し、大滝の了解がなければタイガーチームは自由にお金を使えない。
◆その他の人物
◇桐島真智子(78)
桐島家の現当主であり、麻里の祖母。
一族の秘密を知った圭介を消そうとするが、麻里と圭介の計画により、期限付きで黙認することになる。
麻里を桐島家のしきたりに従わせようと厳しい態度で接してきた結果、それが仇となり麻里の気持ちが離れていった。
氷のように冷たい性格で殺人なども躊躇なくやってのける。(ただし、作中では人を殺す描写は出てこない)
◇森邦久(28)
MECの専務で、社長である森龍久の息子。圭介とはライバル関係になる。
頭脳明晰で、かなりのハンサム。容姿のせいもあって女性関係にはルーズで仕事もゲームのように楽しんでいる。だが、コンプライアンスの遵守は重要な成長戦略と言ってみたりマジメな一面もある。
◇森龍久(?)
MECの社長であるが経営は、ほとんど息子の邦久に任せている。手当たり次第に絵画を集める成金で、圭介と麻里のターゲットであるゴッホも彼が所持している。
絵に描いたような成金だが、ただの町工場だった会社を一代で日本最大のコンピューター会社にする、なかなかのやり手のよう。
◇ジェニファー・クロフォード
IBC本社のCEOで世界有数のお金持ち。さらにかなりの変わり者で、彼女のおかげで圭介達はゴッホを手に入れるためにチャネルを買収することになる。
また、圭介の能力を高く評価し信頼している。
◇佐藤研三(33)
桐島家の専属デザイナー。
世界でもトップクラスの実力を持つ天才。
圭介の計画により専属契約を破棄してチャネルのデザイナーになる。
◇香坂祥子(29)
MECの社員で森邦久の専属秘書。邦久とは親密な関係にあったが、邦久に一方的にふられ復讐の為にある情報を持ち出し圭介に接近する。
最後には佐藤の秘書になる。
◇ピエール・ユイスマン(47)
チャネルの会長。ソルボンヌ大学を卒業しオペラ鑑賞が好きな愛国者。
チャネル買収の際に圭介と熾烈な交渉合戦をするが結局は圭介に負けてしまう。
それからは圭介とはファーストネームで呼び合う仲になり良き友人となる。
◇カトリーヌ・シャヴァンヌ(27)
圭介達の屋敷のメイド長。感情をあまり出さないクールな女性。
今作では、まだ出番が少ない。次回作に期待しよう。
この作品は、経済戦争、友好的買収、敵対的買収などビジネス用語が数多く登場するシナリオだが、素人にも読みやすく書かれている。
またアプリ版には、原作には無かったBAD ENDが多数あり、それを探してみるのも面白いかもしれない。
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- テンクロスのアプリから入って、最初のほうはかなりハマってシリーズ追いかけてたけど、いつのまにか興味無くなってたな。結局どのシリーズでも圭介さまスゲータイガーチームスゲーばかりの内容なのよね。 -- 名無しさん (2022-12-11 07:32:56)
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