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外見年齢の割にしっかり者。ワガママや癇癪をおこすことはないが、子供らしく夜はすぐおねむになってしまう。
天真爛漫で心優しい無邪気な性格で、口喧嘩の多いパーティーで仲裁役になることも。流石のリューリカやファルテ、エウレッタも彼女には頭が上がらない。
ロコモコを抱えて運ぶのは基本プリルの役割。モコモコした毛が気持ちいいらしい。

自身が闘うことはないが、カロに強大な力を持つ聖剣エノーマを与える。
イデアによると、エノーマは使うほどに力を増す剣だという。
また、魔物の攻撃を弾く障壁のようなものが使える描写がある。

魔物の気配を感知する不思議な力を持つ。
また、ヒロイン達を花に喩えて表現することがある。

聖剣を出すその能力から、覇王に魔剣を与えた魔女と関連性があるのでは、と考えられている。

以下ネタバレ

物語『覇王と魔女』に登場する魔女そのもの。

元はオーベルの剣だったが、聖女プリマヴェールによって神剣オルダインの力を与えられ生まれた、聖女の写し身にして聖剣『オルダイン・レプリカ』(＝エノーマ)の鞘。
その際、神剣の封印が僅かに揺らぎ、神剣が封印していたプテルニュクテスの一部・プテリクスが混ざり込んでしまう。

統一王朝ペルグラン解放末期にはプテリクスにほぼ浸食され、聖剣も『魔剣』へと変質。オーベルさえも操り、聖女を殺してプテルニュクテスの封印を解こうとするも、あと一歩のところで失敗。
プテリクスと分離し、正気に戻ったオーベルに連れられ、当時駆け出しの神官だったベネウォールに預けられるが、封印大戦の混乱で行方不明となる。

その後、パラディスが冬花に飲まれる場面に立ち会っている。

プリマヴェールと同質の力を持ち、彼女を目覚めさせるため、五つの凍り付いた心の花の持ち主を探している。ヒロイン達を花に喩えるのはそのため。

しかしあくまで写し身に過ぎないため、神剣に近づきすぎた聖剣の負荷に耐えられず、エノーマを戻す度に苦しむようになる。
最終決戦を前に、カロはプリルを守るためにエノーマを使わないことを決心するが……

以下クライマックスに関するネタバレ

決戦前夜、独りイル・イゾレ本部を出、エルセリカに向かう。

魔物を物ともせずに進むが、プテリクスにオーベルの右腕を与えられたイデアに捕まってしまう。
オーベルの腕に反応し、聖邪が反転。エノーマは再び魔剣となってしまう。

聖邪の反転の光、カロにだけ聞こえたプリルの叫びに仲間たちも駆けつけ、プリルを解放せんとイデアに立ち向かう。
しかし、エトラビに次ぐ実力を持つ大魔、それも魔剣を携えたイデアに叶うべくもなく、全力のパーティーだというのに手も足も出ない。
そのとき、アルシェを守るため、ピュアドラゴンとして覚醒したスゥとカクがイデアを攻撃、プリルは解放され、魔剣もその内に戻る。
二匹が闘う隙に回復、勝手に行動したことを泣きながら謝り、知らずのうちに凍り付いていた自身の花も開化。エノーマの負担から解放される。
聖剣へ戻ったエノーマをカロに託し、イデアを撃退した。

その後、カロと√のヒロインとエルセリカの塔を登り、聖女の庭園でプリマヴェールと再会。
だが、姿を現したプテリクスの妨害に遭い目覚めさせることに失敗。更にその後、聖剣が限りなく神剣に近づいた事に気付いたプテリクスにより、神剣操作の依り代にされてしまう。
封印から解かれたプテルニュクテス。強大な存在を前にそれでも希望を、オルダインの力を流し込んだエノーマをプリルはカロに託す。
仲間との協力の末、カロはエトラビやノクトブラックドラゴンをも越える存在を葬りさった。

その後、目覚めたオーベル、プリマヴェールは真実を語り、役割を終えたと消滅。
鞘が消えたことによりオルダインも消滅したため、存在の大本を失ったプリルもまた、大事な仲間に見守られ消えていった。

一年後、コーンウォールの外れにある約束の花畑で約束のお茶会。
風に乗って聞こえてきた子供の声。その先に居たのは……

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