ファンタジスタドール

ページ名:ファンタジスタドール

登録日:2013/08/18(日) 21:28:37
更新日:2023/11/10 Fri 13:42:35NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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アニメ 13年夏アニメ ファンタジスタドール カードバトル ツッコミどころ満載 谷口悟朗 高梨康治 鈴木貴昭 カオス ファイブクロス ちょいエロ 漂うニチアサ臭 伝説の不採用通知 マスカレード☽カレー☆ウキウキ \ファンタジスタッドー/ 斎藤久




私、鵜野うずめ。
どこにでもいそうな普通の中学生…のつもりだったんだけど、なぜか普通じゃないお友達がいるんです。
そのお友達って、カードから出てくることができる不思議な力を持ってるの。
私はそのお友達のことをこう呼びます。




\ファンタジスタッドー/







『ファンタジスタドール』は、2013年7月から9月まで放送されたオリジナルTVアニメ。全12話。
主に使用される略称は『FD』『ファンドル』『ファンタ』。
クリエイティブプロディーサーの谷口氏は『ファンタジスタ』としている。




◆あらすじ


中高一貫の聖悠学館に通うごく普通の中学生・鵜野うずめは、ふとしたことから正体不明の機械"ユークリッドデバイス"を手に入れ、
"ファンタジスタドール"と呼ばれる少女たちのマスターに選ばれてしまう。
そんな彼女たちと共に戦い、時には笑い合ったり喧嘩したりしながら絆を深めていくうずめ。
戦いの裏には一体何があるのか。うずめは世界を、もとい自分自身を守れるのか…?





◆概要


スクライド』『ガン×ソード』『コードギアス』といった熱い展開を描く谷口悟朗をクリエイティブプロデューサーに、
バンブーブレード』『そらのおとしもの』のカオスアニメで高い評価を得た斎藤久を監督に、
ストライクウィッチーズ』『ガールズ&パンツァー』の濃く深すぎる設定を描いた鈴木貴昭を考証に、
聖痕のクェイサー』『魔乳秘剣帖』といったおっぱいアニメに定評のあるフッズエンタテインメントをアニメ制作に、迎えたカードバトル日常アニメ。


OPの作曲&劇伴担当がキュアメタルこと高梨康治氏、EDの絵コンテがドラえもんあたしンちの原画担当なことから、深夜アニメに位置づけされていながらそこはかとなく漂うニチアサ臭・90年代臭が特徴。
やけにクズい言動が多いアクが強すぎる登場人物、随所に入る本人達は至って真面目にやっているのにカオス極まりない展開等々からカオスアニメの名をほしいままにした。
また、本編内の至るところに「魚」「カレー」のネタが出てくるが、いずれも制作陣の好みとのこと。


節々に日本書紀のネタが織り込まれており、特にノベライズ版の『ファンタジスタドール イヴ』(ハヤカワ文庫JA)では非常に分かりやすい。
そのノベライズ版は『2』『know』で知られる野崎まどの著作だが、ノベライズなのに一切アニメ絵が使用されていない・何故かシリアスなハードSF・太宰治『人間失格』がベースになっているなど、
こちらもいろいろな意味でカオスである。


もともとの企画は『ファンタジスタドールプロジェクト』を題材にしたメディアミックスのひとつである。
これ以上の企画の展開はあり得ないとしてファンは「難民指定」されている。


数々のメディアミックスがなされているが、なかでも有名なのはスマートフォン向けソーシャルゲーム「ファンタジスタドール ガールズロワイヤル」だろう。
2015年6月30日をもってそのゲーム、「ファンタジスタドール ガールズロワイヤル」はサービス終了となり、『ファンタジスタドールプロジェクト』のコンテンツは消滅してしまった。



以下、ファンタジスタドールの表記を作品そのもの示す場合は"ファンタジスタドール"、カードから召喚される少女を示す場合は"ドール"に統一する。





◆登場人物

この章はネタバレが含まれます。


  • 鵜野うずめ(うの~)

CV:大橋彩香
主人公。12月24日生まれ。ごく普通の中学生…だった少女。クセ毛の多い茶髪(アホ毛有り)。
小学生時代はTCGの大会で優勝を重ね「タナセの白い稲妻」と呼ばれた強豪カードバトラー。
勉強も運動も並でホラーが苦手。友達の頼みにNOと言えないところ(TCGの強さが元で交友関係が無くなったために性格が内向的になった)があるが、正義感は少しだけ強い。
ドールたちと出会い生活を共にしていくうちに変わりつつあるが…。
戦いでは自らダイレクトアタックを仕掛けることも厭わない。
ディスティニードローの使い手。



▼チームうずめの契約ドール

基本的によほどのことがない限りドールはマスターに絶対服従なのだが、ドールは過去の経験からマスターという存在自体に懐疑的で、第一印象が最悪のために、なにかと文句を付けたりワガママを言ったりする。


  • ささら

CV:津田美波
万能タイプ(ナンバー:URD.0027)。黄色いポニーテール。設定誕生日は10月10日(16歳)。
運動神経に優れ、特にフェンシングが得意だが水泳だけは苦手…のわりに釣りはプロ級。また大食い。
好奇心が強く負けず嫌いで、以前のマスターに捨てられたことから嘘と裏切りが嫌い。でも自分は嘘と泣き落としで無理矢理うずめに契約させた本作のクズ筆頭。
最初はうずめをへッポコ呼ばわりしていた。
武器はサーベル(「協力カノン」発動時にはランスに変化する)。
尚、アニメ誌などのイラストで持っていた弓矢は本編では未使用。



  • カティア

CV:徳井青空
わがままお姫様タイプ(ナンバー:URD.0333)。青髪横ロール。設定誕生日は3月3日。
元気いっぱい且つ見た目相応に幼いが、身の周りでどんなトラブルが発生したり襲われたりしても運1つで回避してしまうアビリティ「無自覚ラッキー」の持ち主(自分はもちろんマスターにも影響がある)。
当たるとかんしゃく玉の様に爆発するマフラーの飾りが武器。
5話の和菓子屋の配達のアルバイトをきっかけに"みこ"と仲良くなった。



  • しめじ

CV:赤崎千夏
おっとり妹タイプ(ナンバー:URD.0151)。ストレートロングのピンク髪。設定誕生日は4月6日。
チームの中では良識派寄りなものの、それでもうずめのことを「雀みたいに小さくて冴えない」とかサラッと言ったりする。
料理と絵が得意だが、後者に関してはいろんな意味で独特。下手なのではなく前衛芸術主義。
うずめのデバイスに最初付いていた「(う)の仮マーク」を、すずめとうずめが似ているという理由で自分が考えた「雀と五つ星のマーク」に書き換えた。
以前のマスターから貰ったアクセサリーを箱に入れて大事にしているが、ドールハウス内の個室は中々の汚部屋。
ささらから「素手喧嘩(ステゴロ)のしめじ(戦闘スタイルが素手)」、「オフロスキーのしめじ」と呼ばれている。
普段はマイペースだがキレると恐い。その上強い。
コス(普段着)の上着はセーラー服(の襟)とエプロンが合体した様なデザインで、正面から見ると裸エプロンにしか見えないことがある。



  • 小明(あかり)

CV:長谷川明子
ゴスロリタイプ(ナンバー:URD.1911)。銀髪。設定誕生日は1月21日(17歳)。
常にクマのぬいぐるみを抱えておりクールで無口。ミリヲタ。
EDアニメのサビの部分でうずめにガチでキスするところから「小明はガチ」という言葉が生まれた。
チームの中で最後までうずめにデレなかった…というか、と思ったらデレデレだった。小明はガチ。
関連ソシャゲ『ガールズロワイヤル』のCMでは、「アニメとどっちが面白いの」とメタ発言でうずめを問い詰める。
戦闘時はヨーヨーを使う。
尚、誕生日はジョン・ブローニング氏に、ナンバーはコルト・ガバメントの正式名称「M1911」に因んでいる。



  • マドレーヌ

CV:大原さやか
お姉さまタイプ(ナンバー:URD.0093)。ウェーブのかかった紫のロングヘア。設定誕生日は10月20日。
外見からも「知的」を匂わせる眼鏡&おっぱい&知恵袋&説教担当のBBA
マスターに対する忠誠心が篤く献身的で一途だがおせっかい(というかほぼヤンデレ)気味なところがあり、おやつや風呂を制限された時などには見た目に似つかわしくない子供っぽさを見せる女の子アピールをする事も。
芸術の才能があり絵はしめじとは別ベクトルで上手い。近視持ちらしく眼鏡は度入りで、5話のレースクイーン(のモデル?)のアルバイト時にはコンタクトをしていた。
得物はなぎなたで、素手の攻撃力も中々のもの。知力でサポートするだけでなく、見かけによらずパワーはある。
9話では負傷もありプロトゼロに倒されカードに戻り、そのままアンヌにさらわれてポーカー勝負の賞品にされたりもしたが、紆余曲折を経てうずめの元に戻った。




▼その他の人物


  • 羽月まない(うづき~)

CV:上坂すみれ
うずめの友人且つ幼馴染でカード部の部長。料理、特にお菓子作りが得意。部員が足りない事からうずめに入部を持ちかけている。
自身も操られてドールのマスターにさせられるなどのすったもんだはあったが入部して大喜びの模様。
うずめ・かがみと「マスカレード☽カレー☆ウキウキ」を結成。他にも小学生レベルの漢字を平仮名で書いてたり奇妙な絵を描いたり、色々とセンスが独特。
うずめへの熱心すぎるアプローチや入部してくれるとわかった際の喜びようから、視聴者からはガチレズの汚名を着せられている。
尚、彼女曰く"マスカレード☽カレー☆ウキウキ"は「3人の心の誓いの名前」。


部室がどこぞのごらく部に似ている。


契約ドールは部活動モチーフ。



  • 戸取かがみ(とどり~)

CV:三澤紗千香
希望相互扶助委員会の一員で、青髪ツインテールベジータ系女子。「鵜野うずめを倒すのは私だから他の奴には手は出させない」とお約束台詞も言った。
希望は「失踪した兄・真(まこと)の居場所を見つけること」。
最初の戦いで契約ドールの1人「くのいち くぅ」を奪われて以来うずめをライバル視しており、
返してもらってもまだまだツンは続いている。が、第9話にて激戦の末デレて委員会を除名された。


契約ドールは戦う職業モチーフ。



  • 清正小町(せいしょう こまち)

CV:名塚佳織
聖悠学館の高等部に通うアイドル的存在でうずめの憧れの先輩でもある。
よくうずめの相談に乗り、的確な答えを返している。うずめだけでなく周囲の誰からでも頼りにされている
その正体は真の「委員長」にしてささらたちの元マスター…なのだが、いかにもな立ち位置やOPでおもいっきり意味ありげに出てることもありほとんどの視聴者は予想してた。



  • ラフレシアの君/富士見勲(ふじみ いさお)

CV:保志総一朗
うずめとまないにデバイスとカードを渡し、その秘密を探る白いタキシードにマントの謎の人。…どこのタキシード仮面ですか?
ちなみにラフレシアの花言葉は「夢うつつ」である。
変人・変質者扱いされたり道行く人に後ろ指差されてもめげない。
本職は教師でバードウォッチング部の顧問でもある。



  • 三笠凛人(みかさ りんと)

CV:津久井教生
ラフレシアの君の仲間で、彼と同居している。
海外の情報機関の動きを探れるほどの凄腕。
ラフレシアの君と彼のCVを並べると監督つながりの某作品の兄貴が浮かばなくもない。



  • 鵜野みこと

CV:倉田雅世
うずめの母親。
カードゲームが得意であり、アンヌとのポーカー勝負では承太郎に勝るとも劣らないブラフで翻弄、完勝した。
でも子供を生むことはギャンブルとかその子供の目の前で堂々と言っちゃうのはどうなんですかね。(小吉)



  • 鵜野みこ

CV:山岡ゆり
うずめの妹。うずめよりしっかり者だが根は歳相応の幼女。
偶然カティアと知り合い、あっという間に意気投合して親友になった。その縁で他のドールとも仲良くなる。



  • 吉良一成(きら かずなり)

CV:松岡禎丞
元カノとの思い出に浸りながらカードを集めている青年。見た目は割とイケメンだが戦う動機からしてアレなのを見透かされたか、作中誰からともなく呼び始めた通称は残念王子
平気でドールを犠牲にする戦術が祟り、ドール達から伝説の不採用通知を突き付けられる。
リーダー格(?)のアロエだけは彼の下へ戻った。その後やたら綺麗なイケメンになったのでアロエに洗脳された疑惑がある。
ちなみに名前はクレジットに書いてあるだけで作中一切呼ばれていない。読みもツイッターで質問に答える形で明かされた。



  • アンヌ

CV:明坂聡美
希望相互扶助委員会の委員長。何故かうずめのカードを狙っており、委員会のメンバーを利用して奪おうとする。
その気になれば簡単に奪えるくらい圧倒的な実力を持ちながら、何故か委員会を使ったり自ら襲撃しても様子見程度で済ませたりとその行動には謎が多い。
実は委員会の一員ではあるが委員長ではない。捕まえたマドレーヌとは妙に仲良くなっていた。



  • プロトゼロ

CV:小岩井ことり
「委員長」の契約ドール。魔女型。
他のドールとは桁が違う強さを持っており、激戦の後とはいえチームうずめとチームかがみを纏めて相手にして容易く圧倒してみせた。
実は小町が最初に友達になり、交通事故でカードが破損し消滅したドール「ソネット」の復活の為の素整体で、ささらたちはデータを取る為に捨てられた。





◆用語・設定・考察

この章にはネタバレをさらに多く含みます。また、あくまで考察としている部分もあります。


  • "ユークリッドデバイス"について(以下、デバイス)

スマートフォンのような外見をしているが、上部に隙間が空いておりカードを収納できるようになっている。
デバイスにはカードマスター専用のパーソナルマークを持たせ、手に入れたカードにパーソナルマークが登録できる。
上級マスターになると明らかにデバイスに収納されない量のカードを所持していることがあるが、カードはデバイスから"マニホールド空間"に移動させて管理し、操作によってカード自身を召喚させていると思われる。


カードに記録された情報を召喚する場合、このデバイスがすべての構成体を取り出し、物質を生成している。つまりは四次元ポケット+3Dプリンタである。
カードから召喚された物質は物理的に大きいダメージを負うとカードに戻る。また、デバイスから一定以上離れると強制的に構成体に戻り、カードと構成体はデバイスに戻される。


強制的に帰還させる仕組みは、はじめて生成に成功したドールが「人間との交流によって知能を発達させることができるか」の研究中に起きた事故に起因する。
デバイスから離れたドールが大きなダメージにを負ってしまい、構成仕様との大きすぎる矛盾により、データが消失、研究がやり直しになってしまったため。
ただ、それでは研究に支障があると考えられたのか、同時に一定時間内ならデバイスの管理外でも活動できるようにするカードが開発されている。


デバイスは常時インターネットに接続されており「デバイスから一定以上離れたためカードをデバイスに戻す」という処理の助けになる他、
"NASAIF"(非接触型特定有効範囲内相互通信機能)による通信(すれちがい通信)に使用されたり、デバイス内のドールをNASAIFによって往来させることもできる。





  • "カード"について

カードとはアニメファンタジスタドールに登場したオーバーテクノロジー。デバイスにスキャンすることでカードに記録されているあらゆる物質を召喚することができる。


カードに記録された情報は"マニホールド空間"に置かれ、マスターに呼び出されたらカードと置き換わるように移動(便宜上召喚と呼んでいる)する。
そのため、召喚される物質は全て"実体"であり、触れれば感触があり、セクハラは犯罪である。


カードのコンボも可能で、一番簡単なコンボはドールをライティングカードと呼び出すことで、指定した装備を召喚時に予め装備させることができるコンボだろう。
カードの種類には大きく分けると、ドールを出現させるカード・装備を出現させるカード・戦闘を有利にするカードが存在する。
また、何の情報も記録されていない研究の余りのようなカードも確認され、「希望」という名称がつけられていた。



▼カードの種類


  • フェアリーカード(ドール召喚)

カード枠は"青"・"花"を基調としている。
カードに記録された少女を呼び出すことができる。少女を呼び出すことができる。大事な事なので二回(ry
ライティングカードを使用しないで呼び出す場合はドールが着ていた衣装で召喚。デバイス内で生活しているドールをまとめて召喚することもできる。


召喚は「LINGO」という以下の呪文を唱えながら行うことがある。
「天翔る星の輝きよ、時を超える水晶の煌きよ、今こそ無限星霜の摂理に基づいて、その正しき姿をここに現せ! アウェイキング!!」
なお、ドールを戻す時は「リジェクション」と唱えるだけでよい。



  • ライティングカード(洋服チェンジ)

カード枠は"赤"・"宝石"を基調としている。
本作の大きなテーマである着せ替え少女を体現する。ライティング対象者の衣装はこのカードによって指定された衣装に上書き(ライティング)される。
効果は別のライティングカードによってさらに上書きされた場合、全ての武装が使用できなくなった場合、武装するドールがデバイスに戻った時まで。


アニメ本編で登場した衣装は専用衣装とは別に、"水着"・"サバ"・"雷神"・"戦車"が登場。作品のテーマの割には登場数は少ない。
戦闘時はライティングカードによって本来の力を発揮することができる。素手での戦闘を得意とするドールは普段着でも戦うこともできる。
"サバ"のカードの枠は青である。カティアの「サバ臭い」の発言があったように、やはり着用にはデザインされていないカードだったのだろうか?


ライティングカードはマスターに使うことも可能で、うずめが"うずタンク"と化してささら達が手も足も出なかった敵の合体攻撃を一人で受け止めてみせた。
言ってることがよくわからないだろうがファンタジスタドールにはよくあることである。


特別な衣装には、衣装そのものに武器が付属していることもある。
例えば、"雷神"のカードには太鼓(雷鼓)が付属されている。コミカライズでは任意に雷撃していた。
うずタンクもいざとなれば発砲できたのだろう……。



  • オーバルカード(武器装備)

カード枠は"赤"・"宝石"を基調としている。
ドールの武器を出現させるカード。このカードはライティングカードによって用意されない、特別な武器を扱えるようにする。
ほとんどがドールごと専用のオーバルカードを持っているが、そうでないドールもいるようだ。
アニメではカードの分類名は明かされなかった。


アニメで初登場したのは一話でささらが装備したレイピアである。
初召喚にスキャンされた三枚目のカードがレイピアと予想できるが、「アウェイキング!」の直前だったためカードイラストが映らなかった。
空気が薄い不遇の扱いである。


協力カノンなどの協力技に必要な"協力"のカードの分類はここである。
ちなみに"協力"カードはうずめは黄色、かがみが赤、まないが青のカードを使用している。



  • フィールドカード

カード枠は"水色"・"空"を基調としている。
戦闘空間を作り上げるカード。アニメでは
うずめが「ドールの有効範囲を広げるカード」と発言しているが、それがこのカードだろうか。


アニメでは「ドールの有効範囲を広げるカード」が登場したのは5話のバイト回・10話のプロトゼロとの戦闘。
プロトゼロ戦では戦闘中の風景が淡いピンクに見えた。



  • トラップカード

カード枠は"青"・"花"を基調としている。
種類は様々で、記録されたものを出現させるだけのものが多い。
コミカライズ版ではアイスクリームを召喚している。


戦闘のお助けアイテムを出現させることができる。
一枚一枚は意味のないカードになるが、コンボ次第で大きく化ける可能性を秘める。



  • インストラクションカード

カード枠は"青"・"花"を基調としている。
「対象にカード名の属性を付加」する、カードバトルのコンボの核になるカード。
カード自体の属性から効果を導くのはカードマスター自身である。まさにインストラクション(教育、指令)である。
うずめは「ちくわ」「BIG」「×3」をコンボし、巨大化したちくわで3体のドールを同時に拘束するという戦法を見せた。


イメージ次第では単体で強力な効果を発揮するカードもあるようだ。吉良は"電環捕縛"のカードでうずめのドールを拘束した。





  • "ファンタジスタドール"について

本編内ではドールと呼ばれる、カードに記録された少女たち。マスターの希望を叶えることを目的とする。
普段はマスターのデバイス内のマニホールド空間で暮らしている。
ドールはマニホールド空間にいても、デバイス周辺の平面に現れることはできるが周囲に物理的な干渉はできない。


一定以上のダメージを受けてカードに戻ってしまった場合は、リカバリーが完了するまで再召喚することはできない。
これはダメージを受けた状態でのペナルティであるが、全力が出せずに戦闘を不利にすることを防ぐようにドールの意志で召喚を拒否している側面もあるだろうか。


カードマスター同士はドールを使用してバトルを行う。
戦いに負けたドールの所有権は、勝ったマスターに移ってしまう(TCGのアンティ勝負)。
戦闘によるカード化と判断された場合は"アンティ"が執行され、所有権が移る。
元のマスターにドールカードを返却(TCGの譲渡・交換)することは自由である。
その場合はNASAIFかLANの届く範囲で同意のもとの通信交換、または直接のカード受け渡しが必要である。





  • "希望相互扶助委員会"について

ドールのマスターで構成される組織。
「委員長」と呼ばれる存在から出される「希望」を遂行することでポイントが貯まり、稼いだポイントを消費して自らの「希望」を叶えてもらえる。
"伝説の鍵師"を派遣したり、ステマで映画の客を満員にしたり、警察も全く突き止められなかった失踪者の居場所を掴んだりとほぼなんでも叶えられるようである。


「委員長」が目的のためうずめのカードを狙っているため、実質的にうずめを倒すための集団である。
マスター達と過ごし十分に溜まったドールの経験値をプロトゼロに当てることで短時間で「ソネット」に匹敵する経験値を得るためである。十分な経験値が集められなかった場合は別のマスターに同じことをするつもりだったのだろうか。




  • "伝説の不採用通知"についての考察

あまりに横暴なマスターに対して、ドールが「これ以上はマスターの希望に添えない」と契約を解除すること。
劇中では度々ドールに八つ当たりや酷い態度をとり、平気で使い捨てにした吉良が出され、ドールダブルキックを食らう羽目になった。
非常に珍しいことのようで、観戦していたラフレシアの君と三笠は「あ、あれは伝説の不採用通知!」「初めて見たなぁ」と大層驚いていた。


マスターじゃなく従うほうのドールが出すのに「不採用」っておかしくね?と思うかもしれないがファンタジスタドールにはよくあることである。
だれもが「伝説の不採用通知」と言っているため、「伝説の」も用語に含まれているとされる。
ドールがマスターに提出しているが、希望相互扶助委員会からドールの愛を育むに値しないマスターだと判断した場合は委員会の意志に反するとして、委員会からの「不採用」であるという説がある。




  • 日本史ネタについての考察

ファンタジスタドールには日本書紀ネタが含まれており考察上げたコアなアニヲタもいた。
しかし、考察しようにも現在の情報が少なすぎる上に、続編・外伝にこれ以上の展開はないと見られているため詳細な関連については不明である。



▼日本史ネタの紹介


  • 鵜野家 + ささら

鵜野讃良皇女(うののささらのひめみこ)は天武天皇の後に即位した女帝・持統天皇の即位前の名前が元ネタだと思われる。


  • うずめ + みこと + みこ

天鈿女命(あめのうずめのみこと)は天照大御神の岩戸隠れの際に、神楽"鈿女の舞"を舞い岩戸を開かせた女神の名前が元ネタだと思われる。また、皇子とかいてみこ読む。


  • うずめ + 戸取

鈿女の舞(うずめのまい)・戸取の舞(ととりのまい)は岩戸隠れの際に舞った神楽が元ネタだと思われる。北風と太陽のような対照的な舞い。


  • まない

天真名井(あまのまない)は天照大御神の孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)が降臨した地に湧いたとされる御神水が元ネタだと思われる。


  • 大兄太子・入鹿・中砥生美・遠智要(ノベライズ)

大化の改新の中心人物。中大兄皇子(天智天皇)・蘇我入鹿・中臣鎌足・遠智娘(おちのいらつめ)が元ネタだと思われる。ちなみに天智天皇と遠智娘の娘は持統天皇。






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  • ドール関係の技術はかなり綿密に設定されてる。あとドール -- 名無しさん (2013-09-25 22:13:33)
  • うずめに伝説の不採用通知を突き付けたのは衝撃的だった。 -- 名無しさん (2013-09-26 00:56:31)
  • \ファンタジスタッドー/ -- 名無しさん (2013-09-30 00:02:57)
  • 終わってみると面白いのによう分からん作品だったんで分かる為に続編オナシャス -- 名無しさん (2013-10-03 10:24:04)
  • 所謂カブトボーグ枠、ライトではあるが -- 名無しさん (2013-10-04 08:01:04)
  • 小明ってデレデレだったよな -- 名無しさん (2013-10-10 12:32:30)
  • しめじの株価が大暴落 -- 名無しさん (2013-12-31 15:14:39)
  • 映画の話の奴はフェードイン!って叫ぶだけで出してたし、ぶっちゃけLINGO唱えなくても良いんだよなw あとアロエは洗脳能力持ってるから残念王子のキャラに関しては本当にああいう人格なのか謎 -- 名無しさん (2014-02-09 02:03:59)
  • まぁだからそこらへんとか扉の伏線回収する為に二期やって欲しい -- 名無しさん (2014-02-09 02:05:20)
  • ↑永久にないな。 -- 名無しさん (2014-04-01 13:50:41)
  • 伝説の二期決定通知がもしかしたらあるかも知れねぇだろ -- 名無しさん (2014-04-19 16:49:28)
  • コンプエースの漫画版の最新話の小町さんがマジでヤンレズだった・・・あの時期のアニメはヤンレズ多いな(むしろ最高だけど)! -- 名無しさん (2014-04-29 22:42:45)
  • これ深夜アニメにする必要あったか?朝や夕方に放送しても良かった気がするが・・・。 -- 名無しさん (2015-02-16 22:15:09)
  • コンプエース漫画版で描かれた小町先輩の過去は重過ぎて、ヤンレズになるのも仕方ないと思った。アニメと決着のつけ方が違うとはいえ、よく救えたもんだ -- 名無しさん (2016-05-22 03:52:26)
  • いつのまにかゲーム原作と表記されてたのが直ってるな -- 名無しさん (2016-09-23 15:37:03)
  • ギャグがおもしろいのはいいとして設定考えてますよって主張だけして有機的に使わないのはダメだなやっぱみたいなコンテンツ -- 名無しさん (2020-06-09 09:06:07)

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