登録日:2012/05/29 Tue 05:46:23
更新日:2024/03/13 Tue 01:26:20NEW!
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《時空の神風ストーム・カイザー XX》及び《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》とは、TCG『デュエル・マスターズ』のカード。
DM-38「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔」に収録されたサイキック・クリーチャーである。
●目次
■解説
時空の神風ストーム・カイザー XX SR 火文明 (10) |
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 12000 |
T・ブレイカー |
覚醒−自分のターンのはじめに、自分の山札から1枚目をすべてのプレイヤーに見せる。そのカードがドラゴンであれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。 |
↓
奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX SR 火文明 (20) |
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 23000 |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せる。それがドラゴンであれば、このターンの後、もう一度自分のターンを繰り返す。 |
Q・ブレイカー |
同弾の表紙を飾るクリーチャーで、デュエル・マスターズの名称カテゴリ「NEX」と「XX」の両方に属している。
このクリーチャーの特徴は何と言っても、自分のターンをもう一度行うエクストラターンである。
カードゲームにおいて追加ターンは当然強力な能力であり、その凶悪さは過去の大先輩が実証してくれている。
これ以前にエクストラターンを行うクリーチャーとしては他に《聖剣炎獣バーレスク》と《無双竜機ボルバルザーク》が存在する。
しかし前者はエクストラターンを行うにあたって相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかったときと条件が厳しく、さらに成功してもターンの終わりに手札に戻ってしまう。
後者はバトルゾーンに出ればそれだけで条件を満たすが、エクストラターンで勝てなければ自分が負ける上に、そもそもその手軽さからプレミアム殿堂である。
それらに比べると、このクリーチャーの条件は山札をめくり、それがドラゴンであることと、《バーレスク》に比べ狙いやすく、《ボルバルザーク》のように勝てなかったからと言って負けることはない。まあドラゴンデッキでの話ですが。
自身もパワー23000のQ・ブレイカーと、アタッカーとしては十分すぎるほどである。
もちろん成功したからと言って撤退することもなく、そのパワーをエクストラターンでも存分に振うことができる。
また、追加ターンでめくったカードがドラゴンならば、さらに追加でエクストラターンを行うことができるので、ハマればまさに「ずっと俺のターン!」となる。
ただし、もしそうなってもオーバーキルしてはいけません。
決着がついたら速やかに「ありがとうございました」とお礼を言いましょう。
実際主人公・切札勝舞も、エクストラターンを得てもオーバーキルどころか止めすら刺しませんでしたよ。
ただし、もちろん欠点はある。
もはやサイキック・クリーチャーでの恒例の説明となっているが、特定の条件を満たして覚醒させなければそもそも登場しない。
一応このクリーチャーの覚醒条件は自分のターンの初めに山札をめくり、それがドラゴンであることと、特段難しいものではない。もちろんドラゴンデッキでの話だがな!
だがそれはすなわち、相手のターンを1回を過ごさなければ覚醒できないと言うことである。
そのためどうしても相手に付け入る隙を与えてしまうことになり、エクストラターン云々の前に覚醒させられるかどうかという問題がある。
前述の2人の先輩方は即効性があるため、この点はデメリットと言えるであろう。
また、エクストラターンや覚醒の条件を難しくないと言ったが、それはあくまでドラゴンデッキの話。
その他のデッキでは当然不可能と言ってよいほどの難易度となるため、使うにはどうしてもドラゴンを多めに入れたデッキを使用しなければならなくなってしまう。
さらにこのクリーチャー、覚醒前のコストが10なのである。
そのため呼び出せる超次元呪文は2022年現在でも《超次元ストーム・ホール》1種のみであり、非常に召喚しづらい。
おまけに覚醒しても解除が無い。そのため、 確定除去に対しては無力となる。
もしも攻撃して《デーモン・ハンド》でも踏めばそのまま超次元ゾーンへとんぼ返りすることに。
(一応エクストラターンの条件は「攻撃する時」発動するので、エクストラターン自体は行える可能性はあるが)
ただし、もしこのクリーチャーが解除を持つと、エクストラターンが成功した後で除去してもエクストラターンで復活してしまうので、妥当な判断だが。
とまあ色々と厳しいところが多く、実際に使うとなると骨が折れる。
また、例えドラゴンデッキにしたとしてもトップがドラゴンである保証はないので、確実なエクストラターン獲得には山札操作を絡める必要がある。
しかし逆にいえばデッキ構築次第で化けると言うこと。
上述の通り決まればゲームエンドに持ち込めるほどのカードパワーを有しているので、うまくいけば切り札として大活躍してくれる。
使うには専用構成となるだろうが、その分超強力な切札カードであるので、下記のような相性の良いカードを使ってデッキ構築に挑戦し、その力を存分に振るっていただきたい。
■相性の良いカード
超次元ストーム・ホール C 火文明 (7) |
呪文 |
相手のパワー5000以下のクリーチャーを1体、破壊する。 |
コスト10以下の火のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 |
実質的な専用超次元呪文。
5000火力を飛ばしつつ超次元ゾーンより《時空の神風ストーム・カイザー XX》を呼び出す事が出来る。
魂の呼び声 UC 自然文明 (3) |
呪文 |
種族をひとつ選び、自分の山札を見る。その中から選んだ種族を持ち名前が異なるクリーチャーを3体選んで相手に見せる。山札をシャッフルしてからその3体を好きな順序で山札の一番上に戻す。 |
選んだ種族のカード3枚をデッキトップに固定する呪文。
覚醒前に使えば覚醒条件とエクストラターン両方の条件を満たすので、相性抜群である。
オーバーキルだが、覚醒後に使うと最大3回のエクストラターンが行える。
■派生カード
無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX SR 火文明 (20) |
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド/レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 23000 |
このクリーチャーの召喚コストを、マナゾーンにある自分のドラゴン1体につき2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 |
超無限進化:ドラゴン1体以上の上に置く。 |
Q・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、このクリーチャーの下に重ねる。 |
メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを好きな数、墓地に置く。それらのコストが合計20以上なら、このターンの後に自分のターンを追加する。 |
追加ターン繋がりなのか、《勝利宣言 鬼丸「覇」》から《黄金世代 鬼丸「爆」》に代わって《XX NEX》が《鬼無双 カイザー「勝」》へと搭乗したクリーチャー。
所謂乗っただけ融合であり、基礎パワーやコストに打点など大まかな性能は《XX NEX》ベースになっている。
サイキック・クリーチャーから進化クリーチャーへと新生し、20ものコストはマナゾーンにあるドラゴンの数×2だけ軽減可能。
超無限進化で任意の数のドラゴン達から進化でき、更にはcipとターンの始めに山札の一番上を表向きにしてドラゴンなら下に重ねられる。
そうして溜めたカードの合計が20を超えていればアタックトリガーでメテオバーンを発動して追加ターンが得られる。
■デュエル・マスターズ プレイス
時空の神風ストーム・カイザー XX SR 火文明 (10) |
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 12000 |
T・ブレイカー |
覚醒:自分のターン開始時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。それがドラゴンであれば、このクリーチャーを《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》のほうに裏返す。 |
↓
奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX SR 火文明 (20) |
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド 23000 |
攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。それがドラゴンであれば、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。 |
Q・ブレイカー |
大まかな効果は両面共に変わらず。
《時空の神風》の方では覚醒条件となっていた山札の一番上を参照する効果が、相手に見せるのではなく墓地に送られるように変更。
これによって次にドローする札が相手にバレるという若干のデメリットが消失した。
《奇跡の覚醒者》も同様で、次に引くカードが墓地に行って山札の一番上が更新されるようになり、万が一ドラゴンを外しても《無限掌》等で複数回攻撃を可能としていれば追加ターン獲得のチャンスが広がる事となった。
ただ、次に引く札がドラゴンでさえあればずっと俺のターンできたTCG版と異なり、攻撃しても確実に追加ターンが得られるわけではなくなったというデメリットもあるが…。
■背景ストーリー
Z一族を筆頭に、覇権を狙い進撃する闇文明。
それに対抗するため壮絶なる修行から覚醒した《神風の覚醒者ストーム・カイザーXX》が、光文明の裏切りから危機に陥ったところ、「NEX」の魂からさらなる覚醒を果たした姿。
その力で水・火・自然三文明連合軍を立て直し、光・闇文明軍を敗北へ追いやる。
しかし、Z一族の《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》は、悪魔神と聖霊王の合身《悪魔神王バルカディアス》を誕生させ、戦況を一気に逆転させる。
《バルカディアス》の力に死期を悟った《ファイナル・ストーム》は、後を《爆竜 GENJI・XX》ら若い戦士に託し、その捨て石となる。
覚醒編の主役《ストーム XX》の活躍は、こうして幕を閉じた。
しかし決して無駄死にではない。
その意志は間違いなく次代へ伝えられ、それが奇跡を起こしてくれるであろう。
■漫画版
創世神の力で破壊された《ボルシャック・クロス・NEX》を、主人公・切札勝舞が覚醒したデュエル・マスターの力で転生させた《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》。
人類を滅ぼそうとするアダムとの最終決戦、白凰ら仲間たちを失ったことで立ち止まってしまう勝舞に《ボルシャック》は勇気を与え、最終決戦へ勝舞を導いた。
読者の誰もがこのカードで勝利をつかむ展開になると期待していた所、(呼び出すには呼び出されたが)一度も活躍することなく《ボルシャック》は退場してしまう。
しかし《ボルシャック》達から得た勇気を胸に、勝舞は立ち止まらずにデュエルを続行。
《レッピ・アイニー》から手に入れた《超次元ストーム・ホール》を唱え、何の脈絡もなかった《時空の神風ストーム・カイザー XX》を呼び出す。
そして返しのターンの危機を友情の《スーパー・スパーク》で乗り越え、《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》へ覚醒する。
だが、アダムの《死滅恐皇グラヴィッツZ》の効果で援軍を呼び出せない勝舞。《ファイナル・ストーム》でシールドをブレイクするが、後一歩届かない。
そして運命のドロー…
出てきたのは、デュエル・マスターズ最初期から苦楽を共にした相棒《ボルシャック・ドラゴン》。
この瞬間、勝舞のエクストラターンが確定する。
12年間続いた漫画デュエル・マスターズ。そのトリを《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》は見事に努めたのだ。
勝利は確定したが、勝舞はアダムに止めを刺すことはなく後ろの滅亡の兵器を攻撃、その心に感激したアダムは人類滅亡を止め、勝舞に協力する。そして…
結末はぜひご自身の目で確かめていただきたい。
■余談
実は長らく名前が最長のクリーチャーだったのだが、登場から4年後のドラゴン・サーガ第3章でとうとう《奮戦の精霊龍 デコデッコ・デコリアーヌ・ピッカピカⅢ世》長い…に抜かれている。
そんなⅢ世も、後に「超ブラック・ボックス・パック」出身の《超法無敵宇宙合金武闘鼓笛魔槍絶頂百仙閻魔神拳銃極太陽友情暴剣R・M・G チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》長い…………に抜かされた。
更にはカツドンと仲間たちまでもが《「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》長い……………………に超されている。
ついに今日、奇跡の追記・修正が果たされる!
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▷ コメント欄
- 文字通り、勝舞の最後の切り札 -- 名無しさん (2013-08-16 08:34:03)
- 追加ターンは本来これくらい実現が難しくないとまずいってのにどこぞの覇さんといったら…… -- 名無しさん (2014-04-17 16:45:30)
- 覚醒後に使うと最大3回のエクストラターンってターン始めにドローとかしないのかな? -- 名無しさん (2016-01-21 12:41:40)
- ↑メインフェイズ(攻撃前)に呼び声発動→山札上に3枚ドラゴンセット→XXNEX攻撃→確定EXターン×3(捲ったドラゴンがそのまま次ターンのドローになる) -- 名無しさん (2016-01-21 13:10:41)
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