登録日:2012/07/22(日) 18:45:14
更新日:2023/10/30 Mon 13:50:38NEW!
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原哲夫 七人組 影武者徳川家康外伝“左近” 強敵揃い 強敵揃い←消費も早い 鷹麻呂程度じゃ生き残れない! トンデモ忍術目白押し
『あの者達はいったい!?』
『羅刹七人衆。お前にくれてやろう。』
「羅刹七人衆」とは、「影武者徳川家康外伝“左近”」に登場する、天下六十余州に並び無き、剣術・忍術の達人たちである。
作中では主に「羅刹」と呼ばれる。
元々は山中鹿之介の部下であったが、鹿之介の遺命に従い、豊臣家の滅亡を狙う。
尼子一族を滅ぼしたのは毛利元就なので、毛利家を狙う方が至極自然な気もするが、秀吉が助けに来てくれなかったのだから仕方ない。
仕方ないのである。
「おのれーっ!!
我らを捨て殺しにした秀吉をっ!
羽柴を滅せよ!
秀吉を死なさしめよーっ!!」
(山中鹿之介談)
「ふむ。
だが、戦国の世にあっては下らぬ言い掛かりだのう。」
(島左近談)
【人物紹介】
- 鷹麻呂(たかまろ)
羅刹七人衆の一番手の鷹匠。
秀頼と密談中の左近を、秀頼の背後から秀頼を透き抜けて奇襲した。
その後、数合打ち合った後、左近に腹部を斬られた……かと思いきや、斬られたのは幻で鷹麻呂は、
「ふふふ。
ようわしの術を見破ったわ。
だが羅刹七人衆が必ずやお前の生命を奪ってみせる!!」
と、捨て台詞を吐きながら逃亡した……かと思いきや、実は斬られたのは幻じゃなかったので死亡した。
っていうか、この奇襲時に秀頼を殺しとけば良かった気がするし、羅刹七人衆の目的が全く違う気がするが、そんな些細な事は気にしてはいけない。
偵察兼顔見せのつもりだったのだろう。
死体は仲間に踏まれた。
ちなみに息子がいるらしい。
- 天鬼坊(てんきぼう)
羅刹七人衆のニ番手の坊主。
当初は顔が隠れてゴツく見えた為、さぞや厳つい顔かと思われたが、素顔はなかなかのイケメン。
からくりを仕込んだ六角棒をブンブン振り回し、数珠を弾丸の様に投げて左近を追い詰めるが、
投げた数珠を弾き返され、それは全て防いだものの数珠に混じって投げられた刀に貫かれて死亡した。
羅刹の中でもかなりの腕前であった。
- 烏丸(からすま)
羅刹七人衆の三番手で、毒と爆薬を仕込んだ大量の烏を操る小男。イケメンを毛嫌いしており、幻霧斎とは犬猿の仲。
左近が世話になった男を殺し、烏を使った術で左近を追い詰めるが、風魔衆が助太刀に入り、キレた左近に真っ二つにされて死亡した。
「いだだぶらばらら~!!」
所々で小物臭い雰囲気を漂わせるが、なかなかの実力者であった。
- 猿羅(ましら)
羅刹七人衆の四番手で、猿の様な小男。羅刹の中では正統派の忍者。モミアゲが男らしい。
左近の部下の「六郎」と戦った。
非常に傲慢で他者を見下す性格をしているが、それは実力が伴っているからこそのもの。
特徴的な形の剣を二降り持ち、とてつもない俊敏さで敵を翻弄する。
片目を失っていても動きが全く衰えず、両目が見えなくても六郎の攻撃を受け止めた。
が、最後は六郎に頭を燃やされた上に首を斬り落とされるという、壮絶な死を遂げた。
すぐに死んでしまったものの、色々と強いインパクトを残した。
- 幻霧斎(げんむさい)
羅刹七人衆の五番手で、非常に長い刀を使った術を操るイケメン侍。
猿羅と仲が良いらしく一緒に行動する事が多く、猿羅が片目を潰された時には真っ先に助太刀に入った。
実力はトップクラスで、刀身を消して斬りつける「羅刹円月斬」や、四人に分身して同時に斬る「四殺刃」など、まるで別の漫画の様な技を使う。
六郎の宿命のライバルとなり、決着をつけたがってはいたものの、結局、六郎との決着は最後までつかなかった。(二戦とも引き分け)
- 月羆(つきひぐま)
羅刹七人衆の六番手で、熊の様に巨大でワイルドな山男。
得意の棍棒で左近の名刀「墨炎」をへし折り、「気打」と称される気功波まで使い左近達を苦しめた。
更に、六郎の必殺技である「風魔不動雷電」を普通に握り潰すという荒業まで成し遂げた。
(風魔不動雷電は瞬間催眠術の一種である)
最後は、幻霧斎の様に「また後日決着をつけよう。」とカッコつけて逃げようとした所、兵庫助に微塵斬りにされて死亡した。
「でがしゃらばぁ~!!」
- 紅 時之丞(くれないときのじょう)
羅刹七人衆の最後の敵で、幻術使い。黒いマントを纏う怪しいイケメン。
左近のライバルとも言うべき存在。
催眠術で風魔衆を操って結界を破り、風魔の里に迫った。
目的は左近の首。
鹿之介の遺命はどうした。
左近と互角に打ち合える相当の実力者だが、作中ではこれと言った活躍が見せられなかった。
キャラ的に濃い他の羅刹達と比べて、特徴的な技が無いのが悲しい。
だけど実力はある。
尺の都合で、作中では見せられなかっただけである。
こちらも、最後まで決着はつかなかった。
なお、幻霧斎と時之丞の二人は最後は改心し、修行の旅に出た六郎に代わって家康(二郎三郎)の護衛を勤める事になった。
山中鹿之介「おのれーっ!!
我らを捨て殺しにした秀吉をっ!
羽柴を滅せよ!
秀吉を死なさしめよーっ!!」
島左近「目的はわしの首ひとつであろう。」
紅時之丞「ふっ 左様。」
山中鹿之介とは何だったのか。
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