登録日:2010/07/20(火) 07:45:13
更新日:2023/10/20 Fri 12:49:36NEW!
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伝説の勇者の伝説 伝勇伝 保護者 策士 森川智之 日野聡 ミルク親衛隊隊長 ルーク・スタッカート
「まあ、私は負けた事がないので」
鏡貴也のライトノベル、伝説の勇者の伝説の登場人物。
ローランドの魔法を修得し、不正に国外に出た人間『忌破り』を追跡・捕縛する為の部隊『忌破り追撃部隊』に所属する青年。
年齢は二十五歳と若いが、既に総白髪となっている髪の毛が特徴。
この道十年のベテランで、『忌破り追撃部隊』の総隊長を務めるラッヘル・ミラーからの信頼も厚い。
シオン・アスタールの引き起こしたローランド革命時にもミラーの懐刀として活躍し、多大な戦果を挙げた。
本来ならば佐官に抜擢されてもおかしくない程の人物だが、
上司であるミラーが未だに昇進を拒み、少佐である事から、ルークも昇進せずに軍曹という階級に甘んじている。
シオンが王となってからは、国から『忌破り』と認定されたライナ・リュートとフェリス・エリスを追う為、
急遽『忌破り追撃部隊』の隊長となったミルク・カラードの部下として、彼女を補佐している。
……と言えば聞こえはいいが、実際にはミルクの保護者じみた立場。
むしろ幼稚園の先生とかお父さんと言った方が近い。
愛読書が「子育ての秘訣」だったり、他国の兵士と子供の話で盛り上がったりと、はっきり言って全くと言っていい程仕事をしていない。
こんなんがエリート部隊『忌破り追撃部隊』の副官である。
大丈夫かローランド……。
【以下、ネタバレ注意】
当初こそライナやフェリスに問答無用でやられるわ、ミルクと結婚させられそうになるわ、
魔法少女になったミルクに付き合って変な鎧着るわとギャグキャラクターのような人物だったが、それらのほとんどは演技。
実はルークは、シオンから機密の指令が与えられている。
それはライナを監視し、彼が取りこぼした『勇者の遺物』を回収し、
そしてライナがローランド(というかシオン)を裏切るような素振りを見せた際に彼を殺害するという命令である。
この事は、部隊の中ではルークしか知らず、ローランド軍の中でも僅かな人物しか知らない。
もっとも、シオンは本気でライナを殺すつもりではなく、
この命令はライナを自分から離れられないようにする為のもの。
ミルクをルークの上司としたのは、ライナに対してミルクを人質にすると同時に、ミルクをルークによって監視する為のものでもある。
また、実は非常に高い能力の持ち主。
単純な身体能力や魔法の使用能力は『ローランド最強の魔術師』であるライナや『戦場の死神』クラウには遠く及ばない。
しかし異常な「頭の良さ」を持ち、知略を駆使して戦う事に長けている。
その実力はライナをあっさりと下し、ローランド史上最強の魔術師である、
リューラ・リュートルーに「人間をやめていなければ負けていた」と言わしめる程に高い。
陰行の術も得意で、ライナやフェリスに数日の間気付かれずに尾行が可能。
ライナ達が取りこぼした『勇者の遺物』の一種、『ラッツェルの糸』を武器として使用しており、
本来はただの裁縫道具でしかない『糸』を使い、強力な『遺物』を操るミラン・フロワードに対して勝利するなど、「人間」の中では最も恐ろしい人物。
前述した通り非常に計算高い人物だが、性格は情に脆い。
部隊の人間を「家族」と考えており、手を出した者には容赦しない。
しかし、必要とあればライナを殺害しようとするなど、非情な面も持っている。
その飄々としたキャラクターから読者の人気は割と高く、
隊長であるミルクやフロワードを抑え、人気投票では二十位入賞を果たしている。
……ライナに消滅させられた遺物に負けたけど。
【以下、堕ち伝及び大伝勇伝のネタバレ注意】
ローランドの狂った貴族、エーミレル伯爵が創設した『エーミレル私設兵団』の出身。
クラウ・クロムとは兵団で出会った関係であり、ルークは「幼なじみ」と勝手に決めている。
ルークが異常なまでに頭がいいのは、実験で脳に特殊な魔法陣を仕込まれている為。
幼い頃から白髪なのも、実験の影響である。
成長し、エーミレルを殺害した後はクラウを仲間に引き込み、
ミラーの計画通りに動いていたが、シオンが登場して以降はその部下となる。
「自分の信じるものしか信じない」が信条で、ミラーを通してシオンから『女神』や、
『勇者』の話を聞かされてもシオンを完全には信用しておらず、密かにライナの父リューラと取引し、『司祭』に関する情報を手に入れていた。
現在は『円命の女神』として覚醒したミルクと共に、「神の子」が治めるレムルス帝国に潜入している。
実は脳に入れられた魔方陣のせいで、愛や悲しみなどの複雑な感情を感じる事が出来ない。
いつもニコニコ笑っているのはその為。
リューラ曰く、「事実を事実として積み重ねる事しか出来ない」らしい。
彼がミルクにこだわるのも、彼女が周囲に魅了の魔法をばらまいているのに気付いていたからである。
いいですか隊長。
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