リスキーエッジ(漫画)

ページ名:リスキーエッジ_漫画_

登録日:2011/10/06(木) 16:12:45
更新日:2023/10/10 Tue 10:57:02NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



タグ一覧
漫画 麻雀 近代麻雀 竹書房 リスキーエッジ 押川雲太朗 荒正義 須田良規 反逆の麻雀



敗者とは勝つことを諦めた人間の姿だ


敗北をどこまでも拒否し続ける者には…


かおとずれない



近代麻雀にて連載されていた麻雀漫画。作者は押川雲太朗。


単行本は2巻で刊行が止まり、連載終了後にコンビニコミックで「反逆の麻雀リスキーエッジ」と改題されようやく全話収録される(全5巻)というやや複雑な経緯を辿っている。


麻雀漫画の中では比較的リアルな闘牌描写と、ギリギリの状況での息詰まる攻防が魅力。



○登場人物


・吉岡光正
本作の主人公。青柳の賭場で働く大学生。


過去の経験と麻雀に対する絶対的な自信から性格はかなり攻撃的で、まるでこの世の全てを敵として捉えているかのような無鉄砲な生き方をしている。
母親を救えなかった経験から春香を見捨てられず救ったことから青柳の元を離れ、厳しい戦いに身を投じることになる。
しかし、どんな逆境においても諦めることなく冷静に戦い、勝利を掴んでいく。


打ち筋は捨て牌を飾るようなことはせず、牌効率に忠実に打った上での棒攻めを得意とする。
物語中盤までは相手の当たり牌を止めた上で回し打って和了ることもあったが、ロバート戦以降は放銃も恐れずひたすらぶつかっていく超攻撃的なスタイルに変化した。
最終的には一人ぼっちの状態から仲間を得たことで人間的にも成長する。


・井上春香
本作のヒロイン。吉岡の後輩。
吉岡にはもともと好意を持っていたが、伯父に借金のカタにされていたところを吉岡に救われ、吉岡に一生ついていくと決心する。


青柳の下を離れたことで勝負の場を失った吉岡のために自ら賭場を開いたり、無断で一億円を借りたりと行動力がハンパない。
吉岡をひたすら信頼しており、勝負がどんな状況になろうとほとんど動揺しない。
ヒロインとしてはかなり肝が据わっている。


・青柳
東京一の打ち手と名高い実力者。
いくつもの賭場を経営し、そこでひたすら冷酷に勝ち続けてきた。
上京してきた吉岡の実力を評価し、自分の下で働かせていたが、吉岡が春香の伯父に非情になりきれなかったことから袂を分かつ。
吉岡からは師として、そして越えるべき目標として認識されている。
後述する寺田の一番弟子で、そのころは吉岡のようにかなり無茶な生き方をしていた。


・大友
青柳の下で働く男。
吉岡の十歳年上だが、青柳に重用される吉岡に嫉妬し、勝負を挑むが敗北。
その時の借金の返済に窮したために吉岡の金を盗むがあっさりバレて吉岡にボコボコにされ「クズ野郎」と罵られる。


その後、春香の頼みを断りきれずに引き受け、吉岡に対戦相手を紹介するなど協力。
結果として吉岡に許され改心、資金繰りやメンツ集めなどに尽力し、吉岡が窮地に陥った時には吉岡のため青柳に頭を下げるほど。


最終的には吉岡からも「支えてくれた人」として名前が挙がるなど、吉岡のよき理解者となる。


ヒロインの春香が全く動じないので、勝負の際の驚き役担当。


・アキラ
大友が連れてきた打ち手。吉岡とは二度対戦する。


場の状況を冷静に読む能力に長けていて、差し込みなどサポートもしっかりこなす。
なかなかの実力者であるはずなのだが、基本的にサポート役を押しつけられる上にその相方が実力のない人間(大友など)だったりして窮屈な麻雀しかできず、吉岡に敗北する。


最終戦では解説&驚き役担当。


・中村
青柳と賭場を共同経営する高利貸し。
縄張りを荒らす吉岡を潰そうといろいろと妨害を仕掛けてくる。
大友に吉岡の金を盗むようそそのかしたのもコイツ。
吉岡曰わく「本当のクズ」
吉岡に負け続け自身の身が危うくなった末に最終的には青柳に潰される。


・鎌田
麻雀プロ。表の世界では最強と目されている。
もともとは裏で麻雀を打っており、十分に稼いだため表に転向していたが、中村の依頼により吉岡の賭場へ「刺客」として出向き、最終的には吉岡と三千万の差し馬を握る。
その後も楊夫人の代打ちや、最終戦などちょくちょく登場する。


・楊裕美(楊夫人)
資産家、楊倫慶の妻。見せ金一億円の麻雀を主催する。
本来の代打ち、ロバートの代打として吉岡に目を付ける。
吉岡の挑発的な言動にプッツンして危うく吉岡を殺しかける。
地味に春香と静かな火花を散らしたりもする。


・寺田
吉岡が青柳以外に師と仰ぐ人物。
東京での師が青柳なら、寺田は吉岡の故郷・北陸における師。吉岡に青柳を頼るよう紹介したのもこの人。


地味だが堅実に利益を積み重ね、上手く立ち回っている。
そのため、あまりに無鉄砲な生き方をする吉岡の身を案じている。
吉岡とは楊夫人の賭場で再会。吉岡の異母兄弟・柴田健一の代打ちとして吉岡と戦う。


十年前は東京で知らぬ者は居ないほどの打ち手だったが、とある理由により自分の立場を青柳に譲って姿をくらましていた。


・ロバート
楊夫人の本来の代打ち。
飄々としていて人を小馬鹿にしたような言動をとるサングラスの男。


ロバートという名前だが、外見は全くの日本人な上に英語を喋る訳でもない。
捨て牌だけでなく、相手の仕草や表情といったありとあらゆる情報から正確な読みを行うコンピューターのような男。
ただし、長丁場ではスタミナ切れを起こしてしまう。
吉岡とは互いに気に食わないらしく、勝負する際には言動が互いにいつになく攻撃的になる。
吉岡を「感覚のないバカ」と評した。


・松永
楊夫人の代打ちその2。
スタミナ切れしたロバートの後を引き継ぐ役目を担う。
そのため、とにかくラスを引かないことを心がけて麻雀を打つ。


・目黒
楊夫人の賭場に参加する代打ちの一人。
吉岡の先制リーチをキッチリ抑えこむなど実力は確かなはずだが、作中では他のメンツにどうにも押され気味。
それでも吉岡の攻めに動揺した上の二人をドサクサに紛れてちゃっかり仕留めるヒゲのナイスミドル。


ちなみにロバートとは「ロバちゃん」「目黒(メグ)ちゃん」と呼び合う仲。


・青柳敦
青柳の息子。幼いながらも父親の麻雀センスはしっかり受け継いでいるらしく、
ネット麻雀では「キングあつし」というHNで名を馳せている。


以下ネタバレ

















実は青柳ではなく寺田の息子。
生まれた時に先天性の難病を患っていて、寺田は手術費用を稼ぐため自らのスポンサーをはめるという決断をした。
そのため東京を離れざるを得なくなり、敦を青柳に託して寺田は行方をくらませていた。




敗北をどこまでも拒否し続ける項目には…

…追記修正しかおとずれない


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 梅昆布茶が飲みたくなる漫画 -- 名無しさん (2014-02-20 00:29:55)
  • 大友戦のリーチ一発三喑刻は痺れたな -- 名無しさん (2014-03-23 23:56:04)

#comment

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧