ポテチ(小説)

ページ名:ポテチ_小説_

登録日:2009/09/25(金) 04:36:18
更新日:2023/09/28 Thu 13:12:04NEW!
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小説 映画 伊坂幸太郎 ポテチ 実写化 仙台市 フィッシュストーリー 書き下ろし 中村義洋



「フィッシュストーリー」での書き下ろしの短編小説。
著者は伊坂幸太郎。




【あらすじ】


ニュートンに遅れること300年。万有引力の法則に気づいた空き巣の青年は、またしても新たな法則と事実を発見する。




【登場人物】


○今村忠司
本作の主人公。
少年時代に学校での勉強をほとんどまともに受けていなかったため万有引力の法則すらも知らなかった。
しかし知らないだけで頭は良いらしく、自分で引力やピタゴラスの定理を発見する。
その発見を喜んで度々人に話すが、既に発見されていることを聞き落胆する。
賢いのか馬鹿なのかわからない不思議な男。
『ラッシュライフ』『ホワイトラビット』にも登場。


○大西若葉
今村の恋人。今村が空き巣に入った家に電話がかかり、それがきっかけで今村と知り合う。
口が悪いらしく、「ぶっとばすぞ」をよく使う。
空き巣の今村よりも空き巣らしい。
『オーデュボンの祈り』には少女時代の彼女が登場する。かわいい。


○中村
今村にとって空き巣の先輩にあたり、親分。
丸顔で円らな目をしている。
『ラッシュライフ』『ホワイトラビット』にも登場。


○尾崎
物語冒頭で今村が空き巣に入った家の主。
野球選手で、高校時代は活躍していたが、プロとなった現在は補欠。
今村と誕生日が一緒という妙な接点を持つ。


○今村の母
今村とは驚くほどに顔が似てない。そしてぽっちゃりしている。
この母にしてこの子あり。と言った感じの母親。


○黒澤
本業に空き巣。副業に探偵をやっている。
カウンセラーを勧められ、カウンセラーになろうとしたこともある。30代。
非常に頭が回り、他人が考えるその先まで考える。
鋭い洞察力と観察力を持つ。
同業者からも何故空き巣なんてやっているのか不思議だと話題にされている。
本作では自信のなさそうなレアな黒澤さんが見れる。
『重力ピエロ』『ラッシュライフ』『サクリファイス』『首折り男のための協奏曲』『ホワイトラビット』にも登場。
最早伊坂作品の顔と言えるほどの登場数である。


○泉水
黒澤の話の中でのみ登場。





伊坂作品らしく、キャラクターがユニークで最初から最後まで楽しく読める作品。
更に、掲載されている『フィッシュストーリー』は短編集なので小説を読み慣れていなくてもかなり読みやすい。
なので小説は苦手という人も機会があったら読んでみてください。


ある場面については、MO'SOME TONEBDNDERの名曲から触発されている。




この度めでたく映画化された。




追記・修正もしてみたら意外に楽しいから


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  • 映画版の出来は伊坂作品原作映画の中でもトップレベルだと思う。 -- 名無しさん (2019-04-02 23:42:32)
  • 要するに、車輪の再発明? -- 名無しさん (2019-10-18 18:18:03)

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