登録日:2012/07/28(土) 00:27:38
更新日:2023/08/31 Thu 13:08:18NEW!
所要時間:約 5 分で読めます
▽タグ一覧
古畑任三郎 古畑任三郎エピソード項目 tvsp イチロー 鈴木一朗 対決 夢の共演 夢の対決 世紀の対決 野球 final フェア 毒 カプセル 緋色の研究 ホテル 駐車場 強敵 フェアな殺人者 豪華共演 サインボール 河野圭太
今回の犯人は、常にフェアプレイを好むスポーツマンです。
人を殺したという以外は、実に公明正大な人物です。
そしてアメリカ大リーグで活躍する、
ある日本人野球選手と
全く同じ名前で、顔もそっくりです。
しかし、別人です。
お間違えのないように。
『フェアな殺人者』は、2006年1月4日に放送された『古畑任三郎FINAL』シリーズの第2弾である。
ストーリー
警察を退職して、ホテル勤務になった向島を激励する為に古畑、今泉、西園寺の3人はホテルに車で向かっていた。その中で古畑はイチローの記事を読んでいる。
一方その頃、ホテルにはスーパースターであるイチローがチャリティイベントの為に帰国し訪れていた。
警備の待合室で昔話に華を沿える古畑達、そこにイチローがひょっこり現れる。
登場人物
ご存知主人公。イチローの大ファンで、西園寺を通じてイチローにサインボールを貰う。普段は向島のことを忘れたりしていたが、実際は退職してからずっと気にかけていた。
ご存知相変わらずのヘッポコぶり。Tシャツにサインしてもらうが訳あって偽物、作中でイチローにでこを叩かれた。夢は警視総監とでっかい。
- 西園寺守
ご存知有能な小男。作中でイチローに握手をしてもらった。最後の方はちょっとおいしいポジション。
現実でもフィクションでも名実共に世界最高の野球選手。向島の腹違いの弟。好きな言葉はフェアプレー。
- 向島音吉
前話で警察を退職することを明かし、今回ではホテルの警備員に転職。イチローの腹違いの兄という超重要ポジションに踊り出る、設定が軽く超展開。
- 郡山繁
フリーのライター。向島をあるネタで揺すって金を搾り取っていたが、イチローの手で葬られた。
以下ネタバレ(古畑シリーズを見てたら察しが付きます)
VSイチローと銘打ってるだけあって今回の犯人はイチロー。
向島は警察官の身でありながら、知り合いの暴力団員から誘われて暴力団の野球大会に参加しており、それを嗅ぎ付けた郡山に脅され、金を恐喝されていた。それを知ったイチローは激怒し、郡山と話し合いをするが交渉は決裂、後に殺害。
殺し方は今までの犯人とは違い、毒入りと蜂蜜入りカプセルの2つを用意してどちらかを互いに飲むというゲーム性の高い殺し方をした。
物語でもわざと証拠を残したり、証拠となるボールの隠し方がイチローの強肩を使った方法を取ったり、イチローが好きな言葉とされるフェアプレーの精神に乗っ取った展開をしている。
因みにイチローは嘘も嫌いと言っており、「被害者に会いましたか?」という古畑の質問に「会いました」と本当の事を言う等、「嘘を見抜く天才」タイプの推理役でもある古畑にとってはある意味手強い難敵となった。
また野球等も作中に取り入れており、打者イチロー、投手古畑という形で対決が実現。結果1ストライクを取るも2球目を痛打されてしまう。
余談
有名な話だが初めてのセリフ合わせでイチローは既に自分の役のセリフを暗記していた。
(自分は演技に関しては素人なのでやれることはやって撮影に臨みたいと思っていた)
この姿勢を古畑役の田村正和は『役者の鑑』と評価。
イチローがプロフェッショナルと呼ばれるエピソードの一つでもある。遅刻ばかりでふざけた態度で茶化す弁護士役の芸人さんを相手にした回があったことを考えると当然と言えよう。
脚本家で古畑シリーズ生みの親である三谷幸喜は、イチローに犯人役を演じさせるにあたり、本人に悪いイメージを与えないようイチローの役柄を「イチローと言う名のアメリカで成功した寿司職人」や、「ハチローと言う名のメジャーリーガー」等の設定を考えていたが、イチロー本人の希望で「イチローと言う名のメジャーリーガー」という至って本人に近い設定になった。
それ故かシリーズ恒例の古畑が視聴者に問い掛けるシーンでは、第一に「これは現実のイチローとは関係ない」旨の説明がされた(項目冒頭の一文)。そりゃそうだ。
イチローが使った殺しのトリックは、シャーロック・ホームズの最初のエピソードである「緋色の研究」がモチーフとなっている。
被害者である郡山繁を演じた今井氏は、後に三谷が全脚本を担当したNHK人形劇「シャーロックホームズ」において、ヘンリー・バスカーヴィル役として出演している。
えー、追記・修正は、
フェアプレーの精神でお願いします。
古畑任三郎でした。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,10)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- イチローの演技はガチで上手かったな
最近の若手俳優なんか問題にならないレベルだった -- 名無しさん (2013-11-16 14:51:55) - イチローだからできるトリックってのが中々良かった -- 名無しさん (2014-05-17 02:26:12)
- 話自体や推理物としては前日の藤原竜也、石坂浩二の方が良かったけど、こっちはイチローの演技とイチローを生かすトリックが良かったよね。 -- 名無しさん (2014-07-04 15:36:46)
- 役者が自分の役の台詞を暗記してるって当然の事じゃないの? てかイチローは演技もイケるのかよ。 -- 名無しさん (2014-10-24 17:10:43)
- ↑演技するにあたって出来ることを全部本番までにしておくという姿勢全体を指してるのかと思ってたが -- 名無しさん (2014-10-24 17:39:28)
- AKBのあるメンバーは、ドラマの台本すら禄に読まずに収録現場に現れた。なぜか、他のスタッフから自由奔放なキャラが良いとか言われてた -- 名無しさん (2014-10-24 18:37:07)
- ↑ごめん。このドラマの話でないです。ただ、台詞を覚えてくるのはどうやら当たり前ではないようだと言いたかっただけです。 -- 名無しさん (2014-10-24 18:39:15)
- さんまが遅刻してきたうえに、台詞間違えまくって、怒って帰っちゃったんだっけ? >田村正和さん -- 名無しさん (2015-07-22 18:29:15)
- 今年の大河ドラマの脚本家の作品で、その出演者が2人もいますね -- 名無しさん (2016-11-07 22:00:55)
- ↑年跨いで見たから『ん?』と思ってしまった 三谷脚本の「真田丸」で西村さんが室賀正武、小林さんが片桐且元だったな -- 名無しさん (2017-01-18 19:18:40)
- 最近の若者は大根ばっかりでな -- 名無しさん (2017-09-11 21:23:08)
- ↑8 セリフ合わせは台本を持って読みながら掛け合いの確認とかをする段階だから、まだ暗記してなくてもおかしくない段階から暗記してきたのがすごいって話なんじゃないかと。 -- 名無しさん (2017-09-27 15:11:58)
- ↑4 今更ですが、さらに今井朋彦氏も大野治長役で出ましたね。そもそも舞台劇出身の役者を多く使うのが、三谷脚本のドラマの特徴でもありますし。 -- 名無しさん (2018-08-22 21:58:55)
- いくら「現実のイチローとは関係ない」とはいえ、腹違いの兄かぁ・・・w -- 名無しさん (2018-08-23 00:36:00)
- キャッチボールのシーンとかのあまり感情の起伏を見せずにセリフを言うシーンの演技は流石に苦しかった。 -- 名無しさん (2018-12-07 03:03:24)
- このコメ欄は老害だらけ -- 名無しさん (2021-04-25 12:41:15)
- バラエティーのドラマのあるあるネタで「ゲスト出演のプロ野球選手が棒読み」というネタはあるがそんな要素がまったくなかったな -- 名無しさん (2021-05-23 00:57:18)
- 実際名優だった丹波哲郎さんは一切台本は読まなかったそうで小道具はカンペだらけなんだそうだ -- 名無しさん (2021-05-23 11:01:03)
- 古畑任三郎自体がゲスト犯人キャラは役者本人のイメージそのまま使う、という構成で本人のイメージ、枠組みを破らない、って言うのがいい方面に作用してたよね -- 名無しさん (2021-09-05 11:28:13)
- フェアとはいうが殺害方法は万が一イチローが毒飲んでも下手すれば殺人と疑われ、向島からガチでころさねかねないからもう表れないだろうし、目的は100%達成できるよな -- 名無しさん (2021-09-23 08:26:43)
- イチロー関連で何かしらの問題があるのか、再放送されないエピソードの常連 -- 名無しさん (2022-05-05 17:02:16)
- 見返してたら、支配人の役が菅生隆之さんでビビった -- 名無しさん (2023-05-20 19:51:59)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧