登録日:2010/04/08(木) 23:04:26
更新日:2023/08/21 Mon 13:52:47NEW!
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リンドブルム ゲーム sce ps ソニー ロドモン ロードオブモンスターズ lord of monsters
その世界の終末に、
人類は生まれた…
世界の終末を知らされることもなく
人々は繁栄を続け
その数を大きく増やした頃、
最初の柱が生まれた
柱は徐々にその長さを伸ばし
新しい壁面を見せる度に
魔を吐き出した
人々は英知を結集し
これを封印しようと試みたが
次々に生まれる柱と
そこから吐き出される魔を
全て封印することは出来なかった
柱の数が十を数える頃
討ち滅ぼせない魔に対して
召喚魔法が発明された
召喚魔法は無力な人々の
大きな力となって街を守った
その召喚魔法の始祖の名は
ウグトという
ウグトはその後も、
いくつかの召喚魔法を編み出したが
同時にそれは
いくつかの災いをも、
呼び込むことになった
災いは二度の戦争を生み
人の数を大きく減らした
そして…、
辺境の地となった都で
ウグトが死んだ
ウグト自身の、
未知の魔を抑え込んでいた力が壊れ
今までの、どの柱よりも
巨大な柱が生まれた
世界の半分をもその影にしてしまう
この柱を、人々は戦争の柱と呼んだ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Lord of Monsters(ロードオブモンスターズ)
マイスリックの大地に3回目の戦争が起こった。
人々は様々なモンスターを召喚して、この戦いに挑んだ。外界から来たもの、神の力に導かれるモンスター、大地と共に生きる動物たち、魂を吹き込まれた機械。
荒々しいモンスターを操り、世界のために、家族のために、恋人のために、若き召喚師たちが、戦争という泥沼にはまっていく。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
SCEの「ゲームやろうぜ!」で結成したリンドブルムチームがソニーのサーバーを借りて運営をしていた無料オンラインCGIゲーム。通称ロドモン、LM(1996〜1999年)
後々にこれがキラーコンテンツとなりWまで作成される。
このオンラインゲームを基に、リンドブルム制作、SCE発売のPS版が1999年に発売されている。
因みにユーザー・多重登録者の増加により、サーバー容量の都合でソニーに切られた。
PS版のゲーム内容は分かりやすく言うとPvPのピクミンに補助魔法を足したもの。詳しく言うと遊戯王のような戦いをフィールドを駆け回りながらリアルタイムで行うゲーム。
このゲームは容量の都合でストーリーを圧縮したために事前知識を持っていても考察が必要となり、一般の人には人々が何故怒り、戦っているのか意味不明と言われやすい。
SIRENで有名となったリンドブルムの分かりにくいストーリー展開の仕方は当初からのようである。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
PS版ストーリー・登場人物・用語
召喚術の始祖ウグトの死後、ウグトから巨大な柱が生まれた。柱から吐き出される魔を討ち滅ぼす為に四派の召喚師達が立ち上がる。
しかし四派の知る歴史、目的、手段は合意せず、柱を封印するために集まろうとした召喚師達は三度目の戦争を起こしてしまう。
■四聖地
神族/人造/自然/外来、それぞれの召喚術が発達した地。聖地の力が得られなければ召喚を行うことはできない。
それぞれモーハス/イェハック/シオラ/ヴィヴォマと名前がついているが、これはsmoug(今のリンドブルム社長 ゴブ王)の作成したCGIゲーム MAHOROBA に出てくる四賢者のそれぞれの名前と同じである。
■ティンマイ/タレア・リア/アレッキ/カルカス
それぞれ神族/人造/自然/外来系の首都の名前。
■ウルト
世界を視る少女。ただ一人の始祖ウグトの血を引く者。コインと仲が良く、ケイスに恋愛感情を抱いている。
「なんかだめねぇ。だらしがなくて慎重な人たちなのね。どう、ここでみんなで戦うってのは」
■ケイス
開かれた異界の扉の向こうから現れた者達を操る外来系召喚師。他の三派にはこの問題が解決できないとし、この世界そのものを変えようとしている。
主役の一人
「そもそも、かのウグトが呼び込んだ災厄だからだ。そのウグトの末えいにゆだねられる問題でもあるまい」
■ウラムルト
ウグトが初めに使用したと言われる神の卷族の力を借りる神族系召喚師の長。最初の災いとして人の数を大きく減らした外来系を扱う召喚師を愚民扱いしている。
「からくり使いの連中がそこまで来てるみたいだな。とうとうタレア・リアも愚民どもの仲間入りか」
■コイン
本名コイン・マッシ
戦争の柱を見て育った18歳の少年。ウラムルトの弟子の天才召喚師。召喚魔法の種類による争いに違和感を感じている。
主役の一人
「神の手を離れたところでこんなことをしててなんになるんですか!人の数を減らすのが人だなんて、悲しいですよ!」
■パルア
コインの幼なじみ。ウグトとの関係は三角関係気味のようだ。戦火の及んだティンマイでコインの帰る場所を守る為に戦うが…
「ねぇ、コイン…。柱ってなんのためにできるのかな?私たちに生まれてきた意味があるなら、柱にもあるのよね。いつかきっと解るよね?私たちの住む世界のこと…柱のこと…なぜこんな戦いをしなければいけないかってこと…」
■ロフリア
ケイスに飼われている外来系召喚師。ティンマイに攻め込み異界の扉を開き、外来系の勢力圏にした。
「私は!小さい頃の私は欲しいもののために人の前にひざまづいてきた。だけど今はちがう!そう今は…ふっ…、もういい!
私はお前と戦うんだ!たとえそれで何も手に入らなかったとしても!」
■ヴッコ
同じく外来系召喚師。ウラムルトを襲撃し、殺害した。
コイン「戦う意志のない人間を巻き込んで楽しいのかよ!」
ヴッコ 「楽しい!」
■ネリオット
精霊や獣を扱う自然系召喚師。日夜延々と戦い続ける妹、ハーネットを心配し手助けをしている。
「他人のことを理解するのなんて簡単だし、小さな悪意がいくつも集まって増幅するのもあたりまえよ。代表を出して話をするっていうのは、そこにいないひとりひとりの感じ方を変えてしまうからね」
■ハーネット
アレッキの森で延々と敵を見張り、街を守り続ける最強の自然系召喚師。
昔、恋人のタラスと一緒にいるときにアレッキの魔法使い達が機械系召喚師に全滅させられ、非難を浴びた。
それ以来森の中で戦い続け、急激な力の使用により遂に魔を放出してしまう。影の部分である魔はタラスに向かい…
主役の一人
「一度にわかりあえないから?人間がまだ多すぎるっていうの?昔の戦争であんなに死んだのに!」
■ミリィ
いつもハーネットの側にいるシルフィド(風の精霊)。言葉は喋れないが、ハーネットをいつも慰めている。彼女は魔が放出した際に…
■タラス
ハーネットの恋人。街に戻らない彼女と共にアレッキの森で暮らしている。自分の許に来たハーネットの魔と対峙する。
「僕が今逃げたら、君はもう僕の所に帰っては来ないんだね。おいで…」
■ビッシュ
ウグトが時間の向こうから呼んだ人間の作り出した、魂を吹き込まれた機械と合成獣を操る人造系召喚師。
ウグトが機械で柱を封印したときに機械が魔と同化し、二度目の戦争を呼んだ。
そのことと時間の向こうから呼ばれた人間が初めに異界の扉を開いた者だったため、外来系召喚師からは「混乱の原因」と嫌われている。
召喚術は魔力のあるものを操るため、ただの鉄を操ることはできない。機械には様々な生物実験を繰り返し魔力を伝達する仕組みが備えられている。それは自然系召喚師が忌み嫌っている理由にもなる。
ビッシュは人間を存在するに値しないものと考え、神や自然の手を借りずにここにある機械と助かることのない合成獣だけで問題を解決しようとしている。
しかし彼自身、人に手をかけることに躊躇いがあり、答えを出すこともできないでいる。
そんな彼に反発する部下は「上品な」戦略として扱えない合成獣を自然に放つ。
主役の一人
「自分達の力だけで治められないのなら、我々に生きる資格はない!この世界のいわば外側で…我々の獣で…人間だけの問題としてケリをつける。備兵を集めろ!最後のチェックをさせる」
■柱
その正体は大戦で多くの人間の血を吸った大地が吐き出している自浄作用の現れだと言われる。
戦争の柱が他の柱よりも巨大な理由には「知識そのもの」であるウグトが深く関わっている。
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余談だが、この作品の舞台がみんなdeクエストで示唆されていることと設定の類似から時系列の違う同一世界ということになっている。
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