登録日:2022/05/29 Sun 00:00:04
更新日:2024/06/18 Tue 13:54:04NEW!
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ドンオニタイジン 暴太郎戦隊ドンブラザーズ 戦隊ロボ 一号ロボ スーパー戦隊シリーズ ロボタロウ ドンロボタロウ オニシスターロボタロウ サルブラザーロボタロウ キジブラザーロボタロウ イヌブラザーロボタロウ 桃太郎 犬 猿 雉 鬼 鎧武者 戦隊版クライマックスフォーム 樋口幸平 志田こはく 別府由来 鈴木浩文 柊太朗 藤田洋平 鬼退治 帆船 鬼ヶ島 本人変身型ロボ ロボット 桃 腹筋崩壊 二刀流 大剣 合体すると知らないおじさんの顔が出てくる問題 濱野大輝 トラドラオニタイジン 朴ロ美 スーパー合体 石川雷蔵 日本おもちゃ大賞2022 オミコシフェニックス ゴールドンオニタイジン トラドラオニタイジン極 鬼動く 鬼決まる 令和のレオパルドン 出たら勝つ 黙ると死ぬロボ
合体だ!
え?
合体!?
よぉ~!
ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!
大合体!
ハッハッハッハッハ~!いざ大合体!
どこだここは!?
新しいやつだ!
大合体♪大合体♪
何だ!?何が始まった!?
どうなっちゃうの!?私ぃぃー!?
お供ども、脚となれ!
大合体♪大合体♪
ワオ~ン!
ええーっ!?
次は私達なのか……うわっ!?
ええ~いままよー!痛っ!…くはないのか……
お供ども、腕となれ!
大合体♪大合体♪
両腕かー!?ウホッホー!
僕は肩だけぇ?あっ、僕の尻尾……
ドンオニタイジンとは、スーパー戦隊シリーズ第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する巨大ロボである。
CV:樋口幸平、志田こはく、別府由来、鈴木浩文、柊太朗
スーツアクター:藤田洋平
テーマソング『出陣!ドンオニタイジン』(歌:濱野大輝)
【データ】※全て巨大化時のもの
身長:55.0m(旗上まで75.8m)
全幅:38.2m
胸厚:21.5m
体重:3000t
スピード:300km/h
出力:1700万馬力
【概要】
初出はドン12話「つきはウソつき」。
ドンロボタロウがドンブラスターを操作することにより、ロボタロウに変身したドンブラザーズの5人が大合体して完成する巨大鬼退治ロボ。
- 胴体:ドンロボタロウ
- 両腕:サルブラザーロボタロウ
- 両肩と武器:キジブラザーロボタロウ
- 右脚:オニシスターロボタロウ
- 左脚:イヌブラザーロボタロウ
が担当する。「文字通り、俺の手足となったなぁ!」
そして、ドンロボタロウの腹部に腹筋パーツが取り付けられて胸部の玉にドンブラザーズのエンブレムが浮かび上がり、更にそれまで背中についていた兜が頭部にかぶさることでサングラスがせりあがって青い両目が露見し、合体が完了する。
なお、合体時にはロボタロウの5人が大きな赤い帆船に乗って海を渡り、合体しながら目的地の島に上陸するという、鬼ヶ島へ向かう桃太郎とそのお供達を彷彿とさせるシークエンスが挿しこまれる。
しかも、合体位置の都合上、サルブラザーロボタロウとキジブラザーロボタロウは体を完全に分解されているが、本作のアバターチェンジが既に何でもありと化しているので、そのままでも生態活動は問題なく行われており、元の生身の状態にも普通に戻ることができる。
加えて、合体が完了するとどこからともなく現れた椅子に座って登場する。
その姿は色とりどりの甲冑を纏った鎧武者のようなもの。また、この手のロボには珍しく、合体前の姿の頭部がそのまま両肩と両膝に配置されている。
……のだが、合体が完了した段階ではまだ人間サイズのままである。
この状態になった後に「ロボタロウギア ドンオニタイジン」をドンブラスターで発動することで漸く巨大化する。
その為、巨大戦用形態と言うよりは、この姿もあくまでアバターチェンジの一環なようだ。
実際、ドン21話では人間サイズのまま侍鬼、ドン31話では虎龍攻神と共に天装鬼と戦っていた。
【構成】
前作のように、戦隊のメンバー本人が合体機能を備えた姿『ロボタロウ』に変身しているというかなり特異なことになっている。
また最終的にこれまでの戦隊ロボでほぼ恒例だった追加のオプション装備が終始登場しない変わり種ロボにもなった。
ドンロボタロウ
ロボタロウ祭だ~!
【全高】:200cm
【全幅】:130cm
【全長】:72cm
【重量】:200kg
【スピード】:180km/h
【出力】:2300馬力
ドンモモタロウのロボタロウ形態。
機械的な鎧を纏った武者のような姿をしており、その体もハイディティールになっている。
胸部の玉と背中の兜型パーツのそれぞれに搭載したバーニアによって、方向を問わぬ高速移動を可能とする。
ドンオニタイジンの胴体を担当する。
オニシスターロボタロウ
オニつよだ~!
【全高】:185cm
【全幅】:82cm
【全長】:56cm
【重量】:250kg
【スピード】:120km/h
【出力】:1900馬力
オニシスターのロボタロウ形態。
角が巨大化し、両肩には棘付きの黒い鎧を纏う等、より厳つい鬼らしい姿になっている。
黄色い棍棒「フルコンボウ」が武器で、そのまま振るうのは勿論、棘をミサイルとして発射することもできる。
ドンオニタイジンの右脚を担当する。
サルブラザーロボタロウ
滾る漲るお猿のパワー!
【全高】:160cm
【全幅】:153cm
【全長】:65cm
【重量】:340kg
【スピード】:80km/h
【出力】:2600馬力
サルブラザーのロボタロウ形態。
両腕が肥大化してナックルウォーキングのような常時姿勢を取り、頭部や両腕に体毛の意匠がある等、よりゴリラ感が強くなった。
通常形態と同様に剛腕を活かしたパワーファイトを行うが、その威力はずっと増強されている。
ドンオニタイジンの両腕を担当し、腹筋部分は先述の通りドンロボタロウへ移行する。
イヌブラザーロボタロウ
こっからは見失うんじゃねえぞ?
【全高】:75cm
【全幅】:42cm
【全長】:180cm
【重量】:190kg
【スピード】:250km/h
【出力】:1500馬力
イヌブラザーのロボタロウ形態。
その姿は機械的ながらも4足歩行の黒い犬そのもの。
通常形態よりも上がった俊敏性を活かしたスピード戦や、速さの勢いに乗って体を丸めての体当たり攻撃が得意技。
ドンオニタイジンの左脚を担当する。
因みに、変身する犬塚が高所恐怖症である為、巨大化時には「高い……」とやや引き気味だったほか、初陣となる宇宙鬼ング戦では、相手が塔のようなフィールドを形成してきたせいで恐怖心からドンオニタイジンの動きが鈍ったり、それを告げた直後に塔から飛び降りさせられる等、何時にも増して受難が多かった。
キジブラザーロボタロウ
うわあ~かっこいい!
【全高】:55cm
【全幅】:367cm
【全長】:453cm
【重量】:270kg
【スピード】:200km/h
【出力】:2000馬力
キジブラザーのロボタロウ形態。
その姿は大空を舞う完全な鳥となった。というか、足がなく、胴体がそのまま尻尾と一体となった姿はDQのキメラである。
空中戦に特化したフォルムから繰り出すトリッキーな戦法が持ち味。
ドンオニタイジンの両肩を担当し、尾羽は本体から分離して背中に武器として挿し込まれている。
また、肩には変形前の主翼がそのまま搭載されているので、これをはばたかせることでドンオニタイジンは飛行を可能とする。
「う~飛べ~!」「飛べた〜~~!!?」
【戦闘スタイル】
5人分のパワーが一つになったことによる超火力や、合体構成によってそれぞれの強みを生かすことができる分、スピード戦や格闘戦等、様々な局面に対応できるオールラウンダーな仕上がりになっている。
基本的にはドンロボタロウが中心になって機体を動かすが、他4人の意志もしっかり残っているので、それぞれが担当する部位やギミックを自由に発動することができる。
しかし、本人達が直接合体している上に、他の部分のリカバリーをできるのがドンロボタロウしかいないという都合上5人の息を合わせることが今まで以上に重要になっており、誰か一人でも動きや判断が鈍ると機体全体に影響がダイレクトに及んでしまう。
……にも拘わらず、ドンブラザーズという戦隊そのものが過去作と比較しても明らかに相互理解とチームワークが不足しているので、そんな状態で合体し始めれば、各々が口々に喋り、その場の状況に対して好き勝手にリアクションを取って動きに反映するという、一致団結とは程遠い喧し過ぎる空気が出来上がる。お陰で公式からも「クライマックスなアレみたい」と呼ばれている。
とはいえ何回か繰り返した結果メンバーもこの合体に慣れたため合体時もかなり余裕ができ、ワイワイガヤガヤしながら楽しみつつ合体できるまでに成長。
結果「お前等…1度黙れ!」とドンモモタロウの方から突っ込まれるまでに馴染んでしまった。なんでニチアサの桃太郎ってこんなんばっかなんだろう。
武装
- ドンばい
いざ尋常に……勝負勝負~!
中央にドンブラザーズのエンブレムが描かれている黒い軍配。
別に武器になったりはしない…と思われていたのだが、実際は振るうことで突風を起こせる。
- キジンソード
いくぞ、キジンソード!
そんな名前なの?
背中に装備しているキジブラザーロボタロウの尾羽を二振りの刀として抜刀して武器にし、怒涛の二刀流を駆使する。
名前の由来は恐らく、『雉』と『鬼神』を合わせた物。
- キジミサイル
キジブラザーロボタロウの口からキジブラザーロボタロウの顔を模したミサイルを乱射する遠距離武装。
技
- オニキック
このヤロー!オニキック!オリャー!
オニシスターロボタロウが右脚である自分を動かし、怒りに任せて高速の連続キックを見舞う。「どーじゃい!」「お前、怖えな……」
元ネタはキックボクサー沢村忠の通称『キックの鬼』か。
- 天空サル連撃
天空サル連撃!
ウホウホウホウホ!ウッキー!
サルブラザーロボタロウが発動。
空中を飛行した状態で、相手に連続パンチを見舞う。
- 目力ビーム
その名の通り、各メンバーの顔面パーツの目からビームを放つ。
- 一騎桃千・ドンブラパラダイス
これで、トドメだ!
一騎桃千……
ドンブラパラダイス!
必殺奥義!ロボタロ斬!
二振りのキジンソードを合体させて大太刀を形成。
大太刀から桃型のエネルギー弾を連射してぶつけてひるませ、続けざまに大太刀を大きく振るって相手を一刀両断する。
発動の際には、合体時と同じ帆船に乗り、更にキジンソードを振るう過程で海から出てくる桃が次々に刃に刺さっていき、更にそれが一つになって刃から離れ、その桃を割るイメージ映像が流れる。
帆船に乗らず2本のキジンソードに纏わせた桃のエネルギーを放つバリエーションもある。
鬼退治、あっ完了~!
大勝~利!
えい、えい、お~~!!!
めでたしめでたし~!
この技でトドメを刺した場合、このような口上を述べて勝鬨をあげるのも特徴。
トラドラオニタイジン
大合体!!
大合体!熱烈歓迎!
呉越同舟……
超絶大合体!
大合体!熱烈歓迎!
今度は腕になりたい!
俺はごめんだ…!
おっと、逃がしませんよ!?
一つにまとまった!?
纏めて腕となれ!
下駄!?
いや、草履か?
センターは僕です!
うるさい俺だ。
うんうん、肩だよね~。
完成、トラドラ・オニタイジン~!
完成、トラドラオニタイジン!
CV:樋口幸平、志田こはく、別府由来、鈴木浩文、柊太朗、石川雷蔵
身長:60.0m(翼上まで65.0m)
全幅:57.0m
胸厚:37.0m
体重:5300t
スピード:370km/h
出力:3000万馬力
概要(トラドラオニタイジン)
ドン28話「ひみつのヒミツ」で初登場。
ドンオニタイジンと虎龍攻神が、呉越同舟・超絶大合体することで誕生するスーパー鬼退治ロボ。
ベースはドンオニタイジンのままだが、虎龍攻神のパーツが全体にばらけて高下駄や腰部アーマーとなり、更には両腕に合体してより太く屈強な物にしている。
右腕はドンロボボルトが丸ごと、左腕はサルブラザーロボタロウの全身とドンロボゴクウのパーツが構成し、胸部には、まるで檻に入れらているかのような形になったドンロボゴクウの頭部がドッキングしており、顔の兜もサングラスが煌びやかな派手なものになっており競り上がらない形となる。
ちなみにゼンリョクゼンカイオーと同様にスーツでなくフルCGを使っている。
武装(トラドラオニタイジン)
- キジンスピア
キジンソードの刃をそれぞれ逆方向にし、ドンロボゴクウのパーツで合体させて完成する双刃の長槍。
サルブラザーロボタロウの腕を使って保持すして振り回す形となる。
- アバターホース
トラドラオニタイジンの合体完了と共に現れる巨大な馬。
装飾の無い3Dモデルのような姿をしており、レンズが鋭角のサングラスを付けている。
トラドラオニタイジンを背中に乗せ、戦場を駆け抜ける。
技(トラドラオニタイジン)
- キジンスピア豪傑突き
アバターホースに乗ったまま加速し、それ違いざまにキジンスピアで敵を貫き飛ばす。
- 流鏑馬モード・ドラゴンキングダムアロー
キジンスピアを弓に見立てて構えることで、光の矢が5本出現。
そのまま弓矢を射る要領で、矢を敵に放つ。
- 天下桃一・ドンブラファンタジア
一度合体を解除して一斉に敵に突撃し、順番にオニシスターロボタロウとサルブラザーロボタロウがヒップアタック、イヌブラザーロボタロウとドンロボボルトが共同で地獄車を、キジブラザーロボタロウが突進を見舞い、最後に火を噴くドンロボゴクウに跨ったドンロボタロウが、ザングラソードで止めを刺し、その後に再度合体する必殺技。
それ以後はアバターホースに乗ったまま、キジンスピアで7つのエネルギーを飛ばす技となっている。
ゴールドンオニタイジン
なんだ、これ?こいつ、なんで金なんだ?
この新しい力、俺だけのものではない。
え?
お供達!
オミコシ大合体だ!
よぉ~!
ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!
超ロボタロウ合身!
大合体♪大合体♪
ワオーン!
最強~!
大合体♪大合体♪
前が見えるぞ!ウホウホ~ッ!
それでは皆さんご一緒に!肩~っ!
大合体♪大合体♪
あっ、僕の尻尾!
大合体♪
完成~!
完成、ゴールドンオニタイジン!
モモ!!!
一騎桃千、鬼退治!
あれ?ちょっとこれ、前見えないんですけど!
これはまた、なんと言うか……。
構わん。行くぞ!!
CV:樋口幸平、志田こはく、別府由来、鈴木浩文、柊太朗
身長:56.0m
全幅:57.5m
胸厚:31.5m
体重:3700t
スピード:350km/h
出力:3000万馬力
概要(ゴールドンオニタイジン)
ドン34話「なつみミーツミー」で初登場。
ドンモモタロウの強化アイテムであるオミコシフェニックスが、ドンオニタイジンと超ロボタロウ合身した姿。
オミコシフェニックスの頭部と翼部が胸部アーマーを形成しドンオニタイジンに装着。さらにそこから『暴』の漢字が施された兜が頭部となることで完成する。
サルブラザー&キジブラザーの視界がオミコシフェニックスの両翼部に妨げるのが難点。
ドン48話「9にんのドンブラ」では黄金の輝きを放ちながらパワーアップし、戦線に復帰した虎龍攻神との連携で電撃鬼ングを撃破した。
武装(ゴールドンオニタイジン)
- ゴールドンランス
ゴールドンオニタイジンの専用武器である長槍。
オミコシフェニックスの胴体とキジブラザーの両翼に加え、ドンロボタロウの胸部パーツとロボタロウギア・暴太郎極が合体することで完成する。
- ゴールドンシールド
ゴールドンオニタイジンの左手に装備される盾。
オミコシフェニックスの尾部が分離して形成される。
相手の攻撃を吸収するだけでなく、そのエネルギーを反射して相手に撃ち返すことも可能。
技(ゴールドンオニタイジン)
- 最強オニキック
ゴールドンランスを軸に、ゴールドンオニタイジンがドロップキックを繰り出す。
- 不桃不屈・ドンブラユートピア
ゴールドンオニタイジンの必殺技。
ゴールドンランスに施された暴太郎極ロボタロウギアが回転することでエネルギーチャージ。
フルチャージ時にゴールドンランスが巨大化、矛先から巨大なエネルギー刃を生成し敵を粉砕する。
トラドラオニタイジン極
極の力、見せてやる!
来い!オミコシフェニックス!!
超ロボタロウ合身!
大合体♪大合体♪
うわっ!イヤ~な予感……。
大合体♪大合体♪
うわ~!やっぱりだ~!
今度は腕か……。
喜べ、俺の腕だ!
私、ずっと足!
完成!
トラドラオニタイジン・極!!
モモ!!!!!
CV:樋口幸平、志田こはく、別府由来、鈴木浩文、柊太朗、石川雷蔵
身長:61.5m(翼上まで65.0m)
全幅:57.5m
胸厚:31.5m
体重:6000t
スピード:350km/h
出力:3400万馬力
概要(トラドラオニタイジン極)
ドン36話「イヌイヌがっせん」で初登場。
オミコシフェニックスが、トラドラオニタイジンと超ロボタロウ合身した姿。
トラドラオニタイジンの状態からドンロボゴクウ&ドンロボボルトのパーツが分離。
そこにオミコシフェニックスがゴールドンオニタイジンのように胸部パーツとして合体、ドンロボゴクウは右腕となり、巨大な爪状になる。
さらに、オミコシフェニックスの尾パーツにトラドラオニタイジンのサングラス部が合体し、顔に装着することで完成する。
これが出てくるとほぼ勝利確定の形態なのだが、初合体が獣人が化けたイヌブラザーだったため、いささか微妙なものであった。
以降もフィニッシュのために合体することが殆どであり、マトモに戦うシーンは少ない。
フルCGなのでスーツの重量の問題は解決しているが、ゴールドンランス極が大きすぎるため、複雑なアクションには不向きなのだろう。
武装(トラドラオニタイジン極)
- ゴールドンランス極
トラドラオニタイジン極の専用武器である長槍。
ゴールドンランスに虎龍攻神の装備が合体し、三叉状になっている。
回転させることでエネルギーが矛先に集まり、稲妻状の斬撃を繰り出すことができる。
技(トラドラオニタイジン極)
- 銀河桃一・ドンブラファンタジア・極
トラドラオニタイジン極の必殺技。
ゴールドンランス極に施された暴太郎極アバタロウギアが回転し、エネルギーチャージ。
フルチャージ時に七体のロボタロウのビジョンが映し出され、オミコシフェニックスから虹色のビームが発射。
同時にゴールドンランス極が射出され、敵を貫く。
貫いた後のゴールドンランス極は飛んで戻ってくるため、それをキャッチしてポーズを決め、全員で「究極大勝利!」と叫ぶまでがテンプレ。
【余談】
◆初登場がドン12話(第12話)によって、それまでの歴代1号ロボの中でも最も登場の遅かった『五星戦隊ダイレンジャー』の大連王の第8話登場と言う記録を塗り替えることとなった。
加えて、歴代と比較してもかなり珍しい、「固有の合体コードがない」ロボでもある。
ドンオニタイジンが登場するまでは仮の巨大戦力であるドンゼンカイオーが巨大戦を担当していたが、バンダイトイブランド企画部の寺尾彰氏曰く、これはVSシリーズのような作品と作品を繋ぐガジェットを最初に投入することで、スーパー戦隊シリーズが1作ごとにシナリオと世界観を更新していることで発生する「1作ごとにファンが抜けてしまう」という問題点を解消する狙いがあったという。
◆合体前の顔がほぼそのままの形で残っているのは、東映公式サイトによると、「前身であるゼンカイオーが、『合体前後で構成するキカイノイドの個性を保つ』というコンセプトであったにも拘わらず、合体して出てくるゼンカイオーの顔がオリジナルなものなせいでキカイノイド達との乖離に繋がってしまうという反省点を踏まえた」(要約)とのこと。
加えて、そのデザインコンセプトには、かつてバンダイから発売された『超合体SFロボット 藤子・F・不二雄キャラクターズ』を参考にしている。
トラドラオニタイジンでは一部横を向いてこそいるものの、やはり合体前の顔が全て残った形となる。
◆ヒーローもので主力メンバーの新形態や新装備というものは一般的に「窮地に陥ったとき、起死回生の一手として解禁される」というのがお約束である。しかし本作では窮地に陥った訳でもなければ戦力不足に悩まされていた訳でもないのにいつの間にか準備が整っており、それが突然解禁されるというのがお約束になっている。このためいずれの形態も殆ど前触れなしで突然に登場するという流れを取っている。
◆DX玩具は、2022年5月28日発売。
今まで造形やギミック重視で、可動やプロポーションは二の次にされがちだった本シリーズだが、このドンオニタイジンは造形と合体ギミックを維持しながらも、劇中ほぼそのままのプロポーションを誇り、その上で全関節フル可動という大サービスぶりである。合体ギミック優先であるため、合体前のユニットに若干の皺寄せは来ているものの、それでも極端なプロポーション崩れは起こしていない。
それほどのボリューム故に安全性も考慮してか全長36㎝という過去最大の大きさで、それまで最も大きかった大連王の記録34cmを塗り替えている。
これは前作のゼンカイオージュラガオーンと比べても約2倍近く、脚だけでDX[[キラメイジン>キラメイストーン/キラメイ魔進]]と同サイズ*1というボリュームになっている。
その分値段も、税抜き8500円という歴代で見ても幾分高めになっているが、そのパッケージ絵はイラストレーターのPLEXの鶴巻氏の執念と怨念が籠った迫力満点の物であり、見かけたら思わず足を止めてしまうであろうものになっている。
発売前からSNSを中心に話題になっていた商品だが、とんでもない売り上げを記録したらしく、白倉プロデューサーがキャスト一同に興奮気味に伝え、番組の人気を実感した事が語られている。
そして、日本おもちゃ大賞2022では、見事DXドンオニタイジンがキャラクター・トイ部門を受賞。ちなみにこの年は、ちょうど50周年を迎え、変身ベルトをロングセラーシリーズとして展開してきた仮面ライダーシリーズが特別賞を受賞。ニチアサの2大特撮ヒーローが栄冠を手にすることとなった。
◆その人気から、従来の商品では不可能だった座り込みが可能になり、椅子やドン配も付属した可動増強版がプレミアムバンダイ限定で発売決定した。
例年スーパー戦隊シリーズは現行作品の場合変身アイテムの限定販売が中心で現行作品のロボの販売は初めてだったため、大きな話題を呼んだ。
企画担当者によると売り上げがすごかったから企画が通ったとの事。
◆ミニプラは2022年7月11日発売。
5体合体ロボだけあってミニプラながら全長150mmのボリュームを誇っている。
可動・プロポーションはDX版に勝るとも劣らず、平手ハンドパーツも付属している。
色分けもクリアパーツを使用し、色味の違う赤を使い分けるなどこだわりを見せている。
難点としては暴力的な量のシールの多さが挙げられる。頑張って貼るか塗るかしよう。
値段と住宅事情の問題からDXよりこちらを待望していたファンも少なくなく、予約時点で瞬殺、再生産が決定する人気となった。
◆上記のように大連王と比較されがちのドンオニタイジンだが、ダイレンジャーもドンブラザーズも白倉伸一郎が関わっていたりする。
また、ドンブラのメインライターである井上敏樹もダイレンジャーで数話書いたこともある。
追記・修正、あっ完了~!
大勝~利!
えい、えい、お~~!!!
めでたしめでたし~!
画像出典:よろず〜ニュース
(https://yorozoonews.jp/article/14609025)
サイト閲覧日:2022年6月3日
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▷ コメント欄
- 玩具がプロポーションよくて出来が良いうえに超デカイ。飾ってあったやつ見たとき、思わず足止まったわ -- 名無しさん (2022-05-29 00:04:02)
- でっかいロボは男の子のロマンですよ。見栄えもなかなかかっこいい。 -- 名無しさん (2022-05-29 00:34:16)
- DX玩具は歴代最高傑作のひとつと言っても過言ではないと思う。ミニプラもどこまで食いつけるか楽しみ。 -- 名無しさん (2022-05-29 01:03:06)
- 何故か騎馬戦が頭に浮かんだ -- 名無しさん (2022-05-29 05:03:40)
- 写真で比べたのを見たことあるけど、玩具が実写トランスフォーマーのデバステーターと大きさがタメだ... -- 名無しさん (2022-05-29 07:45:46)
- 漢字で書くなら首領鬼大神かな? -- 名無しさん (2022-05-29 08:20:28)
- 海外の変形合体トイに触発されてああ言う仕様になったとか。良いぞもっとやれ! -- 名無しさん (2022-05-29 08:34:06)
- 転売屋に狙われるぐらいにはバカ売れしているみたいだけど、例年の戦隊のグッズの売れ行きの話全く聞かないからあんまり凄さが判らぬ -- 名無しさん (2022-05-29 08:59:26)
- ↑前々作のキラメイジャーまで3年連続でシリーズ最低記録更新、前作のゼンカイジャーも上半期の売り上げはキラメイジャー以下(売り上げ見込み金額自体は上回ってる)とかなり散々なことになってるから、これはホントすごい快挙。ついでにドンブラスターとチェンジヒーローズも結構売れてるらしい。 -- 名無しさん (2022-05-29 09:08:14)
- ちょっとした工夫とちょうどいい高さの台があれば座った姿勢も再現可能 -- 名無しさん (2022-05-29 17:58:37)
- 本来はフルCGも考えられていたデザインだから担当に苦労させた、とか白倉P言ってたな -- 名無しさん (2022-05-29 18:23:03)
- オニシスターがいるのにドン“オニタイジ”ンで良いのか。はるかからその内ツッコミ入れられそう -- 名無しさん (2022-05-29 20:07:40)
- 全関節フル可動は長らく続くスーパー戦隊のDX玩具でも結構画期的な気がする 今後も是非続いてほしい要素 -- 名無しさん (2022-05-30 10:28:00)
- ↑来年の戦隊がジュウオウキングみたいに書き割りになったら、売り上げと人気がガタ落ちしそうだから「引き返せない」転換点だと思う。顔も今までの戦隊ロボで踏襲された「子供が怖がらない精悍な顔」を破った睨み顔とかなり攻めたデザインだし。 -- 名無しさん (2022-05-30 11:01:11)
- 近年だと変則合体方式やデザインが多かった戦隊主役ロボとしては久しぶりの正統派の5体合体ロボが来たっていう感じが個人的には強い。良い意味で直球過ぎて本当好き -- (2022-05-30 17:16:03)
- ダイレンジャーのメインPは鈴木Pでは? -- 名無しさん (2022-05-30 22:32:49)
- 今回の事で多少高くても稼働が多ければ売れるって分かったのだいぶデカいよね。下手に換装ロボ作るより一体に注ぎ込んでクオリティアップを図ったほうがいいって考えもできるし -- 名無しさん (2022-05-31 01:38:35)
- 玩具には未使用のジョイントがあるとのことだが果たして -- 名無しさん (2022-05-31 08:19:09)
- スーパー合体することが明言されてて、これ以上に豪華にデカくなるの楽しみ -- 名無しさん (2022-05-31 10:29:49)
- 記事の冒頭(「完成、ドン・オニタイジン~!」と「いざ、出陣!」の間)にヤフーニュースで使われたドンオニタイジンの公式画像(ttps://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20220428-00000005-flix-000-1-view.jpg?exp=10800)を添付しても良いでしょうか?三日ほど意見を募ります。 -- 名無しさん (2022-06-03 12:42:04)
- ↑画像を使ったのは問題ないけど、ヤフーニュースはシネマトゥデイのニュースを載せているだけなので、出典元として提示するならシネマトゥデイの該当記事だろ。 -- 名無しさん (2022-06-06 10:50:30)
- 1号ロボ的な存在なんだろうけど、扱い的にはスーパー合体ロボっぽい -- 名無しさん (2022-06-06 15:03:14)
- ↑あとトッキュウ以降ご無沙汰な集合バズーカ的役割もありそう -- 名無しさん (2022-06-06 15:06:43)
- 【朗報】日本おもちゃ大賞2022キャラクター・トイ部門大賞受賞 -- 名無しさん (2022-06-14 16:36:26)
- 初週売上前年比300%ってやべえな -- 名無しさん (2022-07-11 12:07:34)
- ここ最近の「戦隊ロボ玩具はミニプラ追っておけば充分」な流れに肘鉄をかましたロボ。それでいて後発のミニプラもDX版の長所を殺していないというね...改めてヤバすぎんだろドンオニタイジン... -- 名無しさん (2022-07-16 11:44:03)
- ドンロボタロウ可動増強版まで出る模様。しかも椅子とドンばいと背景までついてくる -- 名無しさん (2022-07-30 11:18:50)
- ドンばいは現時点では等身大戦しか使われていない。 -- 名無しさん (2022-07-30 11:26:33)
- プレバンとはいえ可動増強版&椅子セット出すあたり、ホント反響良いんだろうなオニタイジン -- 名無しさん (2022-07-30 20:42:53)
- DX玩具でのロボ展開はこれとトラドラゴンジンだけで終了みたいだから、その分バンダイにも余裕があるのかもね -- 名無しさん (2022-07-30 22:15:43)
- トラドラオニタイジンの保持力が難ありらしい...ドンオニタイジンの豊富な可動域がここに来て仇になった感じか -- 名無しさん (2022-08-29 00:53:08)
- これで戦隊の(売上的な)微妙な流れが変わるといいな -- 名無しさん (2022-11-24 18:35:45)
- ゴールドンオニタイジンにトラドラオニタイジン極…スーパー合体幅在りすぎだろ -- 名無しさん (2022-11-24 20:11:16)
- 画像出典:Yahoo!ニュースのリンク先が見られない(記事削除された?)のだがこの場合どうなるのか? -- 名無しさん (2023-02-04 00:58:49)
- とりあえず居住スペースが許すならドンオニタイジンだけでも買っておいて損はない そんな出来だった -- 名無しさん (2023-03-05 13:37:49)
- 最終的に一度も負けてないロボになったのかな -- 名無しさん (2023-03-05 13:38:49)
- メインロボが単色→五体合体の方が後になるのは何気にギャラクシーメガ→メガボイジャー以来か、まあ公式がオニタイジンを一号扱いしているので無効になったが… -- 名無しさん (2023-09-10 02:28:49)
- 戦隊玩具なのに着ぐるみじゃないから本編よりプロポーション良いって、ほんと狂ったクオリティだったと思うコイツのおもちゃ -- 名無しさん (2024-02-11 22:52:46)
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