登録日:2010/10/12(火) 00:31:45
更新日:2023/10/30 Mon 13:28:39NEW!
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エルフは脱がーす!!
『エルフを狩るモノたち』とは、ファンタジーギャグマンガ。
作者:矢上 裕
▽目次
<概要>
コミックガオ!1995年1月号〜2003年1月号まで連載された。
単行本は全21巻+前日談のDX、後日談のリターンズがある。
また、『エルフを狩るモノたち2』という続編も連載された(単行本は全10巻)。
1996年秋にはテレビ東京系にてグループ・タック製作のアニメシリーズ(全13話)が放送、深夜アニメの礎を築いた。
監督は『THEビッグオー』の片山一良、キャラデザインは『機動戦艦ナデシコ』の後藤圭二、シリーズ構成はあみやまさはる。
1997年秋にはシーズン2(全13話)も放送された。
それ以前にもTBSラジオ「ファンタジーワールド」の金曜1部「森川智之と冬馬由美のエアーズカプセル これは効きます!」ではラジオドラマも放送されている。
以下、ネタバレにご注意ください。
<あらすじ>
セルシア・マリクレールによって異世界に召還されてしまった龍造寺淳平、小宮山愛理、井上律子。
召喚されてしまった三人をすぐに元の世界に送元しようとしたが、淳平のいらない一言によってセルシアの注意が乱れ、送元呪文=元の世界に帰る為の呪文が散ってしまった。
送元呪文はセルシアに近い波動を持つ5人のエルフの体にプリントされているらしいのだが、どのエルフが該当するかはわかっていなかった。
そのため、淳平、愛理、律子の三人は日本に戻るために、無差別にエルフ狩りを始めてしまう。
日本人三人はエルフ狩りを行い悪名を轟かせるのだが、数ヵ月たっても送元呪文がプリントをされているエルフを発見することができなかった。
一方、日本人三人を召喚してしまった張本人であるセルシアも最初は敵対していたものの、考えを改めて一日も早く異世界に還ってもらうために日本人三人に協力することになる。
こうして、日本人三人とエルフによる「エルフを狩るモノたち」の旅が始まったのである。
<登場人物>
◇エルフを狩るモノたち
突然ファンタジー世界に現れた謎の集団。
その正体は、セルシアによって異世界の日本から召喚された三人組。後にセルシアも加わり四人組となった。
本編が始まるDXの時点では、エルフを見つけたら問答無用で脱がせる悪名を轟かせる存在だったが、セルシアが加わった後は淳平以外は無理に脱がせなくなっている。
行く先々でエルフを脱がせるのだが、時には困っている人を助けたりと騒動を起こすだけの存在ではなくなっている。
なお、日本人三人の名前は、しりとりになっていることが作者から明かされている。
- 龍造寺 淳平
CV:関智一(アニメ)/辻谷耕史(ラジオドラマ)
年齢19歳、血液型はB型、乙女座。
大のカレー好きにして、空手の達人。愛すべきバカ。
日本では大学受験に失敗して格闘家を目指す無職だが、頭が弱い分、格闘センスは抜群で高校時代は色々と伝説を作っている。
その格闘センスはファンタジー世界でも発揮され、余計なことをしない限りは基本は負けなしで、明らかに人間離れした力を発揮している。
エルフ狩りは淳平がカレーを食べる為に奮闘する話である。
送元呪文が散った原因は、セルシアが送元呪文を使おうとした時に余計なことを言ったから。
以来、エルフ狩りでは「エルフは脱がーす!!」(アニメでは「剥ぎ取り御免!!」)と無理やり服をはぎ取って呪文の欠片を確認する実力行使の役回りになっている。
なお、最初は破り捨てていたが、後半でオレノコというエルフでひどい目にあって以来、エルフをはぎ取ることはしても、服を破り捨てないようにしている。
性格は単純馬鹿ではあるが根は優しいために、他の女性(対象となるエルフを含め)にやたらモテる。
だが、本人は鈍感であることと、元々愛理一筋(軽くあしらわれているが)なのとで全く気づかない。
また、馬鹿ではあるものの知識は豊富であり、普通の人が知らないようなことをよく知っている。
- 井上 律子
CV:宮村優子(アニメ)/山崎和佳奈(ラジオドラマ)
年齢17歳、血液型はA型、魚座。
ミリオタの現役女子高生。近代兵器のスペシャリスト*1。
最初は制服のブレザーに現地で購入したマントを装備していたが、ミケの一件以来ブレザーのみになった。
銃や戦車などに詳しい一方で、甘いお菓子や動物が好きという普通の女の子らしい感性を持っている。
また、日本にいた時にサンタに会ったことがあるなど、ファンタジー的な体験をしたこともある。
淳平とは異世界に来る前からの知り合いで、その当時から惚れていた模様。
だが、淳平が他の女の子に惚れられたりする場面では、嫉妬に燃えるという一面を見せている。
近代兵器を使って相手に攻撃をする役回りであり、エルフ狩りではそこまで活躍はしていない。
だが、彼女の優しさに打たれて狩られたエルフも存在する。
- 小宮山 愛理
CV:富沢美智恵(アニメ)/久川綾(ラジオドラマ)
年齢24歳、血液型はAB型、双子座。
アメリカの演劇学校で演劇を学び、ハリウットに進出してデビュー2年目にオスカー女優になった女性。
最初はドレス姿だったが、新作映画の衣装に着替え、剣先がない剣を所持している。
異世界に来る前は2人との面識は無く(淳平が律子に話題に出す程度)、この世界に来てから知り合うことになる。
冷静沈着で洞察力もありとても頭が切れ、エルフを狩るモノたちの実質的なリーダー。そして、結構腹黒い一面も見せる。
エルフ狩りでは、天才的な演技力と変装術をもって相手を騙すことを得意としている。
先述の通り刃は持たないが、その演技力でまるで剣で戦う身のこなしを見せて相手と戦うこともあった。
なお、淳平に惚れられているが、本人がどう思っているかは不明。
- セルシア・マリクレール
CV:三石琴乃(アニメ)/冬馬由美(ラジオドラマ)
カーマガン地方を治めるコモンエルフの長であり、ルファードとの戦闘中に淳平達を召還した張本人。
魔術師としての腕前は超一流だが、大事な所で大ボケをかます癖があり、送元呪文が散ったのもそのせい。
最初はエルフを狩ることを認めず敵対していたが、一刻も早く三人を日本に還した方が被害が少なると考えを改めて協力するようになる。
嫌々の協力だったが、三人と交流を深めていき、かけがえのない友情を育んでいく。
そのため、仲間からは淳平からはケンカ友達、律子からはお姉さん、愛理からは良い友人の様に思われている。
最初に協力する際に変身指輪で犬に変身してしまった事をきっかけに、しょっちゅう動物の姿になる。
作中で変身した姿は順に、犬⇒パンダ⇒猿⇒アホウドリ。
なお、変身した後に呪文の欠片を自分に移植すると、変身が解けなくなるというデメリットがある。
セルシアの自業自得だが、話の都合上、運悪く変身した状態で呪文の欠片を移植してしまうため、大体はそのままになってしまう。
後にルファードに呪文の欠片を奪われてしまったため、セルシアの変身ネタは使われなくなった。
また、ドーン編ではドーン対策として本の中に閉じ込められ、ピョン吉のようになっていたこともある。
- 74式戦車/ミケ
CV:川崎恵理子(ミケ)
淳平達と一緒に召還された自衛隊の戦車。エルフを狩るモノたちの足。燃料について突っ込んだら負け。
旅の途中で限界が来てしまうが、その町には丁度「無生物にランダムに憑依する猫の幽霊」が出没していた。
律子は猫の幽霊を「ミケ」と名付けるが、何だかんだあってミケは限界が来た74式戦車に憑依。
以来、ミケは戦車として動くことになる。
猫の感性を持っているため狼を恐れたり、燃料は猫缶でよかったりと、ファンタジーっぽくなった。
- ピチカート
CV:川上とも子
手のひらサイズのデフォルメされた白熊のような生物で、マスコット的存在。
愛称はピチちゃん、ピチ、ピチ公。なお、ピチカートは種族名。
気に入った相手に尻をこすりつけると言う動物だが、ピチカートの糞が高級な「柔らか巻紙(トイレットペーパー)」を生み出すため、この世界でのトイレットペーパー供給源として扱われている。
なお、ピチカート自体は希少種であり狙われることもあるという。また、亜種として黒いピチカートもいるが、トイレットペーパーも黒くなってしまう。
◇協力者
- アネット
CV:川上とも子
黒髪おさげのエルフ。DX登場時は普通の服装だったが、後にアニメ版の衣装に変更された。
セルシアの部下であり、当時はセルシアと同様に敵対していたが、後に協力者となる。
セルシアが使う召還魔法を使えるが、セルシア程の魔力はないため、新たな異世界人の召還などはされない模様。
また、たまに召喚されたものを、セルシア達に持ってきてくれる。
- ガーベラ
CV:山田栄子
一人目の呪文所持者でダークエルフの族長。
呪文の欠片は胸にあり、見開きいっぱいのおっぱいを出したが、アニメではさすがに問題だったため右眼帯の下に変更されていた。
エルフを狩るモノたちの正々堂々とした戦い方に気に入り、以来協力者となる。
◇敵対者
- ドーン
この世界の生物のモールド(霊体のDNA)を解析して、治療も爆破も思いのままに出来る力を得ようと企んだエルフ。
大量虐殺や部下切捨ても厭わない冷酷非道な悪人で、4巻~5巻にかけて計8話にまたがる長編の敵役を担う、
最期は上半身裸のまま、メテオをくらい死亡。
ちなみに以降は短編続きとなり、彼女の様に真面目に世界征服を企む新たな敵は出なくなった。
- ルファード
淳平達が異世界に来る原因を作った謎のエルフ。
合言葉は留守番のル!!ファイトのファ!!ど根性のド!!ル・ファ・ア・ド!!
世界征服を企み、偶然出会ったセルシアと交戦して、セルシアよりも高い魔術でセルシアを追い詰めた。
その直後にセルシアが使った召還魔法で召喚された淳平たちに完全敗北して、復讐のために体を鍛えていた。
後に復讐宣告をだしエルフを狩るモノたちを呼び寄せ、人質代わりに呪文の欠片を奪ってしまう。
だが、セルシア同様に犬(ブルテリア)に変身した状態だったため、元の姿に戻れずにそのまま敗走。
その後、マヌケな大事件を起こしたせいで指名手配を受けながら、エルフを狩るモノたちを追い続ける。
愛すべきバカであり、愛理からはセルシアと双子の姉妹だと思われるほどよく似ていると言われていたが、果たして……
▽以下、重要なネタバレ
最終回直前、淳平達が日本に帰る際に、事故によってセルシアは時空の歪みに落ちてしまう。
漂着した先は本編が始まる前、まだ淳平たちが召還される前の世界にセルシアが辿りつくが記憶を失っていた。
そんな時……
「私は誰?」
ガサッ!(ポケットに入っていた日記の切れ端発見)
ルファード?ルファード…ルファード…!
「私はルファード様だ!」変身指輪発動。
そう、ルファードなんて人物は存在せず、正体は未来のセルシアだったのである。
つまり、召還したのもセルシアであり、召還されるきっかけを作ったのもセルシアだったのである。歴史的なバカ誕生の瞬間であった。
最終回にセルシアを探している最中にその事実を知った淳平たちは、ルファードに変身呪文を解除させ、元のセルシアの姿に戻した。
記憶を失っているセルシアに対して淳平の怒りの攻撃がさく裂、全裸にされながらようやく記憶を取り戻している。
「エルフ狩り 完了っ!!」
追記・修正はカレー、エルフ、動物が好きな方がお願いします。
「おかわり、もう一杯!」
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▷ コメント欄
- 2が連載されているようです。 -- 閲覧者 (2014-02-20 19:56:45)
- えっ、ちょっと待って。なにこのマンガ面白い!マジかよ2も買ってくるε≡≡( ´Д`) -- 名無しさん (2015-11-13 21:33:30)
- たまにいい話はあるが基本徹底してバカ(誉め言葉)。 -- 名無しさん (2019-05-22 07:20:56)
- 2では主人公の妹が出てくるが男の割合がどんどん少なくなる・・。 -- 名無しさん (2019-05-22 10:12:03)
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