着艦の詳しい説明

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着艦の詳しい説明

空母への着艦について説明します
着艦は非常に難しいですが、やり方をしっかり理解しておけばとても楽しくなります


①:Wマーク:機首の方向を表していますが、機体の進行方向では無いことに注意してください
②:フライパスマーク:機体の進行方向を表しています
③:AOA(迎え角):機首方向とフライパスとの角度で、着艦の場合これが一番重要になります
  着艦時はこの角度が8度になるように操縦することが最重要です
④:1番ワイヤーの位置:ここと空母の手前の端の間くらいにフライパスマークが来るように合わせて降りていきます
  着艦寸前でピッチを上げてフレアをかけます
  この時フライパスマーカーが空母先端位置に行くくらいが理想的です
  2番ワイヤーにフックがかかれば100点満点、大成功です
⑤:α=8:AOA(迎え角)を数値で表示しています
  この表示がない場合は①機首方向と②フライパスマークを見て迎え角を計算してください
  この例では機首の方向が5度の線上、フライパスマーカーが0度の線の下、マイナス3度の位置になっています
⑥:光学着艦装置(通称ボールとかミートボール):着艦に際しての高度を表します
  真ん中のボールが左右と重なるところが最適高度を表します
  実物はこんなに小さく見えるので、機種によって⑦が表示されますので、こちらを確認します
⑦:機種によって光学着艦装置の表示をHUDに表示します
⑧:速度:着艦するときの速度は機体の重量(搭載している爆弾や兵器、燃料の量)によって変化します
  機体が重いと速度は速くなる
  機体が軽いと速度は遅くなる
  機体が重くなると速度が速くなり、かつ重いので、ワイヤーが切れるなど着艦が難しくなります
  爆弾や燃料満載の場合は廃棄(jettison)してから着艦する場合が多いです
  VTOL VR でも燃料や爆弾など Jettison ボタンで廃棄できるようになっていますので使ってみてください


理想の着艦(着陸)体勢
グライドスロープ:3度
機首上げ角:5度
迎え角(AOA):8度
tanθ = 高度 / 距離 = 0.0524( θ = 3° )
高度1000mなら距離は = 1000 / 0.0524 = 19084m
高度 1000m = 3281フィート、距離 19084m = 10.3 nm(海里)

高度:1500フィート  距離:4.7nm(海里)
高度:2000フィート  距離:6.3nm(海里)
高度:3000フィート  距離:9.4nm(海里)
高度:4000フィート  距離:12.6nm(海里)
高度:5000フィート  距離:15.7nm(海里)
高度:6000フィート  距離:18.8nm(海里)

着艦(着陸)練習としては、遠いところから理想体勢を作る練習をして、だんだんと短くして行けばコツが掴めると思います。高度を一定にして着陸地点に近づき、距離が合ったところで着陸態勢に合わせていく感じです。速度はその時の機体の重さ(武器や燃料量)、風向き、風速によって変化するので一定ではありません。速度を調節しながら理想の体勢を維持できるように練習してみてください。空母への着艦の場合、海面から空母の甲板までの高さ「78フィート」有ることに注意。



重要事項
通常の飛行では、
  速度の変更:スロットル操作
  高度の変更:ピッチの上下
で行いますが、着艦のときはこれが逆になることに注意して練習してください
着艦のとき
  速度の変更:ピッチの上下
  高度の変更:スロットル操作

これができるようになると更に楽しくなります
滑走路への着陸も同じ要領でOKです




おまけ
実際の光学着艦装置(ボール、ミートボール)はこんなのです