ハイパーの使い分けについて
トリッキングにおいて用いられる「ハイパー」という用語について似た概念等について整理を行いました。
ハイパー[インバートトリックで使用する際](hyper)
インバートトリック(フリップやツイスト)のランディングスタンスとして使用される。
DOM(進行方向角度を0°とした場合)に対して270°から360°位置、インサイドレッグでの着地。
(言い換えるとターゲットに対して正面を向く位置。)
インバートトリックで使用される用語であり、バートキックにおいては適用しない。
ハイパー[バートキックで使用する際](hyper)
バートキック(キック技)のランディングスタンスとして使用される。
両足同時着地、通常の技よりも +180°多くひねる。
基本的にバートキックのみで使われるが、一部例外的にインバートトリックでも使用されることがある。
ハイパースタイル(hyper style)
バートキック(キック技)のランディングスタンスとして使用される。
通常の技よりも +180°多くひねり、蹴っていない方の足で着地する。
端的に言い換えると「通常の蹴りにおける回転過多」とすることができる。
トゥルーハイパー(true hyper)
バートキック(キック技)のランディングスタンスとして使用される。
通常の技よりも +180°多くひねり、蹴ってた方の足で着地する。
基本的に表記・呼称される際は「ハイパー」とされることが多い。
540キックはトルネードキックのトゥルーハイパーの着地となる。技自体にトゥルーハイパーの概念が入っているため、技名表記時、接尾に付与する必要はない。
カタナ(katana)
バートキック(キック技)のランディングスタンスとして使用される。TKTに属する用語。
通常の技よりも +180°多くひねり、バックサイドスタンスにて蹴ってた方の足で着地、または両足同時着地する。
この用語はTKTの用語であるため、技名での使用規則に特殊性がある。(MSTとTKT参照)そのため、運動の概念や説明を行う際に使用するなど、使用場面については一部限定的となる。
540キックはC360のカタナの着地となるが、TKTではC360-カタナと表記される。前述のとおり、TKTには独自の使用規則性があるため、誤用を避けたい。
ターボ(turbo)
インバートとバートキック(キック技)両方のランディングスタンスとして使用される。
両足着地を指し、ひねりに関しての限定はない。
多くの場合、キックを伴う片足着地技に対して、ランディングの変更として使用されるが、定義上、キックを要件としない。
tricktheoryの2018年頃の記述で、「最近よく使われ出した用語」との説明が追加された経過から考えるに、既存概念ではあったものの、その明確さから使用者が増えたと考えられる。
その他
なお、技実施時においては、「+180°多くひねる」という要素のについて厳密さは求めらないことが多い。
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