シンギュラー(singular)
シンギュラーとは、技の着地から次の技の踏切まで片足で行うトランジションです。
スイングスルー、ラップスルー、ラピッド、キャリースルー、バウンドの5類型があります。(要確認)
なお、スイングスルーはバックスイング、フロントスイング、マスタースイング、インサイドスイング(ロータススイング)の4種類で構成されます。
スイングスルー[s/t](swingthrogh)
スイングスルーは片足着地時にその足をベースレッグとして、もう一方の足を振り子のように振ることで回転力・上昇力を発生させるトランジションです。空中脚のスイング動作は始点からベースレッグを経過して任意の終点まで停滞無く振り切る動作となります。省略して「スイング」と表記・呼称されることもあります。
スイングスルーはバックスイング、フロントスイング、マスタースイング、インサイドスイング(ロータススイング)の4種類で構成されます。(参考:スイングスルーの4類型)
ラップスルーについては、スイングスルーの性質に該当する概念となりますが、より狭義にその概念を指す概念となるため、該当のトランジションを示す場合は、ラップスルーの語を優先します。
なお、バートキックにおける「スイング/スイング踏切」は異なる概念を指す語であるため、混同を避けなければなりません。また、スイングスルーはあくまで技と技を繋ぐトランジションとしての語であり、包括的な踏切概念を指す「スイング/スイング踏切」とは区別されます。
ラップスルー[w/t](wrapthrogh)
ラップスルーは、片足着地時にその足をベースレッグとして、もう一方の足をベースレッグに巻き付ける運動を行い、回転力・上昇力を発生させて跳躍に移行するトランジションです。省略して「ラップ」と表記・呼称されることもあります。
ミスレッグ[m/l?mlg?](missleg)
ミスレッグは簡易的に片足のポップとして理解されます。厳密には、片足着地時、着地の下降運動により、もう一方の地面に着いていない足=空中脚(in air leg)が地面に向かって下降して行く際、空中脚が地面にが近い局面で地面に着かずに、着地した足のみで片足踏切を行うトランジションです。
端的に、片足が地面を見失う=missingという表現が可能です。
スイングなどの運動を伴わないミスレッグ表現のため、スイング運動を切り返す形で行われることも多いですが、成立要件としては切り返し運動を必須としていません。
ラピッド[rpd](rapid)
ラピッドは片足着地から瞬間的に片足踏切を行うトランジションです。瞬間的に行う点において、特殊性があり片足着地時に即座に片足踏切に移行します。着地時に一度衝撃を吸収するような動作を含む際は、ミスレッグ(missleg)として区別されます。片足のパンチと考えることができます。
キャリースルー[c/t](carrythrough)
キャリースルーは、スイングスルーの概念にピボット/アジャストメントステップおよび、それによるスタンス変更が加わるトランジションです。スイング動作は、始点からベースレッグを経過して任意の終点まで停滞無く振り切る動作となりますが、キャリースルーはその経過の中で、ピボット=小さな足の移動による方向転換を加えて、バックサイドからフロントサイド、もしくはフロントサイドからバックサイドへのスタンス変更を行います。スイング動作とピボットが同時に行われることになりますが、スイング動作は停滞無く連続する必要があります。
フロントスイングとの誤用される場合がある。
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