Hoist The Sailsアップデートにてチュートリアルが改善された。しかし、以前より分かりやすくなったとはいえ、実際の航海(キャンペーンやミッション)ではさらにやらなくてはならないことがある。
そういったチュートリアルでは触れられない内容や特にマルチ環境にて職業ごとに求められることを記載する。
職業について(シングル)
シングルとはソロキャンペーンのこと。ソロキャンペーンでは船員全員が切り替え可能なプレイアブルであるため、すべての職業を使うことができる。
一人で複数の職業分の仕事を行わなければならないが、一人なのでゆっくりとその職業のタレントなどについて学んでいける。
職業について(マルチ)
マルチにおけるキャンペーン / ミッションでの役割。キャンペーンであれば基本的にサーバーを立てた人にどの職業をやればいいのか聞くのが無難。
マルチでの特定職業のプレイ経験はやらないと増えないので「何でもいい」と言われたなら遠慮せずに好きな職業を選ぶことを推奨する。初心者であることを伝え、教えてもらうのがおすすめ。
職業ごとの上限
マルチ環境では、職業枠に上限が設定されている。すでに枠が埋まっている職業に新たに就こうとすると第二第三に選択した職業か枠が空いている職業に就くことになる。
mod導入に抵抗がなければ、[No Role Balance]というmodを入れることで職業枠の上限を撤廃することができる。
キャプテン 1名
セキュリティー 2名
メディック 2名
エンジニア 上限なし
メカニック 上限なし
アシスタント 上限なし
難易度 ★★★★★ キャプテン
船長の主な仕事はシングル時と変わらず操舵が主となる。加えて、マルチでは船のリーダーとしてある程度船の方向性(戦闘頻度、マップの進め方など)を他のプレイヤーに示していかなければならず、必然的にVC(ボイスチャット)を使用することになる。
舵スキルの差からキャプテンが死亡するとまともに船を動かすことが困難になるため、リスクのある船外活動を他人に任せる忍耐力も要求される。
行動優先度
操舵 / ソナー監視 > タレット操作 > 船内戦闘 = 修理
・操舵 / ソナー
できるだけ素早く、地形に潜水艦をぶつけないように次のステーション又は海域に移動することが求められる。
また、マルチにおいてはソナーを監視しつつ敵がいる方向を「クロックポジション」で伝え、味方のタレットが敵を撃てるように潜水艦の位置調整、引きうちできるような操舵が必要となってくる。
※「クロックポジション」とは自分(対象者)を時計の中心に置き替え、12時が正面、3時が右、6時が後ろ、9時が左という方向を示す方法。このゲームにおいては画面の「上が12時 / 右が3時 / 下が6時 / 左が9時」となる。指示する、指示される側両方が理解していないと即座に反応できないため、最初は「上!」「右下!」などの指示でも可。
・ステータスモニター
敵に攻撃されたり、地形にぶつかった際に浸水した場合には、その浸水箇所を速やかに船員に伝えること。
エンジニアやメカニックが浸水音を聞き修理してくれればよいが、中程度以上の船だと気づかないこともあるため、正確に浸水位置を報告しよう。
・資材管理 / 金銭管理 (キャンペーン)
メカニックなどに資源管理を任せていれば資源の量などをすべて覚えている必要はないが、「○○が足りない」「○○が多い」レベルの把握はしておくべき。メカニックが資源管理をできないのであれば、残念ながら船長自ら管理する必要がある。
キャンペーン後半は様々な面で難易度が高くなるため、金銭に関しては「ミッション報酬を船員に分配するのか」「物資購入を誰に任せるのか」「どのミッションを受けて、どの程度稼ぎ、どれくらい消費するか」を考える必要がある。
資金管理はホストまたは権限付与されたプレイヤーなら誰でも可能になりキャプテンの仕事ではなくなった。
資材管理に関しては船を動かしていいだけの準備が整っているかの目視点検を停泊中にできるだけの余裕はあるため、全くしなくてもいいわけではない。
・雑務
人数にもよるが、自分やbotを含めてクルーが2~4程度であれば、修理やタレットの操作なども適宜行っていくと良い。
全体のクルーが5人以上ほどいるなら、ある程度船長の役割に集中することができる。
・船内戦闘
セキュリティーに次いで兵器スキルが高く、ピストル関連のタレントがあるため火力自体はある、が、操舵不能でもない限り交戦中にキャプテンが操舵装置やタレットを離れること自体が問題でしかない。また、Barotraumaはフレンドリーファイアで味方に射線をブロックされやすい仕様上、既に戦闘しているメカニックやメディックの援護もほぼできない。
難易度 ★★★★☆ セキュリティー
タレット操作や船外 / 船内戦闘を”最優先”に行い、味方の被害を減らすことが求められる。
船長や医者に次いでその場の判断能力が求められる職業。戦闘職である以上、船外 / 船内戦闘に真っ先に参加する職であるため、戦闘や船外活動に関する知識、プレイヤースキルがないと武器や防具をロストする結果になる。
また、医者に次いで二番目に医療スキルが高く、医者がいない場合や緊急時は医者の代わりとして治療も行わなければならない。
行動優先度
船内戦闘 > 治療(緊急時) > タレット操作 > 修理 = 船外戦闘
・タレット操作
警備員の仕事の大半はこのタレット操作。警備員は武器スキルの初期値が全職業で一番高いため、タレットの射撃精度が高まり、操作がスムーズに行える。
修理はすべて他の職業に任せ、船長から敵の方角を伝えられた際にすぐにタレットに配置できるよう、潜望鏡(タレット)の近くにいること。最低でも修理はその両隣程度にとどめておくことを推奨する。
また、タレットの装弾は基本的に切れたら自分で行うが、緊急時(常に射撃していないといけない)ときは他のプレイヤーに装弾を頼むとよい。
・船外活動 / 戦闘
遺跡探索 / 沈没船探索 / 洞窟探索等を行う際に敵の排除、味方の護衛として船外活動を行う。警備員が複数いるのであれば、「船外活動を任して、自分はタレットで援護」といった行動がとれるが、基本的には船外活動するものだと思っておいた方がよい。詳しくは船外活動ガイドへ
・船内戦闘
タレットでの迎撃が追い付かず、クローラーやマドラプター、ハスクが船内に侵入した際に対処する。できるだけ攻撃を受けずに対処することが求められるが、重要なのは素早く倒すこと。船内の敵に時間を費やせば費やすほど船外の敵に攻撃され、船がボロボロになる。
おすすめ武器はハープーンガン。ある程度ダメージがあり、船内であれば弾も再利用できる。
・治療
医療品は医者優先で持っておくべきなので必ず持っておく必要はないが、生理食塩水 / モルヒネ / 包帯は最低限持っておくこと。それ以外については任意だが船外活動時に医者がついてきているのであれば、任せるのもあり。
難易度 ★★★★☆ メディック
このゲームのダメージについての知識や治療の知識が必須。医療スキルの初期値が全職業で一番高いため、有事の際には治療を行う必要がある。それ以外にも船外活動や修理、運搬など幅広く行わなければならない。
経験と知識の両方がないと成り立たない職業。
行動優先度
治療 > 船外活動 > 医療品作成 > 修理 = タレット操作 = 運搬
・治療
これができないと医者としては失格。治療自体はNPC相手でもできるのでシングルプレイで練習しておくとよい。
ダウンしている味方をHキーで調べ、なぜダウンしているのかを判断、すぐに処置を行う必要がある。MODが入っていないバニラ環境では「窒息」「出血」が原因でダウン状態になっている場合が多い。対処できるようにしておこう。
・船外活動
警備員とは違い、積極的に戦闘を行う必要はない。警備員などが負傷した際にすぐに治療できるよう準備をしておき、探索や資源回収を行う。
サラミス船に行く際には、警備員などの戦闘組が高確率で麻痺毒を食らうので抗麻痺薬を用意しておき、麻痺毒にかかっているかを見るためにヘルスHUDを装備しておくこと。沈没船などにいく際は抗寄生虫剤か広域抗生物質を持っていくこと。
キャンペーンではメディックのみクリーチャーの死体から追加ドロップを得られるタレントがあるため、死体漁りもメディックの仕事になる。
詳しくは船外活動ガイドへ
・平時
ステーション寄港中や戦闘外の時間でもやるべきことはいくつかある。まず、医者はその高い医療スキルを活用し、医療品を生産する必要がある。船外 / 船内戦闘が数回発生しても尽きない程度に在庫を用意しておくとよい。
医療品の生産には時間がかかるため、その間は修理要因としてドライバーとレンチで船内設備を修理しよう。
・戦闘時
船外に敵がいる場合、タレット操作を優先すること。すでに潜望鏡が埋まっている場合は修理やローダーへの装弾を行うとよい。
難易度 ★★★☆☆ メカニック
全職業中、機械工学スキルが一番高く、エンジニアに次いで2番目に電子工学スキルが高い。そのため、溶接工具の溶接速度が速く、浸水箇所に対して最初に対処することが求められる。タレントに資材系スキルが多いことから資材管理やアイテム作成を主に行うことがある。そのつながりで船全体の資源管理を行う場合もある。最初は修理担当のみで、慣れてきたら資源管理にも手を出してみるとよい。整理を求められる場合があるため難易度は★★★になっているが、修理だけを行うのであれば、エンジニアと同様に★★程度。
行動優先度
修理(浸水・設備)> (船外活動(鉱石掘り))> ビーコン修理 > ローダーへの装弾 > 資源整理・アイテム作成
・修理(浸水)
船長から指示された箇所の浸水を溶接工具で修理する。指示がない場合は自分から浸水箇所を聞くか、ステータスモニターを見に行くこと。一度に大量の浸水があった際はすぐにダイビングスーツを着て、外壁を優先的に修理していくとよい。
慣れてくると、キャプテンと警備員の報告から破損箇所を予測したり、ダイビングスーツなしでも高圧エリアを修理しきることができる。
・修理(設備)
修理に徹するのであればドライバーとレンチを持ち、配電盤などの電子機器 / エンジンなどの機械を修理する。「エンジニアだから電子機器のみ」といった制限はないので耐久が減っている設備を修理すること。
資源管理を行っている場合は設備のメンテナンスまで手が回らないため、他のメカニックやエンジニアに修理を任せよう。
・平時
資源管理担当であれば、ステーションで購入した物品などを運搬し、資源整理、アイテム作成を行う。
手が空いたら上記の手順で設備のメンテナンスを行う。
・戦闘時
敵の攻撃による浸水を直すことを最優先に行動する。手が空いたらローダーへの装弾を行う。
・ビーコン修理
外壁修理やビーコン内設備の修理などを行う必要があるため、メカニックやエンジニアが船外に修理のため行くことが多い。詳しくはビーコンガイドへ
・船外活動(鉱石掘り)
キャンペーンではメカニックのみ鉱石に対するダメージボーナスがあるため取得したメカニックがいると短時間で済む。
難易度 ★★☆☆☆ エンジニア
電気系統のスペシャリスト。メカニックとやることは似通っているが故障が多い配電盤などの電子機器に強い。メカニックと比べ、エンジニアリング(工作室)に長くいるメリットが少ないため、修理担当になりがち。
チュートリアルでは原子炉や配線を習うがこれらの取り扱いに関するタレントがないため燃料棒のチェックをする程度の仕事しかしない場合がほとんど。
外出時に有利なタレントが最も少なく、潜水艦から出る理由がないジョブになっている。
メカニックにも言えることだが修理のみだとこのゲームを100%楽しめないので、修理以外が求められる職業にもチャレンジしてみよう。
行動優先度
修理(浸水・設備)> ビーコン修理 > ローダーへの装弾 > アイテム作成
・修理(浸水)
メカニックと同様、船長から指示された箇所の浸水を溶接工具で修理する。指示がない場合は自分から浸水箇所を聞くか、ステータスモニターを見に行くこと。一度に大量の浸水があった際はすぐにダイビングスーツを着て、外壁を優先的に修理していくとよい。
・修理(設備)
修理担当であることが多いのでドライバーとレンチを持ち、配電盤などの電子機器 / エンジンなどの機械を修理する。「エンジニアだから電子機器のみ」といった制限はないので耐久が減っている設備を修理すること。
・平時
エンジニアのみ作成可能なアイテム(枯渇燃料など)がいくつかある。作成量はメカニックよりも少ないので、ステーション寄港中などに作っておくこと。手が空いたら上記の手順で設備のメンテナンスを行う。
・戦闘時
敵の攻撃による浸水を直すことを最優先に行動する。手が空いたらローダーへの装弾を行う。
・ビーコン修理
外壁修理やビーコン内設備の修理などを行う必要があるため、メカニックやエンジニアが船外に修理のため行くことが多い。詳しくはビーコンガイドへ
難易度 ★★★★☆ アシスタント
他の職業に比べ、特定のスキルに秀でているわけでない。が、劣っている部分もなく、やろうと思えばほぼすべての職業の役割を部分的ながら担うことができる。タレントによっては味方にバフを付与することもできる。
悪く言えば器用貧乏であり、適宜、現在の状況に応じた必要な動きをしなければならないので全職業の経験がある人でないとうまく立ち回れない。そのため難易度は★★★★となっている。
行動優先度
修理(浸水・設備・ビーコン)= バフ = 戦闘 = 雑用(ローダーへの装弾)
・バフ
ピエロ系統(右側ツリー)タレントを取得し、ラッパを使うと周囲の味方の回復、設備の修理などを行うことができる。戦闘中や修理中にラッパを鳴らしていこう。
中央の研修生系統は控えめながら生きているだけでバフでこちらも強力。対象ジョブの作成品質+1なしには最高品質の拳銃や酸素タンク、溶接タンクを作成できない。
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