原子炉爆発させちゃう、うっかりエンジニアの為のガイド。
原子炉について
原子炉とは、ウランの核分裂によって発生した熱を使って水を沸騰させ、生み出した水蒸気でタービンを回すことでエネルギーを生み出す発電方法にこと。
火力発電は石油や石炭、天然ガスをボイラーで燃やして水を沸騰させるが、原子炉はウランの核分裂により発生した熱を利用して水を沸騰させる。つまり、大雑把に言えば火力発電との違いは燃料だけ。
原子炉の基本操作
オート機能は、ゆっくりと調整される為、急激な必要電力の増加、減少には対応できない場合が多い。
基本的な流れは、
1. 燃料棒を入れる
2. 原子炉の出力を上げる
3. タービン出力を緑のエリア (適正範囲) に合わせる
4. 右下のメーターが適正に収まるように調整する ※下記の表を参照
基本的に上のバー(核分裂率)はキーボード(AとD)、
下のバー(タービン出力)はマウスで操作することになる。
原子炉の各メーターに影響する要素
要素 | 影響を受けるメーター | 影響 |
---|---|---|
核分裂率 (原子炉出力) を右に動かす |
温度 (右下) | 温度の値が高くなる |
核分裂率 (上部左側) | 針が核分裂率の操作で右に動く | |
核分裂率 (原子炉出力) を左に動かす |
温度(右下) | 温度の値が低くなる |
核分裂率(上部左側) | 針が核分裂率の操作で左に動く | |
タービン出力を右に動かす | 温度 (右下) | 温度の値が低くなる |
タービン出力 (上部右側) | 針がタービン出力の操作で右に動く | |
タービン出力を左に動かす | 温度 (右下) | 温度の値が高くなる |
タービン出力 (上部右側) | 針がタービン出力の操作で右に動く | |
消費電力の増加 (船の加速含む) | タービン出力 (上部右側) | メーターの緑色 (適正範囲) が右側に動く |
消費電力の減少 (船の減速含む) | タービン出力 (上部右側) | メーターの緑色 (適正範囲)が左側に動く |
燃料棒を増やす | 核分裂率 (上部左側) |
メーターの緑色 (適正範囲) が右側に広がる ※燃料消費、最大発電量、温度が増加 |
燃料棒を減らす | 核分裂率 (上部左側) |
メーターの緑色 (適正範囲) が狭くなり、左側に寄る ※燃料消費、最大発電量、温度が減少 |
原子炉操作のコツ
(1) 発電量を減らす時は、核分裂率から先に下げる。ただし、タービン調整が遅いと配電盤が故障する。
(2) 発電量を増やす時は、タービン出力から先に上げる
(3) 停電は、被害が一時的なので「停電してもいいや」の気構えで出力低めに調整する。
(4) 衝突、敵襲などで操作できない状況が予想できる時は、自動モードにすべし。
マルチプレイ原子炉操作担当の心得
(1) 潜水服、予備の酸素ボンベ、予備のバッテリーを1個原子炉室に用意する。潜水服は床、ボンベ等はロッカー。
(2) 一番消費電力が変動するのは、船の動力、発火するのは減速時。減速する時は、連絡するよう船長にお願いすべし。
(3) 手元に予備の燃料棒を常に1本持つようにすべし。燃料棒の寿命が来た時、すぐに交換できる。
(4) 製造設備や武装の消費電力変動は大きくないので、振れ幅を予想すべし。泣き言をメカニックやドクターに言わない。
(5) 船長の報告をよく聞き、自分が操作できない状況になると予想したら自動モードにすべし。
(6) 自動モードの調整は遅い為、減速時はメルトダウンの恐れあり。手動で下げるべし。
(7) クルーがロシア人で何しゃべってるかわからない?イキロ
原子炉調整の失敗による影響 (事故)
原子炉の調整に失敗すると電力不足、配電盤のショート、原子炉の出火 (放置するとメルトダウンで爆発) が起こる。
原子炉の出力が高い事故の方が致命的なので、基本は電力不足気味に調整するのが良い。
また、キャプテンは船を加速、減速させる時に原子炉担当のエンジニアに一声かけると安全である。
電力不足
「核分裂熱のエネルギー変換量が足りていない」場合と「熱を発生していない」場合に発生する。
・タービン出力が低い 「熱を変換しきれていない」
核分裂で発生した熱がタービン出力が低いことによって変換しきれていない。→熱を抑えきれず温度が上がる。
タービン出力の針が適正範囲(緑色) より左側にある = 発電量が下がり、温度が上がる。
船内の電力が不足し、排水ポンプ、武装、充電、製造設備、酸素ジェネレータ等が動作しなくなる。
オーバーヒートによるメルトダウンにも注意
・核分裂率が低い 「熱を発生していない」
核分裂の熱をエネルギーに変換するため、その熱が発生していないと発電しない。
核分裂率の針が適正範囲(緑色) より左側にある = 発電量と温度が下がる。
配電盤のショート
タービン出力の針を適正範囲 (緑色エリア) より左側にを供給した場合、船内の配電盤がショートし機能しなくなる。
この状態では、原子炉は正常なのに負荷メーターが 0 か、極端に低い状態になる。
・タービン出力が高い 「発生した熱を超える変換率のためショート」
タービン出力の針が適正範囲(緑色) より右側にある = 発電量と温度が下がる。
オーバーヒートの出火とメルトダウンによる爆発
核分裂率が高い or タービン出力が極端に低い状態 or 両方だと、温度が上昇する。
この状態が続くと原子炉から出火し、最終的にメルトダウン (爆発事故) が発生する。
「消費電力が減少→慌ててタービンだけ出力を下げる→核分裂率だけ高くなって出火」というパターンが船の急減速、停止時、製造設備の停止時、戦闘終了時に発生しやすい。
そのようなケースでは、落ち着いて核分裂率から下げよう。被害は停電で済む。
・核分裂率が高い 「熱を変換しきれていない」
リアクターの自動化
リアクターは核分裂率(SET.FUSSIONRATE)とタービン出力(SET.TURBINEOUTPUT)をワイアリングによって設定
すれば自動化できる。核分裂率を設定することにより燃料棒を安定して増やすことができ、タービン出力を設定すること
で効率よく燃料を消費することができる。
核分裂率
核分裂率の設定は温度出力と燃料消耗によって設定される。
メモリーコンポーネント(設定5000)よりサブトラクトコンポーネントで温度出力を引いたものを、燃料消耗をメモリーコンポーネント(25)のよってデバイドコンポーネントにより割ったものをデバイドコンポーネントで割った値を設定する。
タービン出力
LOAD_VALUE_OUTにより設定される。
LOAD_VALUE_OUTをXで割った値を設定する。Xとはリアクターの最大出力を100で割った値である。
デフォルトの船の最大出力
Azimuth:10000
Berilia:6500
Dugong:2700
Humpback:2800
Kastrull:10000
Orca:3500
R-29:5200
Remora:5000
Typhon:5000
Typhon 2:5000
コスパ重視の配線
資源もお金もないけど原子炉自動化したい金欠船長向け
最大出力関係なくどの原子炉にも使える
準備する物
・大なりコンポーネント(Greater Component) × 1
・正規表現コンポーネント(RegEx Component) × 1
・配線 × 5
コンポーネント側の設定
・大なりコンポーネント
出力:100
偽出力:0
・正規表現コンポーネント
出力:100
偽出力:0
式:^[1-4]?.?.?.$
配線
原子炉のtemperature out → 正規表現コンポーネント signal in
正規表現コンポーネントの signal out → 原子炉のset fission rate
原子炉のpower value out → 大なりコンポーネント signal in 2
原子炉のload value out → 大なりコンポーネント signal in 1
大なりコンポーネントのsignal out → 原子炉のset turbine out put
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コメント
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現在はset turbine out putになっています。
set turbine rate ってどこの部分なんでしょうか?
最新版の原子炉画像に取り換え + 加筆 修正しました。まずいようであれば戻してください。
また、さらなる加筆や内容の修正もできればお願いします。
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