登録日:2012/10/14(日) 01:42:14
更新日:2023/08/07 Mon 15:53:17NEW!
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srw スーパーロボット大戦 スパロボ 魔装機神 トラウマ ゼツ バゴニア 暴走の産物 某ルートではスルー 魔装機 ガッツォー
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魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALに登場するバゴニア連邦共和国所属の魔装機。
動力:フルカネルリ式永久機関
装甲材質:オリハルコニウム
開発者:ゼツ・ラアス・ブラギオ
マッドサイエンティスト、ゼツ・ラアス・ブラギオがその人生において最後に開発した魔装機。
大地系高位の守護精霊と契約しており、分身Lv7、再攻撃Lv8、切り払いに付け加えて、異常なまでの気配察知能力を有する。
背後や横から攻撃しようとして、ガッツォーに気配察知で振り向かれる度にリセットを繰り返すのは誰もが通る道。
また所有武器のウルティウムバスターは射程6な上に移動後も使用可能というとんでも武器である。
移動後にも使用可能な武器で射程6は敵キャラではガッツォーのみ。
SFC版では普通の射撃武装だったが、DS版では設定資料の装備を汲みしたのか、ビット状兵装を相手の周りに集めて魔法陣で拘束、それを滅多切りにする技になった。
しかも最後はゼツのカットインである
更にプレイヤー側のレベルが上がった状態で戦うと、パイロットのゼツが精神コマンドで報復を使用してくる為、手に負えない強さになる。
(報復の効果は、自分が受けたダメージを敵全員に与えるというもの)
ちなみに精神コマンドには無駄に報復が3つある。
そして勿論、ボスの定番特殊能力であるHP回復30%も完備。イスマイル、バイラヴァ同様に地の魔装機であるからか。
穴と言えばMAP兵器を所有していない事と、地上適性しか持たない(というか、この作品地上しかないが)ことくらいで殆ど隙がない。
魔装機神シリーズどころか、スパロボシリーズ史上でもトップレベルに強力なボスなのは間違いない。
しかし、地は風に弱いという相性がある為にサイバスターで落とし易い。
だが、上にもある通り後ろに立つ度ピコピコするので油断は禁物である。
しかしこの強さには秘密がある。
パイロットのゼツは60歳を越える高齢であり、おまけに本職は錬金学士。パイロットとしての技能は殆ど持ち合わせていない。
では、何故これほどまでに優れた能力を発揮出来るのか?
それにはゼツの異常性が起因している。
ゼツは30年前はラングラン王国に所属していた錬金学士だったが、自分勝手かつ独善的で野心の強い人間であり、錬金学のルールを無視して非人道的な兵器を次々と開発し、ラングラン王国を追われた過去を持つ。
どう見ても自業自得なのだが、ゼツは自分が追放されたのは周りが自分の頭脳を妬んだからだと逆恨みし、復讐の為にバゴニア連邦共和国に転がり込んだ。
斯くしてゼツは、バゴニア連邦共和国とラングラン王国の対立を煽って戦争にまで発展させる事には成功したが、剣聖とうたわれた武道の達人であり、バゴニアの英雄的な存在の穏健派、シュメル・ヒュールが邪魔となった。
この頃になると復讐心をこじらせて更に狂気に陥っていたゼツは凶行に走る。
なんとシュメルを拉致して殺害した上に、遺体を解剖して脳髄を取り出し、ガッツォーに組み込むという行動に出たのである。
ゼツがパイロットとしての技能を殆ど持たず高齢なのに、ガッツォーが凄まじい動きをしたり敵の気配を異常なまでに察知する理由は、この組み込まれたシュメルの脳髄にある。
ちなみにゲームシステム上ではゼツのレベルが50になると一気に特殊技能を習得する仕様になっている。
ただし、気配察知については最初から所有している上にレベル50以前から技能レベルが上昇しているのでこれだけはゼツ個人の能力ではないかとも言われている。
しかし、自国の英雄を殺害するという行動に流石についていけなくなったバゴニア連邦共和国はゼツを追放処分し、二度までもプライドを踏みにじられた(自業自得だが)ゼツは精神崩壊を起こし、
最後はその狂気の結晶たるガッツォーと共に生涯に幕を閉じた。
「ひょ?ひょひょひょひょ…何じゃ、これは…赤い…赤いものが、わしの腹から出ておる…」
「ふむ、何じゃろうなあ?ひゃふふふふ…げふっ…ひょひょひょ…ひょ…」
それが自分から流れる血である事も彼には理解できなかったようだ。
PSP版では戦闘時にボイスが付いている為、彼の壊れっぷりを見てみたい方はチェックしてみましょう。
また、ゼツと決着をつけるシナリオは、それまで偽りの憎悪に囚われていたある男が己の罪を清算する物語であり、愛する者を奪われたある少女が魔装機操者としてではなく一人の復讐者としてゼツを討つ物語である。
精神崩壊したゼツが猛威を振るう「ガッツォーの脅威」を避けるには「復讐は誰のために」もしくは「ファング絶叫」を通ればいいが、前者を通るとガッツォーが登場しない。通称シュメル生存ルート。後者は追放される前に決着を着けるので割と普通である。
続編のROEでは登場しないが、この出来事はマサキ達に深く刻まれている。
そして、POJにおいて量産化されてしまった。その名もガッツォー+。
武装に差はないが、操者を蔑ろにしたシステムを積んでいる。
更にあるルートのラスボスとしてガッツォーΣが登場している。
追記・修正は気配を察知してお願いします。
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- コイツ結構カッコいいから妖刀、魔剣の類いだって使いこなしてみせる系の凄腕キャラが使うの期待してたからⅢは残念だったわ、Ⅳで剣聖の甥っ子辺りがデュラクシールと共に並び立ってほしいな自軍で -- 名無しさん (2013-09-27 05:36:25)
- ↑そうなるとOGでいうところのジガンシリーズと同じ葛藤を背負うのは必至だろうな。ガワだけであろうと、力は使う者の意志次第といえども、曰く付きの機体というものは永く陰を引くものだ -- 名無しさん (2013-09-27 05:45:01)
- 1だけでも酷い業を持ってるのに3で更に業を負った機体だし、デュラクシールにおけるセニアのように引き取り手もない。ガッツォーを選ぶに値する理由は特許フリーなとこぐらいだから自軍使用はまず無いと思うけどな。 -- 名無しさん (2013-12-09 10:32:31)
- エグ過ぎる設定だから自軍で使うにはマズイと思うぞ・・・ -- 名無しさん (2013-12-24 14:19:21)
- 一応似たネタのFMでは次作で使えたが、こっちは・・・ -- 名無しさん (2014-03-24 10:24:41)
- 魔装機神版のダンガイオーUr -- 名無しさん (2014-09-26 02:59:00)
- ↑一応Urの方が後出ですがねw 更にあっちはパイロットいらずで生身の人間には耐えられない威力の武器やら使い放題。 その点まだ操者が必要な分ガッツオーのがいくらかマシか? -- 名無しさん (2014-09-26 04:07:35)
- サイコ・ザク<グレイズアイン<ガッツォー -- 名無しさん (2016-03-20 19:46:21)
- 当時この設定は衝撃だった。カレンデバイスと並ぶトラウマ。 -- 名無しさん (2016-07-15 16:38:47)
- もし自軍で使ってたら反魔装機神世論には大いに利用されただろうな…むしろ2-3ではいちゃもんレベルで疎まれてたから そう言う動機で使えばよかったのに -- 名無しさん (2017-10-18 13:24:02)
- のちのガンダムヴィダールも実質的にガッツォーに近いにシステムを搭載してたな -- 名無しさん (2017-10-18 13:59:14)
- 後継機のガッツォー+も運転手を廃人かつ使い捨てのカートリッジ同然にするわ、Σに至っては精霊すらも消耗パーツにするという初代と同類の危ないもんがくっついてる -- 名無しさん (2020-02-11 15:23:28)
- シュメルを解剖して脳髄ロボットに埋め込んだってのもアレだがその後の「死体?いらんから豚の餌にしてやった」ってのがまたな・・・ -- 名無しさん (2020-03-12 22:17:18)
- ↑4 マサキ達アンティラス隊は絶対に使いたがらないな。イスマイルは生体パーツはないけどバケモノクラスの再生能力だけが脅威で、ヤバいもんを取り除いてマシになった後継機のネーゼリアは使ってるが、ガッツォーシリーズは人間や精霊を部品にしてるから危ないもんを取り除いても受け取り拒否は免れない -- 名無しさん (2021-04-25 00:50:33)
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