闇のイージス

ページ名:闇のイージス

登録日:2011/10/22 Sat 01:03:50
更新日:2023/08/17 Thu 22:57:43NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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「俺がお前の盾になろう」



『闇のイージス』とは、ヤングサンデーで連載された七月鏡一原作・藤原芳秀作画の漫画。
裏社会を生きる最強のボディーガードの活躍を描いたアクション作品で、『闇のイージス』は全26巻、完結編である『暁のイージス』が全6巻。
同コンビの別作品『JESUS』の世界観を共有しており、要所で繋がりをほのめかしている。それに留まらず…。



メインキャラクター以外には変態が多く、いかにもな人種がいかにも変態であったりする。
エロスティックなシーンも『JESUS』に比べると桁違いに増加しており、作中では性的虐待を受けたキャラクターもかなり存在。


また最大の特徴として、とにかく 脱 ぐ 。


相手の注意を引きつけるという真っ当な(?)理由から、特に必要でない場面で何の意味もなく脱いだりする。
そこに男女の区別はない。
しかし、決してヌード漫画ではなくハードボイルド漫画であるので悪しからず。


【あらすじ】

ある路地にひっそりと佇む喫茶店「セイレーン」。
そこは、一度契約を交わすとタブーを犯さない限り100%守り抜くと裏社会で誉れ高い護り屋”イージス”の仲介斡旋所だった。
ストーカー、復讐者、誘拐犯、殺人犯、狂人、警察、殺し屋、テロリスト。
様々な脅威にわなななく依頼者たちが、今日も救いを求めて「セイレーン」を訪れる。
「絶対に殺人は行わない・絶対に殺人には荷担しない」
その条件さえ飲めば、イージスと呼ばれる男は鋼鉄の義手を震わせ、漆黒のロングコートを棚引かせ闇の世界を駆ける。
妻子を奪った宿敵を追い、見果てぬ「暁」を求めて……。


【登場人物】

●楯雁人
本作の主人公で、イージスの楯と呼ばれ名を馳せる超一流の護り屋(ボディガード)。
義手で銃弾を弾いて護衛対象を護り、襲撃者に対しても不殺を旨とし武器を持たず徒手空拳だけで制圧する。戦闘スタイルの基本は中国拳法。
殺人に関わる掟さえ破らなければ、どんな重犯罪者でも護衛対象として100%護衛する。
かつては警視庁SATのエース隊員。
SAT狩りを開始した蝶に果敢に挑むも敗北し、妻子に支えられて再び立ち向かおうと決意するも、卑劣な策略で妻を惨殺された上、息子の身体に取り付けられた爆弾を解除しようとして失敗。
右腕と息子を失い、絶望の果てに伝説の護り屋アイギスに弟子入りしてその後継者となった。
公的な記録では既に死者とされており、日の当たらぬ闇社会で蝶を追い続ける。
息子が死んだトラウマから、炎を見るとファントムペイン(幻肢痛)が発動して行動不能に陥ってしまうのが最大の弱点。
劇中数え切れない女性から好意を寄せられるが、本人は亡き妻一筋を貫く漢。


●アナ・リドル
雁人のパートナーである黒髪の幼女。
人為的に生み出された超天才児で、情報収集からハッキングまで雁人を全面的に支援する。因みに、祖父はイタリアマフィアの大幹部。
喫茶店「セイレーン」における雁人の窓口であり、原則として”イージス”に依頼するには彼女のナゾナゾに正解しなければならず、頭の固い人間では命を諦めるしかない。


●来島ちひろ
無実の罪で破滅させられた母親の怨念を背負って産まれた少女。
復讐を遂げる為に妹ともども殺人インストラクターの暗殺者養成訓練を受けたが、その良心は復讐を望まなかった。
自身の存在に苦悩するが、雁人に弟子入りしてアシスタントへ。
未熟な面も多々あったが、やがて雁人からも認められる一流の護り屋として成長していく。
暗殺者として生きることを望んだ妹とは宿敵となり、幾度となく共闘と交戦を繰り返す。それぞれの師匠のように…。


●甲斐彰一
警察庁公安部に所属する若き警視正。
雁人にとって無二の親友であり義兄(妻の兄)。そして「互いの死を見届ける」誓いを交わした男。
心ならずも雁人を囮にした結果、妹と甥を失い、苦悩に苛まれつつ裏社会で蝶を追う雁人の対として表の世界で蝶を追うことを決意した。


●守渡陽子
南新宿生活安全課に属する女刑事。
荒っぽい性格で強引な違法スレスレの捜査をも行うが、身を挺して市民を銃撃から守る真の正義漢。
当初は雁人を金次第でどんな悪党も護衛する最低の人間だと目の仇にしていたが、彼と関わりその信念に触れる内に徐々に共感を覚えるようになり、良き理解者へ。
雁人からも「最も信頼できる警察官」と評され、彼女の言葉は復讐心で暴走寸前に陥った雁人をも救った。
本作随一の脱衣要員。とてもいい女だが、最終決戦ではもはやアラサー。


●ゼロ
新宿のバー「雁の巣」を根城にするフリーランスの殺し屋。
殺しの際には「灰は灰に」といった聖書から引用した一文を呟く。
脳内に残存した銃弾が神経を圧迫しているせいで痛覚がなく、殺しを行わない雁人にとってはあらゆる意味で天敵。
どんなに負傷しても平然としており、全身を折りたたんでダンボール箱の中にも身を潜められる。


●アスラン・カディロフ
銀色の長髪と赤い瞳を持つ美男子。
毎週木曜日にロシア兵を超絶的な射撃で撃ち抜いていたことから”木曜日の悪魔”と恐れられるチェチェン人の凄腕スナイパー。
眼前で殺された幼なじみの少女の幻影に取り憑かれ復讐鬼と化し、渋谷で無差別殺人という凶行を繰り広げる。
ネーミングの件で読者から質問が来たらしく、原作者によると「某ガンダムとは関係ありません」とのこと。


●ムハンマド・サイード
撃たれても弾丸を筋肉の動きで排出する色々と無茶な肉体を誇り、肉弾戦も得意。


●”天使”
第1部のキーパーソン。
神秘的な雰囲気を漂わせるが、その魔性に魅入られた人間を次々と破滅させていく。
本名や素性、その他一切が不明。


●蝶(バタフライ)
第2部から本格的に動き出した、雁人にとって最大の宿敵。
素質を見出した人間を”何か”へ挑戦するテロリストの道へに導く為、”テロリストメーカー”の異名を持つ。
「完璧な世界を取り戻す」という目的で行動し、高いカリスマ性で自身の軍団を率いて全世界へ宣戦布告を開始する。
その狂気は、まさに怪物というべき男だが……。









以下ネタバレ


●ジーザス
『JESUS』より登場。
かつて伝説的な殺し屋と呼ばれていた男。
ある闇組織を壊滅させた後はカダス共和国で教師をしていたが、ある日学校を旧政権残党が襲撃。
臓器売買目的で誘拐された8人の生徒を奪還すべく、そして自身にとって宿敵である蝶を殺すべく再び来日した。
既に手遅れになっている生徒もおり、その結末に行き着く度に打ちひしがれるが、それでも「俺の学校にくれば地雷原からもゲリラからも守ってやる」という約束を守り抜く為、残された子供たちの行方を追って世界を奔走する。
かなり早い段階で物語に姿を現し、暁のイージス中盤に至ってはほぼ完全に主役の座を乗っ取っている。






私はアナ。アナ・リドル。ようこそ、ティールーム”セイレーン”へ


闇の護り屋”イージスの盾”に御用? なら、早速ですけど、ナゾナゾに答えて


これは、あなたが追記修正する為の儀式



目には見えないけれど目の前にある。


手で触れた時には別のものに変わってしまっていて、決して捕まえられない…



これはなぁに?



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