登録日:2012/02/04 Sat 23:17:24
更新日:2023/08/07 Mon 15:29:04NEW!
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hunter×hunter 献身 涙腺崩壊 ネタバレ項目 天使 女神 遠藤綾 キメラアント編 訛り メルエム 盲目 軍儀 軍☆儀☆王 コムギさんのおかげ コムギ 東ゴルドー共和国
メルエム様
ワダす…今…とっても幸せです
不束者ですが お供させてください
週刊少年ジャンプで絶賛連載中の漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクター。
CV:遠藤綾
概要
出身地である東ゴルトー発祥の盤上遊戯『軍儀(グンギ)』の世界チャンピオンに君臨する盲目*1の少女。
チャンピオンとしては3代目であり、現在5連覇中。
ボサボサ頭に太眉毛、常に鼻水が垂れている*2というお世辞にも美少女とはいえない容姿で訛りのあるしゃべり方をする。
学は無いが、軍儀に関してのみ類まれなる頭脳と記憶力・集中力を発揮する*3。
そしてキメラアント編において、誰も予想も出来なかった完全なる異分子であり
王や護衛軍はおろか、ゴン達も彼女に振り回されてしまったと言える。
※以下ネタバレ含む
キメラアントの王が選別まで暇をつぶすために招かれた。
他にも将棋、チェス、囲碁などのプロも招かれていたが、王は彼らを持ち前の卓越した頭脳で次々と打ち負かしてしまう。
王は他のプロのようにコムギにもすぐに勝てると踏んでいたが、何十局と打っても勝ち目が出てこない。
そればかりか王が新手を考えついてもその手は彼女が10年以上前に考え付いて大流行に至り、そしてコムギ自身の手でトドメを刺して死路(既に検討が成されて勝ち目が無いことが判明しているダメな戦法)になっていた*4...など、王が軍儀打ちとしての著しい成長を見せてもなお隔絶した実力差があったのだった。
王は何とかしてコムギに勝とうと思い、ある賭けをしようと提案した。
それは
「お前が勝てばお前の望みを叶える。自分が勝てばお前の左腕を貰う。」
というムチャクチャな内容だった。
王はこの賭けによってコムギの欲望と恐怖心をかき立てさせ、彼女の判断力を鈍らせようと考えたのだ。
だが、彼女は王の予想もしていなかった返答をする。
「左腕ではなく、私がいつも軍儀で賭けてる物でよいですか?」
彼女がいつも軍儀に賭けていたもの…
それは自らの『命』―
彼女の家は貧しい大家族で、軍儀チャンピオンである自分が家族の稼ぎ頭だった。
だが、家族を養う程の賞金は国内予選を勝ち抜き、世界中の強豪を打ち負かしてチャンピオンにならなければ手には入らない。
もし一度でも負けてしまえば、盲目の自分にはまともに農業もできない。
自分は一家の足手まといになる。
そうなってしまった自らを彼女は『ゴミ』と称した。
家族の為に金を稼げず、足手まといなだけの『ゴミ』…
だから、自分が軍儀で負けたときに失うのは左腕ではなく命。
軍儀で負けたら死ぬといつしか心に決めていた。
しかし、彼女にとって軍儀で負けた自分の命はただのゴミ。
「ゴミを王に渡してしまうのは大変失礼なことだ。」と検討違いなところで迷ってしまう。
だが、そんな彼女を見た王は
「自分は命を賭ける覚悟もないくせに、彼女につまらない提案をしてしまった。」
と自らを恥じ、自分の左腕を千切ってしまう(王の左腕の治療に専念するため一時的にピトーの円は消えた。)。
が、このことがきっかけとなり、二人の距離は近づいていく。
ある日、いつものように軍儀を終え、自室に戻ろうとするコムギを王が呼び止めた。
彼女は名前を尋ねられた。
コムギが自分の名前を告げ、逆に王の名前を問うて来た。
しかし、ここで王は気づいてしまった。
『自分の名前を知らない…。』
『自分の名前は何という?』
それに気づいた王は自分を見失い始め、
『自分は何のために生まれてきたのか?』
と疑問を抱くようになる(この疑問は、後々まで尾を引くことになる)。
日が変わり選別の直前、宮殿内にあるコムギの部屋にカラスが侵入し、彼女を激しくつつきまわる。
しかし、目の見えない彼女には避けることができず、早朝なので迷惑をかけてはいけないとじっと堪えていた。
そこに王がやってきて、カラスを駆除する。
実はこのとき王はコムギを用済み*5と思い、殺そうとしていたのだが、襲われている彼女を見て助けてしまう。
そして傷だらけの彼女の手を握り、大事な客人だから困ったときはすぐに話せと言ってしまう。
ついさっきまで殺そうとしていた人間に対し、真逆の対応をとってしまった自分に王は戸惑う。
しかしそんなことを知らないコムギは、その言葉に号泣する。
軍儀のためだけに生き、家族には『負ければゴミ』と言われ続けた彼女にとって、そんなに優しい言葉をかけてもらったのは生まれて初めてだった…
しかし、そんなコムギに悲劇が訪れる。
王を殺害するためにネテロと共にやって来たゼノの『龍星群(ドラゴンダイブ)』による無差別攻撃の巻き添えを喰らい、腹を貫かれる重傷を負ってしまうのだ。
ピトーの『玩具修理者(ドクターブライス)』により一命を取り留めるが、
キメラアント討伐隊に人質にされ、討伐隊がキメラアントに捕らえられてしまった際の交換材料にされてしまう。
一方でシャウアプフからは貧者の薔薇の衝撃で記憶喪失になり冷酷無比な性格に戻った王が以前の状態に戻るのを良しとせず、記憶復活のトリガーと成りうる彼女を殺すべく命を狙われる事になる。
コムギは両陣営にとってのキーパーソンとして否応にもなく戦いの渦に飲み込まれていく...
そして終戦後、ネテロからメルエムという自らの名を聞き出した王がパームから聞いたコムギの居場所を訪れ、彼女をたたき起こす。
久しぶりにメルエムとの軍儀を楽しむコムギだったが、彼から残酷な真実を告げられる。
メルエムは敵との戦いで受けた毒により、数時間で命が尽きてしまう状態だった。
死ぬ前の時間をコムギと過ごすことを望んだメルエムだが、自分の受けた毒は周りにも伝染してしまうため、彼女に逃げるように促す―
しかし彼女は逃げなかった。
最期の瞬間まで彼のそばに居ることを望んだのだった。
そこでメルエムは悟った。
自分の生まれてきた意味を。
彼女に出逢うこと―
それこそ彼の生まれた理由だったと。
そして彼女もまた...
ワダすは きっと この日のために生まれて来ますた・・・!
彼女は、もう目も見えなくなった彼の手を握りながら最期を看取った*6。
明確な死亡描写は無いが、恐らく彼女も直後に死亡したと思われる。
軍儀を打つ中で王の内面を激しく揺さぶり、彼を変え、護衛軍を変え、最後には物語の結末を誰も予想しなかったものに変えた、
キメラアント編のキーキャラクターと言えよう。
彼女との対戦によって、王はただでさえ高かった読み合いのレベルを更なる次元に引き上げてしまい
ネテロが繰り出す百式観音の無限に等しい攻撃の組み合わせから正解を導き出してしまったので
もしも彼女が存在しなければ、ネテロは王を完封し続けて持久戦で勝利するといったifもあり得たかも知れない。*7
追記・修正は軍儀王になってからお願いすます。
へば。
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▷ コメント欄
- もうほんと大好き -- 名無しさん (2013-10-10 22:35:03)
- 最後は泣いたよ… -- 名無しさん (2013-10-10 23:51:07)
- 声優遠藤綾さんなんだよなぁ。びっくりしたぜ -- 名無しさん (2013-12-03 00:07:14)
- 命を賭けるってのが制約と誓約になってたのかも -- 名無しさん (2013-12-23 09:47:52)
- 来世ではメルエムと幸せにな...!(´;ω;`) -- 名無しさん (2013-12-25 07:17:17)
- 蟻編かなり好きだけどなぁ -- 名無しさん (2013-12-26 23:41:55)
- 王が絆される展開が好きかどうかは置いといていらないキャラ扱いは無いわ -- 名無しさん (2014-01-23 20:54:46)
- 戦闘好きのアンチはドラゴンボール読めばいいんじゃないかな? -- 名無しさん (2014-01-31 10:45:30)
- そもそも化け物や妖怪の類に力では遥かに劣る人間が、知恵や技術をふりしぼって、そいつらを倒すってのは、昔話や伝承にもある事だし・・・ -- 名無しさん (2014-01-31 10:51:39)
- あの真っ暗な中の会話だけの回には正直ビビったが、表現としては佳い。 -- 茶沢山 (2014-04-13 11:32:32)
- ていうか、コイツと軍儀や味xもして戦略眼鍛えなかったら、ネテロに負けてたって話や味ェどうなや味 -- 名無しさん (2014-06-13 19:27:21)
- 私は好きだな、あのラスト。武力とか王の立場とかではなく、一個人メルエムとして「生きた」一瞬、みたいな。バトルもんとして見ると確かに拍子抜けかも知らや味B -- 名無しさん (2014-06-13 20:34:35)
- ただただ涙した -- 名無しさん (2014-07-01 23:20:08)
- 美少女ではないのに、妙にキレイに見える時があると言う、稀有なキャラ。 -- 名無しさん (2014-07-02 09:34:52)
- ↑センリツ、パクノダ、パーム。富樫の女性キャラによくあるパターン -- 名無しさん (2014-07-08 23:01:45)
- ↑センリツも確かに時々可愛い。パームは元がいいけど性格のせいで残念なだけ。パクノダは普通に美人でしょ。 -- 名無しさん (2014-07-13 01:13:06)
- ↑6 文字化けしてて読みづらいが、言いたい事は解ります。・・・可能性として、コムギとの出会いが無かったメルエムは百式観音を見切れなかったでしょうから、延々と攻撃を受け続ける事になったでしょうね。ただ、戦闘不能になる程のダメージを与えるのに、何時間かかる事やら。 -- 名無しさん (2014-09-11 07:49:55)
- あくまで想像だが、メルエムは彼女と出会わなければ、最終決戦に於いてネテロが力尽きるまでダメージを与え続けられた。それで直接の敗北は無かったかも知れないが、そのダメージを抱えた状態で「薔薇」を喰らい、命を繋ぎ止めておく事が出来なかった可能性もある。あの状況下でも紙一重だったし。(まぁ毒によってどちらにしろ最終的には死ぬんだけど。) -- 名無しさん (2015-01-18 00:03:47)
- 圧倒的暴君がぽっと出のキャラによって絆されて弱体化なんてよくある手法なんですがそれは…むしろその展開でアソコまで、なんていうかイイ展開に持っていけるのはやっぱり才能だと思うよ?ゴンさんの後であれだったから余計に -- 名無しさん (2015-03-04 02:11:23)
- 「軍議」のページはもうサルベージ不可能か。アニヲタwiki(オリジナル)にはあったのに。 -- イキーダ (2015-12-31 20:04:25)
- アニメだと中の人が同じなせいでほぼコマさん -- 名無しさん (2016-04-29 08:02:15)
- そういう設定かどうかは知らんが、念能力者だった可能性高いよなこの子 -- 名無しさん (2016-04-29 08:48:36)
- 確か軍儀の念能力があったはずだが、次に打つべき手が一瞬で百通り以上思い付くやらなんやらの -- 名無しさん (2016-05-18 19:59:52)
- ゴンの事が嫌いな訳じゃないけど、治療受けてるコムギに向かって言った言葉はちょっとモヤっとする……いや、同じ立場だったら自分も同じこと言うのかもしんないけどもやっとする。 -- 名無しさん (2016-05-18 20:31:24)
- ↑3 アニメは知らんが原作では明らかに「軍儀に特化した能力者」である描写があるよ。まぁ王との対局中に覚醒したんだが。 -- 名無しさん (2016-05-23 15:14:28)
- コムギは下手に美少女キャラにしなかったのが逆によかったと思う -- (2016-06-20 16:27:28)
- コムギと出会わなかったら観音は見切れなかったのは事実だが、そもそも王はネテロを殺す気が無く詰ませるのが目的だったのと、そもそも護衛軍と分離させる事すら怪しいかもしれん。 -- 名無しさん (2016-06-23 08:11:21)
- 運命の人と出会う事で、強くもなり弱くもなるのが、男ってもんじゃない? -- 名無しさん (2016-09-02 12:11:14)
- あの羽生善治先生ですら、勝率は7割前後。一度も負けたことがないのだとしたら、バケモノすぎる。 -- 名無しさん (2016-09-02 22:14:14)
- 今にして思えば作中で唯一王と対等以上の関係だった人。コムギ自身も王という初めて自分に近いレベルの相手に出会えた事でより強くなれたんだろうな。 -- 名無しさん (2016-09-22 08:27:31)
- 討伐部隊から見れば「なんか王が大事にしてるっぽい。なぜかはよく知らん」で終わったんだよな。後から調べれば軍議の世界チャンピオンってことくらいはわかるんだろうけど -- 名無しさん (2016-10-09 20:34:31)
- 冷静になると稼ぎ頭らしいのに家族置いて死んでええのん?という気もしなくもない(つか下手すると選別にあってる)。まあ自分を知る相手と死ねるなら幸せであるという哲学はわかる -- 名無しさん (2017-08-30 06:08:18)
- 当時は核で終わりかよ、、しょぼいってガッカリしたけど終わってみれば大感動のラストで驚いた。敵が強大すぎて残念な感じになる作品ばかりの中で稀有な例だと思う。 -- 名無しさん (2018-02-22 03:01:20)
- ↑2 死んだらゴミって家族から言われてるんだぞ。全盲の彼女にとって家族は生きるために必要だったけど、肉親の情がそこまで芽生えてたか不明。 -- 名無しさん (2018-06-15 00:59:45)
- サラッと流されてるけど、暴君時代のメルエムとの対局は参考書の入門編みたいな初歩的な打ち方で下してるんだよね。舐めプに対してキレられてもおかしくはない -- 名無しさん (2018-08-02 06:50:07)
- 美少女にしてたら「体売れよ」という真っ当ながらも残酷な意見が絶対出ただろうから明確に不美人にしたのは正解だよね。軍儀で負けたら後が無いことの説得性も増してるし、自分の顔を見て落ち込む事態は盲目設定で避けられてある意味コムギへのフォローになってる -- 名無しさん (2019-05-09 13:58:17)
- ていうかグンギに命をかけている(研鑽する時間を捧げていて)、そのうえ盲目ゆえに自分の身なりを整えるすべも乏しいし金もないんだから、真っ当に考えたらそら美人でないだろう -- 名無しさん (2019-09-26 18:42:03)
- コイツだけは生きてもらいたかった -- 名無しさん (2019-12-26 21:00:54)
- ↑4 亀レスだけどアレは王自身が自分が本気を出させる程の強さじゃないって自覚してるから問題無い。 -- 名無しさん (2020-03-15 12:59:37)
- 最期メルエムに連れ添ったのは、家族への最初で最後の復讐でもあったんだろうか。稼ぎ頭であるコムギに感謝もせず「負けたらゴミ」と罵り続け、その癖自分たちは努力しないでコムギが稼いだ金にあぐらかいて生活してたクソ家族である事は間違いなさそうだし。 -- 名無しさん (2020-09-10 07:56:47)
- 普通だったら家族が協力してくれそうなおしゃれすらさせてもらえてない時点でなあ… -- 名無しさん (2020-12-27 17:59:59)
- 鼻水がなくなって眼あけると普通に可愛いと思う。 -- 名無しさん (2021-04-02 21:01:31)
- ↑19カイトを殺してあんな姿にした奴がなぜか全然知らない人間を必死に治療してたら「なんでカイトは死なせてそいつは!」ってなってもおかしくはないかと…コムギの事情知ってたら色々違っただろうけど -- 名無しさん (2021-04-02 21:03:26)
- 五年前のコメントに返信する人初めて見た -- 名無しさん (2021-05-09 04:30:19)
- コムギがいくら軍儀で稼いでも、コムギ自身の生活水準変わってないって事は、金は一切合切家族に握られてたって事だよなぁ。貧しい生活強いられてたのは彼女一人だけで、他の家族はその賞金で優雅な暮らししてたのが容易に想像出来る。それで都合が悪くなると貧しいフリしてコムギをゴミと罵って…うん。やっぱりクソ家族だわ。 -- 名無しさん (2021-05-09 07:50:34)
- そもそもゴルドー及びNGLがクソみたいな国だもの、賞金っていうのも想像よりずっと低そう -- 名無しさん (2021-07-22 22:33:31)
- ↑世界チャンプのコムギでも「国内のプロ棋士」としての収入は雀の涙な事、東ゴルドーの生活水準と通貨価値、ディーゴ(影武者)の横暴・放蕩振りetc…褒賞金、12人家族が食っていく事は出来ても裕福にはなりそうにもないなぁ… -- 名無しさん (2021-07-23 00:15:04)
- ゴルドーってどの競技でも一位にならないと大した賞金出なくて -- 名無しさん (2021-08-06 08:29:05)
- コムギみたいに人生欠けてる人ほとんどいなかったんじゃ -- 名無しさん (2021-08-06 08:30:00)
- 軍儀、実際に出るとは……世に広まるかな? -- 名無しさん (2022-02-15 23:00:38)
- メルエムとコムギ、どうか来世があるのなら王だとか「勝たなければゴミ」だとか要らないしがらみに囚われる事のなく幸せになってくれ・・・ -- 名無しさん (2022-02-24 18:00:07)
- 復活したゴンの記憶に、彼女って残ってるのかな……いや、怒涛の展開でテンパってたからあんな事言っちゃったのかもしれないけど、どうも少しもにょるわ…。 -- 名無しさん (2022-07-23 19:32:23)
- 報告にあった荒らしコメントと、それに触れたコメントを削除。 -- 名無しさん (2023-06-10 01:05:49)
#comment
*2 重篤で口を閉じると息が出来なくて失神してしまう。王との初対面で黙れと言われていきなりやらかした
*3 軍儀の実力は今なお成長途中である。更に作中では「覚醒」とも評される、限定的ながら念能力に目覚めているような描写もある
*4 この一件での「ノータイムで打てる手であるのに何故手を止めて考えた」との王の殺意混じりの問いに「王が全く同じ手を考え出した事に感動した、まるで一度殺した我が子が蘇ったような気がした(意訳)」「もう一度命を消すのが忍びなくて少し迷った」と返し、結果王は矛を収めた。彼女が「孤孤狸固(ココリコ)」と名付け王が「離隠(ハナレガクシ)」として復活させたこの手は最後に再び重要な役目を果たす事になる。結末については本編を読むことを推奨する
*5 そもそもコムギを呼んだのは選別までの暇つぶしだった
*6 このときコムギは初めてメルエムの身体に触れ、彼が異形の者であることに気づいているはずだが、最後まで彼の傍に居続けた
*7 コムギとの出会いがなければメルエムは人間を見下した暴虐の王のままなので、その下等生物に羽虫が叩き潰されるようにやられるといった状況が続いたのならば、怒りでオーラの流れが乱れ、その瞬間に致命打をくらって敗北する結末も絶対にないとは言えないだろう。
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