登録日:2011/09/18(日) 00:30:57
更新日:2023/08/07 Mon 15:14:07NEW!
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都市シリーズ 機甲都市伯林 航空戦艦 八艦連結 これは武蔵ですか? いいえ葬送曲です 言詞塔砲 強臓式航空艦 葬送曲
「嬉しいわ。この体の中にまで染み通るほどの音と熱に、こんなところで逢えるなんて」
ガルド級戦艦一番艦・強臓式航空戦艦「葬送曲(レクイエム)」
葬送曲とは川上稔のライトノベル、都市シリーズの内、機甲都市伯林 パンツァーポリス1942に登場する巨大航空戦艦である。
□スペック・特長
- 形式番号/dlp-444lsx
- 全長/約1200ヤード
- 全高/約240ヤード
- 全幅/約300ヤード
- 排水量/約71万t(通常の航空戦艦は約6万t)
- 機甲紋章/駆天竜(シュトゥルム・ドラッヘ)
独逸G機関が機甲都市化計画の一環として作り出した航空戦艦、それが葬送曲である。
その特長は大きく分けて三つ。
一、八艦連結式
二、強臓式と、それに付随する機甲紋章・駆天竜
三、言詞塔砲(ベイベル・カノーネ)
この項では、それらについて順を追って説明する。
○八艦連結式
葬送曲は左右前後三艦、中央二艦の計八艦で構成されており、中央二艦の上には、本体以上の全長を持つ言詞塔砲(後述)が乗っている。
全体は黒で染め上げられ、そのあまりに巨大な姿は多くの読者の絶望とロマンを呼び起こした……と思う。
左右三艦は前方からそれぞれ空母部、重騎揚陸部、戦艦部の役目を担っており、一艦の全長は約300ヤードを誇る。対空迎撃用の砲塔は、一つ一つが竜詞砲(砲塔の一種。通常の航空戦艦における主砲レベルの砲)レベルであり、並の航空戦力では近づく事も出来ない。
そんなトンデモスペックを誇る戦艦ではあるが、構想自体は1935年の時点で提唱されていた。
そしてその構想を実現しようと作られたのが、パンツァーポリス1935に登場する航空戦艦・ブラドリックブルクである。
ブラドリックブルクは元々、強臓式機構を用いた八艦連結方式による高空要塞を目指して作られたものだが、技術上の理由から計画は頓挫。それを今('39)ならできんじゃね?という思想の元、この葬送曲は生まれたのである。
○強臓式機構
さて、前述の通り葬送曲を支えるのは強臓式機構と言われる技術であるが、強臓式機構についてはこちらを参照。
強臓式機構の仮発動によって自艦の負荷を堪えさせる事によりようやく八艦連結式が実用に耐えるようになった。
強臓式の材料としたのは、ローゼ・カールスルーエの肉体であり、ローゼの意識は葬送曲の内部にある小さな赤珠となっている。
強臓式機構自体が機械に人の意思を通す事で強力な武器とするために生まれたものであるため、当然この葬送曲はローゼの意思のままに動く他、各動作に慣性術を使用しており、その巨体以上の防御力を誇る。
- 機甲紋章/駆天竜
機甲紋章の詳細については該当項目に譲るが、この葬送曲の機甲紋章は駆天竜である。
そしてその効果は「自らの姿を巨大な竜へと変える事」となっている。
○言詞塔砲
葬送曲の最大の特長。それが中央二艦の上部に設置された言詞塔砲である。
言詞塔砲とは、言詞爆弾(ヴォルト・ボンベ)と並ぶ都市シリーズ究極の兵器の一つであり、その理論は「言詞を加速させ、弾丸として発射、あるいは照射する」というものであり、一般に弾丸として発射するものを「準言詞塔砲(クルツ・ベイベル)」、照射するものを「言詞塔砲」と呼ぶ。
準言詞塔砲は一発づつしか発射出来ないが、その分機構が単純であり、言詞塔砲は機構は複雑だが、長時間の照射が可能である。
葬送曲に搭載されているものは言詞塔砲の方。
しかしどちらにしろ、一度撃てば流体の供給が必要であるため、一撃必中を求められる兵器であった。
だが葬送曲はこの弱点を克服する。
独逸各地に設置された“祖国(ファーターラント)”から直接流体供給を受ける事により、独逸国内であれば無制限に言詞塔砲を撃つ事を可能としたのである。
作中では、二度しか発射されていないが、大陸間射撃も可能な砲塔であり、事実二度目の砲撃では、独逸国内から北海上に待機する準言詞塔砲搭載艦“大時報”を撃ち抜いた。
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- 言われてみればどう考えても武蔵改だよな -- 名無しさん (2014-06-18 19:57:04)
- こんな化け物艦を8隻も作ったらしい。ハイガルド、アースガルド、ミドガルド等。一部は戦後も飛び続け、OSAKAの時代でも飛んでる観もある。 -- 名無しさん (2019-03-13 21:14:07)
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