カイザーブルク

ページ名:カイザーブルク

登録日:2011/09/05(月) 22:00:08
更新日:2023/08/07 Mon 15:15:05NEW!
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超常識飛行戦闘艦・dp-XXX“皇城(カイザーブルク)”



カイザーブルクとは川上稔の長編ライトノベル都市シリーズに登場する航空戦艦である。
登場自体はパンツァーポリス1935のみとなっているが、コレにより発見されたあることが後の世に多大な影響を与えている。
また、機甲都市 伯林 パンツァーポリス1937~1944 Erste-Endeにおいてパンツァーポリス1935における事件を伯林争乱、もしくは機甲神鉄槌事件と言われ、深く言及されている他、同作品にはコレの後続艦も登場している。




□スペック・特長


型式番号:dp-XXX(読:デーペー・ドライエックス)
分類:超常識飛行戦闘艦
全幅:約10メートル
全高:約6メートル
全長:約25メートル
製造年月:1935年
人員:3名(操縦席、砲座、副操縦席)
動力:紋章式駆動器
機甲紋章:光槍(ストラーレンランセ)→氷結天使(アイスカルトアンゲル)→名称不明
搭乗者:ヴァルター・タールシュトラーセ、パウル・ヴァーグナー、エルゼ・ブロイアー



ヴァーグナー研究所が、月へと行く事を目標とし開発した航空戦艦、それがカイザーブルクである。多くの新技術、古代技術を使用して作られており、当時(1935年)においてはまさしく最強の機体であった。
その最もたる特長は二つ。


その中の一つがカイザーブルクの動力で心臓部といえる新型の駆動器、通称紋章式駆動器である。
この時代において主流となっている動力は精霊式機関と呼ばれるものであり、これは、流体(注釈:素詞の配列によりあらゆるものに成ることが出来る元素。炎や氷、果ては重力まで流体から作る事が出来、あらゆる空間に存在する)が結晶化して出来る精霊石に駆動器を直結し、精霊石を燃料とするものである(参考までに記しておくと、指先大の大きさの精霊石で六百時間の飛行が可能)。
駆動器には、紋章が彫り込まれており、この紋章により、流体の配列を変化させ、精霊石を燃料とする事が出来る。
これに対して紋章式駆動器は精霊石を、燃料ではなく一つの部品として使用する。
これは密閉型の円筒型駆動器で、その中には一抱え程もある巨大な精霊石が存在する。
その精霊石に直接紋章を彫り込む事により、精霊石自体が周囲の空間から流体を引き寄せ、引き寄せた流体を燃料とするのだ。そうすることで、莫大な動力を得る事が出来、また精霊石が引き寄せた流体を使用するため、補給を行う必要が無い。
長々と説明したが、つまり紋章式駆動器とは莫大な動力を持つ永久機関である。そしてその動力は、従来の精霊式機関に比べ凡そ五倍を誇る。
また高出力を応用することで、それまでの炎や風の紋章駆動より性能の高い重力制御起動を導入しており、これを切っ掛けに重力制御駆動が発達することになる。


だがこの紋章式駆動器には一つの問題が存在していた。
並列使用が出来ないのだ。
二つ以上の紋章式駆動器を同時に使用しようとすると、駆動器どうしが共鳴を起こし、停止してしまう。
これを解決するための機能がカイザーブルクの持つ二つ目の特長である。
それは、機体の成長進化。
カイザーブルクの部品一つ一つには、自己調整機能を持つ紋章が組み込まれている。
この紋章の効果は戦闘や負傷により、機体が自らの不利に気付くと、部品として組み込まれているものを統合しようとするものであり、カイザーブルクはこれにより、二つ以上の紋章式駆動器を共鳴すること無く使用する事が出来るようになる。
カイザーブルクには計三つの紋章式駆動器が搭載されており、その中でも起動出来る駆動器の数により進化の度合いを三つの形態に分ける事が出来る。
次からは、この三つの形態について説明する。




□三つの形態


○第一次形態:ストラーレンリッター(光騎士)


カイザーブルクの第一次形態。稼動している駆動器は一つ。
この形態で既に他の航空戦艦とは一線をかくす程の性能を有しており、事実として十数機の戦闘機を翻弄したが、最後は一機の特攻により破損。第二次形態へとシフトすることになる。
この形態においては、出力の問題から、シュベールトと呼ばれる接近戦用の光剣しか使用出来ない


  • ストラーレンランセ(光槍)

ストラーレンリッター時の機甲紋章。自らを光の槍と変化させ、あらゆる装甲を貫く事が可能。



○第二次形態:アイスカルトコニギン(氷結女王)


多数を相手にする必要性を覚えたカイザーブルクが進化した第二次形態。
クーゲルと呼ばれる流体の弾丸を飛ばせる他クンストと呼ばれる範囲攻撃、ファントムと呼ばれる幻影術を使用する、遠距離戦のスペシャリスト。
半面、ストラーレンリッター時のシューベルトを持たぬため、接近戦は苦手。
フランメンリッターとの戦いを越えて、最終形態へと進化することになる。


  • アイスカルトアンゲル(氷結天使)

アイスカルトコニギン時の機甲紋章。自らを天使の姿に変化させ、対象を貫く事により、対象を氷結させることが出来る。



○最終形態:ゴートリックケーニッヒ(神王)


カイザーブルクの最終形態。第一次形態と第二次形態の両方の能力を持ち、更に単体能力は数倍となる。
正真正銘の最強の空中戦艦であり、この段階でカイザーブルクは宇宙へと行く事が可能となる。
機甲紋章の名称は不明だが、自らを鉄槌を持つ巨神の姿へと変化させる。




□備考


カイザーブルクが月へと到達した事により、月は巨大な精霊石だということが解った。
カイザーブルクの前にヴィルヘルム二号というロケットが宇宙へと出ているが、機体の損傷から地球へと帰還することは無かった。なお、ヴィルヘルム二号の設計者はパウル・ヴァーグナー。
この機体を参考に作られた機体が機甲都市 伯林に登場する疾風。
その疾風をもとに作られた機体が魔王である。




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  • 世界最高の出力を持ち、エネルギー切れが無く、おまけに二回までリジェネ(するたび進化)するとか相対する独軍にとっては悪夢でしかないよなぁ……。おまけに最終形態だと全距離隙無しでフィンスタールの重力術で対多戦もヨユーとか -- 名無しさん (2014-05-29 17:13:10)

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