登録日:2011/10/27(木) 09:20:31
更新日:2023/08/11 Fri 16:47:18NEW!
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dm デュエル・マスターズ 水文明 リヴァイアサン バウンス アトランティス デュエル・マスターズ プレイス 基本セット キング・アトランティス ファッティ スーパーレア ベリーレア 水文明のクリーチャー dm-05
《キング・アトランティス》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
基本セット第5弾に収録された水文明のリヴァイアサンである。
●目次
解説
キング・アトランティス SR 水文明 (12) |
クリーチャー:リヴァイアサン 12000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにあるほかのクリーチャーすべてを持ち主の手札に戻す。 |
T・ブレイカー |
12という膨大なコストと、場に出た瞬間全てのクリーチャーをバウンスさせる、その体躯に似合った豪快な能力を持つクリーチャー。
大半のクリーチャーを手札に戻してしまえるので、拮抗した場や厄介なシステムクリーチャー、アンタッチャブルなど場の制圧力に重きを置いたコントロールデッキによく刺さる。
半面、敵味方問わず盤面を更地へと変えてしまうリセットカードでもあるので、デッキに投入する場合はそのことを十分留意して使用したい。
目に映るもの全てを津波のごとく呑み込んでいく、まさにリヴァイアサンらしさを表現したカードと言える(ちなみに上記のフレーバーテキストはキング・オリオンという別のクリーチャーのものだが、リヴァイアサンの存在を巧く表現しているので敢えて載せさせてもらった)。
さらに軟弱なもやし野郎ばかりの水文明にしては企画外の12000という自然文明クラスのパワーを誇り、水文明でありながら単純な殴りあいにも強く、打点もT・ブレイカーと素のスペックも高い。
キングの名に恥じない、水文明のファッティの親玉となれる力を持つ。
最大のデメリットはやはり【12】という膨大なコストだろう。
《悪魔神ドルバロム》でさえコストが【10】であるところを見ると、その燃費の悪さが窺える。
ただし、進化クリーチャーでもなければゼニスのような召喚時限定能力でもないので、各種踏み倒し系のカードと相性がいい。
ミラミス・ホーガンが現役だったころは踏み倒し先の候補として採用されることもあり、ナスオとインフェルノ・ゲートのコンボで比較的早い召喚が可能であった。
…が、どれも殿堂やプレミアム殿堂という名誉(?)を受けてしまい不可能へ。
現在は《魔龍バベルギヌス》とのコンボがこのクリーチャーを早期に召喚する近道となっている。
種族がやや不遇気味なのも少し残念な点。
エピソード2におけるフィーチャーも失敗に終わったあたり、種族的な面での強化は見込みにくい。
まぁ、このカードを使うには種族はあまり気にならないようなデッキが殆どだと思われるが。
一応、非常ドラゴン及びコマンドの不遇種族としては最大級のパワーを持つので《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》のロックにも怯みにくい強みは地味に大きい。
派生カード
大河海嶺・K・アトランティス VR 水文明 (7) |
クリーチャー:サイバー・コマンド/リヴァイアサン 6000 |
このクリーチャーはブロックされない |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが破壊された時、相手のバトルゾーンにあるクリーチャーを全て持ち主の手札に戻す。 |
キング・アトランティスが転生した姿。転生した割にはパワーがダウンしT・ブレイカーからW・ブレイカーになったが、アンブロッカブル能力と、バウンスの対象が相手のみと使い勝手が増した。
バウンス発動条件がPIG能力になってしまったため速効性は落ちてしまったが、厭らしいアタッカーと考えれば強力。
深海の伝道師 アトランティス R 水文明 (10) |
クリーチャー:オラクル/リヴァイアサン 4000 |
S・トリガー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選び、残りを手札に戻す。その後、相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーを1体選び、残りを手札に戻す |
オラクルになったキング・アトランティス。
バトルゾーンにお互い1体ずつ残し、他を全て手札に戻してしまう
特筆すべきはS・トリガーを手に入れたことで相手ターンにも豪快なバウンスが可能になったこと。
しかし狙った相手クリーチャーを戻せないこと、自分自身も戻さなければならないこと、貧弱なパワーなど、細かく見ていくと扱いずらさが散見される。
単純にバウンスするならアクア・サーファーで十分と捉えられても仕方がないため、なんとか工夫をしてやりたい。
さらにコストが10であることが災いして《破壊と誕生の神殿》から「覇ァ!」される可能性もなくはないので、環境によっては注意が必要。
以上を踏まえてこのカードはもっぱらコンボで使われている わぁい
キング・ムーγ P 水文明 (6) |
クリーチャー:リヴァイアサン[サバイバー] 6000 |
W・ブレイカー |
SV-このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、手札に戻す。 |
サバイバー |
DMD-26で登場した新規リヴァイアサン…というよりはサバイバー
一見スペックだけ見るとバウンスと種族以外共通点がないように見えるが、実はアトランティスとの関連性が深いとされる。
まず、コストやパワーはアトランティスをちょうど半減させたような数値に設定されている。
名前も元ネタが同じ幻の大陸で、デザインも色合いは同じ、構図もキング・アトランティスのあの構えがリスペクトされている。
担当のイラストレーターは「当時のイラストやイラストレーターへの憧れを込めた」とコメントしている。
実はキング・アトランティスもサバイバーも同じDM-05で初収録された事情も考えると、キング・ムーγがアトランティスを意識した可能性は非常に高いと言える。
背景ストーリーでも何か関係があったりするのかもしれない。
詳しくは個別項目を参照。
アトランティスの海幻 R 水文明 (5) |
タマシード:リヴァイアサン/レクスターズ |
S・トリガー:(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい) |
シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。 |
このタマシードが出た時、自分のタマシードを1枚破壊してもよい。そうしたら、コスト4以下のタマシードを1枚、自分の墓地から出す。 |
シンカパワー:このタマシードが進化する時、バトルゾーンにあるクリーチャー1体またはタマシードを1枚選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
《キング・アトランティス》のタマシード。
比較的珍しいS・トリガー持ちのタマシードであり、cipによって自分のタマシードを破壊してコスト4以下のタマシードを墓地から場に出せる。
更にはシンカライズとシンカパワーも持ち、このカードを素材にして進化する事でモチーフと同様のバウンス効果を発揮可能。
デュエル・マスターズ プレイス
DMPP-02 「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」にて収録。
性能的な面では変化が一切ないが、レアリティがベリーレアに降格。一応、本家よりは入手しやすい存在となった。
味方をバウンス可能な点では、デュエプレには現状味方をバウンスする手段が少ないために貴重。
デュエプレには手札の枚数制限があるため、大量バウンスに成功すると疑似的な手札・山札除去の可能性が生まれるという点もある。
一方で本家から変わらず通常では出すのが困難という欠点があり、現状では踏み倒し手段も存在しないので楽に出す手段がない。
そのため、DMPP-02の高レアの中ではハズレア扱いされやすく、よく分解されているという悲しい状況である。
ただし、デュエプレが将来的にインフレで踏み倒し手段となるカードが増える現象が起きた場合、評価が一気に上がる可能性も考えられており、後述するが案の定その未来は起きた。
DMPP-03で《スクランブル・ブースター》が登場すると、+1コストでキング・アトランティスをすぐ動かせるようになった。
これによって、バウンスした直後にT・ブレイカーを叩き込むことが可能となり、「バウンスしても反撃されやすい」という欠点が少し改善された。
すぐに大量のシールドをブレイクできるという事は相手の手札を溢れさせやすいので、手札の所持制限を超えさせやすい。
まあそれでもこの組み合わせも13コスト必要なので結局は実現難易度が高いのだが、ロマンはあるかもしれない。
DMRP-04では《電磁無頼アカシック・サード》が登場し、運次第では最速3ターンで踏み倒せるようになった。
一方で同弾には《エクストリーム・クロウラー》が収録され、自軍のバウンスをあえて行うことコンボ要員としての株は完全にあちらに奪われることに。
DMPP-06にて《インビンシブル・テクノロジー》が踏み倒し効果という調整を受けて登場し、ついに水文明内にてキング・アトランティスを現実的な戦力として運用することが容易くなった。
一方で大量ドローを持つテクノロジーでは、キング・アトランティスを出した際のバウンスで自分の手札が溢れて墓地送りになる可能性もある部分は弱点か。
また、2021年に発売されたエクストラパックでは、プレイスのオリジナルカードとしてリメイク版も登場している。
深淵より、神の存在すら脅かす強大な存在が浮上しようとしていた。
その名はレムリア。
キング・レムリア SR 水文明 (14) |
クリーチャー:リヴァイアサン 14000 |
バトルゾーンに出た時、相手のアンタップしているクリーチャーをすべて手札に戻す。 |
自分のクリーチャーはブロックされない。 |
T・ブレイカー |
ただでさえ高かったコストは2増えて14にまでなったが、アトランティスの時点で踏み倒す事が半ば前提になっていたのであまり気にならない。
cipの全体バウンスはアンタップ限定とはいえ相手クリーチャーのみに効果を発揮するようになり、自軍への被害を及ぼさなくなっている。
第二の効果として味方全体へのアンブロッカブル付与も備えており、コストが重くなった分攻撃性はオリジナル以上に仕上がっている。
この性能で活かすならやはり《インビンシブル・テクノロジー》から踏み倒したい…ところだが、レムリアの登場からわずか2か月後にDP殿堂の憂き目に遭っている。
大型クリーチャーの踏み倒し手段としてはその後も《エンペラー・キリコ》等が登場しているため、選択肢として考えていいだろう。
余談
- 「アトランティス」とは古代ギリシアにおいて提唱された伝説上の巨大な島とそこで栄えた帝国で、太古の昔に海の底へ沈んだとされている。
また、同じく海に消えた超古代文明としてムー大陸やレムリア大陸があり、派生カードである《キング・ムーγ》や《キング・レムリア》の命名もここから着想を得たものと思われる。
アニヲタは嵐と同じである。追記・修正するのを待つしかない。
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▷ コメント欄
- 祝!DMX-12再録 -- 名無しさん (2013-02-11 23:24:54)
- E2期でも環境上位のデッキに入ってることがあったな。 -- 名無しさん (2013-10-06 19:34:38)
- コ -- 名無しさん (2016-03-20 00:59:27)
- プレイスではアカシックサードで踏み倒すロマンコンボができる -- 名無しさん (2020-09-03 13:43:11)
- ブルトゥーラ使うと一方的にバウンスできるっぽいの好き -- 名無しさん (2022-11-20 00:39:48)
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