VS(遊戯王OCG)

ページ名:VS_遊戯王OCG_

登録日:2023/04/05 Wed 18:01:25
更新日:2024/07/05 Fri 12:35:38NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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Stake Your Soul! READY!!



すべてのわざをくししてたちむかえ! 
れんぞくこうげきで、
 てきをよろめかせてしまえ!



Vヴァンキッシュ・Sソウルとは、『遊戯王OCG』に登場するテーマの1つである。


■目次



【概要】

デッキビルドパック「ワイルド・サバイバーズ」にて初登場したテーマ。
属するモンスターは種族が全てバラバラだが、属性は地・炎・闇の3つのうちどれかに分けられている。


共通効果として、全てのモンスターがお互いのターンに手札の特定の属性のモンスターを見せて発動する効果を持っている。
発動される効果は個別で異なるが、現在のところ見せる条件は「自分と同じ属性1体」か「特定の属性を2体以上」の二択となっている。
フリーチェーンかつ見せる以外にコストが要求されないため、ターンの往復で何度も効果を使っていけるのが強み。
しかし同時に、特定の属性のモンスターを常に保持したまま相手に情報与えているという点を意識して立ち回らなければならない。



モチーフは「格闘ゲーム」。「VSバーサス」という言葉も格闘ゲームではお決まりのフレーズである。
共通効果はおそらく属性アイコンをボタンに見立てて、見せることでコマンド入力しているというイメージなのだと思われる。そんな無茶な
多くのカードがフリーチェーンだったり同じ縦列を参照するのも、これまた1vs1の応酬がリアルタイムで行われる格闘ゲームらしいといえるだろう。


なお「VS」モンスターには魔法・罠耐性持ちががほとんど存在しない。
そのため《サンダー・ボルト》とか《ライトニング・ストーム》など対象を取らない全破壊カードを撃たれると筐体デッキごと一発KOされるので注意。




【カード一覧】

炎属性モンスター

  • VS ラゼン

効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから戦士族以外の「VS」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●炎:このターン、このカードは効果では破壊されない。
●炎・闇:このカードと同じ縦列の他のモンスターを全て破壊する。


両腕にブースター付きトンファーを装備した若者。
召喚・特殊召喚時に戦士族以外の「VS」モンスターをサーチする効果を持つ。
コマンド効果は炎属性1でそのターン中効果破壊されなくなるか、炎・闇属性1ずつで同じ縦列のモンスターの全破壊。


(1)のサーチは言うまでもなく便利。なお現状「VS」モンスターは種族が完全にバラけているため、戦士族以外=同名以外に等しい。
《VS ヘヴィ・ボーガー》や《VS 龍帝ヴァリウス》を持ってくればすぐに特殊召喚でき、このカードをバウンスすればサーチを再度使用できる。
簡単に特殊召喚できるカードがテーマ内でも複数あり、さらに戦士族なので《増援》などテーマ外のサポートも豊富。
初動要員となるうえに【VS】自体手札にモンスターを集めてなんぼという性質もあるため、デッキを回す上で極めて重要なカードである。


コマンド効果の炎属性1体で得られる効果破壊耐性は、そもそも下級モンスターという事もありちょっとした牽制程度。
本命はもう一方の炎・闇属性1体ずつでの縦列のモンスター全破壊だろう。
フリーチェーンとはいえ相手が位置を調整すれば避けられてしまうだろうが、重要なのは「縦列全て」なので場所によってはEXゾーンを含む点。
こっちで先にEXゾーンを片方埋めてからもう片方のEXゾーンの前に置いておくと、リンク召喚を扱うデッキに対して強いプレッシャーをかけられる。
【VS】にはリンク1で置物となる《闘神の虚像》があるため、狙うのも容易。
ただし自分のモンスターであってもEXゾーンなら巻き込む点には注意。


ごく普通の青年のような見た目をしていることから、モチーフは格闘ゲームにおける「主人公キャラ」だと思われる。
基本的にバランスの良い性能をしていることが多く、このモンスターもサーチに効果破壊耐性と使いやすい効果が揃っている。サーチ効果はこの手のキャラにありがちな「強い奴に会いに行く」的なモノの再現かもしれない


  • VS 蛟龍ジャオロン

効果モンスター
星5/炎属性/幻竜族/攻2400/守2100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):自分が「VS」カードの効果を発動するために手札を見せた場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つを選択し、
その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●炎:フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する。
●炎・炎:デッキから「VS 蛟龍」以外の「VS」カード1枚を手札に加える。


黒いヌンチャクで戦うクールな青年。DLC「AGE OF OVERLORD」で追加された。
「VS」カードの発動時に手札を見せた場合に特殊召喚できる効果を持つ。
コマンド効果は炎属性1でモンスター1体の表示形式の変更か、炎属性2で「VS」カードのサーチ。


自己特殊召喚のトリガーはとても緩い。
「VS」魔法・罠でもOKな他、ほぼオマケ程度でしかなかった《VS ラゼン》や《VS パンテラ》の耐性コマンド効果が展開にも活用できるようになる。


コマンド効果の炎属性1体での表示形式変更は《VS コンティニュー》と相性が良く、蘇生した「VS」モンスターをすぐに戦闘に参加させられる。
炎属性2体でのサーチの方も《VS ラゼン》と《VS Dr.マッドラヴ》のいいとこ取りであり無論強力。
コマンド効果なので往復で2枚サーチできるのも大きい。
反面炎属性2体はデッキ構築の段階から意識しないと達成しにくい。活かすならば炎属性は多めに採用しておきたい。


モチーフは「主人公の特殊コンパチキャラ」だろうか。設定資料集によると「ラゼンのライバル」との事。
また両性的なイケメンであるが性別は男性ということが設定資料が無いことに怒ってるパンテラによって判明した。
こういったキャラは主人公の師匠や同門の存在だったり、あるいは主人公の(もしくは主人公が)コピーで人造人間やクローン等である事が多い。
「主人公と酷似する技を使う」という点も加味すると、ムラクモ(『アカツキ電光戦記』)、クローン草薙やK'クローネン(全て『KOF』)辺りか。
コマンド効果で要求されるのが炎属性のみなのは、ボタン連打による必殺技のイメージも含まれていると思わしい。


  • VS プルトンHG

効果モンスター
星6/炎属性/アンデット族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):相手ターンに、自分のメインモンスターゾーンのモンスターが、存在しない場合または「VS」モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●炎:このカードの守備力はターン終了時まで3000アップする。
●闇・地:このカードの攻撃力はターン終了時まで3000アップする。


何らかの動物の骸骨らしきモノを内包するスライム。
相手ターンに自身を特殊召喚する効果を持つ。
コマンド効果は炎属性1で守備力上昇か、闇・地属性1ずつで攻撃力上昇。


こちらにモンスターがいないか「VS」モンスターのみならば相手ターン中に特殊召喚できる。
しかし直接的に干渉ができる効果を持っているわけではなく、単体だと出しても壁にしかならない。
相手ターンのエンドに出すか、自分ターンに他の方法で特殊召喚して使いたい。
《VS ヘヴィ・ボーガー》や《VS 龍帝ヴァリウス》もあるならば、相手メインフェイズに出してそちらと入れ替わるというムーブもできる。


コマンド効果はどちらもステータスアップ。相手ターンでは守備力を上げて耐えしぎ、自分のターンでは攻撃力を上げてアタッカーにできる。
「VS」モンスターで他に3000を出せるのはエースの《VS 龍帝ヴァリウス》だけなので、貴重と言えば貴重。
手札を使い切って相手のターンで攻撃力0を晒したりないように注意。



モチーフはその変幻自在さから、格闘ゲームに時々居る「不定形タイプのキャラ」だろうか。
例としてはアラクネ(『BLAZBLUE』)やシュマゴラス(『マヴカプ』)、メルカヴァ(『UNI』)やトゥエルヴ(『スト3』)、ダブル(『スカルガールズ』)等。
色物の巣窟すぎる……
大抵はトリッキーな性能にされがちであり、このモンスターも0→3000という急激な変化はそれらしい。



地属性モンスター

  • VS パンテラ

効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守1900
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●地:このターン、このカードは戦闘では破壊されない。
●地・炎:このカードと同じ縦列の魔法・罠カードを全て破壊する。


豹のような姿をした女獣人。
自分のメインモンスターゾーンに誰もいなければ特殊召喚できる効果を持つ。
コマンド効果は地属性1でそのターン中戦闘破壊されなくなるか、地・炎属性1ずつで同じ縦列の魔法・罠の全破壊。


特殊召喚の条件は1ターン目などで容易に達成できるため、展開には困らない。


コマンド効果も戦闘破壊耐性にバック除去と悪くないものが揃っている。
特に後者はフリーチェーンで使えるので妨害能力も高いが、相手がわざわざこのカードの列で使ってくれるとも考えづらい。
牽制程度に思っておく方が良いか。



《VS ラゼン》と効果が似通っていることもあり、モチーフは格闘ゲームにおいて他のキャラと性能を似せて作られる「コンパチキャラ」だと思われる。
遊戯王でも昔は色違いモンスターとか沢山いたしね
ポーズからしてキック主体の格闘家なようで、そこもリュウに対するケン感がある。
また、蹴りメインや豹の獣人という要素から「速度に優れるキャラ」もモチーフと思わしい。
例としてはキャミィ(『ストZERO』)や白頭山(『鉄拳』)、チップ=ザナフ(『GG』)や花村陽介(『P4U』)にミス・フォーチュン(『スカルガールズ』)辺り。


  • VS 龍帝カイザーヴァリウス

効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻3000/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、ドラゴン族以外の自分フィールドの「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻し、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つを選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●地:このターン、表側表示のこのカードは相手が発動した効果を受けない。
●地・炎・闇:フィールドの他のカード1枚を選んで破壊する。


屈強な肉体を持つ漆黒の竜人。
お互いのメインフェイズにドラゴン族以外の「VS」モンスターをバウンスして自身を特殊召喚する効果を持つ。
コマンド効果は地属性1でターン中相手の発動した効果を受けなくなるか、地・炎・闇属性1ずつで他のカード1枚の破壊。


特殊召喚は基本的に自身以外の「VS」モンスターをバウンスすれば可能。《VS ラゼン》からならサーチして即座に特殊召喚できる。
お互いのメインフェイズで使えるため、「VS」モンスターを除去や《無限泡影》から逃すのにも使える。


コマンド効果の地属性1体による耐性は「発動した効果を受けない」もので非常に強固。高い攻撃力もあり長く維持できる。
もう一方の地・炎・闇属性1体ずづでの破壊効果も対象を取らない/破壊するカードの種類も問わない/フリーチェーンと優秀。
しかし手札に3属性全てのモンスターが必要と条件が特に重いのが難点。



その高い攻撃力と制圧能力から、モチーフは格闘ゲームにおける「ボスキャラクター」だと思われる。
強固な耐性はボスにありがちなのけぞらない「スーパーアーマー」を再現したものだろう。
イメージは豪鬼(『ストIIX』)やワーロック(『サイバーボッツ』)、オメガ・ルガール(『KOFXV』)にNEO-DIO(『ワールドヒーローズ』)辺りか。
何気に《VS ラゼン》や《VS パンテラ》とも効果が似通っており、何らかの因縁を感じさせる。



闇属性モンスター

  • VS Dr.マッドラヴ

効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族族/攻1200/守2000
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「VS」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●闇:相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力・守備力を500ダウンする。
●闇・地:フィールドの守備力が一番低いモンスター1体を持ち主の手札に戻す。


白衣と多数のロボットアームを身につけた少女。
召喚・特殊召喚時に「VS」魔法・罠をサーチする効果を持つ。
コマンド効果は闇属性1で相手モンスターのステータスダウンか、闇・地属性1ずつで守備力が1番低いモンスターのバウンス。


(1)の魔法・罠サーチは言うまでもなく便利。「VS」魔法・罠はなかなか幅広く優良なのが揃っているため様々な選択肢を取れる。


コマンド効果は弱体化かバウンスとややトリッキー。
闇属性1体での弱体化効果は自身の攻撃力が低いこともあり、他の「VS」モンスターと併用して使うことになるだろう。
闇・地属性1体ずつでのバウンス効果も守備力参照かつ自分フィールドも含めるのでやや狙いにくい。
また当然リンクモンスターには効かない。できる限り素材の段階でバウンスすると良いだろう。



モチーフは格闘ゲームにおける「科学者タイプのキャラクター」、もしくは「投げ物や設置・遠距離主体キャラ」だと思われる。
例としてはDr.ボルドヘッド/ファウスト(『GG』)やレイレイ(『ヴァンパイア』)にミュカレ(『アカツキ電光戦記』)辺りか。
攻撃力は低いが遠距離攻撃や搦め手を備えていることが多く、このモンスターもトリッキーな効果を備えている。


  • VS ヘヴィ・ボーガー

効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、機械族以外の自分フィールドの「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻し、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●闇:自分はデッキから1枚ドローする。
●地・炎:相手に1500ダメージを与える。


屈強な装甲を纏ったロボット。
お互いのメインフェイズに機械族以外の「VS」モンスターをバウンスして自身を特殊召喚する効果を持つ。
コマンド効果は闇属性1でドローか、地・炎属性1ずつでバーンダメージ。


特殊召喚は《VS 龍帝ヴァリウス》と同様、自身以外の「VS」モンスターをバウンスすれば可能。
《VS ラゼン》からサーチして即座に特殊召喚できる他、お互いのメインフェイズなので除去などから逃せる点も同じ。


コマンド効果はドローかバーンと、どちらも安定して使える。
特に闇属性1体で相手ターンでもドローできるのは、手札が重要な【VS】ではかなり心強い。
地・炎属性1体ずつでのバーンも往復で使い続ければ洒落にならないダメージが出る。



モチーフはその大きな腕から格闘ゲームにおける「投げキャラ」だと思われる。
ドローは掴む動作、バーンダメージは相手の防御を無視してダメージを与えることを再現したものか。
ごついメカの投げキャラという風貌からテイガー(『BLAZBLUE』)やポチョムキン(『GG』)、Q(『スト3』)辺りがなんとなく想像し易いだろう。



リンクモンスター

  • 闘神の虚像ロック・オブ・ヴァンキッシャー

リンク・効果モンスター

◤ ▲ ◥

◀   ▶

リンク1/闇属性/岩石族/攻 0
【リンクマーカー:下】
「VS」モンスター1体
このカードはリンク素材にできない。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「VS」モンスターが存在する限り、自分フィールドの攻撃力が一番高いモンスターしか相手は攻撃対象に選択できない。
(2):自分・相手のメインフェイズに、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から「VS」モンスター1体を特殊召喚する。
●自分の墓地から「VS」モンスター1体を選んで手札に加える。


槍で貫かれた巨像。
「VS」関連では唯一のEXデッキに入るモンスターであり、「VS」名称を持たず手札を見せる効果もない特殊な立ち位置のカード。
「VS」モンスターがいる際に相手に攻撃制限をかける効果と、「VS」モンスターを手札から特殊召喚するかサルベージする効果を持つ。


自身の攻撃力は0とかなり低いが、「VS」モンスターがいれば相手は攻撃力が一番高いモンスターにしか攻撃できなくなる。
自身はまず攻撃されなくなるので、他の「VS」モンスターが一掃されない限りは安全。
(2)の選択効果はお互いのメインフェイズで使えるので、置物として維持した分だけアドバンテージをどんどん稼ぐことができる。



モチーフは格闘ゲームでの「対戦フィールド」あるいは「破壊可能オブジェクト」だと思われる。
フィールド魔法でないのは後者のイメージのためだろう。



魔法カード

  • Stakeステイク Yourユア Soulソウル

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札のモンスター1体を相手に見せて発動できる。
見せたモンスターとはカード名が異なり、属性が同じ「VS」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。


対峙する《VS パンテラ》と《VS 龍帝ヴァリウス》。
手札のモンスターを見せて、そのモンスターと同じ属性の「VS」モンスターをリクルートする効果を持つ通常魔法。


見せるのは「VS」モンスター以外でも構わないため、汎用的な炎・地・闇属性モンスターから【VS】の展開ができる。
リクルートしたモンスターはエンドフェイズにバウンスされるが、呼び出し元はデッキなのでそのままでも擬似的なサーチになる。
気になるなら《VS ヘヴィ・ボーガー》や《VS 龍帝ヴァリウス》でバウンスしたり《闘神の虚像》に変えてしまえば無駄がない。
そもそも「VS」モンスターは手札からの特殊召喚が可能なものも多く、手札居ても見せる札の足しになるので戻ってしまってもあまり問題はない。
「VS」名称を持たないため《VS Dr.マッドラヴ》からサーチできないのが難点。



カード名は意訳すると「お前の魂を賭けろ!」という感じ。格闘ゲームの戦闘開始時に流れるラウンドコールに相当するものだと思われる。
本項冒頭でも使っているが、公式サイトで本テーマを紹介する際のキャッチコピーがこの言葉の初出だったりする。
イラストモチーフは格ゲーのキャラ選択後~ロード画面あたりで表示される対戦前演出だろう。
また中央の稲妻部分は「V」「S」を崩して合わせたようなものになっている。


  • VS コンティニュー

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):500LPを払い、自分の墓地の「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加えるか守備表示で特殊召喚する。


液化して助けを求めている《VS プルトンHG》。
500ライフをコストに「VS」モンスターをサルベージするか蘇生する効果を持つ速攻魔法。


安いライフコストで完全蘇生かサルベージができ、速攻魔法なのでフリーチェーンでも使える便利なカード。
守備表示で蘇生させるため攻めには向かないが、他の「VS」カードと合わせればその点もカバーできる。
選ぶ「VS」モンスターによっては、サルベージの方でも自己特殊召喚によって蘇生のように使うこともできる。



モチーフは勿論アーケードゲームのコンティニュー
500ライフは入れる硬貨のイメージか。500ライフ=100円なのか


  • VS 螺旋流辻風ダストデビル

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
その後、自分フィールドの「VS」モンスターの種類の数まで、相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にできる。


鋭い蹴りを繰り出す《VS ラゼン》。
自分の「VS」モンスターの表示形式を変更したあと、自分の「VS」モンスターの種類数まで相手モンスターを裏側守備表示にする効果を持つ速攻魔法。


昨今再び影響力が強まってきた裏守備化を、フリーチェーンで条件次第で複数体に放てるのは強力。
「VS」モンスターの表示形式を変更してしまうため攻めに向かないものの、攻撃後だったり相手ターン中ならばほぼ無視することが可能。
《VS コンティニュー》から蘇生されたモンスターを指定すれば、相手モンスターの永続効果を封じつつ攻めに転じられる。



モチーフは格闘ゲームの必殺技だと思われる。表示形式を変更するのは溜めコマンドのイメージだろうか。



罠カード

  • VS トリニティ・バースト

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとは元々の属性が異なる「VS」モンスターを2体まで手札から効果を無効にして特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
その後、対象の自分のモンスター及びこの効果で特殊召喚したモンスターの、正面の相手フィールドのカードを全て持ち主の手札に戻す事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。


《VS ラゼン》《VS Dr.マッドラヴ》《VS ヘヴィ・ボーガー》による同時攻撃。
手札から「VS」モンスターを2体まで特殊召喚した後、それらのモンスターの正面の相手カードを全てバウンスする効果を持つ通常罠。


複数枚をバウンスしながら「VS」モンスターを一気に並べられるが、効果は無効になってしまう。
アタッカーとして活用したり、コスト・素材に用いていくことになるだろう。
カードを揃える必要はあるが、自分ターンで総攻撃するも良し相手ターンで場をガタガタにするも良しで決まれば非常に強力。
これにもバウンスデメリットがあるが、《Stake Your Soul!》で触れた通り【VS】ではそんなに致命的ではない。
ちなみに出す「VS」モンスターは場のものと属性が違えば良いだけなので、特殊召喚するモンスター同士は同じ属性でも構わない。



モチーフは格闘ゲームにおける控えのキャラ(あるいは専用の選択キャラ)から支援を受けられるストライカー・アシスト等のシステムだと思われる。
名前からして3人同時攻撃前提なので、最も近いのは正義と勇気の3プラトンあたりか。


  • VS 龍帝ノ槍カラミティ・カイザー

カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「VS」モンスターが存在し、自分フィールドのカードを対象とするモンスターの効果・魔法・罠カードを相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、自分フィールドの「VS」モンスター1体を選んでその攻撃力分のダメージを相手に与える事ができる。


槍を投げつける《VS 龍帝ヴァリウス》。
「VS」モンスターがいる時に相手の対象を取る効果の発動を無効にし、さらにバーンダメージを与える効果を持つカウンター罠。


対象を取る効果限定ではあるが、追加のバーン効果は最大3000を狙える。範囲の限定に見合うだけのメリットがある。



モチーフは相手の攻撃を無効化して反撃を加える「カウンター技(当て身技)」だと思われる。
イラストで《VS 龍帝ヴァリウス》が投げつけている槍のデザインは《闘神の虚像》のものと酷似するが、こちらはエネルギーっぽく赤く光っている。
《闘神の虚像》ものは巨像と一体化してぶっ刺さっているため、実体があるのかないのか判然としない。


  • VS 裏螺旋流雪風スノーデビル

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札の闇・地・炎属性モンスターをそれぞれ1体まで相手に見せて発動できる。
見せたモンスターの数によって以下の効果をそれぞれ適用する。
●1体以上:相手に400ダメージを与える。
その後、手札から「VS」モンスター1体を特殊召喚できる。
●2体以上:相手に600ダメージを与える。
このターン、自分フィールドの「VS」モンスターは効果では破壊されない。
●3体:相手に800ダメージを与える。
その後、フィールドのモンスターを全て破壊できる。

鎌鼬の様な突風を吹かせる《VS 蛟龍》。
手札の闇・地・炎属性をそれぞれ1体まで見せ、見せた枚数に応じた効果を適用する通常罠。


見せた枚数に応じて効果が変わるのだが、「以上」で効果が追加されていくタイプなので3枚見せると全ての効果が適用される。
3属性全てを見せるのはそれなりに労力がいるが、達成すれば

  • 合計1800バーン
  • 手札から「VS」モンスターを特殊召喚
  • 自分の「VS」モンスター全てにターン中効果破壊耐性を付与
  • ブラック・ホール

これら全てが一度に適用されるという、相応の見返りを得ることが可能。
効果耐性付与をした上で《ブラック・ホール》効果が適用されるので、自分の「VS」モンスターは生き残らせた上で相手だけ全除去できる。
ただし「VS」でないモンスターは自分のモンスターだろうが巻き込まれる。特に《闘神の虚像》は「VS」モンスターではないため注意が必要。
1枚だけの場合でも相手ターン中の展開と最低限の仕事はこなしてくれるため、《闘神の虚像》が無力化された時の保険として十分有用である。



モチーフは超必殺技と思われる。
罠だったり見せる枚数が増えるほど強力な効果になるのは、上位版ほどコマンドが難しかったり必殺技ゲージの消耗が激しくなる性質のイメージか。
また、効果破壊耐性付与とモンスター破壊効果は《VS ラゼン》の効果と同じかつ適用範囲が広がっている。
「『裏』螺旋流」とのことなので、蹴りである《VS 螺旋流辻風》とは似つかないが同じ流派の技なのだろう。




【相性の良いカード】

手札のモンスターを見せる効果の関係上、「VS」以外にも炎・地・闇属性の汎用モンスターを多く投入することが推奨される。


元々手札で抱えることが前提のモンスター達。
自分ターンで見せ、相手ターンでも見せたうえでさらに誘発として使うといったことも可能。
炎属性は《灰流うらら》、地属性は《屋敷わらし》や《増殖するG》、闇属性は《D.D.クロウ》や「ビーステッド」と優秀なものがそろっている。
特に《深淵の獣マグナムート》は《VS 龍帝ヴァリウス》をサーチできるので、相手への妨害手段として以外でも相性が良い。
他には自分側が受ける影響が比較的軽い《ディメンション・アトラクター》や《応戦するG》も環境次第では候補になる。
ただし全てに共通するが、誘発として使ってしまうと見せられなくなるため使用順に注意が必要となる。


ご存知相手モンスターをリリースして飛び出す怪獣達。
後出しで使うカードなので自然と手札に抱える形になりやすく、相手に見せたところで警戒はされても防がれることはまずない。
また、相手フィールドに出す場合でも位置はこちらが決められるので《VS ラゼン》や《VS トリニティ・バースト》で処理もしやすい。
炎属性は《火炎壊獣ドゴラン》、地属性は《粘糸壊獣クモグス》、闇属性は《多次元壊獣ラディアン》が存在する。


自分ターンに効果を発動した相手フィールドのモンスター全てを、壊獣と同じくリリースで排除しつつ特殊召喚できるモンスター。
特殊召喚に成功した時点で攻撃力3000は確定、更にエンドフェイズと遅めながら相手の墓地からの蘇生効果も持つと強力。
素が攻守1500の炎属性ということで《スモール・ワールド》と相性が良く、更に後攻の捲り札としても有用なため採用されることも多い。
……【VS】は相手ターンにも動く都合上、いきなりこっちのキャラを吹き飛ばしながら乱入してくる天敵でもあるが。


手軽に出せて道連れ除去も内蔵している大型地属性モンスター。
既に自分フィールドにモンスターがいる場合は手札に抱えやすく、見せても奇襲性にはそこまで影響はないため気軽に見せやすい。


ご存知ネオスペーシアン地属性担当の鬼畜モグラ。
「壊獣」モンスター同様後出しの除去要員として優秀なうえに使用後に自身は手札に戻ってくれる。
以降は見せても全くデメリットにならない。


  • 《黒魔女ディアベルスター》 スピードキャラ

間接的に炎属性モンスターをサーチできる「罪宝」狩りの魔女。
原罪宝-スネークアイ》で《倶利伽羅天童》をサーチできるため、相手にプレッシャーを与えやすい。


  • 《金満で謙虚な壺》《強欲で金満な壺》 ゲージ貯め

ご存知EXデッキを除外して手札を増やす通常魔法。
【VS】はEXデッキへの依存度が小さく、基本的に《闘神の虚像》さえあれば回すことができる。
特に金謙は使いやすい。強金のほうは肝心な《闘神の虚像》が複数持っていかれて絶望する可能性があるため、採用は慎重に。


「手札のモンスターAと何か1つのみ一致したステータスを持つカードBと何か1つのみ一致したステータスを持つカードC」をサーチする。
……要するに手札のモンスターを元手に2:1交換でサーチする不思議なサーチ通常魔法。
お誂え向きに、キーカードである《VS ラゼン》は他の「VS」モンスター全員と1つのみ一致したステータスを持っている
つまり《VS ラゼン》のサーチとして、そして言い換えれば任意の「VS」モンスターのサーチ手段に化ける。
とはいえ処理が難しいので「どのカードでどのカードを呼べるか」は予習が必要。目をつぶってでもジョインジョインヴァリウスゥくらいできるようにしよう。


  • 《センサー万別》 特定キャラ使用禁止ルール

同じ種族のモンスターを2体以上存在できなくする永続罠。
「VS」モンスターは種族がバラバラなので、相手のみに影響を与えられる。
逆に《御前試合》や《群雄割拠》は抜群に効くため注意が必要。





.ぴんちにおちいったときこそ、
 かくとうかのしんかがとわれる。  
  .さいごまであきらめてはいけない。 




追記・修正は手札のカードを見せてからお願いします。


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[#include(name=テンプレ3)]


  • 倶利伽羅ちゃんが本領発揮出来るテーマ -- 名無しさん (2023-04-05 18:41:09)
  • これでワイルドサバイバーズのテーマの項目は全部揃ったか -- 名無しさん (2023-04-05 18:46:41)
  • 細かい事だがステイクユアソウル!はVSカードではない。 -- 名無しさん (2023-04-05 19:03:12)
  • テーマサポートなんだから何も問題ないでしょ -- 名無しさん (2023-04-05 20:48:16)
  • 手札誘発って相性良さそうに見えるけどすぐ捨てられるからいまいちなのよね -- 名無しさん (2023-04-05 21:15:11)
  • ↑3 「サポートがないカードはカテゴリに含まない」はあくまで遊戯王wikiのルールだ -- 名無しさん (2023-04-05 22:52:32)
  • 格闘ゲームモチーフなのに正々堂々(ターンプレイヤーは手札を公開)があると自分ターンでは(2)の効果が使えないのは皮肉すぎる -- 名無しさん (2023-04-05 22:57:35)
  • コマンド入力ってより必殺技と超必・ゲージ技って解釈だったんだけど実際どうなんだろ -- 名無しさん (2023-04-05 23:59:52)
  • その内忍者キャラが追加されそう。 -- 名無しさん (2023-04-06 05:45:34)
  • 性能的にはセンサーでいいけど、イメージ的にはカイコロを入れたいな -- 名無しさん (2023-04-06 08:43:24)
  • ヴァリウスはドラゴンインストールっぽいなと思ったな -- 名無しさん (2023-04-06 13:20:10)
  • サイクバーストだかサーキットスパークだかを模した超デメリットの代わりに相手の行動全キャンセルする手札誘発とか出そう。カウンター罠?それはガードキャンセルでしょ。 -- 名無しさん (2023-04-08 01:11:18)
  • 光風水側のVSは出るんだろうか -- 名無しさん (2023-04-08 22:35:36)
  • コンティニューは英語版だと語尾に?がついて格ゲーの画面感が増してて良い… -- 名無しさん (2023-07-07 09:14:49)
  • 筐体ごとKOは草 -- 名無しさん (2023-09-07 03:22:21)
  • MDにもついに実装!…したのはいいがメインにUR4種は超高い 格ゲーを一から初めるのは敷居が高いところまで再現しなくていいから(良心) -- 名無しさん (2023-11-09 19:34:32)
  • EXデッキとかのエースがURならそこまで数いらないからいいんだけど、3枚入れたい下級がURなのはきついよ! -- 名無しさん (2023-11-11 08:53:08)
  • 3ボタン形式…バーチャかな? -- 名無しさん (2023-11-12 17:33:21)
  • あなたさあ…いい加減気づきな?VSの強さに -- 名無しさん (2023-12-04 01:04:23)
  • 今のOCG環境、アトラクターと超融合が積めるからワンチャンありそう(定期) -- 名無しさん (2024-01-11 15:54:01)
  • やってることは戦闘機の上位互換だよね -- 名無しさん (2024-04-14 07:10:08)

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