Vida(フリーゲーム)

ページ名:Vida_フリーゲーム_

登録日:2023/03/31 Fri 21:44:01
更新日:2024/07/05 Fri 12:34:18NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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フリーゲーム rpgツクール ローグライクゲーム カードゲーム ゲーム vida ダンジョン探索 コンテストパーク エレゾウケイ ゲームアツマール


#exk(){
暗く、暗く、闇も光も見えない世界。
暖かい海が私を包む。ゆらりゆらり揺れている。
未だ始まらない、始まりとはされない。この世で最も安心出来る場所。


それは突然の事。
暖かく包み込んでいた海が活動を始め、ゆりかごは激しく揺れる。
時は来、満ちた。


この世界の始まりに、大きく呼吸を一つ。世界を始める為に息を吸う。
暖かい海に別れを告げて、揺り篭に別れを告げて、この日を心に刻み込む。


その始まり、素晴らしき事。
そして大声で、私は世界を始めた。

#exp(){


さよなら人生...Good bye life...       


       始めまして―Nice to meet you-
}
}




Vidaとは、エレゾウケイ氏によるフリーゲームである。




【概要】

元々は2008年にインターネットコンテストパークへ投稿され、銀賞受賞を果たした実績を有するRPGツクール2000製のフリーランスRPG。
独自色のあるCTB形式の戦闘と、攻略順拘束のほぼない自由度が高いダンジョン探索という、一見相反しそうな二つの要素を持った作品であった。
製作期間1年半にも関わらず、コンパク受賞も納得できる作り込みの深さから公開後、フリーゲーム界隈においてはそれなりの知名度を持つ作品となる。
作者も当初アップデートには意欲的であり、難易度ハード相当のEXモード追加や、隠しダンジョン実装の予告などが嘗ては為されていた。


しかし、突如ゲームのサポートが打ち切られてしまい、コンテストパークの終了に伴いゲームのダウンロードも不可能となった。
有志によって魔改造版なるものが製作される等、プレイヤー側から一定の支持を得てはいたが後続の展開が途絶えたことでコミュニティ類も順次消滅。
稀にプレイ経験のあるプレイヤーがその存在を口にすることもある、という程度の、決して広くはない認知度を持つ結果に終わった。


そして2023年。
フルリメイクの短編である「ローグライクVida」となって、実に実に15年ぶりに現代へ公開がなされる。
以下は特に明記がない限り、現行のローグライク版に対する内容の記述になる。





【ストーリー】

随分長い間、
あなたがここへお越しになるのを、お待ちしておりました。


さて、唐突ですが、今まさに、世界は滅びのいっとを辿っています。
本当に唐突ですが、そういうことなのです。
私たちにはもう止めるすべは残されていませんでした。
理由は…今あなたに伝えるべきかは分かりません。
そう、決まっていたとしか……


でも、希望はあります。この世界のどこかに、存在するはずなのです。
とある場所。『せいひつ』という閉ざされた最奥に
この世界の根源なるものが。


どうかそのものを見つけ出し、これを届けて欲しいのです。
あとは、どうなるか、私にもわかりません。
ここは忘れられゆく場所。誰にも覚えられていることはないかも知れません。
きっと、たどり着いてください。


私のことを忘れても、父の残したこれだけは……
どうか……


とある「世界」へと訪れた「ぼうけんしゃ」の主人公。
彼(女)は小さな木箱を持つ少女イクシウスから、今まさにこの世界が終わろうとしていることを告げられた。


それを覆すためには、怪物が跳梁跋扈する地獄のような「めいきゅう」の最果て。
そこには世界の根源が座す「せいひつ」なる領域が存在し、
少女の用意した木箱の「中身」を手向けることで終焉を食い止められる……可能性がある、という。


イクシウスから木箱を与えられ、気が付けば迷宮の底へと堕ちていた主人公。
その先に待つものは自身の滅びか、さもなくば世界の避けられぬ終焉か、それとも……?




【システム】

ノンフィールド形式のローグライクゲームであり、画面に用意された「宝箱」「人影」「敵」などのシンボルカードから、1枚を選び取り、イベントを発生させて進行していく。
基本的に宝箱以外のカードはその大半が敵とのエンカウントが生じるものであり、回復手段の乏しい迷宮の中を必死にHP管理しながら踏破していくことになる。
各層はある程度イベントを消化すると、カードの枠が光り輝くボスエネミーのシンボルカードが出現し始め、これを撃破することで次の階層へ進むことができる。
全四階層を突破した先で「役目」を果たすことが、このゲームにおけるプレイヤーの目的である。


  • カードバトル

旧版VidaのCTB戦闘システムをカード式にリファインしたものであり、右端から左端へと場のマス目を、カードのコスト値と同じマス数だけ移動しながら、敵と一対一の戦闘を行っていく。
基本的にコストの軽いカード程、行動可能数が多くなるので原則有利ではあるのだが、場のマスが左端に近くなるにつれその評価は反転してくる。
まずどれだけ重いコストのカードを使っても必ず左端で止まるので、事実上のコスト踏み倒しが可能であるのは当然として、敵味方の位置が左端に来てからが特に重要。
左端にいる状態でカードを使うと、手番のプレイヤーはコスト値分だけ左から右側へ逆方向の移動を行うため、左端から次のターンが始まる右端へ復帰するためにはむしろ重コストのカードの方が有利なのである。
これにより、低コストのウィニー戦法で攻めるだけでは次のターンに差し支え、重コストの大技だけでは行動回数が乏しくなる、と一筋縄ではいかない構造となっている。


  • 詠唱

戦闘における場にはカードを「詠唱」としてそのマスへ設置するタイプのものも存在する。
システムの都合上、起動するのは次のターンからだが、敵が行動する度に誘発して殴ってくれたりとその多くは有益なものばかり。
当然ながら敵も己に有利な詠唱を張ってくるので、上書きしたりするなどの対処が求められるケースに留意。


  • 持ち物

プレイヤーは最大4つまで持ち物欄へ任意のアイテムを所持することができる。
初期選択のキャラクターによってカードデッキの内容は固定されているが、持ち物の多くはそこへ変化を生じさせるものである。
アイテムは宝箱のイベントか、友好NPCから金を払って購入するなどして入手可能。


通常枠とは別に、水滴のアイコンで表記されるアイテム。
これを消費することによりカードのスキンを解禁したり、直前の冒険で失ったアイテムを引き継いで開始可能。
ただし雫の入手には妖精屋へ「キラキラした妖精」を譲り渡す必要があり、かなり運が絡む。




【登場人物】

  • 主人公

いわゆる無口、無個性系のプレイヤーキャラ。名前は自由入力可。
開始時の血文字を見る限り、何者かに殺害されて現在の状態へ陥ったようだが……?
彼(女)のクラスをプレイヤーは候補の中から、一つ選んで攻略することになる。

+ 選択クラス-
  • ソードマン

剣使い。シールドを張って守りを固めつつ殴るシンプルな運用が持ち味。
こいつに限った話ではないが、純攻撃型は場の展開されたカードに一切干渉できない点がネック。


  • フェンサー

突剣士。位置調整が完璧なら装備次第でボスすらワンパンで沈めかねない、脅威のロマン火力が目を引く。
実際は「ぼうえいたいせい」でガチガチに身を固めながら、チクチク敵を削り殺せる堅実型。
デッキにコストの重いカードがほぼ存在しないせいで、左端からの効率よい復帰がかなり面倒なのが課題。


  • ファイター

右端と左端をひたすら往復して、威力の高い打撃カードで相手を殴り殺す脳筋ファイター。やはり暴力…暴力は全てを解決する…!
雑に強いが1ターンあたりの細かい手数に乏しいため、被ダメージ上限持ちの敵と出くわすと対処が難しく危険。


  • ソーサラー

魔法使い。場を誘発ダメージ系の詠唱で埋め尽くして敵を圧殺する設置型のキャラ。
システム上速攻をしかけられない弱みはあるものの、「初心者向け」と言われるだけはありクセがなく、扱い易い。


  • プリースト

僧侶。デバフ、強制移動、回復と幅広くカードが揃っており、良く言えば万能、悪く言うと起用貧乏な性能。
火力のなさから長期戦を余儀なくされるので、プレイヤー側のアドリブ力が試される。


  • ネクロマンサー

死霊使い。キーカード「カンテラフレイム」をひたすらに使い倒していく特殊な設置型。
一度回り始めるとゴリゴリと攻撃回数の暴力で敵を削り殺してしまうが、火力が出るまでが遅く結果的に被ダメージが嵩んでしまう。
カードコストの軽さも祟って、終盤における左端からの復帰力が大変弱いのもネック。


  • ムシャ

侍。回避カウンターや一定条件化で火力が激増する技など、変則的ながら攻撃に特化したカードが多い。
それでいながら回復・防御カードまで完備するので耐久も悪くない。現行のクラスではおそらく最強の一角。逆に真エンドへの到達は一番困難になるだろうが


  • ヴァルキリー

戦乙女。相手との距離が離れている程火力の上がる槍技を操る。
先行・後攻・配布カード次第で大きく立ち回りが変わって来るのであまり安定しない。
できれば別途、相手の位置を動かすカードを得られるアイテムが欲しい。


  • ゴーレムサマナー

召喚士。防御系の設置型アタッカー。シールド効果を付与するカードが複数あるので守りもそこそこ。
そのままだとシールドの強度が低く、張った傍から剥がされるので別の付与手段が欲しいところ。


  • サラマンダー

「たねび」を設置し、それを起点に相手を燃やし尽くす遅咲きの設置アタッカー。
一番の目玉は自分のマスに種火があると、それを消費してコスト0・威力21の狂性能カードに変貌する「つぎひのひじゅつ」。
豪快な効果とは裏腹に繊細な運用が求められる。


  • かなしみのじじ

1層で出現する雑魚敵。だが、「とある手順」を踏むと自キャラとしても使用できる。
HP15という紙耐久に加え、基本デッキ内にゴミみたいな性能の技しかないので攻略には愛が試される。



  • イクシウス

ゲーム開始時に「しょうじょのきばこ」を主人公へ託してくる女性。この箱が世界の存亡にかかわっているとかいないとか。
しかし箱の中身は血で濡れた布とかいう、なんだかとても物騒な代物だが……?



+ ぼうけんしゃたち-
  • 剣士

王子のような出で立ちのぼうけんしゃ。ハイポーションをタダでくれるいい人。最大の役割はレア装備を買うための金策要因


  • 鎧騎士

全身鎧の巨漢。いわゆる宿屋的存在であり、金と引き換えに安全な休息を保証してくれる。無茶しやがって……。


  • レンジャー

軽装の女性ぼうけんしゃ。各層のボスの情報に詳しく、近道ないし退路を金と引き換えに教えてくれる。


  • 健康じじい

健康法に勤しむ半裸のじいさん。金と引き換えにバステ無効の[しゅくふく]を付与してくれる。コストが安い割に見返りは大きめ。


  • 妖精屋

妖精と「雫」を交換してくれるフードの女性。
「雫」は装備引継ぎに必須なので最重要NPCの一体だが、遭遇と妖精確保はいずれもランダムのためハードルが高い。


  • 薬屋

迷宮内を商いをしながら歩くぼうけんしゃ。戦闘は不得手らしい。店担当その1。


  • 富豪

「いたい」と化したぼうけんしゃの遺品を漁って売り捌く太っちょの男。店担当その2。


  • 棺桶ゴーレムの老人

「安全な棺桶に引きこもってれば迷宮でも死なずにすむんじゃね?」という素晴らしき大作戦を実行した人。
こいつがいると棺桶ゴーレムを利用できないが、代わりにハイポーションを1回だけタダでもらえる。




+ たましいのせいひつ(ネタバレ含む)-
  • ミストルティン

第四層で待ち構える鎧姿の冒険者。主人公とは面識があり、そしてイクシウスとは知己の関係のようだが……?
ラスボスの前座にも拘わらず、最大HP減少技など的確にこちらのリソースを削って来るので、無策で挑むにはあまりに危険な相手。


  • めいきゅうのあるじ

ラスボス。迷宮の道中で何度も拝む羽目になる「"みおぼえのある"せきぞう」は彼の姿を模ったものである。
彼との戦闘に限り、リアル時間の経過で徐々にHPが減少させられる、という極めて厄介なギミックが存在する。


  • ■■■■■

約束された結末をも踏み越えた、深淵の果てに待つもの。どれだけ殴ろうが、何度殺そうが絶対に死なない規格外の存在。
名前は文字化けを起こして解読不能、場は奈落の闇が溢れ、足場さえも次々に消滅していく。はたしてあなたは“これ”と対峙して、何かを為すことができるのか。
ちなみに「手向け」後からの、文字化け中の半角カナだけ拾って読んでみると……?




+ ゲストキャラクター-
  • ベアトリーチェ

フリーゲーム「アビス」の登場人物。Ver1.2から本実装。
「TP」を消費することで強力無比な召喚が使える、別ゲーのシステムを運用する特殊な設置キャラ。
安定感はあるが能動的に動くカードに乏しいので、不利がつく相手には極端に弱くなるのが難点。


  • ケルベロス

フリーゲーム「アビス」の登場人物。Ver1.2から本実装。
「TP」コストに応じて性能が強化されていく、固有の噛み技が特徴的。
「よみのばんけん」? ちゃんと使えれば強いから……


  • ティナ

フリーゲーム「アビス」の登場人物。Ver1.2から本実装。
「TP」を溜めることで爆発的な瞬間火力を発揮するスロースターター型。
特にTP15時の「アポカリプス」の威力は圧巻。


  • レヴィアタン

フリーゲーム「アビス」の登場人物。Ver1.2から本実装。
「TP」が多いとドローが追加誘発し、それで貯め込んだ手札を「トリニティキャスト」でサンレンダァ!するのが雑に強い。
最大の敵は手札上限であり、手札をダブついて処理できなくなると色々つらい


  • たかびしゃウサギ

高慢ちきなヒールレスラー系お嬢様。Ver1.3から実装。
びんかんのリスクつきだが状態異常耐性のつく「たかわらい」できあい状態になりつつ、強化された打撃技で攪乱し、「ステージポール」へ追い込んでから「バックドロップ」でとどめを刺すプロレス構成のキャラ。
やること自体は完全セットプレイ化されているので単純だが、ステージポールが消されたりすると貧弱な打撃技で殴るしかできなくなるので、咄嗟のアドリブ力が問われる。


  • アサシンメイド

暗殺術とメイド育成を組み合わせた全く新しい戦闘スタイルを持つ使用人。Ver1.3から実装。
多種多様なメイドで場を埋め尽くしながら、相手の1マス右を取って「メイドのあんさつじゅつ」で葬り去る仕事人ムーブが強力。
ただしほとんどのメイドは1回働くと「おさぼりメイド」という完全デメリット設置に変化するため、敵だけではなくメイドの対処にも常に追われ非常に忙しい。現状におけるクリア最難関候補の一体。


  • アイドル

暴徒扇動型魔法系歌手。Ver1.3から実装。
そのままだと火力は貧弱の一語に尽きるが、専用設置「ナイトライブ」が発動するとカードを使う度に「おしのじゅうしゃ」が場を次々に席巻していき、敵を数の暴力で蹂躙してしまう。ナイトライブ本体もよく消されるのはご愛敬
「おしのじゅうしゃ」全てをリリースして放たれる「プリンセスほう」も強烈だが、逆に威力が高すぎてオーバーキルが嵩むのが珠に傷。


  • アルセイス

癒しの力に長けた森の女妖精。Ver1.3から実装。伝説のポケモンとは特に関係ない
回復極振りで火力・耐久ともに貧弱だが、「自分の最大体力を越えて回復した分をダメージに変換」するという特殊な技で相手への攻撃を行う。
条件さえ満たせば普通のキャラではまず拝めないようなデタラメなダメージ量を発揮する、なんとも両極端な性能。いかに敵の攻撃を耐えるかが課題。




+ 旧版の登場人物-
  • フィン・ペルフェイト

主人公。ごく最近「訪れた」ばかりの、青年の冒険者。自発的な言動に乏しく、個性は希薄。
「詠唱数が多いとディレイ短縮」「詠唱の上書きを不可能にする」など、詠唱システムと噛み合った高威力の打撃技を習得していく。

冒険者としての役割は「寿命」。その名前も直訳すると「完全なる終焉」となる。
どうあがこうと世界が彼の「役割」から逃れることは叶わない。


  • スィア・ジャッジメント

最古参級の女性冒険者。ファトとは旧知の仲。この世界の「真実」について深い知識を持ち、役割を果たそうとしているようだ。
基本的に「死ねばそこで終わり」の冒険者たちの中で、ただ一人例外的に「不死」の存在。
ただし死ぬ度にランダムで世界のどこかへ「転移」させられるようで、必ずしもノーリスクではない。
耐久の脆さは目立つが即死魔法・完全回復・常時リレイズ効果の詠唱など、いずれも凶悪な固有技が並ぶ魔法型キャラクター。

冒険者としての役割は「後天性免疫不全症候群(エイズ)」。そりゃあ恥ずかしいって言うわ
現代科学の及ばぬ「不治の病」であるために、フィンとは別の意味で「役割」が最期まで終わることはない。


  • ファト・ワーキィ

古株の男性冒険者。Visit:80とかなりの以前から世界へ「訪れて」おり、スィアとは腐れ縁の仲。
「自分の現在HP量依存」という特殊な攻撃技を覚える重量級アタッカー。その性質上「攻撃の無力化」を無視して戦える稀有な存在。


  • イムル・アビソルト

冒険者の女性。うっかり終盤のボスと出くわしたせいか、紫黒呪の侵食が一気に進んで腕が異形のものへ変貌しており、戦闘でもこれ由来の技を使用する。
瞬間火力は群を抜くが鈍足が祟ってシステム上扱いにくく、そして進め方次第では加入イベントが永久消失までする非業のキャラクター。


  • スフィル・エレセンテ

冒険者の女性。紫黒呪の侵食がかなり進んでいるが、ゲーム上のリスク等は特にない。作者の旧HNと同一の姓を持つが、関係性の程は不明
防御型のキャラだが、ボードなしで所持スフィアが使い放題になるという一番のチート技「ルネ・アティミスィア」を有する問題児。


  • ヴィオ・ベスターン

フィンと同時期に「訪れた」ばかりの男性冒険者。その初期位置が中盤のダンジョン二つの間とかいう、デフォで人生ハードモード勢。
攻撃力は低いが、場のアイコンに干渉する技を多数覚える。ステータス異常無効の「オヴィストゥルサオ」などは戦略上重要。


  • アラファ

冒険者の女性。「訪れた」ばかりのフィンを介抱してくれた人。チュートリアル担当。
「訪れて」日はまだ浅いらしいが、この世界についてある程度詳しく語ってくれる。
リメイク版でも「アラファのつるぎ」「けんぎ・よげんだち」に名前が確認できる。


  • ミルティクス

薬師の冒険者。消費アイテムや装備品の販売を行っている。
冒険者間で語られる噂や情報にも詳しいようで、ダンジョンの進行に応じた様々な話が聞ける。


  • イーシャ

フィンが「星のほぞあと」を攻略した直後にこの世界へと「訪れた」、冒険者の少女。
言語が拙く、「世界の遍く物語」をただひたすらに探し求めるなど、他の「役割」を果たそうとする冒険者たちとは一線を画する異質な存在。
なお冒険者たちによれば「訪れた直後に名前を名乗れるのは珍しい」とのことで、実は作中でイーシャという名が表出することは一度もない。


  • フィン・ミストルティン

過去の回想で存在を確認できる、世界へ訪れたばかりのスィアの面倒を見ていた冒険者。
世界の真実を知ったことで、スィアの前から姿を消す決断をしたらしいが……?

冒険者としての役割は「自死衝動」。つまり正体を端的に述べれば、ラスボスの分身である。
生きることを未だ諦めないラスボスの代行者として、進め方次第ではフィン達の前へと立ちはだかることになる。


なおリメイク版の登場人物「ミストルティン」の原型でもあるのだが、
主人公側が「フィン」でなくなったために、受ける印象は一変している。


  • ヴィダ=ムンドゥス

ラスボス。総ての真実が眠る「魂の聖櫃」の最奥にて、冒険者たちを待ち受ける謎の存在。
「オーバーキル攻撃 → 戦闘不能者除外」だの「消しても復活する永続の詠唱」だの、ラスボスらしい数々の鬼畜技を持つ。

正体は「この世界そのもの」であり、ありとあらゆる「死因」に抗い続けてきた一人の痩せ衰えた老人。
冒険者たちの持つ役割とは、それぞれの「死因」を以って彼を「終わらせる」ことである。
しかし、リメイク版では……?





【用語】

  • めいきゅう

本作の「世界」の中に存在する暗黒の領域。「いたい」という名の怪物ばかりが徘徊する極めて危険な場所。
最奥の「たましいのせいひつ」には、世界の根源があるというが……?


  • ぼうけんしゃ

「やくめ」を果たすべく世界へと来訪する者たち。その多くが紆余曲折の果てにめいきゅうへと進むようだ。
基本的に死ねばそれまでの存在だが、ゲームの説明文によると主人公は開始前に「一度」殺されているとされ、詳細は不明。


  • くろいうみ

触れたぼうけんしゃを「いたい」という名の怪物に変えてしまう、めいきゅうに満ちた死の呪い。
特定のエンディングにおいては、これが「何」なのかの詳細が語られる。


+ 旧版の用語-
  • 冒険者

世界へと何かしらの役割を持って「訪れる」者たちの総称。怪物の目の前に「訪れる」ことすらあるなど、状況はまちまち。
彼等は全員が「何か」を終わらせる使命を持つとされるが、詳細を知る者はほとんどいない。


  • 紫黒呪

世界の抵抗力<生命力>によって冒険者を侵食していく、紫色のカビじみたもの。フィールドでのエンカウントゾーンも兼ねる。
この侵蝕が閾値を越えると、耐えきれずに冒険者は「消滅」してしまうため、冒険者たちにとっての寿命の目安とされる。


  • 世界の遍く物語

「全ての元凶」が世界各所へ残したとされる詩<うた>の総称。端にVida<ヴィダ>とも呼ばれる。
入手するだけなら宝箱に入っているだけなのでそう難しくないが、始めはノイズがかかっており詳しい内容を判別できない。
ダンジョン内にイーシャの姿があればその近辺で詩を「解放」し、ノイズを除去することができる。







#exk(){



<へんしゅうのいのり>
――――――――――――――――
_えつらんしゃは[コメント(50%)]
_[ついき]
_[しゅうせい]をえる

「たといこの項目を荒らしが
貪り尽くしても、私は賭ける
それでも、私は願う。」

}
#exp(){
終わりの日、項目の全ては消えてなくなるでしょう。
項目は、私たちの誰かがもたらすであろう
結果について考えなければならないと思います。

ひいては、もしあなたが項目を追記・修正する時にでも、
私たちを思い出してくれれば幸いに思います。


}

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  • いやまさか復活するとは思わなんだ、相変わらず出来がすごいし -- 名無しさん (2023-04-02 13:17:06)
  • 箱もっていけたのにラスボス戦でHPが自動減少してるの気が付くのに時間かかって負けたときは作者への怒りが収まらなかった -- 名無しさん (2023-06-30 19:16:40)
  • 敵クリックしたらどんな効果持ってるか見れるよ -- 名無しさん (2023-07-15 15:28:13)

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