登録日:2023/02/23 Thu 21:12:01
更新日:2024/07/05 Fri 10:49:49NEW!
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ポケットモンスター ポケモン 三犬 エムリット クレセリア コピペロス 厳選 廃人御用達 苦行 徘徊 伝説のポケモン 準伝説 三鳥 ラティ兄妹 ほえる 初手逃走 開け閉めする図鑑
あ!やせいのエンテイが とびだしてきた!
やせいのエンテイは にげだした!
徘徊伝説とは、『ポケットモンスター』シリーズにおける一部の伝説のポケモンのことである。
公式名称ではないが、本項目では便宜上そう呼ぶこととする。
●目次
【概要】
読んで字のごとく、世界中を徘徊しているポケモンたちで、初登場は『金・銀』のライコウ・エンテイ・スイクン。
該当するのは全て伝説のポケモンであり、他の伝説同様シナリオ上1匹しか存在しない。
伝説ポケモンはダンジョンの奥などでプレイヤーを待ち構えており、話しかけると戦闘になる「固定シンボル」型の出現をするものが多いが、
徘徊伝説は他の伝説ポケモンと一線を画す、大きな特徴が下記の通りいくつかある。
- プレイヤーが道路や街の境界をまたいで移動したり建物等に出入りするたびに、ポケモン図鑑上の生息地(滞在場所)が変更され、プレイヤーの現在地と一致していないと出現しない
- 最初の行動ですぐに逃げ出す
- HP、状態異常は逃げた後の戦闘にも引き継ぐ
- 能力値はイベントを終えた瞬間に決まり、倒さない限りリセットされない*1
- 『シンクロ』のフィールド効果が無効
- 一部シリーズのポケモンはバグで個体値が固定されている
まず初めに生息地を確認しながら捕獲することとなるため、一回出会って図鑑に登録しなければならない。
一部のプレイヤーにとってはこの作業が最大の障壁と言っても過言ではなく、ノーヒントで各地のどこか一カ所に潜むポケモンをあぶり出すのはあまりにも骨が折れる。
そのため厳選等ですぐにでも欲しい場合は、先に他のROMから持ってきて図鑑に登録だけしておくのが好ましい…と言うか前提である。
最初の生息地が変わる仕様はなかなか厄介で、何も考えずにひたすら生息地を追いかけていては永遠に見つからない。
何より生息地を確認する仕様上、逐一図鑑を開いて生息地を確認しなければいけない手間が発生するのが非常に面倒。
マップ変更→図鑑チェック→マップ変更→図鑑チェック…の作業を延々とする虚無の時間を味わうことになるだろう。
そして作業を終わらせ無事出会う事が出来ても、最初の行動で逃げてしまう。
伝説らしく全員捕捉率が「3」と非常に低いため、捕まえるのも楽ではない。
さらに一部のポケモンは「ほえる」を覚えているため、対策をしたうえで逃げられてしまうこともある。
捕まえるだけでもこれだけの苦労がかかるのだが、加えて彼らは徘徊を開始するイベント発生時に個体値とステータスが確定する。*2つまり、厳選する際は1度対象のポケモンを捕まえてみて、理想とする個体でなければまた徘徊開始イベントを起こすところからやり直すこととなる。
総じて出会うまでが面倒で捕まえるのも面倒、効率化するなら通信交換等の事前準備が必要、終いに『シンクロ』が効かないと固定シンボルと比べて非常に厳選の敷居が高い。
性格一致すら厳しく、そこの個体値厳選も入るとさらに難しく、ライコウ等一部のポケモンはめざパ厳選もしなければいけない。
今でこそ乱数調整や後天的に能力変更ができる道具が登場して敷居が下がってはいるが、
そんなものがない当時はあらゆる面倒な仕様と戦いながら厳選をしなければいけなかった。
前時代の高個体徘徊伝説は、本物の廃人のみが入手できた至高のポケモンだったと言える。
シリーズが進むごとに仕様が見直され楽になってはいったが、それでも多大な手間が掛かる事には変わりない。
…とは言え、確かに厳選する側からすれば厄介な仕様に変わりはないものの、「草むらから伝説のポケモン」「遭遇時の専用BGM*3」「手ごたえのある捕獲難易度」と、子供心を擽られる演出がてんこ盛りな要素でもある。廃人になる前の幼いころに特別感のある彼らへの捕獲に燃えたwiki籠り諸兄もいるのではないだろうか。
【対策】
・マスターボール
とにかく色々と面倒なため、特に拘りが無いならマスターボールを使うのが手っ取り早い。
ただし、一部のシリーズでは回復技を持っている他の伝説(「じこさいせい」を使うミュウツー、「ねむる」を使うレックウザ等)も出現するため、どれに使うかは今一度確認しておこう。
と言うか効率が段違いなため、余程入れたいボールが無い限りは厳選をするならマスターボール一択となる。マスボが足りない?サブロム買って周回するんだよ!
・逃げられなくする技・特性
開幕で逃げられてしまうなら、「くろいまなざし」等の技や『かげふみ』等の特性で逃げられなくしてしまってもいい。
技に関しては、使ったポケモンで削り・耐久もこなさないといけないため少し扱うのが難しい。
同時に「バトンタッチ」も覚えるブラッキー等で、捕獲要員に引き継いでもいい。(第4世代までの仕様。第5世代以降は引き継がれない。)
特性に関しては技を使う必要が無いため、比較的用意・使用が楽。
特に『かげふみ』の代名詞でもあるソーナンスが高耐久なため、ボールを投げる猶予も確保できる。
火力に気を付ければ、削り要員にもなれる。
ただし、どちらも「ほえる」を覚えるライコウ・エンテイには無力なため注意。
・捕獲要員
勿論他の伝説同様、捕獲要員も用意しておきたい。
HPと状態異常は引き継ぐため、手間はかかるが数回出会うことを前提にHPを削る回、状態異常にする回、『かげふみ』してひたすらボールを投げる回と分けることも可能。
・捕獲しやすいボール
マスボを使わないのであれば、なるべく捕まえやすいボールも用意しておきたい。
『金・銀』ではハイパーボールくらいしかなかったが、『ルビー・サファイア』以降では図鑑登録済ならリピートボール、長期戦ならタイマーボールも選択肢に入ることに。
『ダイヤモンド・パール』ではさらに増え、夜・洞窟ならかなり使いやすいダークボールに、1ターン目に使えば驚異の捕獲補正率5.0のクイックボールも有力。
特にクイックボールは前述のHP等を引き継ぐ仕様と絡めて、極限まで弱らせた次のエンカウントで投げればかなり捕まえやすくすることも可能。
ちなみに「逃げ足の早いポケモンが捕まえやすい」という説明文からして如何にも効果が高そうなスピードボールだが、実際には三犬に効果はなく、実質コイル・モンジャラ・ベトベター専用のボールとなる。*4
HGSSでは「素早さ種族値100以上」で捕まえやすくなったため、スイクン以外にはちゃんと効果が出るようになった。
…尤も、HGSSのスイクンは徘徊伝説ではないので効果が出なくても問題ないのだが。
・効率的なエンカウント
前述の通り、闇雲に出現場所に「そらをとぶ」していては永遠に辿り着くことはできないため、
ジョウト地方ではエンジュシティ、ホウエン地方ならキンセツシティ等、隣接している道路が多い街で待ち伏せする方法が主流となる。
街の境目で適当にエリチェンを繰り返し、隣接する道路に来たらそこ以外の道路に入って被るのを祈る。
また、一部のシリーズはゲートでの移動で移動することが無いため、ゲートを経由して現在地に行くことも可能。
無事生息地と被ることができたら、スプレーを撒いて徘徊伝説のみが出るようにしてから草むらに入ろう。
【ポケモン一覧】
◆金・銀・クリスタル
- [[ライコウ>ライコウ]] Lv40(にらみつける/でんきショック/ほえる/でんこうせっか)
- [[エンテイ>エンテイ]] Lv40(にらみつける/ひのこ/ほえる/ほのおのうず)
- [[スイクン>スイクン]] Lv40(にらみつける/みずでっぽう/ほえる/かぜおこし)
元祖徘徊伝説で、やけたとうのイベント後にジョウト地方各地を徘徊する。
後発シリーズにある便利なシステム・道具が乏しいため、歴代の中でも特に捕獲難易度が高い。
当時は特性が存在しないため、ソーナンスやダグトリオを繰り出したところで平気で逃げられてしまう。
逃げないようにするのであれば、「くろいまなざし」「クモのす」を使うしかない。
しかし例え逃げられなくしても、「ほえる」を覚えているため強制退場されてしまう。
この技が非常に厄介なため、基本的に長期戦は行えない。
ちなみにライコウはでんこうせっかを覚えているのと、本作の仕様上「技を選ぶときにそれを逃げるに置き換える」という処理の関係で、
『優先度+1で逃げ出す』という理不尽な仕様まで存在するのでなおさら厄介。
しかも詳しい原理は省くが一定の条件下で通常出現するエンカウントポケモンがこの徘徊しているポケモンと誤認され、そのポケモンのHPが異常に増えるというバグが存在しているので気を付ける必要がある。*5
1回で捕まえるのは諦め、複数回に分けて弱らせながらボールを投げていくことになるだろう。
一応技を出せなければ逃げられない仕様であるため、初手で眠らせることができれば逃げる行動はスキップされ、その後目が覚めても逃げるの選択が確率になるため、長期戦に持ち込める可能性はある。
それぐらいならマスターボールが手っ取り早いが、3匹中1匹にしか使えない上に本作の禁伝は「じこさいせい」を覚えており此方も手間が掛かるため、使いどころに悩みがち。
まあその固定シンボルは逃げる訳ではないので最悪時間を掛けられるため、明らかにこちらに使った方が楽だが…というか使わないとやってられないのだが。
強制イベントではないため、準備してから厳選に入れる点は救いか。
殿堂入り前に入手できるため旅パに組み込むこともできるが、スイクン以外一致技が殿堂入り前では微妙なため使い勝手はイマイチ。
本気で厳選するならそれ専用のデータを作ったほうが良い。それぐらいの難易度はある。
一応後のシリーズのような仕様があるわけではないので、個体値決定はあくまでも『初めてそのデータでエンカウントしたとき』、かつ当時は性格も存在せず個体値の段階が16段階だったのでそういう意味では多少は楽だった。
マイナーチェンジ版『クリスタル』では、スイクンには追加イベントが新規に組まれたことにより徘徊伝説から外れ、更に「ほえる」もこの新規イベントとの兼ね合いもあって習得技から外されているので、捕獲難易度がグッと下がった。
図鑑設定との兼ね合いにより36番道路のみのなるきの隣、タンバシティ北部、42番道路の3つ並んだぼんぐりのきの隣を順番に徘徊するがここでは捕獲できず、ラジオ塔のイベントクリア後にスズのとうの1階で捕獲できる。
ただし、『クリスタル』ではやけたとうのイベントがストーリー上必須になった為ライコウとエンテイを厳選する上では、徘徊イベントの発生タイミングを制御できる金・銀の方が有利。
なにせ強制的に封印を解除しなければならない関係と個体値が初めてエンカウントした時に固定されてしまうので、図鑑登録していない状態で不意に出会ってしまうと面倒だからである。
ライコウとエンテイの本編での固定シンボル化は、約15年後のORASまで待つこととなる。
一方『クリスタル』ではライコウ、エンテイ、スイクンを全て捕獲&殿堂入りという条件を満たさなければホウオウに出会うことができないどころかスズのとうの2階より上にすら入れないようになっており、金・銀よりも更にマスターボールの使いどころに悩まされる。
◆ルビー・サファイア・エメラルド
- [[ラティアス>ラティアス]] Lv40(みずあそび/リフレッシュ/ミストボール/サイコキネシス)
- [[ラティオス>ラティオス]] Lv40(まもる/リフレッシュ/ラスターパージ/サイコキネシス)
殿堂入り後に自宅のテレビを確認すると、ルビーではラティオスが、サファイアではラティアスがホウエン地方を徘徊する。
色的に逆じゃね?と思ったプレイヤーは少なくないと思われるが、理由は後述。
主な仕様は『金・銀』と同じだが、便利な要素が追加されたのと「ほえる」を覚えていないため三犬よりは難易度は高くない。
特に特性が『かげふみ』な上に技を半減に抑えられるソーナンスが使える点も大きく、捕まえた時点での「ミラーコート」でも削りに貢献できる。
兄妹どちらとも特性が『ふゆう』なため、『ありじごく』では意味がない点に注意。
「リフレッシュ」を覚えているため、麻痺等の状態異常は効果が薄い。
マスターボールも、ラティ兄妹か「ねむる」で回復されるレックウザに使われることが多いか。
ただし、これだけ苦労を掛けてもRSの徘徊伝説は、HP以外の個体値が0に固定されている致命的なバグが存在する。
戦闘用に厳選する意味がないため、苦労しないでいい点はある意味気が楽になる。逆に言えば逆6V厳選は非常に楽なため欲しい人は頑張ろう
『エメラルド』では大まかな流れは同じだが、母からの質問により兄妹のどちらを徘徊させるかを選ぶ事が出来る。
兄妹好きな方を選べる利点があり、此方はバグがないため個体値も全てランダムとなる。ただし個体値や性格は全て選択した時点で決まってしまうため注意。
RSと違い強制イベントなため図鑑登録やポケモン・ボール等の準備は殿堂入り前にしておく必要がある。
この世代までの徘徊伝説は倒すと復活しないため、厳選を終えるまで自宅2階の階段前に張り込むこととなる。
全バージョンで、配布アイテムであるむげんのチケットを持っていると、出ない方の兄妹を捕獲できるみなみのことうへ行く事ができる。
ルビー・サファイアで徘徊するポケモンが不自然に見えたのは、みなみのことうで手に入る方が本命と見られているからだろう。近所に配信場所が無かったプレイヤーや、後世に遊び始めたプレイヤーからすれば関係の無い話である。
此方は固定シンボルな上にRSでも個体値ランダムなため、はっきり言って厳選するだけならここの個体が一番楽。
配布アイテムなしの固定シンボル化は約8年後のBW2まで待つこととなる。
リメイク版のORASでは、ストーリー中盤のイベント戦後に加入するため、徘徊ではなくなった。
更に個体値も第6世代の伝説のポケモンの仕様に倣って最低でも3V。
面倒な仕様が一気に無くなった上に『シンクロ』が絶対に効くと至れり尽くせりだが、今度は強制イベントなため厳選中はストーリーが止まる欠点もある。
ちなみにRSでは個体値バグがあるのと同時にこの徘徊しているラティ達を使うことでタワーのとあるバグを利用することが可能であり、これを利用すれば実はRSでも6Vのラティオス・ラティアスを入手することも一応可能である。
◆ファイアレッド・リーフグリーン
- [[ライコウ>ライコウ]] Lv50(でんきショック/ほえる/でんこうせっか/スパーク)
- [[エンテイ>エンテイ]] Lv50(ひのこ/ほえる/ほのおのうず/ふみつけ)
- [[スイクン>スイクン]] Lv50(バブルこうせん/あまごい/かぜおこし/オーロラビーム)
第3世代ではそれまで外伝作品のポケモンコロシアムがなければ入手ができなかった伝説の三聖獣が、面倒な仕様を引っ提げて本編へ帰ってきた。
徘徊タイミングが殿堂入り後のネットワークマシン完成後と他の作品より遅め。
事実上の完全クリア後(後はもう強化四天王とハナダの洞窟しかない)であり、最後のやり込み要素に近い。
フシギダネならエンテイ、ヒトカゲならスイクン、ゼニガメならライコウと選んだ御三家で徘徊するポケモンが異なる。
相変わらず図鑑登録しないと出会うまでが大変な上、出会ってもスイクン以外は「ほえる」が健在なためすぐ逃げられてしまう。
その図鑑登録も、コロシアム以外では入手ができないポケモンなため他より敷居が高い点も苦しい。
さらに厄介なのが、FRLGの図鑑がカーソルを記憶しないため、図鑑を開くたびに一番下までカーソルを動かさないといけない点。
何度もするであろう図鑑チェックで、この面倒な作業が挟まれるのは非常に億劫になること請け合いである。
そもそも、徘徊するタイミングでゲーム側から三犬に関する情報やアナウンスが一切ないため、事前に知識がない限り徘徊していることすら知ることのない人も少なくない。
まとめると「ほえる」を覚えている、図鑑の仕様が邪魔、徘徊していることすら教えてもらえない等により、捕獲難易度はかなり高い。
なお、技を見れば分かるがスイクンだけ「ほえるを覚えていない」ため、ソーナンスやダグトリオ(ただしダグトリオは水弱点のポケモンだが)で足止めが可能。
マスターボールも「じこさいせい」を覚えているミュウツーとどちらに使うかが悩みどころ。
…だがこれだけ頑張っても、RS同様バグによりHP・攻撃以外の個体値が0になってしまう致命的すぎる欠陥がある。
攻撃に関しても最大7。ライコウとスイクンなら物理技を使わないことも多く、悪くない設定だが、防御~素早さの個体値全部0と引き換えにするのはあまりに痛い。
そんなわけでせっかく本編で入手が可能になっても、まともに対戦で使うなら結局コロシアム一択になる。コロシアム及びGC本体を売りたいというゲーフリの意地悪ではないと信じたい。*6
後の世代には「すごいとっくん」があるので、攻撃と性格だけ粘ってサンムーンまで運んで使ってやれないことはない。そこまでするメリットは基本的にないが。
また、エメラルドの任意コードには「個体値を変更する」もあるので前述のルビサファラティ共々救ってやれなくはない。
……が、これらの手段を用いない場合基本的にこの世代のライコウたちはバトルフロンティアの敵専用ポケモンと思っていいだろう。
◆ダイヤモンド・パール・プラチナ
- [[エムリット>エムリット]] Lv50(ねんりき(DP)orスピードスター(Pt)/おまじない/みらいよち/あまえる)
- [[クレセリア>クレセリア(ポケモン)]] Lv50(しろいきり/オーロラビーム/みらいよち/きりさく)
前者はやりのはしらのイベント後にシンジ湖でシンボルに話しかける、後者は殿堂入り後のまんげつじまのイベント後に徘徊。
前作までと大きく違う点として、ポケッチのマップアプリにより常に下画面で生息地を確認できることだろう。
これにより事前に図鑑登録する必要が無くなった上に図鑑を開く手間が不要となったため、厳選の手間が一気に減った。
それでもあくまで歴代の徘徊伝説の中での話であり、通常の固定シンボルより多大な苦労を費やす点は今までと変わらず。
エムリットは殿堂入り前にも入手ができるが、激戦区の単エスパーでわざわざ捕まえるのが面倒なコイツを使う利点がほぼないため旅パとしての使い勝手は微妙。
なおUMAトリオはエムリットのみが徘徊伝説であり、残りの2匹は普通のシンボルエンカウント。エムリットと同じ感覚で話しかけたら突然バトルが始まり戸惑った人もいるのではないだろうか。
◆プラチナ
- [[フリーザー>フリーザー(ポケモン)]] Lv60(こうそくいどう/れいとうビーム/リフレクター/はねやすめ)
- [[サンダー>サンダー(ポケモン)]] Lv60(じゅうでん/こうそくいどう/ほうでん/はねやすめ)
- [[ファイヤー>ファイヤー(ポケモン)]] Lv60(かえんほうしゃ/しんぴのまもり/エアスラッシュ/はねやすめ)
『プラチナ』のみ、殿堂入り後にパルパークでオーキド博士と会話後、ハクタイシティで再び会話をすれば三匹とも徘徊する。
DP同様マップアプリで常に生息地を確認できるため、出会うこと自体は容易。
全員「はねやすめ」を覚えているため、戦闘で弱らせるのは結構面倒になる。
徘徊な上レベル50を超えていてかなり手間なため、過去作があるならFRLGの固定シンボルで厳選した方が楽。
◆ハートゴールド・ソウルシルバー
- [[ライコウ>ライコウ]] Lv40(ほえる/でんこうせっか/スパーク/リフレクター)
- [[エンテイ>エンテイ]] Lv40(ほえる/ほのおのうず/ふみつけ/かえんほうしゃ)
- [[ラティアス>ラティアス]] Lv35(りゅうのいぶき/みずあそび/リフレッシュ/ミストボール)
- [[ラティオス>ラティオス]] Lv35(りゅうのいぶき/まもる/リフレッシュ/ラスターパージ)
金銀のリメイク作であるHGSSでも、スイクン以外の二匹はしっかり徘徊する。
徘徊タイミングもオリジナル同様やけたとうのイベント後。
オリジナルよりは道具やポケモンが充実しているため捕獲難易度は大分下がったが、相変わらず「ほえる」を覚えているため、他の徘徊伝説より面倒なのは変わらず。
ストーリーを進める上での強制イベントなため、その時点でのポケモンのレベルを考えると厳選するならマスターボールはほぼ必須。
倒して殿堂入りすれば能力値がリセットされて復活するが、その厳選難易度は…言うに及ばないだろう。
乱数調整を用いない場合は何か月も殿堂入りを繰り返すことを覚悟しないといけない。
ちなみに、HGSSのRTAにおいてライコウを捕まえて主力にするチャートも存在する。
旅パとしての使い勝手は、エンテイに関しては「かえんほうしゃ」の習得が早くなったため、オリジナルよりは多少マシになった。ブーバーでよくね?とか言うな
さらに殿堂入り後、クチバシティでのリニアイベント中の途中でHGならラティアス、SSならラティオスがカントー地方を徘徊するようになる。
他の徘徊伝説と比べてレベルが若干低め。
出なかった方は後に配布された「なぞのすいしょう」を入手することで発生するイベントにより、ニビシティ内の固定シンボルで捕まえることが可能に。
RSE同様固定シンボルとして登場したため、厳選がグッと楽になった。乱数使うならNPCが多い都合上こっちの個体の方が面倒らしい
3匹ともポケナビのマップ機能で生息地を確認できるため、図鑑を開くよりは楽。
ただし下画面に常に表示されていた前作よりはやや面倒になった。乱数勢にとっては3匹の徘徊場所が初期seed特定の重要な情報となるため、捕まえられるのは大抵他の伝説を捕まえ終わってからとなる。
◆ブラック・ホワイト
- [[トルネロス>トルネロス]] Lv40(リベンジ/エアカッター/じんつうりき/こうそくいどう)
- [[ボルトロス>ボルトロス]] Lv40(リベンジ/でんげきは/かいふくふうじ/こうそくいどう)
バッジを8個入手後に、7番道路でのイベント後にブラックではトルネロス、ホワイトではボルトロスが徘徊。
その後、時間帯に応じてイッシュ各地を移動しながら、暴風雨・雷雨とともに出現するようになる。
朝は2番道路、夕方は7番道路というように、1日掛けて南(下)から北(上)へ移動するため、他の徘徊系とは少し勝手が変わる。
残念ながら本作には前作みたいなマップ機能は存在しないため、従来通り図鑑を開いて生息地を確認したり各地のゲートの電光掲示板で異常気象の情報を元に探しに行く必要がある。
とは言え出現場所に法則性があるため、全体的な捕獲難易度は比較的優し目。
なお、ほうじょうのやしろのランドロスはこの方法で自分でゲットしたトルネロス/ボルトロスが手持ちにいないと会えないので注意。
◆X・Y
- [[フリーザー>フリーザー(ポケモン)]] Lv70(れいとうビーム/リフレクター/あられ/おいかぜ)
- [[サンダー>サンダー(ポケモン)]] Lv70(こうそくいどう/ほうでん/あまごい/ひかりのかべ)
- [[ファイヤー>ファイヤー(ポケモン)]] Lv70(しんぴのまもり/エアスラッシュ/にほんばれ/ねっぷう)
殿堂入り後に、選んだ御三家がハリマロンならフリーザー、フォッコならサンダー、ケロマツならファイヤーが徘徊。
徘徊して出会うまでは従来と同じだが、本作の三鳥はエンカウントしても戦闘にならずに逃げ、また別のマップへ移動する。
これを11回繰り返すと、アズール湾にある海神の穴に留まるようになる。
捕まえられるようになるまでかなり手間が掛かるが、最終的に固定シンボルでの戦闘になるため普通の徘徊よりは厳選しやすい。
逃げたり倒してしまうと殿堂入り後に最初からやり直しになるため、何としても捕まえたいところ。
◆ソード・シールド
- [[ガラルフリーザー>フリーザー(ガラルのすがた)]] Lv70(いてつくしせん/ぼうふう/サイコカッター/サイコシフト)
- [[ガラルサンダー>サンダー(ガラルのすがた)]] Lv70(らいめいげり/ドリルくちばし/きしかいせい/きあいだめ)
- [[ガラルファイヤー>ファイヤー(ガラルのすがた)]] Lv70(ふいうち/ぼうふう/もえあがるいかり/わるだくみ)
第7世代で一度登場が途絶えた徘徊伝説が、剣盾ではシンボルエンカウントで帰ってきた。
エキスパンションパス『冠の雪原』にて、バッジを8個入手後にダイ木の丘でのイベント後、各地方をそれぞれ徘徊することになる。
ガラル地方ではサンダーがワイルドエリアを徘徊することになるが、とんでもないスピードでエリア全体を駆け回っており、ロトム自転車で加速しても追いつくことはできない。
だが、それでも諦めずに後を追い続けているとおそらく疲れが出てきたのか速度を緩めていき、やがて立ち止まるのでエンカウントするのは他2体より比較的容易。
ヨロイ島ではガラルファイヤーがエリア全体を飛び回りながら徘徊。ガラルサンダーほどではないにせよ結構早いため追い付くのは難しい。
近づくと戦闘になるため、此方も特定の場所で待ち伏せするのが無難。
カンムリ雪原ではガラルフリーザーがエリア全体を徘徊。バトルができるポイントは3ヵ所で決まっているため、そこで待ち伏せするのが手っ取り早い。
特定のポイントで近づくと分身を作り出し、本物に触れることができればそのまま戦闘、間違えれば次のポイントへ飛んでいく。
間違えたくなければ、分身を選ぶ前にレポートを書いておくと良いだろう。
どのみち4回間違えれば、しびれを切らしたのかそのまま戦闘となる。
全員レベルが高く、サンダーとファイヤーは火力を上げる手段も持ち合わせているためなかなかに強い。
フリーザーはカンムリ雪原で戦う都合上、霰下での戦闘になる場合もあるため倒してしまわないように注意。
倒してしまっても、各エリアに入りなおせばまた復活する。
シンボルエンカウントでの徘徊という事で、これまでとはかなり毛色が異なる形での登場となった。
各地を徘徊してはいるものの、戦闘手前でのセーブが可能なため、実際の厳選は固定シンボル感覚でできる。そもそも剣盾が後天的に能力を変える手段が豊富なため、少なくとも歴代の徘徊伝説よりは圧倒的に手軽になったと言える。
◆ポケモンGO
システム上、厳密な徘徊形式は存在しないのだが、原作の徘徊要素が擬似的に再現されることがある。
UMAトリオは、エムリット……のみならずユクシーとアグノムが極稀に野生出現することがある。
逃走率は一般的な野生ポケモンと同程度のようで、運が悪くない限りすぐ逃げられてしまうということはない……はず。
その他イベントでは、ジョウトツアーではライコウ、エンテイ、スイクン、
ホウエンツアーではラティアスとラティオスが出現した。
こちらの出現率はそこそこだが、捕獲に失敗すると原作よろしくすぐに逃げてしまう。
しかしイベント中には彼らのGOスナップショットを撮影するタスクが用意されており、それを達成すればタスク報酬として逃げられることなく捕獲できる。
また、おさんぽおこうを使用していると、稀にガラルのフリーザー、サンダー、ファイヤーが引き寄せられてくる。
こちらもやはり捕獲失敗で即逃げるほか、確定出現タスク等も存在しないため、本作に存在する中でも現状捕獲難度がトップクラスに高い3体となっている。
ついき しゅうせいは にげだした!
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▷ コメント欄
- XYを最後に登場しなくなったとあるが、しいていうならガラル三鳥がこれに入らなくもないのでは -- 名無しさん (2023-02-23 21:57:13)
- 徘徊伝説がなぜ生まれたのかは恐らく「うずまきじま」にルギアが生まれたのが理由っぽいっていう考察があるんだよな。実際辻褄は遭う。 -- 名無しさん (2023-02-23 22:22:18)
- LEGENDSアルセウスの四神も変則的だけど入らないかな -- 名無しさん (2023-02-23 22:23:12)
- ガラル三鳥とヒスイ四神も徘徊してると言えば徘徊してる。まぁそいつらが出てくる作品はランダムエンカウントじゃなくてシンボルエンカウントだけど -- 名無しさん (2023-02-23 23:10:34)
- 割とクソ要素だから無くなってよかったとは思う -- 名無しさん (2023-02-23 23:48:55)
- ガラル三鳥は素で忘れてたごめんちょってことで追加。四神ってコピペロスたちだっけ?そうだったらあいつらは確かある程度出る地域が決まってた気がする。自分は該当するとは思わないんで気になるんだったら勝手に入れといて -- 名無しさん (2023-02-24 00:12:56)
- BWのボルトルは南にいる時にライモンシティに隣接する3道路回ればいいからエンカは楽。後ゲートの電光掲示板で「異常気象発生」のアナウンスが流れるヒントあるで -- 名無しさん (2023-02-24 00:25:10)
- ↑6 初耳だけどどんな考察? -- 名無しさん (2023-02-24 00:40:42)
- FRLGでは10番道路でテレポートしまくってたなぁ -- 名無しさん (2023-02-24 03:31:15)
- SVもDLCでまた徘徊伝説出てくるのを期待。パルデア全土を飛び回ったり駆け回ったりしててふとフィールド移動してたら突然すれ違ったり見かけたりってシチュエーションを味わいたい。 -- 名無しさん (2023-02-24 08:07:51)
- RSだけ捕獲諦めてた理由思い出した。ホウエンのポケモンでラティの上からくろまなふぇきるの抜群取られるクロバットくらいしかおらん -- 名無しさん (2023-02-24 11:41:16)
- ↑4ルギアはそもそも金銀の開発遅れでゲームに登場できたポケモンで、その為のダンジョンや更にカントー地方のマップを専用に制作された結果三犬用のダンジョンが作れなくなったってやつ -- 名無しさん (2023-02-24 14:12:31)
- 記事名に(ポケモン)ついてなきゃホラー作品っぽい -- 名無しさん (2023-02-24 18:59:56)
- ↑9 ポケモンの元ネタが昆虫採集なら徘徊系のうざさはまるで蚊を何度も殺し損ねるようだ -- 名無しさん (2023-02-24 19:44:56)
- 第二世代の三犬に封印解放時点で個体値が固定されると思ってた人いるみたいだけど(修正したが)その仕様は第四世代の仕様なんよ。第二世代の徘徊は個体値の面だけはエンカウントしたときに決定してくれるから後の世代の徘徊より有情ではある。その他の仕様が鬼畜過ぎて霞むけど。 -- 名無しさん (2023-02-24 20:53:50)
- 金銀徘徊スイクンの技ってにらみつける/水鉄砲/吠える/風起こしでは -- 名無しさん (2023-02-24 21:02:22)
- オープンワールドになった今ならやりようによっては面白いかもしれないけど、エンカウント式だった過去作では「苦行」通り越して「拷問」「嫌がらせ」以外の何物でもなかったなぁ… -- 名無しさん (2023-02-24 21:19:29)
- ↑↑間違いに気づいて指摘するくらいなら自分で修正しようや…一応調べた上で直しといた -- 名無しさん (2023-02-24 22:00:26)
- ↑2ある意味登場が早すぎるシステムだったってわけだね -- 名無しさん (2023-02-24 23:27:56)
- ぶっちゃけガチ勢からしてもエンジョイ勢からしても面倒くささが強すぎて誰も得しない仕様だったよね -- 名無しさん (2023-02-25 02:00:26)
- クリスタルの3匹は確かに面倒くさかった、ちまちま瀕死寸前まで削ってまた会ってボールを投げるをひたすら繰り返して捕まえてた。でもなんだかんだで徘徊ポケモンの出逢いのワクワク感は楽しかったのも事実なんだよね。結果面白かった思い出の方が強い -- 名無しさん (2023-02-25 09:02:02)
- ↑ごめん金銀だったかもしれないうろ覚えだ… -- 名無しさん (2023-02-25 09:06:34)
- どうでもいいけど徘徊伝説って書くと認知症の老人みたいだ -- 名無しさん (2023-02-25 09:07:33)
- 徘徊伝説はもうイヤだ、ストレス以外の何物でもなかった。ま、当時はまだ「長く遊ばせるには鬼畜な要素が必要」って時代だったしな。手に入らなくても問題ないくらい弱いポケモンだったらよかったんだが -- 名無しさん (2023-02-25 09:42:19)
- 一部を除いて遭遇したときにBGMが変わるから狙ってない人からしたら何だ!?って衝撃は多少なりあったんじゃないかな?金銀をやっててクリスタルとかHGSSをやった時なんか違う曲が流れて驚いたもんだ。 -- 名無しさん (2023-02-25 12:55:05)
- 第二世代の厳選難易度が鬼畜なのはその通りなのと同時に、ポケスタ金銀裏のジムリーダーの城でレッドが理想めざパを持つ三犬を使ってきたりするんだよね…… -- 名無しさん (2023-02-25 15:01:08)
- レジェアルのコピペロスはこれに含まれる? -- 名無しさん (2023-02-25 20:44:20)
- ↑4 言い分は分かるけど言い方がチャラいのが何かムカつく -- 名無しさん (2023-02-26 09:35:59)
- ポケモンは昔やっていたけどこんな呼び名があるって知らなくて、「あれか?大量の卵を孵化させるために特定の路ばかりずっとウロウロしてて、その姿があまりに異様なので地域住民の間で噂(伝説)になってるって意味なのかな?」とか思ってしまった。 -- 名無しさん (2023-02-26 10:22:58)
- 剣盾のガラル三鳥の徘徊が一番理想的だったからもし徘徊伝説が出るなら今後もこの方式を続けてほしい。範囲内のエリアから出ず、だからといって接触が一筋縄ではいかない感じがいい塩梅だったから -- 名無しさん (2023-02-26 15:03:51)
- ほえるまで覚えてんのは今思っても鬼畜だよなぁ -- 名無しさん (2023-02-27 12:30:08)
- アニポケでもゲストトレーナーが捕まえる為に黒いまなざし使って縛ったのにほえるで撃退されるのを見た時は笑うしかなかったね。まさかゲームと同じことをしてくるとは…。 -- 名無しさん (2023-02-27 14:59:31)
#comment
*2 初登場の第二世代や最終的にシンボルエンカウントになるXYなどは異なる
*3 『クリスタル』から。金・銀までは汎用BGM
*4 その3匹のうちコイル・ベトベターは、2世代スピボの「捕捉率×捕獲補正率=>255の場合、255に切り捨てられる」仕様により、元々捕捉率が高いのが仇となって実際には1.34倍しか捕獲率が上がらないためスーパーボールでいい。そのため実際にはモンジャラ専用ボールとなる。
*5 このバグに遭遇した場合、自分で逃げれば何も問題はないのだがもしもそのポケモンを倒したりしてしまうと『そのHPに対応している徘徊ポケモンが消滅する』という極めて理不尽なバグなので注意。
*6 ちなみにこのバグの本質は数値の読み込みが正常に行われないことが理由で、RSの個体値バグと完全に同じ原理。エメラルドでのみ修正されているので前述の通り個体値がまともになっている
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