登録日:2022/12/26 Mon 12:00:01
更新日:2024/06/28 Fri 13:34:20NEW!
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デジモン デジタルモンスター 化け物 成熟期 幽霊 ゴースト デジモンアドベンチャー デジモンアドベンチャー02 デジモンフロンティア デジモンセイバーズ デジモンアドベンチャー: キートン山田 江川央生 石塚堅 園部啓一 雑兵 デジモンゴーストゲーム バケモン 佐藤悠雅 角倉英里子 浅野良介
とり憑いた敵を地獄へと導く、冥界への水先案内人!
『バケモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。
●目次
【基本データ】
世代 | 成熟期 |
タイプ | ゴースト型 |
属性 | ウィルス種 |
必殺技 | ・ヘルズハンド 布の下から巨大な手を繰り出し、掴んだ敵を地獄に引きずり込んでしまうという技。 |
・デスチャーム 敵を死に誘う強力な呪いをかける。 強靭な精神の持ち主で無いかぎり数秒で絶命するだろう。 | |
得意技 | ・ゴーストチョップ |
【概要】
頭からすっぽりと布を被っている、幽霊のようなデジモン。
初登場は『デジタルモンスター Ver.3』でオーガモンとは同期。
闇より生まれた邪悪な存在で、バケモンにとり憑かれたコンピュータは一瞬にしてシステムを破壊されるという。
当然ながら、布の中身は謎に包まれている。
むしろ、布に直接、凶悪なキバが生えた口がついているように見えるため、布が本体の可能性もある。
必殺技の『ヘルズハンド』は巨大な手で攻撃する技なので中身はあるじゃないか!!
…と思われるかもだが、そこはデジタルなモンスター。巨大な手だけのデータを召喚してる可能性もあるため、やはり不明。
また、身体の下にある影の部分はブラックホールになっているという説もある。
つまりは、よく分からないということしか分からないのであった。
このように、凶悪で邪悪な性格のように思われがちだが、後述の通り、アニメでは意外と間の抜けたところを見せることが多い。
公式でも、同じゴースト型*1のポンチョモンのラテンミュージックにノリノリになることが示唆されている。
当然、名前の由来は「お化け」、ひいては「化け物」であろう。
【派生種】
◆ソウルモン
ダークサイドの淵からふらりと彷徨い出る呪われたデジモン!
世代 | 成熟期 |
タイプ | ゴースト型 |
属性 | ウィルス種 |
必殺技 | ・ネクロマジック 敵に死者の魂を放つ技。 |
得意技 | ・エンドトランス |
・エナジードレイン |
バケモン同様、呪われたウィルスプログラムで構成されたゴースト型デジモン。
ぶっちゃけ、バケモンが魔法使いや魔女が被る、つば広のとんがり帽子を被っているだけの姿。
一応、バケモン同様の目はあるが、帽子で隠れて見えることは少ない。
ただし、帽子自体はファンタジーの魔法使いのデータを取り込んだ影響で、帽子のおかげで魔力もアップしているという。
そのため、呪いや魔力を使った攻撃も強力になっている。
初登場はコンパチデジモンが多数登場したPSソフト『デジモンワールド』。
【関連種】
◆ゴースモン
世代 | 成長期 |
タイプ | ゴースト型 |
属性 | データ種 |
必殺技 | ・リトルプラズマ 手のひらから微弱なエネルギー弾を放つ技。 |
得意技 | ・ジャックレイド 敵に突進…と見せかけ衝突の直前に透明化し、相手が混乱したところを背後から叩くトリッキーな技。 |
全身が青い炎で構成された、帽子を被った鬼火のようなゴースト型デジモン。
初登場は『デジモンペンデュラムZ 3.0 NIGHTMARE SOLDIERS』。
鬼火らしく、墓場で遊ぶ姿がよく目撃されている。
ただ、その性格はバケモンやファントモンのような他のゴースト型デジモンとは異なり、心優しい。
そのせいか、属性もウィルスではなくデータ種。
ただ、優しいが、気弱で恥ずかしがり屋でもあるため、姿を見せることは好まない。
なので、困っている誰かを助ける際には、透明になって人知れず手助けすることを選ぶという。
また、負傷したデジモンを安全な場所に導いていくこともあるという。
それ以外では、他のデジモンと戯れようとラブラモンを追いかけたり、ウィッチモンの箒に捕まって空を飛んだり…とある意味で色々とアクティブな様子が確認できるという。
火の玉繋がりということで、幼年期はプチメラモンが当てられる。
◆ファントモン
世代 | 完全体 |
タイプ | ゴースト型 |
属性 | ウィルス種 |
バケモンよりも上級の存在、と明言されているゴースト型デジモン。
頭からすっぽりとローブを纏い、正体は不明。という共通点がある。
詳しくは該当項目にて。
【関連作品でのバケモン』
良い意味で特徴が少なくフワフワした存在のため、群れや雑兵として扱われることが多いのが特徴。
PSソフト『デジモンワールド』
バケモンとソウルモンが登場。
ただし、ソウルモンは育成不可でモブ敵としてのみの登場。
ストーリ上では、闇貴族の館を見回っているバケモンが登場する。
ただし、「バケッ!バケバケ?」等としか喋れず、「はい/いいえ」の選択肢を正しく選ぶ必要がある。
3回正しく選べば、街に参加してくれる。
アニメ『デジモンアドベンチャー』
第11話 「踊る亡霊!バケモン」でアニメ初登場。
デビモンの策略で分断された丈と空はオーバーデルの教会に辿り着く。
そこでは、妙な仮面を着けた人間たちが “バケモン様” へお供え物をするカーニバルを開催していた。
そして、神父風の服を着た男に導かれるまま、教会の中に足を踏み入れる。
ちなみに、ゴマモン曰く「とても、“様”を付けてお供え物をするようなデジモンじゃないような気がするんだけど」とのこと。ヒドイ。まあ、そのとおりなんだが
なお、視聴者の予想通り、その人間らの正体こそがバケモン。一斉に正体を現し、丈らに襲い掛かる。
ちなみに、件の「バケモン様へのお供え物」とは、丈と空のこと。
個々のバケモン実力自体は、成長期のピヨモンの技に怯むくらいなので、高くはなさそうだが、空腹+物量差で押し負け、捕らえられてしまう。
その後、デジモンは牢屋へ、丈と空は祭壇の上で「塩」「胡椒」「塩」「胡椒」 と味付けされてしまう。
一方で、ゴマモンとピヨモンはというと、牢番のバケモンに対して
ゴマ「あの、ダマされやすそーなバケモンを利用して、脱出しよう!!」
ピヨ「どうしてダマされやすそうって分かるの?」
ゴマ「ハナミズで鼻ちょうちん作って眠るデジモンくらい騙されやすーいデジモンはいない」
ピヨ「そんな断言しちゃっていいの?」
ゴマ「いい!」
と好き勝手言いまくられた挙句、ゴマモンの手による投石で鼻ちょうちんを割られて起こされる。
その上
「オイラ達をからかってみないか?」「私達、からかわれたいの~」という申し出に
「お前たち、[[性格の変な>マゾヒズム]]デジモンだな」
と困惑しつつも、その後の挑発に乗せられ、食べ物を持ってきた挙句にそれを奪われる。
その頃、丈と空は遂に“バケモン様”に捧げられる一歩手前に。
ちなみに、“バケモン様”とは無数のバケモンの集合体。
もしかすると、“バケモン様”がベースで、各バケモンはその分身体なのかもしれない。(であれば、各個体が成長期クラスなのも説明がつく)
なお、“様”と付くだけあり、合体後の実力は本物。
「ヘルズハンド」を主軸に、食料を奪い体力回復して丈らのピンチを救ったバードラモンとイッカクモンの二体を余裕で相手取る実力を見せつける。
しかし、丈先輩の「幽霊にはありがたいお経のご利益しかない!!」という、謎の 自信の下、おばあちゃんから教わったという『テストでいい点が取れるありがたいお経』を唱える。
ルキデクヨルキデガートステ ルキデクヨギシフーラァー ビコロヨオオンテンマンテクヤヒ*2
ちなみに「木魚!!」と言われて空が渡したのが、あのヘルメット 帽子。
叩くとポクポク鳴るあの帽子に、テレビの前の子供達は困惑した*3。
しかし、効果は絶大で、お経と木魚によって弱体化したところを、イッカクモンらのダブル必殺技を受けて、爆散した。
ちなみに、コミカルな部分もあるので印象が薄いが、これが本作における初のデジモン殺害であり、黒い歯車と(恐らく)関係無く、明確に邪悪な意思で襲われた最初の事例である。
CVは最初に丈らを教会に導いた神父風の個体がキートン山田。
バケモン様は江川央生で、他には石塚堅や園部啓一らが演じた。
その後は、別個体がヴァンデモンの配下で多数登場。
主に、隠れ家の警護を行ったり、ファントモンの下で人間を捕らえてビッグサイトへ連行・監視したりしていた。
……のだが、テイルモンとともに離反したウィザーモンにあっさり操られて隠れ家のカギを渡したり、光子郎が(ギリギリで)展開したデジタルバリアのせいで、彼らを発見できずパチクリしたり、
捉えた人間たちのビッグサイト脱出の際は、(今度こそマトモな)お経を聞かされて怯んだところを、男性陣やガチャ〇ンやムッ〇、【ピー】ちゃんにボコボコにされたり…と、情けなくも可愛らしい姿を披露しまくってくれた。
もうこの頃になるとパートナーデジモンたちの能力が成長していて、アグモンやピヨモンの炎技一発でバケモン三~四匹がまとめて吹っ飛ばされている。成熟期形無しである。
その後のダークマスターズ編では本来のナイトメアソルジャーズではなく、ムゲンドラモン配下のメタルエンパイア暗黒軍団で、メカノリモンの操縦を行っていた。
出向していたのであろうか?
というかメカノリモンって「非力な小型デジモンがコックピットに乗り込むパワードスーツ型デジモン」なのだが……それでいいのか成熟期。
過去編ではちゃんとピエモン麾下でゲンナイたちの組織を襲っていた。もちろんメカノリモンに乗り込んでである。
しかし一体はゲンナイにコックピットから引きずり出された挙句メカノリモンを奪われてしまった。よ、弱い……
PSソフト『デジモンワールド デジタルカードバトル』
オーバーデルの墓地に向かうとバケモン登場
「どうせバトルに勝たないと先に行けないんだろ?」
「うっ…そのとおりだ!」
という、やっつけみたいな会話でバトル開始。
使用デックは暗黒メイン*4の『ゆらゆらデック』。
バトル終了後は、館の鍵に関する話になるが
「フフフ。持ってたが、こないだなくした。」
「フフフじゃないよ!」
という、最後まで締まらない会話で終了する。
カードとしては暗黒のレベルⅣ。
ステータスは控えめだが、必要進化Pは30でPOWも10あり、×特殊効果も「すいとる」と使い勝手は良好。
そのうえ援護も「自分の属性は暗黒になる」と、活躍自体は少ないがデメリットはほぼ無し。
そのため、暗黒レベルⅣの入門的存在である。
カードではソウルモンも登場。
こちらは必要進化Pが20と全属性のレベルⅣの中でも最軽量級である。
また、バケモンと同じく×特殊効果が「すいとる」だが、その攻撃力がなんと素で330という高威力。
なので、攻撃力さえ上げれば、貧弱な初期HP(500*5)を補って余りある回転力を誇るカードに大化けしてくれるであろう。
アニメ『デジモンアドベンチャー02』
デジモンカイザーの配下として複数体が登場。
第08話「デジモンカイザーの孤独」では大輔以外の子供達に化けて、子供達がカイザーに捕まったように見せかけた。
その後も空中要塞の防衛要員として複数体が登場。
…するが、アーマー体デジモンに一蹴されればいい方で、中にはキメラモンの攻撃の巻き添えで消滅させられた個体もいた。
第38話「ホーリーナイト デジモン大集合!」でも、現実世界に迷い込んだデジモンとしてダークティラノモンと共にライブテントを襲撃。
その後はファントモンやヌメモンと共にイッカクモンと対峙しているところを『サンクチュアリバインド』で一網打尽にされ、まとめて送還された。
PSソフト『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』
ラスボス撃破後のシナリオ、ダークシティで開催されるホーンテッドアリーナの1回戦の相手としてバケモンが登場。
今回の使用デックは『おどる亡霊デック』。
「すいとる」やHP回復主軸のいやらしい黒単色デック。
当然、カードとしてもバケモン、ソウルモン共に続投。
ステータスにやや調整が入り、特にソウルモンは必要進化Pが20→30、×攻撃力が330→290と大きな弱体化を受けてしまった。
前作のカードはすべて登場しているが、ほとんどは上方修正を受けている中で、ここまで下方修正を受けたのはソウルモンとブイドラモン*6ぐらいである。
アニメ『デジモンフロンティア』
第11話「俺を倒せ!伝説の闘士ヴリトラモン暴走」にてソウルモンがアニメ初登場。
マーケットにお店(テント)を構えて、デジタマモン3体と何やら話していると思われる姿が描かれた。
…単にお店のイメージに合わせただけのバケモンの可能性もあるが(汗
なお、通常のバケモンもマーケットの遠景で確認できる。
アニメ『デジモンセイバーズ』
第10話「マサル人生最悪の日 いたずらソウルモン」にて、今度こそ間違いなくソウルモンが登場。
トーマの豪邸にあったコンポを媒体にリアライズ。
その後、トーマ宅を訪れた大と知香がケンカになり、知香は
「道で滑って転んでぶつかって看板に当たってハシから落ちて車に追っかけられてタンカーに轢かれちゃえば良いのよ!!」
と口走る。それを自身の透明化する能力を活かして実現させようと悪戯を画策する。
- 大をバナナの皮で転ばせて、アグモンにぶつける
- 中華料理店の看板を動かし、ぶつかる様に仕向ける
- 道にまき散らした割り箸で、転ばせる(トーマ「箸から…落ちた…」)
- DATS基地内で台車を暴走させ、激突させる
- 20万t級タンカーANを23ノットの速さでDATS基地に衝突させようとする
等の悪戯を大に仕掛ける。
余談だが、大の「俺とタンカーのタイマン勝負」の名言はこの時に出ている。
最終的には透明化の能力を「デジモンの身体には反応するスプレー」というご都合主義な 道具で解除され、大の拳を2発食らってしまう。
その後は巨大化し、ジオグレイモンとのタイマン勝負。
腕の攻撃で締め付けるも、投げ飛ばされ「メガバースト」で倒されて、デジタマへと返った。
余談だが、この一件はトーマにデジモンの出現や、人間の思念との関係を考察させる契機となった。
アニメ『デジモンアドベンチャー:』
第31話「新たな闇ミレ二アモン」
三体のバケモンが登場し、黒い雷でメタルファントモンへと進化を遂げる。
そして、そのうちの一体は更にゴクモンへと進化を遂げた。
第58話「ヒカリ 新たな命」では、スカルバルキモンと共にソウルモンが大量に登場。(CV:佐藤悠雅、角倉英里子、浅野良介)
「聖なる者よ…」
「忌々しい…忌々しい…」
「呪いを…呪いを…」
など、様々な呪詛を吐いていた。
最後は、スカルバルキモンと共にエンジェウーモンに浄化され、デジタマへと戻っていった。
アニメ『デジモンゴーストゲーム』
第66話「破滅ノ漆黒竜」において、人間世界に現れたデジモンとして登場。
アメリカのニューヨークに出現していた。
ゴーストバスターされないか心配である…。
ゴマモン「あの、ダマされやすそーなwiki籠りを利用して、項目を追記・修正しよう!!」
ピヨモン「どうしてダマされやすそうって分かるの?」
ゴマモン「ハナミズで鼻ちょうちん作って眠るアニヲタくらい騙されやすーいアニヲタはいない」
ピヨモン「そんな断言しちゃっていいの?」
ゴマモン「いい!」
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- バケモンの項目作成しました。ただ、キャラがキャラなので、他にもチョイ役等で登場してそう(=漏れがありそう)な気がしています・・・ -- 名無しさん (2022-12-26 12:09:41)
- 01だとパタモンに化けゼロを疑心暗鬼にして太一達と喧嘩させゼロがいなくなったところで正体をばらし襲いかかる 透明化してガー坊(ガブモン)に噛みついた際に牙に毛皮が引っ掛かり 居場所がバレてプチファイヤーにより倒される -- 名無しさん (2022-12-26 13:46:18)
- 作成ありがとうございます。ジュレイモンとかも楽しみです! -- 名無しさん (2022-12-26 14:08:08)
- ジュレイモンですか。了解です。意外と書くことなさそうでありそうなヤツだなぁ・・・ -- 名無しさん (2022-12-26 15:51:30)
- 「木魚!」のインパクトが凄すぎる -- 名無しさん (2022-12-26 15:55:10)
- アドの登場回はあの浦沢義雄脚本だったから、ここに書かれてるだけでも浦沢テイストの強さがわかる -- 名無しさん (2022-12-26 18:16:16)
- デジモンコレクターズのあるイベントでは うらめしや~おもては何だ パン屋がいいな~とか発言している -- 名無しさん (2022-12-26 18:39:54)
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*2 逆から読むと「百点満点 大喜び あら不思議 よくできる テストができる よくできる」となる
*3 シリーズディレクターの角銅氏によると「本当は柔らかいけど丈が思い込んだからで、お経がバケモンに効く、というのも含めてデジタルワールドでは意志が具現化するという伏線」とのことらしい。
*4 なぜか氷水のオタマモンとシードラモンが少しだけ入っている
*5 全レベルⅣで最低の数値。というかレベルⅢ(成長期)を含めてもこれより低いのはサイケモン(470)とアルラウモン(400)のみ。パルモン、ゴブリモンと同値。
*6 HPが1000→880に低下、攻撃力も全て100以上ダウン、と大幅劣化。ただ、前作では最大でも3枚しか手に入らない隠しキャラだからこのハイスペックだったのが、今作では通常流通するようになったので妥当なバランス調整といえる。
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