LACT-450(Splatoon)

ページ名:LACT-450_Splatoon_

登録日:2022/12/22 Thu 10:33:44
更新日:2024/06/28 Fri 13:33:05NEW!
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splatoon splatoon3 splatoonブキ解説項目 ボウガン 軽量級 マルチミサイル コンパウンドボウ ラクト談合 ミサイルが本体 塗り武器 ストリンガー 塗り武器←実はキル武器



LACT-450とは、Splatoonシリーズに登場するブキの1つである。
愛称(?)はそのまま『ラクト』で呼ばれる。
450の部分は『フォーフィフティ』等英語ではなくそのまんま『よんひゃくごじゅう』で呼ぶ。
これはダメージが45.0な事に由来する。


概要

3より登場した弓をモデルにしたブキカテゴリ『ストリンガー』に属するブキで、その基本型たるトライストリンガーから機構を一部添削、小型化した近距離寄りの軽量型ストリンガー。*1


タタキケンサキのような白黒の淡白な色合いが特徴で、そのサイズから弓というよりは『ボウガン』の方が適切であろう。
モチーフは乳酸菌飲料に含まれるラクトフェリン。インク発射口があの容器の形を模している。


射程と共にインクの冷却機能がオミットされ、着弾地点での爆発が無くなり攻撃性能は大きく落ちたが、フルチャージでの1確威力は確保されている。
更にストリンガー内で唯一チャージキープが可能なので、接近して至近距離から叩き込むことでキルも取れる。
当然それ相応の相手の弾を掻い潜ったり隠密で不意打ちするテクニックは必要だが、逆に言えば弾道の把握も含め極めさえすれば最前線で1確キルをバラ撒けるということにもなる。
また、チャージ時間も14式竹筒銃に匹敵する短さで、近距離においての戦闘力は目を見張るものがある。


ノンチャージでの速射性能も高く、3方向に弾が飛ぶのは変わらないので、フデのようにボタンを連打してるだけでもプロモデラー並に地面を塗り広げることが可能と、ナワバリでも相応に活躍が見込めるなど結構オールマイティーに立ち回れるブキである。



性質

まず前提として射程が恐ろしく短いことが挙げられる。
フルチャージでも尚短いという射程だけ見れば絶望的な性能。ただしダメージそのものは本物であり、フルチャージすればそこら辺のシューターよりは長くなる。
代わりにチャージキープが可能であるため、無印はカーリングボムも併用して距離を詰めて有効射程で一気に仕留めるような脳筋戦法で射程差を誤魔化すことも出来る。


射程の他にも欠点がある。
軽量化で機構を簡略化し小型にした影響か、弾速があまり速くないというデメリットを抱えている。
元々トライストリンガーの時点でもチャージャー程の弾速は無く、それを拡散発射による範囲で補っていたように、このラクトも発射から着弾にタイムラグが発生する。


よって、チャージキープを併用して至近距離でブチ込むような真似を避けるのであれば、対面戦をするなら持ち前の機動力で翻弄しつつ、動いている目標に対しても弾速の遅さを考慮した上で直撃弾を浴びせる『偏差撃ち』のスキルが必要になってくる。オモチャみたいな見た目に反して、本気で運用するとなればかなりピーキーな仕様である。


しかしそれらを差し引いて余りある特性としてとんでもない速射性能を有するという点が大きい。


射程を捨てて塗り能力を強めた結果、ほぼノータイムで3連インクを放射状にバラ撒いて目の前の地面を広く塗り、瞬間チャージで会敵しても当たりさえすれば1擊で沈められる為、こと近接戦闘においての潜在的ポテンシャルはかの雷神に近い。


トライストリンガーとはまた違った咄嗟の対応が求められるブキなので、苦手なら真正面での戦闘はなるべく避けて運用しよう。不意打ちだろうが立派な戦術なのだ。


拡散発射且つ秒間約4発×3の速度なので塗り性能はかなり高い。素のインク消費効率も高めで、雑に撃ちまくるだけでも殆どムラ無く塗って回れる他、裏取りで終盤に敵陣を荒らし回ることだって出来る。


当然塗り性能が高いということはスペシャルゲージも並のブキ以上に溜まりやすい。それはもう秒で溜まる。
その性質を悪用利用したのがマルミサマンと呼ばれるスペシャル超特化運用である。



マルミサマン

『ミサイルが本体』という本末転倒な揶揄をされる所以。
無印ラクトの高い範囲塗り性能からくるゲージの溜まりやすさをギアパワーでブーストし、メインを半分捨てて前線支援に特化した運用法。


名前の通り、このラクトには『2』より登場し、敵のロックオン数に応じて最大で16発もの小型ミサイルを敵目掛けて飛ばして爆撃する鬼畜スペシャルウェポン【マルチミサイル】が与えられている。


……まぁ『3』発売初期の初シーズン3ヶ月で流行ったので、遭遇した諸兄なら説明不要だろうが、当時はラクトの塗りとこの鬼畜スペシャルがファスナーの如く噛み合いまくった結果、末恐ろしい様相が展開されていたのだ。


・手順1
見た目は何でも良いのでスペシャル増加量アップを可能な限り搭載したギアを作りましょう。
作り終えたらロビーで地面のムラのない効率的な塗り方をある程度頭に叩き込みましょう。


・手順2
ナワバリバトルに出向き、まずは自陣を中心に塗りたくります。
レギュラーにおいては自陣塗りは勝敗を分けることがあるので大事ですね。問題はありません。
塗る場所が無くなったら少し前線手前に顔を出してみましょう。


・手順3
スペシャルが溜まり次第ボタンを押し込んでそのデッカい飲料ケースのようなロケットランチャーを両手に取り出します。
説明書を読む必要もありません。敵を2~3人以上ロックオンしたら発射スイッチを押すだけです。
潜伏していようがロック出来るのでご安心を。


・手順2に戻る←


発射した瞬間にゲージは空になるのでまた地面塗り作業に戻りましょう。早ければ15秒でまたブッ放せます。


ね?簡単でしょ?


ただし、この戦法は敵のみならず味方からも嫌がられることがある。理由としては、


  • 相手陣地に広範囲の塗りが発生する=敵にスペシャルポイントを簡単に溜められる場所を与えてしまう

  • ルールに一切関与せずにひたすらスペシャルを溜めるために塗り続け、他の味方からすれば3対4での戦いを強いられてしまう他、味方がスペシャル溜めに使えるスペースが減る

といった風に、ただ考え無しにミサイルをぶっ放しても強いというものでもなく、結局のところ戦況を見極めてスペシャルを使う事が最も大切なのである。


……とまぁ発売から3ヶ月近くに渡って地獄絵図を展開していたラクトだったが、3ヶ月の節目に差し掛かる頃に修正の兆しが見えてきた。
そこではスペシャルの必要ポイントが10P追加と雀の涙程の手が加えられたが、当然そんな程度ではマルミサが止まる筈も無い。


しかし漸く待ちに待った時が来た。


シーズン2冬アップグレードの前哨として『マルチミサイルのゲージがミサイル発射後に満タンから徐々に減少するようになり、その間は空になるまで蓄積されない』調整がぶち込まれた。


かくして、漸くマルミサマン運用のラクトは他のそんなに暴れてなかったマルミサ持ちを道連れにして大きく抑制され、脅威は半減し、比較的平和なバトルが戻ってきた。


ラクト談合

長尺なので折り畳み。

+ -

スプラトゥーン3の裏世界にて問題化した談合行為。
LACT-450の圧倒的塗り性能を利用し、ステージの一ヶ所に8人集まり、ひたすら目の前の地面にノンチャージ連射をバトル終了まで繰り返してポイント=おカネを稼ぐという行為。
最早何のためにゲームをしているかも分からなくなりかねない、根本的にゲームそのもの、試合を放棄した所業であり、運営も暗に警告しているくらいには認知している。


何より問題となるのが普通に戦う為に入ってきた野良プレイヤーにも談合を強要するような暗黙の了解を強制しているシチュエーションが多いという点。
塗ってキルも取って競い合うスプラトゥーンにおいては敵を見付けたら撃ち倒すのが当たり前である筈だが、それを『談合を邪魔された』と自分勝手な理屈で解釈し、集団で攻撃して煽り、中傷する人間性が逆カンストした悪辣な輩が裏で蔓延っている。
更にはそんな排斥行為に及んでおいて「身内だけで集まってやってるんだから誰にも迷惑かけてないじゃん!」などと宣う者まで現れる始末である。


無論だが違反行為を犯しておいてそんな屁理屈が通用する筈も無いが、この談合が流行した理由も一概に否定出来ないかなり闇が深い事情がある。


■何故流行ったか

スプラトゥーン3からギアやブキの他にお店で品物を買ってロッカーに飾れる『ザッカ』と1回5000~30000ゲソで一回回すとザッカや限定品、チケットが出てくる『くじ引き』が存在する。


ザッカは小物から置物、ステッカーまで様々であり、5000ゲソのものもあれば数万、数十万ゲソする高価なモノまで多様にある。


……ここまで見ればおおよそ見当は付くであろう。
そう、トンでもなくカネが溶けていく環境なのだ。
更に稼ぎ手段もバトルかサーモンランしか実質存在せず、その肝心のコンテンツ郡は_

  • レギュラーでは金倍加チケットを使って勝利しても雀の涙程度のカネしか入らない
  • 実入りの大きいバンカラマッチは勝敗が不安定で負けると殆ど何も貰えない
  • サーモンランは金カプセルが無い日はマトモな稼ぎにならず、報酬ラインを一定越えると一気にカプセルが減ってチケットとギアしか出なくなる。仕様変更により報酬ギアをカネに変換出来なくなったという理由も大きいか。詳細は割愛するが今作のサーモンランは2と比べて難易度が上がっているため報酬が苦労と釣り合っていないとも言われる。

…と、全方位で非常にしょっぱく、サーモンの金シャケの置物の金ウロコの狂った要求数とウロコ排出率からも分かる通り長時間、長期間遊ぶ前提での仕様となっているようなのだ。
これによって通常のプレイの倍のポイントを毎試合安定して稼げる金策談合に移ってしまった…というのが事の発端である。


しかし、理由はどうであれゲームそのものを否定したような悪質行為に変わりは無く、赤の他人に強要して逆ギレするなどもってのほかである。
思いやりと正常なプレイを心掛ける大人な精神を持って平等にプレイしていきたい。



ブキセット一覧

・LACT-450(無印)

サブウェポン:カーリングボム
スペシャルウェポン:マルチミサイル
解放ランク:10


記念すべき原種にして全ての元凶
構成はサポート寄りだが、カーリングボムのおかげで機動力もあり、メインでの戦闘も十分にこなせる。素早い連射で相手をいなし、マルチミサイルで突破口を開こう。
難しいメインに慣れない間はスペシャルを中心とした立ち回りも悪くない。といっても、前述の通り無闇に撃っても良いものではないので、慎重に考えて回すべし。
メインの扱いに慣れてきたら、対面力を上げるギアに切り替えるのもアリ。


・LACT-450デコ

サブウェポン:スプラッシュシールド
スペシャルウェポン:サメライド
解放ランク:12


本体にデコレーションを施した亜種モデル。無印とは打って変わって、本体・・をなくした単独での戦闘を意識した構成。
サブは塗り合いや戦闘で安全確保ができるスプラシュシールド。じわじわとラインを上げていき、シールド越しに必殺ショットをお見舞いできる。
スペシャルのサメライドでダメ押しも可能だが、メインの射程が短いためにモップリンやプロモデラーMGのようなコンボが出来ず、ミスマッチ感が否めない。
使い手の力量が如実に表れるセットだが、どれほどのポテンシャルを秘めるかは未知数。



おすすめギアパワー

  • メイン効率アップ/インク回復力アップ

単純な塗りのポテンシャル自体は非常に高く、その気になれば一撃でキルも取れる塗りブキとして考えれば存外と悪くない。
元々の消費効率は高いが、より継続的にブッパしまくってナワバリで動く為に採用する価値は有る。


  • イカダッシュ速度アップ

射程が非常に心許なく、その持ち前の機動力で近づいて押し付けるようにして叩き込む必要があるので、その移動性能の底上げとしても積んでおこう。
無論近づかれた際にも逃げやすくなる。


  • スペシャル増加量アップ

全ての元凶の元凶。
ラクトの持ち前の高い塗り性能からくる蓄積スピードを更に加速させ、瞬時にマルチミサイルを溜め、前線にブッ放す特化プレイに使える。
3.9の割合で特化運用するのが様式美。


そのブースト効果により全盛期には平均15~20秒の間隔、単純計算で3分間で10回前後の頻度直撃1確・爆風2~3確のミサイルが一人頭4発の割り当てで飛んで来たので、これがまぁ非常に鬱陶しかった。
しかもこれでラクト1体での所業なので、複数のラクトその他マルミサ持ちとマッチングした際の絵面は…お察しである。


ダメージ的な意味でもそうだが、直撃で即死するので否が応でも回避行動を強制させて炙り出せるという点もバトル上では結構有効だったのも流行った理由の一つ。


しかも大抵のマルミサマンは自陣手前に籠っていたので中々倒しに行きにくく、それなりのウデが射手にあるなら一撃で返り討ちに出来てしまう故に鉄壁の移動砲台やりたい放題だった。ヘイトを集めやすいので程々に。


現在はマルチミサイルのスペシャルゲージ周りに弱体化が入った為に脅威は薄れたが、マルチミサイル自体は依然強力であり、空になった後の蓄積スピード自体は以前と変わらない為、たまにでの前線への支援砲撃や空爆による威嚇は未だに有用。
何気にガチホコもロックオンするので、バリア剥がしとしても使える。


  • スペシャル性能アップ

マルチミサイルの場合は照準レティクルが少しずつ拡大され、より離れた相手でも圏内に収めやすくなる。
マルチミサイルはロックオン数に応じて弾数が変動する為、少しでも弾は多い方が良い。
狭いステージであれば『逃げた対象を狙ったマルミサが別の避けてたヤツにヒット』という【事故当たり】も狙える。



サーモンランにおいて

強い塗りと高いDPSを併せ持ち、総じて強めのブキといえる


初期では射程が短い割に火力不足だったが、v4.0.0のアップデートで1周チャージで最大ダメージの210を叩き込めるようになった。
この1周チャージは一瞬で溜められる上に十分な集弾率があり、使いこなせばあらゆるシャケを効率良く処理することができる。テッキュウやドスコイのようなHPが高い敵とは相性が良い。中距離ならバクダンも1周チャージ2回で倒せる。


反面、フルチャージの使いどころは少なめで、せいぜい射程や精度が必要なときくらい。遠くのバクダンやテッキュウなどが挙げられるか。


ノーチャージならダイバーのリング塗りもお手の物。コジャケや中シャケに対しては0.5周チャージを使うとサクサク倒せる。
クセの強さ故に未だに弱いと勘違いされることも多いが、チャージ量を上手く使い分ければシューターワイパーのようにオールラウンドな立ち回りが可能
1周チャージを主体にするだけでも十分働けるので、苦手意識のある人は試してみると良いだろう。




追記・修正はラクトで凸れるようになってからお願いします。

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  • デザインの元ネタはやっぱヤクルトの容器なんかね -- 名無しさん (2022-12-22 10:36:16)
  • ラクト談合のなぜ流行ったかの説明、金が溶けるから金策流行は仕方ないっていう言い分なんだろうけど、正直話にならない気がする。ソシャゲじゃないんだから、その日その日で欲しいモノなんでも手に入るようなゲームデザインでないのは当たり前だし、少なくとも本文中の「稼ぎがしょっぱい」って記述はそんなことないと思うわ。やってればその分お金はたまるバランスだと思う。 -- 名無しさん (2022-12-22 10:49:25)
  • そこらへんは感性の問題だし楽しみ方は人それぞれなんだが、ただし、他人に迷惑はかけるなに尽きるな。最近はワイドローラーでやるからワイロ談合とかいうのもあるとか。ますます名前が怪しくなった・・・なった・・・ -- 名無しさん (2022-12-22 10:58:19)
  • 3から出た武器なんでSplatoon2のタグ消しました -- 名無しさん (2022-12-22 11:26:08)
  • チャージ矢一本のダメは割と高いし、サブにカーリングついてる辺り本来は前衛ブキとしての運用が想定されてるんだろうけど、談合やらマルミサマンやらで評判悪くなったある意味不遇のブキ。メイン綺麗に当てれると楽しいんだけどな……。 -- 名無しさん (2022-12-22 14:09:41)
  • 確1持ってる塗りブキと考えると強い気がするんだけどなぁ…いかんせん当たらん…(ガバエイム) -- 名無しさん (2022-12-22 15:26:15)
  • 色々ヘイトを買いやすいけどトラストともまた違う立ち回りが求められて楽しいブキ。 -- 名無しさん (2022-12-22 21:03:04)
  • マルミサ搭載しなけりゃよかったのに ミサイルマン自体は2にもあったし…赤ザップとか -- 名無しさん (2022-12-23 13:02:17)
  • ↑7 しかし他のゲーム掛け持ちしてる人とかライトユーザーには優しくない仕様なんよな、長く遊んで貰うためのゲーム設計で自ら不正行為の温床作ってんのほんとウケるわ -- 名無しさん (2023-01-11 13:20:24)
  • この談合を認知させた上に推奨までしたのがまさかの上位プレイヤーである実況者という事実 -- 名無しさん (2023-03-01 11:22:35)
  • マルミサマンが激減したおかげか、確1をしっかり当ててくる手練れが増えてきた印象。 -- 名無しさん (2023-05-26 16:10:42)
  • スプシとサメライドの組み合わせのデコはまったく使い方が分からねぇ... -- 名無しさん (2023-12-21 18:30:03)

#comment

*1 但し製造元はトライストリンガーとは違う。

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