スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE

ページ名:スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE

登録日:2022/11/03 Thu 23:59:16
更新日:2024/06/27 Thu 11:20:12NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



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広大な銀河の彼方で…


二人の主人公が出会う時


宇宙の運命が大きく動き出す




スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』は2022年10月27日に開発:トライエース、販売:スクウェア・エニックスで発売された家庭用ゲームソフト。
PS4/PS5/XBoxOne/XBoxX|S/Steamのそれぞれで発売されている。



【概要】


SFとファンタジーが融合した世界観が特徴のアクションRPG『スターオーシャン』シリーズのナンバリング第6作目。


2作目『セカンドストーリー』で登場したダブル主人公システム「ダブルヒーローシステム」が本作で復活。
ゲーム開始時に、主人公を男性のレイモンドか女性のレティシアから選べる。
大筋のストーリーは同じだが主人公の視点が異なることで登場人物との関わりも変わり、パーティーが二手に分かれるシーンなどで2パターンのシナリオを楽しめるほか、一部仲間になるキャラクターも変わってくる。
本作ではそれに加え、戦闘BGM(通常曲/ボス曲)も主人公ごとに変わるという仕様になっている。


本作最大の特徴は、ゲーム冒頭で手に入る謎の機械生命体「DUMAデュマ」を使用したスピーディーな進行。
特に自由に使える空中突撃「VA(ヴァンガード・アサルト)」は格闘ゲームのブーストをRPGに応用したようなシステムで、旧作と比較してはもちろん、RPG全体から見ても極めてテンポの良い戦闘を楽しめる。
VAによる高速移動で敵の視界から外れ見失わせることで、硬直状態を発生させるシステム「ブラインドサイド」も備えており、非常に爽快感が高い。
フィールドや街の探索中にもVAを応用した空中移動が可能なため、フィールド探索のテンポや自由度が大幅に上がっている。


ストーリーは、宇宙航行技術を持つ先進惑星の人間が文明の未発達な未開惑星へ漂着するというシリーズ定番の流れから始まる。
ただし今までと異なり、先進惑星側の主人公が現地人に自分の出身を隠したりしないことや上記のDUMAの存在、終盤の展開など新規性のある展開も多い。
シリーズ新規プレイヤーも既存プレイヤーも十分に楽しめる作品となっている。


キャラクターデザインは『5』『アナムネシス』から続投しているあきまんと、過去のAAA作品『インフィニット
アンディスカバリー』のキャラデザを担った梶本ユキヒロ。
シナリオはシリーズを手掛けた五反田義治、ライトノベル『はたらく魔王さま!』の作者であり『スターオーシャン:アナムネシス』のシナリオ(第2章以降)に抜擢された和ヶ原聡司、同じくラノベ作家の更伊俊介。
音楽は長年『スターオーシャン』シリーズの曲を手掛けている桜庭統
主題歌はL'Arc~en~Cielのボーカル、HYDEによる「PANDORA」。


【戦闘システム】


前作『5』と同様にフィールド画面から直接戦闘に移行し、固有の戦闘画面を持たないシームレス形式を採用している。
ただし仲間全員戦闘参加する仕様はなくなり、最大9人の仲間から4人パーティーを組み、内1人を操作キャラとする。旧作と同様にワンボタンで瞬時に操作キャラやロックオン対象を切り替えられる。


敵に見つかるか、見つかる前にこちらが攻撃を加えることで戦闘に突入し、後者の場合は「サプライズアタック」が成立。
攻撃を当てた敵とその周囲の敵*1がブラインドサイド状態(後述)となり、動き出す前に倒せば撃破報酬にボーナスが入る。



本作にはシリーズ旧作にあった「通常攻撃」「MP」の概念が無く、通常技にあたる「バトルスキル」のみで攻撃や回復を実行する。使用するスキルやその使用順は、キャラクターごとに「リンクコンボ」として割り振りが可能。
バトルスキルの代わりに、敵味方へ能動的にバフデバフを与えたりする「アクティブスキル」や、旧作では戦闘メニューを開いて使用する「消費アイテム」をセットする事も出来る。
特に消費アイテムは、回復紋章術を習得していなければ攻撃しかできなかったCPU操作の味方キャラに自動で回復アイテムを使ってもらえるため、強敵との戦いでは重宝する。
バトルスキルとアクティブスキルの発動には、スキルごとに設定されたAPを消費する。APは2~3秒使わなければ自動で全回復するなど、全体的に『アナムネシス』をコンシューマーに落とし込んだような仕様になっている。


過去作との大きな違いとして、機械生命体・DUMAと協力することで得られる様々なシステムがある。


  • ヴァンガード・アサルト(VA)

前述の通りDUMAと共に行動することで使えるようになる、本作の目玉システム。『アナムネシス』の戦闘システムのひとつ「チャージアサルト」を原型としている。(参考リンク
ボタンを押してから離すとターゲットした敵に対して高速でキャラが飛んでいって突進攻撃を行う。
ボタンを押し続けるとターゲットから離れつつ浮遊していき、浮遊高度が上がってからは専用のエネルギー「VAゲージ」が徐々に減っていく。
しかしボタンのチョン押しでも簡単に発動でき、APを2消費するぐらいで連続使用も難しくはないため、こちらの攻撃で吹き飛ばした敵にVAで追いすがりコンボを継続させるなど、戦闘のテンポを大幅に上げている。
また、VA突撃前の浮遊中(ボタンを押している間)は周囲にVAシールドが張られ、ゲージ追加消費と引き換えにダメージの無効化と敵の近距離攻撃を弾いて吹き飛ばす効果もある。
後述するブラインドサイドを狙うのが難しい場合、タイミング良くこちらのシールドを展開して弾き返しカウンターを叩き込む運用も可能となる。


VAにもキャラ別に特色があり、単純に威力の高いレイモンド、真横への攻撃範囲が広いレティシア、VA中にも理術を詠唱できるミダスなど、それぞれ異なる性能を持つ。
特に回復役のニーナは、敵ではなく味方に突撃してHPを回復させるというかなり変わった性能となっている。


  • ブラインドサイド

VAによる突撃は途中で左右か真上へ直角に方向転換できる。
これにより、こちらを向いている敵に対して突進して命中する前に方向転換し、敵の視界から外れると「ブラインドサイド」が発生する。
これは敵がこちらを見失って硬直している状態であり、一定時間動きが止まる上に受けるダメージも2倍に増える、と大きく隙を晒させることができる。
サプライズアタックでの硬直も含めて、ブラインドサイド中の敵を攻撃すれば操作キャラの最大APも一時的に増えるため、連続攻撃によるコンボ回数も増えていく。


ただし、単にブラインドサイドで動きを止め続けていればいいかというとそうではない。
効果時間はVAゲージの量に依存するため、攻撃を当てるなどしてゲージを多めにしておかなければ敵の硬直はすぐに解けるうえ、方向転換を実行した時点でVAゲージを全消費してしまう。
ブラインドサイドが成立していればゲージ消費は半分に抑えられるとはいえ、突撃の機を逃して浮遊し続けたりブラインドサイドに失敗すると、VAの突撃自体が出来なくなるリスクも存在する。
とは言え、一瞬でも硬直が発生すれば敵の攻撃はキャンセルされる効果もあるので、成功させられるならばVAゲージの量に依らずブラインドサイドを狙う意義は十分にある。


受け身のシステムであった『スターオーシャン4-THE LAST HOPE-』のサイトアウトをより攻撃的にしたもので、本作の「ブラインドサイド」の名称はサイトアウトの海外版での名称でもある。


  • Vatting(ヴァッティング)

Vattingゲージが満タンになると使用できる、各キャラがそれぞれ持つ超必殺技。
前作『5』の「リザーブラッシュ」と同じような役割だが、DUMAと共同して大技を放つ演出は非常に画になる。
発動時の予備動作は専用演出に入り、準備中に敵が逃げ出したりはしないが、攻撃の瞬間に戦闘画面へ戻り攻撃モーションが発生する。
そのため、キャラごとの攻撃範囲に敵を捉えた上で発動させる必要はあるが、その威力は絶大。
また、バフデバフの効果やブラインドサイドのダメージ補正もしっかり反映される。つまり…。


  • エステリーケージ

DUMAを操作キャラから一時的に切り離す。
この間は、パーティー全体にダメージ軽減や怯みにくいといった防御効果が付与される。
しかし、代わりにDUMAが関連する他システムは一切使えず、VAゲージやVattingゲージも溜まらなくなる。


【システム】


  • VA

本作の特徴的な挙動であるVAは移動中にも行える。
移動中にボタンを押して離すだけで、向いている方向に操作キャラが2秒ほどビューンと飛んでいく。
上空を向いて飛ばすと高所にも簡単に登れるし、目の前を向いて飛ばすとダッシュよりも大幅に速く移動できる。
ゲームが進むと2回連続でのVAもできるようになり、さらに行動の自由度が広がる。


これを踏まえて本作には高所に宝箱が用意されていたり、DUMAの性能をパワーアップさせるために使うDPを獲得できる「晶紋石」が配置されていたりと、
高さも含めた広範な探索を楽しめるような作りとなっている。
広大なエリアを隅々まで見回ることは困難だが、DUMAのスキャン機能を使うことで近くにある宝箱の位置を表示してくれる。


  • アイテムクリエイション

特定素材を使用して、パーティーメンバー毎に決められたアイテム種をランダムで入手できる。
初期タレントでキャラ毎に向き不向きが存在し、追加タレント入手でSPや更なるレアアイテムが作成できるようになる。


  • プライベートアクション

街に到着するとパーティーが一時的に解散し、条件を満たしたキャラクターに話しかける事でサブイベントが発生。
無条件で好感度が上がるものや選択肢で増減するものもあり、最終的な好感度は本編クリア時のエンディングにも影響する。


  • ファストトラベル

主にオープンワールドのゲームで導入されている、メニュー画面から一度行った事のある場所に瞬時に移動できる機能。
本作ではメインシナリオ進行中は徒歩での移動中に会話イベントが挟まれるため、使用する場合は細かな会話イベントがカットされる事が表記される。


  • ソーア

作中世界で大流行している本作のミニゲーム。
それぞれの街や村の愛好者に話し掛けることで勝負を挑める。


最大9×9の盤上に、交互に「ポーン」と呼ばれる駒を置いていく。
置いた時にポーンの種類に応じた効果が発生するほか、味方ポーンで敵ポーンを囲むと、囲碁のように取って退去させられる。
ターン終了毎に盤上の自陣ポーンの総攻撃力に応じた相手へのダメージが発生し、これにより相手のHPを0にした方の勝ち。
ポーンを置くごとに1ポイントずつMPが蓄積され、指定のMPを消費することで事前に設定した必殺技を発動する事も出来る。
ポーンには複数のクラスがあり、盤上に置いた時だけ追加ダメージを与えたり相手のMPを減らしたりと効果は様々。


ポーン(駒)は過去のシリーズキャラクターがモチーフとなっている。
3Dグラフィックはスマホアプリ『スターオーシャン:アナムネシス』の流用だが、グラフィックが評価されている同作から持ってきただけあり再現度は高く、シリーズファンは懐かしさに浸れる。
「ソーア」という名前も『~アナムネシス』の略称である「SOA」から取られている。


初回特典では『ヴァルキリープロファイル』『ラジアータストーリーズ』の主要キャラのポーンも入手できる。
また、ポーンはソーアで使う以外にも戦闘用アクセサリーとしても装備可能で、収集要素にもなっている。



【あらすじ】


レイモンド編


舞台は宇宙歴583年。
先進惑星ベグアルド出身の青年レイモンドは、貨物輸送の任務で輸送艦イーダスの艦長として宇宙を航行していた。
穏やかな航行のはずであったが、そこに突如として宇宙最大の組織である銀河連邦の戦闘巡洋艦・アストリアから強襲を受ける。
乗組員に退艦指示を出し、せめて積み荷だけでも運び出そうとするレイモンドだったが、副官であるエレナに制止され脱出ポッドに放り込まれる。
降下先である未開惑星のアスター4号星へのワープ中に操縦士のクロエとの通信に成功し、改めて乗組員の救出を誓う。
アスター4号星に降り立ったレイモンドは突然モンスターに襲われるも、鎧を身に付けた少女レティシアと付き従う少年アベラルドの加勢を受けて撃退する。



レティシア編


レティシアの母国であるオーシディアス王国は隣国のヴァイル帝国と緊張状態にあった。
第一王女の立場であるレティシアは騎士のアベラルドを連れ、戦争を止めるべく密使として旅に出る。
そんな中、空からの落下物を目撃した2人は墜落先で魔物に襲われている青年を発見する。


そうして宇宙から来た青年レイモンドと母国を救う旅に出た姫君レティシアは出会い、共に乗組員とオーシディアス王国を救うべく協力関係を結ぶ。
旅をする中で機械のような知的生命体DUMA、イーダスの副官であるエレナ、死病の撲滅を誓うニーナ、最高峰の理術師だが偏屈なミダスといった個性豊かな仲間たちと共に、ヴァイル帝国や先進技術を持ち込んだ3人組「ヴィープス」と対峙する。



【登場人物】



主人公

  • レイモンド・ローレンス

CV:木村昴/武器:大剣
本作の男性主人公で、先進惑星サイドの主人公。
一族が経営するローレンス・ロジスティクスに所属し、星間輸送部門で輸送艦イーダスの艦長を務める青年。
普段から輸送船の艦長としてメンバーを率いていることもあり、リーダー気質で非常に強い責任感を持ち、他人を見過ごせない性格。
どんな危機に直面しても「なんとかなる」「なんとかする」を口癖に事態解決を図るが、結構無茶もするため部下からは結構心配されている。
出身惑星のベグアルドが銀河連邦に所属していないため、過去作で強調されてきた「未開惑星保護条約」により、文明の未発達な星の人間に正体を明かしちゃダメ!という感覚は特に持たない。
アスター4号星に墜落したエレナやクロエを探すため、レティシアたちと協力しながらオーシディアス王国の争いに介入する事になる。


過去のスターオーシャンシリーズでは、基本的に濃いキャラ付けのない青年が主人公を務めてきた。
そんな中、今回のレイモンドはいかにもな兄貴分気質で筋肉も付いたがっしりめの体格という、シリーズではかなり異色の主人公となっている。


戦闘では手数の多い技と溜めのある一撃重視の技があり、「乾坤一擲」など攻撃特化のバフも複数会得するATKの高いアタッカー。
一定ダメージ以下の攻撃では怯まない「ガードレス」や、癖の無い攻撃スキルが多く扱いやすい。
Vattingは前方の敵にDUMAの加速力を足して突撃する「エクストリーム・ブレイバー」。


  • レティシア・オーシディアス

CV:水瀬いのり/武器:双剣
本作の女性主人公で、未開惑星サイドの主人公。
アスター4号星の国家、オーシディアス王国の第一王女。
勇猛果敢で気丈、鎧を着て最前線で自分も戦う姿から民衆からの人気が高い。
隣国のヴァイル帝国との緊張状態を憂い、かつて三賢者と呼ばれたミダスを探すためアベラルドと共に旅に出た。
本人は王女としての在り方に悩んでいるが、父親である国王からは自分以上の行動力や物怖じしない性格から次代を担う者として期待されている。


文明の未発達な未開惑星の人間だが、好奇心旺盛で何事にも興味を引かれやすい。
公式(バトルスキルの解説)からも脳筋疑惑をネタにされるほどだが、一応ちゃんとした思慮深さも備えてはいる。
いかにも機械然とした容姿のDUMAを、対面してから数日経たないうちに「DUMAちゃん」と呼んでその可愛さを見出すなど、周りの人間に流されないところも魅力となっている。


戦闘では攻撃範囲と速度に優れる双剣使いで、武器に属性を付与して敵の弱点を突くのも得意。
レイモンドほどATKは高くないが「乾坤一擲」を早期に覚え、一定範囲の敵を上空に吹き飛ばす技も覚える。
半面「ガードレス」を習得できない欠点もあり、被弾=AP減少のリスクがかなり大きい。立ち回りは慎重に。
Vattingは自分の周囲を円型に薙ぎ払う「コルティム・カムイ」。


パーティメンバー

  • アベラルド・ベルグホルム

CV:花江夏樹/武器:チャクラム
レティシアに付き従う騎士。
生真面目な性格で、当初は渋々レイモンドを同行させたが徐々に信頼を置くようになる。
由緒正しい騎士家の出身で、レティシアとは幼馴染の関係で昔から振り回されている苦労人。
ある出来事で左腕が義手になっていて、時折不調を感じている。
実は甘い物好きで、旅の途中の隠れて買い食いするのを楽しみにしている。


戦闘ではチャクラムによる近、中距離攻撃と理術(アスター4号星における紋章術)を使い分ける。
Vattingは理術発動時に追加攻撃を加えるチャクラムを大量展開する「無極流影」。


  • エレナ E-014297

CV:種﨑敦美/武器:変形武器
輸送艦イーダスの副官である女性型アンドロイド。体験版が配信されていた頃は、人間でない事を匂わせるモノローグや過去作の同名キャラクターの存在と合わせてFD人説が囁かれたりしていた。
冷静沈着な性格で、レイモンドとは彼が幼少期からの付き合いでその行動を何よりも熟知している。
レイモンドとクロエに対しては付き合いの長さから姉のように接していて、2人の安全を最優先に行動している。
墜落のダメージで四肢や動力部に甚大なダメージを負うも、レイモンドとミダスにより重要部位を修復されたのち、自身で残りの損傷を直して一行に加入。


戦闘では大鎌など変幻自在な変形武器の使い手。
レイモンドやレティシアのように一撃の威力は上げられないものの、消費AP軽減スキルで大技の連発が可能。VAアタックでは固有能力として相手のステータスや弱点を割り出す。
Vattingは敵の力を超えた能力を一時的に引き出し、終了時にレベル差に応じた自爆ダメージを受ける「ラスト・ウィナー」。


  • ニーナ・デフォルジュ

CV:高橋李依/武器:ハンドベル
アスター4号星に蔓延する「ベルガー灰化病」の根絶を目指す施療理術士。
天真爛漫で何事にも興味を示す明るい性格。
オーシディアス三賢者のフィルベルトを父に持ち、灰化病で亡くなった後は同じく三賢者にして養父となったマーキスの助手として施療理術を習う。
父の残した情報を元に自身でも灰化病の研究を続け、エレナが行なった先進技術を元にした治療法の確立に大きく貢献した。
エレナのような大人の女性に憧れがあり、自分の幼い性格や外見にコンプレックスを持っているそうだが、一部は十分すぎるほど豊満に成長している
身体の紋章を見せたがる過去作女性術師と比べれば布面積などは広い方だが、胸の谷間にふとももやへそなど要所要所の露出は割と激しいデザインであり、
「最近はエッチなものに厳しいので『5』のフィオーレのような際どいものは避けた」というインタビューが残っているが、彼女を見ると「ホントか?」と思うこと請け合い。


戦闘では範囲回復術「チアリング」を使うパーティー唯一のヒーラー。
全体回復やバフを行える支援のエキスパートで、VAアタックは敵ではなく味方に突撃して回復させる。
全て範囲回復なので周囲に居ないと効果はないが、味方を自身の近くに瞬間移動させる「集まれっ!」と範囲蘇生術は単純ながら非常に強力。
本作は敵の攻撃力が高いため、適正レベル以下ではニーナが居ないとあっという間に操作キャラ以外のパーティーが崩壊する。
Vattingは範囲回復とバフの両方を発動する「玲廊ノ極<レイロウノキワミ>」。


  • ミダス・フレグリード

CV:東地宏樹/武器:ステッキ
『4』以来2作ぶりに登場した、シリーズ恒例のCV東地枠でもあるオッサン。
かつてオーシディアス王国三賢者と謳われた最高峰の理術師(紋章術師)。
白髪や立派な髭から外見上は40~50代ぐらいにも見えるが、実際は37歳と思ったよりは若かったりする。
14年前に起きた事件で王国を追放され、現在はエダリ村で村人に技術提供しながら隠遁生活を送っている。
頑固かつ偏屈な性格で、レティシアから要請を受けても頑なに王国との関わりを避けようとするも、エレナの修理やかつてアベラルドの義手の製造に関わっていた事から医者として旅に同行。
レイモンドたちが持つアスター4号星を超えた技術力には興味津々で、協力の対価として宇宙へ連れて行く事も取り付けていた。


戦闘では詠唱時間が長い大魔法が主軸の純魔法使い。なんと炎属性の最強理術としてあの伝説の技を習得可能。
即時発動の技が少なく仲間との連携が必須だが広範囲高威力の理術を扱い、詠唱を維持しつつVAとの併用やスキルによる詠唱時間の短縮も可能。
Vattingは広範囲を焼き尽くすスピキュールの強化版「M.I.D.Aスピキュール」。
なお、このVatiingには「ミダスの気分(プレイヤーの運)次第で連発する」という特別な仕様があり、運が良ければノリノリで立て続けに何発ものスピキュールを叩き込む。さすがわかってらっしゃる。


  • マルキア・トラッセン

CV:日笠陽子/武器:ナックル
オーシディアス王国近辺に住まう地方部族「トラッセン族」の族長。
れっきとした人間だが、青い肌や独特の衣装、束ねて触手のようになった髪など、その容姿はギリギリ亜人ではないというレベルでけっこう異色。
高い決断力や怏々とした佇まいで頼り甲斐のある性格。
ミダスとは旧友で親しく、グダグダ文句を言う彼の尻を叩いて行動させる姉さん女房のような関係。
オーシディアス王国に理術留学していたが14年前の事件でミダス同様追放され、現在は多種族が別々に集落を形成する住んでいるニルベスの谷に住んでいる。
王国に対する恨みはあまり感じておらず、ヴァイル帝国の危機を前に全面的に協力する姿勢を見せた。


戦闘では、種族の特徴であるゴムゴムの軟体の身体を活かした身体の各部を伸ばせる近接格闘と、水・地属性理術を扱う。
ステータスはHPとDEFが高め、詠唱時間やAPをHPで肩代わりしたり味方にHPを分け与えて回復させるといった変則的な前衛キャラで、与えたダメージ量を100%吸収するバトルスキル「トラッセンの王剣」でデメリットを打ち消す。
Vattingは前方に水属性理術を発動する「聖墓アームスレイブ」。


  • マリエル・L・ケニー

CV:ファイルーズあい/武器:銃
銀河連邦所属、戦闘巡洋艦アストリアの副長。階級は中尉。
シリーズ恒例の銀河連邦の英雄「ケニー一族」の末裔であり、祖父のエマーソン・T・ケニーからは射撃技術を、祖母からは徒手格闘とハッキングを修めている。
連邦士官学校を首席で卒業した才女だが、生真面目な性格と英雄である先祖の存在に挟まれ自分を追い込み続けている。
アストリアによるイーダス撃墜が常軌を逸した行動であったため、アストリアに同乗していた志を同じくするクルーやエマーソンたちの力も借り、事態解決を図るべく連邦輸送艦を強奪してアスター4号星に降り立った。
レイモンドからはイーダス撃墜の張本人である事から激しく怒りをぶつけられるも、誤解が解けてからはパーティーメンバーと同様の友好関係になっている。
地球の駄菓子であるうまい棒の愛好家で、レイモンドと熱く語り合って周囲に布教する一面も。


戦闘では銃による遠距離技が多く、一部格闘術も習得。
時系列的には未来である『3』のマリアを強く彷彿とさせるキャラにもなっている。
至近距離で撃つと威力が最大2倍になるゼロ距離射撃や、敵背後からのダメージアップといったスキルを持つ。
VattingはDUMAとドッキングした銃で前方を焼き尽くす「エクシード・エミッション」。


  • テオ・クレムラート

CV:佐藤拓也/武器:ハルバード
オーシディアス王国海軍騎士長。
レティシアとは従兄妹で、アベラルドたちとは幼馴染にあたる2人の兄貴分。
妹の恩人であるレイモンドたちにも親切に接し、何かと力を貸してくれる。
一方で王弟でもある父親は王国内でも有数のタカ派であり、レティシアたちとの板挟みに苦悩する。
レティシア編のみパーティーに加入。


戦闘では手数の多い突きや標的を中心とした範囲攻撃、中距離への斬撃やドラゴンの召喚など多彩な攻撃方法を取る。
Vattingは前方に連続突きをお見舞いする「我流フルコース」。


  • JJ

CV:黒田崇矢/武器:
鎧武者のような姿をした機械剣士。
その実態はスコピアムと融合し、人智を超える力を手にした代償として生身の体を失った人間。
レイモンド編のみパーティーに加入する。


VAゲージが上がらず溜め時間の長い斬撃と、VAゲージの上昇値が高いカウンター技を習得する。
そのためカウンターでゲージを溜めてVAアタックを決め、ブラインドサイド状態の敵に溜め斬りを当てるという、他のキャラとは全く違うスタイル。
全体的にスキルの威力倍率が頭一つ抜けて高く、扱いは難しいがそれに見合う火力を発揮する。


その他

  • DUMA

CV:小林ゆう
正体不明の機械生命体。
他人とコミュニケーションを取る事が少なく、危機的状況や自身が必要とした場面でないと喋らない。
輸送艦イーダスで運んでいた貨物であり、落下先のアスター4号星でレイモンドを保護対象として認識し、自身の能力を提供する。
ヴィープスからその存在を狙われている。
その特徴はJJが融合したというスコピアムと酷似しているが?…


  • クロエ・キャナリス

CV:大坪由佳
輸送艦イーダスの操縦士。
並外れた演算能力と鋭い勘を持ち、何度もイーダスの危機を救ってきた影の功労者。
アントニオに好意を寄せ、度々レイモンドやエレナは褒めちぎる話題を延々と聞かされている。


  • アントニオ・ローレンス

CV:竹内良太
レイモンドの兄で、ローレンスロジスティック社輸送機アルダスの艦長。
グラサンに強面の外見ながら非常に紳士的で、クロエを始め人柄に好感を持つ者も多い。
昔は外見と同じく相当やんちゃしていたらしい。


CV:半場友恵
シリーズ恒例キャラである美少女ウェルチ・ビンヤードその人。
没落貴族ビンヤード家の末裔で、度々レイモンドたちにサブクエストを依頼し、クリアすると財政状況が改善されていく。
サブクエストを進める事で使用できるアイテムクリエイションの種類が増える。


  • ラインバウト・オーシディアス

CV:白熊寛嗣
レティシアの父親。現オーシディアス国王。
温厚な人格者で国民にも慕われているが、決断力に欠け周囲の意見に押し切られる一面を持ち、三賢者たちを庇いきれずここぞという時の判断が通せない。
そのため王国内にはクーデターを企てる者も存在し、マルキアには「乱世を治められる器ではない」と称されている。


  • ネヤン・ケイザール

CV:内田雄馬
オーシディアス王国騎士団参謀長。


  • ガストン・ゴーシュラ

CV:梶原岳人
先進惑星の技術を持ったヴァイル帝国の協力者、青白い肌に角を持つヴィープスの1人。
ヴァイル帝国軍を率いて各地を襲撃している。


  • ロラ・ジョイナス

CV:山村響
ヴィープスの紅一点。
ヴィープスの中では一貫して反DUMAの姿勢を取り続けた。


  • ベランジェ・ガーフール

CV:鶴岡聡
ヴィープスの中では最高齢。
一行の中ではリーダー格であり、DUMAを「星を蝕む者」として注視している。


  • ボルドール・イル・ヴァイル

CV:てらそままさき
ヴァイル帝国の皇帝。
尊大でカリスマ性が高く、レティシアを息子ゲラルトと婚約させオーシディアス王国を手中に収めようと戦火を拡大する。
ヴィープスと接触するまでは現在のような苛烈な性格ではなかったらしいが…


  • ベネット・モーズレイ

CV:四宮豪
銀河連邦所属、戦闘巡洋艦アストリアの艦長。
副長のマリエルの制止も聞かずにイーダスを撃墜する。




追記、修正よろしくお願いします。



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  • 5は何だったんだと思うぐらいには良い出来。UI周りがアレなのだけはやっぱりトライエースだなって感じではあるが -- 名無しさん (2022-11-04 01:12:08)
  • 戦闘の快適さはトライエース面目躍如というか、動かしてるだけで楽しいってやっぱ大事だなって -- 名無しさん (2022-11-04 12:18:07)
  • 宇宙歴287年って随分古い時代やるんだなって思ったら全然違うじゃないか… -- 名無しさん (2022-11-04 12:37:18)
  • ちょくちょくこれだからスクエニのゲームはダメだとか書いてるレビュー見かけるけどネタで言ってるのだろうか -- 名無しさん (2022-11-04 12:50:48)
  • SO3以来にやるけど戦闘が楽しい。3の戦闘はどうも好きになれなかったというかいまいち呑みこめなかったからな -- 名無しさん (2022-11-04 21:27:40)
  • ネガキャンも見るが、真っ当な意見かあそんですらいないかは分かり易い -- 名無しさん (2022-11-06 13:13:33)
  • 装備画面のUI以外不満点は無かったな -- 名無しさん (2022-11-06 20:41:50)
  • UIもわかりにくかったけどダブル主人公は正直いらなかったんじゃないかなって思っちゃう。2週楽しめるようにって事なのかもしれないけど、なんだかTOXみたいにシナリオが途中で抜けてる感覚だった。シナリオが良かっただけにそこが少し残念かな。戦闘は文句なしで面白かった -- 名無しさん (2022-11-20 19:54:45)
  • 3以来だけど面白かった。バトルやストーリーが優れてて、UIにちょっと難があるのは奇しくもポケモンと一緒だったなぁ… -- 名無しさん (2022-12-05 16:37:48)
  • 個人的にはソーアが楽しかったんだけど、一度勝ったもしくは勝負していないプレイヤーがわからないのが面倒だったなぁ。自分が何段か確認すら出来ないし。 -- 名無しさん (2023-05-18 14:20:46)
  • マリエルがマリアやフェイトの祖先…だったりしないかな -- 名無しさん (2023-10-24 15:52:55)

#comment(striction)

*1 戦闘に参加する敵全員ではない点に注意。

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